base life  雲仙と吉祥寺、福島

オーガニックベース、食堂ヒトト。 奥津爾のブログです

食堂ヒトト スタッフ募集!


夏からの夜営業スタートに向けて、
食堂ヒトト、共に働くスタッフを募集します!

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(写真 馬場わかな)



********

◯募集人員
 1名

◯勤務開始
 決まり次第

◯勤務時間
 週5日
 月・水・木・日9:00〜19:00
 金・土 9:00〜23:00
 ※上記の時間内でシフト制 1日9時間程度目安
 

◯勤務地
 福島県福島市大町9−21

◯採用に際して
・性別不問 
・土日祝日に出勤できる方
・福島市にお住まいの方、Uターン予定の方
・体力に自信のある方


◯待遇 
 時給900円〜(能力や経験により考慮、交通費支給 まかないアリ)

◯応募方法
 お名前・ご住所・連絡先電話番号(連絡の取りやすい時間を明記)
 と志望動機を明記の上、
 chikashi@organic-base.com 奥津までメールをください。
 折り返しご連絡いたします。

 ※志望動機は、しっかり書いてください。

 ☆面接時に持ってきていただくもの
 |玄米ごはん
 |お味噌汁
 |履歴書


********


ヒトトは基本的に
キッチンとフロアを明確に分けて募集はしません。
美味しい料理が作れるなら、
キッチンで腕をふるうチャンスはあります。
ただ、まずはフロアからスタート。
一歩一歩、共に成長していけたら嬉しいです。


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(写真 馬場わかな)



オープンして早9ヶ月。
新しいスタッフが
新しい風を運んでくれますように。

どんな方とご一緒できるのか。
スタッフ一同、心から楽しみにしております!

雲仙市では種採り野菜の未来を切り拓く人材を募集しています。


雲仙市では、地域おこし協力隊を募集しています!
対象は、下記のような方であります。

|新しい農業の流通を切り拓きたい方
|種採りや有機農業を学び、
 農家として独立を目指している方
|食と農と連動した地域おこしに従事したい方



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▼種採り農家や有機農家をサポートする

昨年開催した種市で金澤市長が「種採り野菜を守り継ぐ活動を支援する」と宣言してくださったこの雲仙市。(それだけでニュース!)

今年度からより具体的に、
種採り農家や有機農家を支援すべく
地域おこし協力隊の募集要項作成の段階から
関わらせていただきました。

市が種の農業をサポートしてくれる。
これは本当に、画期的なことだと思います。



▼採用される人によって活動内容が変わる

もちろん、市が採用する「地域おこし協力隊」の枠組みですから、農業全般に気を配ることが役目です。ただ、市としては新たに採用される方のやりたいことに配慮して活動内容を決めていくそうです。


市が提案する活動内容は

ーー
1、中山間地域で生産された農産物の配送支援
(運搬ができない高齢農家などが生産された農産物の配送支援)
2、農産物の生産
3、地域づくり団体等の活動の応援
4、地域資源の情報発信
5、その他地域づくりに寄与する活動
 
ーー

というもの。

つまり、いろんなことしていいわけです。
新しい流通を切り開くのもアリ、
自ら農産物の生産の携わるのもアリ、
僕らのような民間グループの支援もアリ、
広く情報発信もアリ、その他諸々、アリです。

たとえば
「2、農産物の生産」とありますが、
地域おこし協力隊に従事しつつ、
新規就農に向けて準備することも可能だそうです。

もちろん、農業という大きな枠組みに
沿ったやるべき仕事もありますが、
市の方向性として、自主性を尊重してくれることが
僕が本当にすごいことだと思います。




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(岩崎政利さんの畑にて。種採りをまつ野菜のサヤ)


▼地域おこし協力隊のアドバイザーをします

今回、市からの要請を受けて、
この地域おこし協力隊のアドバイザーを
させていただくことになりました。

サポーターですね。

採用されてから、
「あとはよろしく!お好きにどうぞ!」
ではなく、僕もできる限りサポート
させていただくのでご安心ください。


若手の農家や地元のデザイナー、
福岡の八百屋さんなどが参加する
岩崎さんの畑の種採り勉強会にも
ぜひ参加してほしいですし、
これから僕らがする様々なチャレンジにも
積極的に関わってもらって、
新しい農のあり方を共に模索していけたら嬉しいです。



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(アートグリーンの菜の花が咲き誇る、岩崎政利さんの畑にて)


