突然の発表ですが、この夏の終わり、
家族で雲仙に引っ越します。

この数年、色々なことを考え続けて、
トライ&エラーを繰り返して、決めました。


吉祥寺と雲仙。

都市と地方。

複眼で日本をみたい。
両方を体感したうえで、その和をとりたい。

食料自給率0%

エネルギー自給率0%。

僕は自分のそんな生活を変えたい。

自分が食べる分の何割かは、自分で作りたい。
その上で、プロの農家さんや生産者さんに改めてリスペクトを込めた貨幣を送りたい。
「買う」という行為を通じて。プロにしかできないことは絶対あるのだから。
エネルギーもいくばくかは自給、自立する道を探りたい。


九州には岩崎さんをはじめ、沢山の種取り農家さんがいます。
自然エネルギー分野で先進的な取り組みをしている方も沢山いる。
そういう方達から、出来る限りのことを学びたい。


マクロビオティックと種。
それを深堀して広げて行く。
自分の方向性は定まったのだから、あとはやるだけです。
僕は出来る限りのことをやってから死にたいのです。

マクロビオティックが自然とどう向き合うかを問う哲学ならば、
東京を離れて僕自身がより生々しい体験をしなければ
言葉だけになってしまう。スタイルだけになってしまう。
種のこともそう。人任せにしないで自分で種を繋いでいく主体になりたい。

ずっと吉祥寺だけでやっていくのも一つの道ですが、
何度考えても、もう、それはない。前に進みたい。

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この夏、いろんなことを変えます。


★これからのオーガニックベース


1、ベースカフェから「ヒトト」へ
  →ベースカフェを閉店。改装後、9月より「ヒトト」という名でリスタート。
   

2、吉祥寺にある教室を改装。アトリエ「間間」(マンマ)に
  →マクロビオティックのクラスだけでなく、農や身体性にかかわるクラス、
    様々な方をおよびしてのトークなど多様性のある場にしたい。


3、地域のコミュニティづくり
  →今、新潟や関西で少人数の勉強会のサークルができはじめています。
   オーガニックベースの基礎コースを学んだ人たちが全国に4000人。
   その点と点とつなげるお手伝いをはじめたい。


4、年に2回の「種市」を開催
  →種の大きなイベントである種市を中心に農と街の距離を縮め、種を繋いでいくために
   何ができるか皆で考えたい


5、そして、僕たち奥津家は、雲仙で家庭農業の試みを
  →まずは自分たちの食糧自給率をあげる
   子ども達と実際に土や体験から学びたい
   これからの時代の育児、新エネルギーの可能性を模索したい
   暮らしと仕事のバランス
   田舎でマクロビオティックを実践する

     
コンセプトは「自立」と「多様性」

吉祥寺と雲仙の二か所の拠点を結んで
これらのことに取り組んでいこうと思います。
ちなみに、僕たち夫婦は毎月上京します。
クラスも東京でも関西でも続きます。
スタッフも、それぞれの将来のビジョンと希望がありますが
それを踏まえて今このスタイルでそれぞれ取り組みます。


・・・・・・・


今回の引っ越し。放射能のことは、直接的な原因ではありません。 

もちろん、考慮はした。でもそれは全く二次的なことです。
10年東京でやってきて、どうしてもこの道を選びたくなった。
 


人にはそれぞれ、大きく変わるタイミングがあります。

いつかわからないけど、誰にでもある。直感がある。

それが僕にとって震災後2年半後の今だった。
そしてそれは経営者としても、父親としても、納得がいく
タイミングだった。


うまくいくかどうかは、やってみないとわかりません。
ただ、引っ越しを決断するにあたって、やれることは全部やった。
そして、もう決めました。もう揺れない。

 

8月下旬に、引っ越します。

ベースカフェは8月25日に閉店。
9月5日から「ヒトト」に名前を変え、リニューアルオープンします。
並行して教室を改装し「アトリエ間間」としてリスタート。
この夏で、一気に変えていく。


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あー。

やっと皆さんに言えた。

疑問や異論があれば何なりと。
何でもお話します。とことん話したい。正直、書ききれないんです。
もうありとあらゆることを考えて、こうなったんで。
全部書いたら典子並に文章ながくなっちゃう。

種市でも、いろいろお話しましょう!
ぜひ来てください、僕も典子も、雲仙で農をやること前提で色々話します。
種市のあと、8月18日にはキチムでトークやります。
テーマは「これからの僕たちがやりたいこと」
僕と典子と二人で、今、考えていることを全部お話しします。




いま、10年前に独立した時のような気持ちでいます。長崎県は妻の地元とはいえ
典子の実家は県北、今回引っ越すのは県南。同じ県でもまったく違う雰囲気。
仕事関係の知人も友人も農家の岩崎さん以外、ゼロ。生徒さんもほとんどいないし、
あのあたりに引っ越したって人も聞いたことない。

とにかく、僕らにとって、まったく新しい場所です。
だからこそ燃える。
次の10年にむけて、「あらたし」


まだまだ話したいことがありますが、今日はこの辺で。
ありがとうございました。