▼種の農業を守り継ぎたい

種採り農家の岩崎政利さんは
80にも及ぶ在来・固定種の
野菜の種を、ここ雲仙で継いでいます。

種は買うことが当たり前の現代にあって
家庭菜園のレベルではなく、
生業として、多くの母本を選定しながら
30年にも渡って雲仙の風土に根ざした種を守っていること。
それは世界的にも見ても稀有なことです。


岩崎さんが続けてきた種の農業を始め、
雲仙の素晴らしい食文化を、行政と民間が
スクラムを組んで守り継いでいきたい。
世界に発信していきたいと、僕は思っています。




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(ケールの花のブーケ。岩崎政利さんの畑にて)


▼野菜の花の景色

種の農業は、野菜の一生に関わる農業、
つまり農園に花が咲き誇る農業です。

この豊穣な野菜の花の景色を
次の世代に守り継ぐことができたら、
なんて素敵な仕事なんだろうと思います。 

農業関係の仕事に未経験でも全く問題ないです。
飛び込んで欲しいなーと思います。
心意気だけ持って来ていただけたら。
何をすべきか、一緒に考えていきましょう。


ぜひ力を貸してください。
新たに雲仙にやってくる
地域おこし協力隊の方とそんな活動を
ご一緒できたら嬉しいです。



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▼地域おこし協力隊 募集要項

平成29年度採用 雲仙市地域おこし協力隊員の募集要項はこちら。

https://www.city.unzen.nagasaki.jp/sp/info/prev.asp?fol_id=26398

5月中に書類を雲仙市に送付し書類選考。
6月に面接、採用という流れだそうです。

ご興味ある方は、ぜひご検討ください!
ご自身だけでなく、お知り合いに合うのでは、という方がいたらぜひオススメください!



▼観光部門の地域おこし協力隊も同時募集

なお、雲仙市が今回募集する地域おこし協力隊はこの農林部門とは別に、観光部門も募集しています。

詳細はこちら
http://www.city.unzen.nagasaki.jp/info/prev.asp?fol_id=26829


こちらはより観光に重点を置いた
活動内容になっています。
あ、私はこっちだなーという方、
ぜひこちらもご検討ください。


とにかく、雲仙を愛する熱を持った方と、
共に仕事ができたら本当に嬉しいです。




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▼5月21日(日)名古屋で移住相談会も。

長崎県が主催する移住相談会を5月21日(日)を名古屋市にて開催するのですが、僕、相談員として参加させていただきます。個別相談もしますので、名古屋東海地区でこの地域おこし協力隊にご興味ある方がいたら是非お越しください!

詳しくはこちら

移住に関すること、なんでも聞いてください!


======

最後に一言。


こういうことは、もう
タイミングだと思います。

ピンときたら、
ぜひご検討ください!

あ、雲仙市は移住前の無料お試し住宅も用意していますよ!

いいご縁がありますように。
心から祈ります。




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(島大根の白い花。岩崎政利さんの畑にて)






料理教室のスタッフ募集 ー締め切りましたー


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=追加募集中!=

吉祥寺、アトリエ間間のスタッフを募集します!

◯募集人数
 1名程度
 
◯仕事内容
 料理教室のアシスタント
 教室の準備・片付け 
 メール対応 
 クラスの企画
 などなど
  
 
 ◯勤務
 週3、4回程度
 9時〜17時 (目安)
 時給950円スタート
 決まり次第スタート

◯資格 
 土日祝日勤務できる
 人のサポートが好き
 体力がある
 通勤1時間以内
 
 ◯勤務地
 アトリエ間間 (まんま)
 東京都武蔵野市吉祥寺南町4-6-8フローラル1F
 

下記に当てはまることがあれば助かります
 ・簡単なデザインができる
 ・掃除と整理整頓が大好き
 ・吉祥寺近郊にお住まいの方
 
 
◯応募方法

件名を「スタッフ希望」とし、
下記事項を明記の上、メールをお送りください。

 ・ご住所とお名前
 ・連絡先電話番号
 ・志望動機
 ・愛読書3冊
 ・好きなブランド、メーカー、店など3つ
 ・尊敬する人
 ・一緒に仕事をしてみたい人 3人
  (実現可能性は考慮せず素直にお書きください)
 ・使えるソフト(エクセル・ワード・イラストレーター等々)

 メール送信先
 chikashi@organic-base.com
 
 
◯面接
面接にて玄米ごはんを炊いてきていただきます。

=締め切りました=
 
 面接は私、奥津爾がさせていただきます。
 時間はご相談させてください。


ーーーーーーーー

<仕事>

アトリエ間間では毎月、様々な料理教室を企画しています。
仕事は、そのアシスタントがメインですが、
生徒さんとのメール・電話対応や
アトリエの整理整頓など、仕事内容は多岐にわたります。
自ら「これやりたい!」というクラスを企画することも可能です。

吉祥寺にはこのアトリエ間間の別に
事務所もあり、事務スタッフと
講師や他のアシスタントもあわせると
10人ほどのチームです。

皆でコミュニケーションをとって、
楽しくやってくださる方を望みます


<間間の意味と願い>

なお、福島や雲仙など、
今でこそいろんな活動をしている
オーガニックベースですが、
全てはこの場所から始まっています

アトリエの「間間」という名前は
手間と時間 という二つの間をイメージしており、
空間、人間、間・真 を大事にしたいという願いを込めています

読み方は「まんま」です。(ままではないのです!)
私たちの「まんま」本来・元気を導く場
「マンマ」と世界中の幼子が慕い、
口にする命の礎をつくりだす場の願いを込めています。

ーー

効率と量を偏重する忙しい現代社会において、
本物の食材を作り続けている生産者さんと
家庭の台所をつなげていきたい。
そして
私たちは、料理教室という場を通して、
台所の尊さと素晴らしさを
体感してもらいたいと思っています。

ご応募、お待ちしております!





 

岩崎政利さんの雲仙・種どり勉強会 ー2016年10月29日まとめ



 ◯岩崎さんの雲仙・種採り勉強会

  |雲仙・岩崎政利さんの農園にて
  |2016年10月28日

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雨ときどき曇り。

ディスカッション中心の1日。
ちりめん南瓜、冬瓜の種どり。
島大根の間引きも。

参加者はいつもの雲仙・若手農家チームの4人と、
八百屋の金子さん。そして僕。デザイナーの古庄くんはお休み。






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<種どりを始めた頃の岩崎さん>

岩崎さんが種どりを始めたばかりの頃、
30年以上前のことを聞いてみた。


地域の人たちに

「岩崎んとこのバカ息子」

とよく言われていたそう。
「みんなそうよね。あの頃の有機農業者は奇人変人あつかい」
とカラカラ笑う岩崎さん。

最初、7人の仲間とはじめた種どりも、
一人やめ、二人やめ、気がつけば、
岩崎さんたった一人になっていた。
あとから種どりをはじめた人たちも、長くは続かなかったそう。

この研修会にあつまった僕らも7人。
誰に一人欠けることなく進んで行きたい。




<いま、有機農業が難しい>

岩崎さん曰く、
昔は慣行農業をしていると売値が安すぎて
生活が立ち行かなくなることも農家も多く、
「豊作貧乏」になってしまうことが多々あったそう。

しかし、ここ数年は逆の現象。

野菜は作れば売れる。
わざわざ有機野菜や種どり野菜を作る必要もない。

こういう時代に有機・種どり野菜をするのは
時代に逆行しているように感じることもある。
でも、そんな今だからこそ農家は
踏ん張って工夫して前に進まなければならない。



<温暖化で害虫が発生>

この秋は雨が多くて温度が高く、
いつもより害虫の発生が多いと岩崎さん。

今年は秋晴れがなく、冬になっていく。
台風に長雨。不安定な気候の中、
野菜たちの生育が悪い秋になってきている。

「温暖化の中で、オーガニックがますます厳しくなってきた」
という岩崎さんの嘆きは、
世界中の有機農業者の声ではないだろうか。








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<有機農業者の自立について>

▽畑の大きさ

岩崎さんは、畑は3町歩。
毎年50品目以上を出荷している。

野菜中心、有機農業で自立するのだったら
2町5反〜3町5反は作らないと自立は難しいそう。
かなりの広さだ。

「畑の大きさ=収入だけんね」

と岩崎さん。

岩崎さんの野菜はほぼ種どり野菜。
しかも農業だけで自立している。
実際に種どりの現場に立ち会うと、
それが途方もなく大変なことだと実感する。

全ての野菜を種どりするのは難しい。

若手は、とにかく焦らないことが大事。
得意な野菜を一つ一つ増やしていくことが肝要。
そして、ある程度、大きな畑をマネージする実務能力が
必要になって来る。 

精進あるのみ。


▽借地か、自分の土地か

新規就農する場合、畑をどう確保するのかが、大きな課題。

いい場所はなかなか借りられない。
例え借りられたとしても、いつ「返してほしい」と
言われるかわからない。

岩崎さんの場合は、自分で購入した土地と借地をうまく
バランスさせている。借地も10年契約など、長めの契約。

半永久的に借りられる場所を探すことが、
とても大事になる。


▼せめて、昔ながらのF1種の野菜を育てよう!

在来種の野菜だけで生活していくのは難しい。
そうするには人間国宝級のスキルが必要になる。

若手農家へ向けて
「種どり野菜とF1種野菜、半々ぐらいがいいかもしれんね」

と岩崎さん。

F1種野菜をつくるなら、
「昔ながら」のF1種を、と岩崎さんは薦める。

新しく育種された種は、不自然な要素が多々入っている。
でも、昔のF1だと、いい野菜はたくさんある。
そういう種を見極める力も、若手には身につけてほしいと
岩崎さん。



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<加工品の可能性>

岩崎さん曰く

「多品目つくっていると、加工品は難しかね。」
の一言。

岩崎さんも昔はチャレンジしたことがあるが、
いまは全くやるつもりはないそう。

ただ出荷できない野菜を
「びっくりするほ捨てている」のは事実。

畑と加工場と出荷場が、近くにあって、
かつディレクションできる人材を
地域で育てていく必要性を皆が感じている。

できることなら、
そのディレクションする役目を、僕が担いたい。




▼種どり野菜は、間引き菜が大量に・・・。

F1だと発芽率が高いため、点播きが可能。
間引きの必要がないことが多い。

しかし、種どり野菜は、たとえば大根やカブなどは
発芽不良などの不安から基本的に少し厚めの条播きをする。
そうすると、自然と間引きが必要になる。

この間引きが、作業としてほんとうに大変。

この作業をするだけで、
「種を買いましょうよ」と心が折れる若者が
いてもおかしくない。
そして、間引き菜は、足が早く、出荷されずに
その多くは捨てられる。

岩崎さんの畑でも大量の間引き菜が破棄されている。
種どりで、無農薬で、とんでもなく美味しい間引き菜が!

こうしたことを考えても、
破棄するしかない野菜たちの有効利用のためにも
加工の仕組みは、ぜったいに作りたい。




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島大根の大量の間引き菜たち。 なんとか活用したい。



<在来種には料理人が必要>

ちりめんかぼちゃは、生が美味しい。
かぼちゃを生で提供するのは、素人はなかなか考えつかない。
これは、料理人が食べ方を発見した例。

料理人が、その素材の美味しさを発見することで
在来種野菜の価値が輝く。

たとえば、岩崎さんの畑の島大根。
これは鹿児島在来の大根だが、
ここ10年ほど作るのをやめていた。
が、ここ数年、レストランからの需要があり、
再び作りはじめている。

また、熊本在来の平家カブは、今、何年も休ませている。
ただ、美味しい料理法が見いだせれば、また作りたいそう。

調理法さえ見つかれば、また作りたい野菜が
沢山ある。料理人にどんどん試してほしい。

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ちりめん南瓜は生がおいしい。



<伝統と物語をつくろう>

単に、「種どり野菜をつくろう」では
地域で長く続いていかない。

「伝統と物語を」
と岩崎さんも何度も何度も繰り返す。

僕らも「雲仙チームで伝統をつくっていこう」という
合言葉が、いま全員で共有されている。

岩崎さんが守ってきた30年という時間、
そして80種にも及ぶ種を、
一人で継ぐのは不可能に近い。
僕らは、チームでこのバトンを受け継いでいきたい。

幸い、このチームには、適材低所に人材がいる。
このメンバーで、伝統をつくっていきたい。
そのために「新しい流通」を作りたい。



<ブームの怖さ>

岩崎さんは、ブームを嫌う。
おそらく種が、ブームとして消費される姿を
見たくはないのだろう。
心から種を愛する岩崎さんだからこそ、その想いは強い。

たとえば、3.11の時のこと。

放射能を心配して、九州産の野菜が飛ぶように売れた。
しかし、それもすぐに収まっていった。
何も解決していないのに。

たとえ、注目を浴びたとしても
決して浮かれないことが大事だ。

種どり農家は珍しい存在。
ともすれば、取材を受けたり、
脚光を浴びるときもしばしばある。
農家は、そんなことに、一喜一憂してはならない。
たんたんと、流されず、心から待ってくれる人に
野菜を届けていこう。
折に触れて、チーム全員で声をかけあっていきたい。



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雲仙種どりチーム


<流通とともに、みなで成長しよう>

生産者も流通(八百屋)も、
利益がでなかったら、ゲームオーバー。
理想だけでは決して続けていけない。

日本の農地で、オーガニックで農業をする農地は
全体のたったの0.3%。(例えばフランスは全体の3.8%)
しかも、そこには見かけの有機農業もふくまれるため、
本物のオーガニックは0.1%以下だろう。
そしてその0.1%のうち、在来・固定種の野菜の農園は
ほんの、ほんの一握り。


劇的に種どり野菜の消費は増えないだろう。
だからこそ、一人一人の台所に深く
浸透していくことが大事になる。

そこで、「野菜の物語」を伝える必要がある。
それを伝えるのが、流通の役割。

ただ、野菜を流すだけなら、結局は
「わかりやすい味、揃ったカタチ、安い値段」という
価値基準の流通に落ち着いていく。
種どり野菜は滅びていくしかない。

だからこそ、雲仙では、
生産者と流通が一体となって、
ともに成長する道を切り開いていきたい。


このことは、チーム内で何度でも
何度でも共有して進んでいきたいとおもう。





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<壊滅的な被害をうけた鹿児島・垂水の山田くん>

9月20日、台風16号に伴う豪雨で
仲間である、垂水の種どり農家の山田一生くんが、
壊滅的な被害を被りました。

山田くんに提案して、少しでも被害の穴埋めに
なるようにドネーション付きの新米の販売を、
種市として提案しました。

☆山田くんのドネーション付き新米の販売、詳細はこちら☆


どうかご協力のほど、宜しくお願いいたします。



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文字通り、マイナスからの再出発。山田くん、がんばれ。



<もはや異常気象が当たり前に>

台風しかり、長雨しかり、干ばつしかり、大雪しかり、
今年も全国的に異常気象が多発しました。

気候の影響をうけやすい種どり農家や有機農家は
至るところで大きな被害を受けています。
今年、廃業した知人もいます。

このまま異常気象が続くと日本の
種どり・有機農家が激減してしまうかもしれない。
ほんとうに。




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台風と豪雨で大きな被害をうけた鹿児島県・垂水



<新しい枠組みをつくりたい>

災害で被害をうけてからの対応ではもう、
間に合わない。

災害後に対応するのではなく作付けの段階で、
消費者が生産者とともにリスクを分担する仕組みの
必要性を、強烈に感じています。


種を誠実に守っている農家と
その姿勢を支持する消費者が

自然と出会う枠組みを作りたい。


一つ、確かなイメージがあるので、
次の種市までには発表できるよう、
そのイメージを練っていきたい。

焦らずにじっくりと。
種といっしょに。


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岩崎政利さんの雲仙・種採り勉強会 まとめ ー2016年8月29日ー


定期的に開催している、岩崎政利さんの若手種採り勉強会。
先日おこなわれた8月の回の内容を、まとめました。

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 ◯岩崎さんの雲仙・種採り勉強会

  |雲仙・岩崎政利さんの農園にて
  |2016年8月29日


前半は種の瓶詰め作業。
後半はディスカッション。
ちなみにこの日は、雲仙で実に45日ぶりのまとまった雨。
岩崎さんをはじめとする農家の心底ホッとした表情が、
印象的な勉強会の始まりだった。

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<種の瓶詰め>
あらかじめ種どりをして分類していた30種以上の種。
ラベルをつけて乾燥剤とともに瓶詰め作業を行う。

花芯白菜、五木大根、島大根、雲仙赤紫大根、
日本ほうれんそう、弘岡かぶ、長崎赤かぶ、
畑菜、大和真菜、赤水菜、北海道地かぼちゃ、
勝間なんきん、モーウィ、平家きゅうり、
中国チンゲンサイ等々。

継ぎ手がなく、岩崎さんに託された消え行く種も。
一つ一つの種に、それぞれの物語がある。
机の上に瓶詰めされた何万粒という種が並ぶ姿は圧巻だった。


<異常気象について>

ここ数年の異常気象がもたらす農家への影響が大きすぎる。
例えば、岩崎さんの夏野菜は干ばつで大打撃をうけ、
採種できた種の量も、通常の3分の1以下だったそう。
岩崎さん曰く「乾期と雨期がはっきりと分かれてきた。」
今、異常気象を前提とした作付けと対策が農家に求められている。
その難しさを痛感する。


<九州の亜熱帯化>
台湾や沖縄で育つ在来種が九州の気候にあうようになってきている。
特に夏は東南アジアのようになり、まるで亜熱帯のようになっている。
いずれ九州の風土にあう種が、関東や東北にあうようになるのでは?
いままでの常識が通用しない状況がここ数年続いている。


<地下水の汚染>
農薬や除草剤、あるいは鶏糞、牛糞による地下水の汚染がはげしく、
水質が年々ひどくなっている。
ここ雲仙でも、大規模農業が推進されている地区は地下水の汚染が進み、
また農業用水の需要の増大により地下水が減っている。
恐らく、全国的な問題だと思われる。


<若手の勉強会について>
佐賀の竹富勝彦さん、大村の前田純子さんという、
岩崎さんの盟友にして有機農業の大先輩であるお二人がゲスト参加。
雲仙発の若手の種とり勉強会を心から喜んで応援してくれている。
「やっと岩崎さんのあとを継ぐ若者が雲仙で育ってきてくれた」と
目を細めてくれた。


<今後の勉強会の軸>
テクニカルな技術指導ももちろんあるが、
最も大切な目的は「種を継ぐことの意味」を、
一人一人が掴かむこと。

岩崎さん曰く
「種の交換会を長年やってきたが、
単に種を拡散させることに対する疑問と反省がある。
やるべきことは、そこではない。
種が農民の手によって継がれてきた背景や物語、
人の想いを、種とともに伝えていくことが
これから自分がやるべきことだと思っている」

人の想いを断ち切って
「交換」という手段で種を広げて行くのでなく、
人と人が固く握手をするように、種を託していく。
その背景もともに受け継いでいく。
雲仙で、長い時間をかけてそれを実現していきたい。


<農家のこれから 経済のこと>
岩崎さん曰く、
「有機農業も種採りも、想いだけでは10年続かない。
経済が成り立つ仕組みが必要。ちゃんと農業で食えないと、
地域では認められない。」
岩崎さん曰く
「農家を育てる余裕が、今の流通にはない」

竹富さん、前田さん曰く、岩崎さんの凄みはその「生産力」にある。
80におよぶ種採りを続け、研修生もいれず、奥さんとたった二人で
子ども3人を立派に育て上げた。在来種中心の作付けで、それは希有なこと。

オーガニックを目指す生産者は増えている。
しかし、市場のパイは減っている。
一口にオーガニックとっても、その中身は様々。
見せかけのオーガニックが増えてきた。

真面目な農家が一番苦労している。
その状況をなんとかしなければならない。

1年に数回、在来・固定種の野菜を買う人を増やすのではなく、
1年を通して、食卓の中に在来・固定種の野菜を料理する家族を、
一人一人、増やして行かなくてはならない。
そのために小さくてもいい、
美しく確かな新しい流通を、僕たちが作り出さなくてはならない。


<流通の問題>
いま、野菜の単価はあがっている。
有機農業をわざわざやらなくても、慣行農業で充分にやっていける。
しかも、有機野菜よりも慣行農業で作られた野菜のほうが
単価が高いことも多々ある。

なぜ有機の野菜が必要なのか、
生産者も消費者も、その哲学が問われている。


<日本のオーガニック>
日本の農地で、オーガニックで農業をする農地は
全体のたったの0.3%。(例えばフランスは全体の3.8%)
しかも、そこには見かけの有機農業もふくまれるため、
本物のオーガニックは0.1%以下だろう。
そしてその0.1%のうち、在来・固定種の野菜の農園は
ほんの、ほんの一握り。

岩崎さん、武富さん、前田さんの危惧。
「日本のオーガニックは、この先どうなるのだろう」
玉石混淆で、何が本物かわかりにくい状況に突入している。
そして、「いかに安く、見た目がいいもの買うか」という価値観が、

今まで以上に加速しているように思える。
結果、地下水や河川、海や土壌の汚染が確実に進行している。

例えば岩崎さんは種を守り継ぎたいという信念があった。
例えば竹富さんは美しい有明海を守りたい、
そのために除草剤は絶対に使いたくないという信念があった。
いま、日本人の信念が問われている。


<まとめ>
気候。そして流通。
いま、この二つが大きな変わり目を迎えている。
日本のオーガニックの底力が、いまこそ問われている。
次世代の農家は、この問題を突破しなくてはならない。


突破したい。
できるとおもう。

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