2022年05月27日

世界のお茶の間Ivy 内覧会 おちゃのまつりのご案内

6/5(日)「世界のお茶の間 Ivy」 内覧会の詳細をご紹介いたします。
2020年9月に建物が完成し、2021年3月から英会話教室がオープン、2022年1月からは英会話カフェとしても細々とオープンしていますが、期間中ずっと新型コロナのパンデミックによりご近所を含む一般の皆様にお越しいただく機会を作れずにいました。ようやく感染も下火になり、(車イスに固定された)重すぎる腰をそろりとあげてみようかと思います。
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14:45〜16:00 『アースちゃット』は世界中から旅人をお迎えし、お茶しながらチャット(おしゃべり)をする集いです。
記念すべき第一回目は、鹿児島出身でアフリカの民族楽器・親指ピアノ奏者、サカキマンゴーさんをお迎えいたします。
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「親指ピアノ」をテーマに、タンザニアやジンバブウェでの親指ピアノ修行や、アフリカでのライブツアーの体験談から、アフリカの音楽や伝統文化など貴重なお話を伺います。トーク中心ですが、ミニ演奏もあります!!
会場が狭いため、8席限定とさせていただいております。まだ若干席がありますので、ご予約はお早めがおすすめです。


11時からは、様々なフェスでアジアン屋台を出店している「旅する屋台アロイ」がタイの焼きそば"パッタイ"と、インドのスパイシーコロッケと言える"サモサ"を販売します。
感染対策のため基本的にはテイクアウト限定とさせていただき、タッパーなどの容器をご持参の方は割引をいたします。
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13時〜14時の「お茶の間英会話Ivy」では英語でおしゃべりにトライしてみませんか?ピンポイントの参加でもOKです、簡単な会話マニュアルもご用意していますのでお気軽にご参加ください!
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世界のお茶の間 Ivy(長岡市長倉1-51-3)は閑静な住宅街にあるため、近隣の皆様のご迷惑にならないよう、以下の注意事項にご協力をお願いいたします。

※駐車場に限りがあるため、歩行が困難な方以外はお車でのご来場をお控えいただけますようお願いいたします。(徒歩5分の距離に悠久山のバス停と駐車場がございます。)
※感染症予防対策にご協力ください。

organicradio at 13:43|PermalinkComments(0) 世界のお茶の間Ivy 

2018年03月29日

フランコフォニーのお祭り2018と、大阪外国語大学のお祭りのなにか

KIMG0536久しぶりに、この感覚は記録しておかねばと思った。

神楽坂にある「アンスティチュ・フランセ(旧日仏学院)」が開催しているフランコフォニーのお祭り2018へ出かけた。「フランコフォニー」とは、普遍的な価値観とフランス語とを共有する国・地域のこと。

なんとなくのイメージで、広い芝生の庭で寝そべったり、サンドイッチを食べながら優雅に鑑賞するものだと思っていたら、全く違った。

敷地は、車イス単独では歯が立たない超急こうばいの坂の上。
映画上映も行うメインの建物にはエレベーターがなく、上映は2階。
いきなりバリバリのバリアが待ち構えていたが、そんなことはどうでもよくなる建物の可愛さと、お客さんの外人率の高さ、そしてエキゾチックな屋台で異世界に突入。売店にはフランス語の書籍、図書館にはアフリカ音楽のCDが多くレイアウトされており、フランス語や文化を学ぶ場所という専門性に見合った環境に感心しました。
そこに何の違和感もなくいて、フランス語の本を購入している写真家・浅野光代さんの佇まいにも。

そして、色々なものが薄められて、無害でも有害でもない何かに埋め尽くされている中途半端な地方都市で10年近く暮らしているうちに忘れかけてしまった感覚を思い出した。
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そういえば、私が青春時代の6年間を過ごした大阪外国語大学という極めて特殊な環境は、今考えるとありえないくらい貴重なものだった。
間谷祭(学園祭)では26言語くらいの語科による出店や、語劇なるものが上演され、世界中の食や文化でにぎわった。私もデンマーク語で語劇に参加した(気もする)。
しかし、当時は語学・世界の文化祭どころではなく、田舎の少年は音楽サークルのライブで絶叫し、飲酒し、挙句の果てに中庭にアンプとドラムを持ち出してはまた絶叫し、学生課と対立し、むしろ各国の出し物に迷惑をかけていた。
ちなみに、そんな私でも1年生の時のゲストに「世界ふしぎ発見」のミステリーハンター・竹内 海南江さんが来ていたことにはさすが外大だと思いました。

余談でしたが、その感覚が何かというと、うまく表現できないけど、日本の日常よりも外国の言語・文化に興味があることが普通という、ひらいた感覚。
当たり前のようにモスクワや、グアテマラや、ナイロビや、ダマスカスや、ウランバートルや、ブラジルや、アンダルシア、ダブリンへ行ってしまう感覚。
そんなところに行っても誰も褒めてくれないし、勧められたわけでも、行けと言われているわけでもない。いま改めて思えば、まあ、狂っている。

そんな感覚を思い出しながら、コンゴのキンシャサを舞台にした映画「わたしは、フェリシテ」と、コンゴ出身のラッパー「Baloji(バロジ)」のライブを見た。

映画は、キンシャサの奇跡ではなく、リアルな雰囲気を撮影し、愉快な作品ではなかったが余韻が残る。貧しいスラムの住民は冷蔵庫を修理する事にも苦労し、病院の費用も払えない。そんな国が多くある現実は知っているが、普段は忘れていて、だからってどうにもできない感覚。映画が終わればビールを飲んで、2500円のバロジのCDを購入し、飲みに行く。屋台で購入した蒸しパンのようなベニン料理は微妙だったが、せめて残さずに食べた。
6/2(土)から新潟県では現存する日本最古の映画館といわれる高田世界館で上映します。キンシャサの雰囲気を味わいたい方はぜひ。


バロジは、カラオケかと思いきや、バンド4人を引き連れて完全に生演奏。1stアルバムは生演奏主体だったが、購入した新作は打ち込みビートが前面に出ている。でも、ライブは生演奏でリンガラ(コンゴレーゼ・ルンバ)をゴリゴリにきめて盛り上がっていく。前のほうは音楽関係者でひしめき合っていたと思われ、みんな踊るより腕くんだり撮影したり忙しそうにしていたけど、パパ・ウェンバのバンドメンバーでフェリシテの字幕監修もしていた奥村恵子さんの横にいたきれいなフランス人女性がゴリラの動きを模写したようなリンガラダンスをキメていてグッときました。
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しかし、打ち込み主体の曲になるとお客さんの反応が下がり、極めつけはDragon Ashのダンサー・ATSUSHIがスペシャルゲストで登場すると、あからさまに静まり返る。やけくそのダンスを見せるATSUSHIさんは最後にも登場してました。



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終演後、バロジ氏にサインをいただき、身長を聞いたら「約2メートル」だそう。大きな瞳が印象的でした。
ちなみに、同い年らしい。





自分で面白いものを見つけるのではなく、権威が面白いと言ったものを面白がることを良いとする空気がある地方の都市で、そうでないことの面白さを知ってしまっている私は、別にそれがいいことかどうかわからないけれど、足掻いていこうとおもう。(足は動かないのですが。)

organicradio at 18:26|PermalinkComments(0) オーガニック 

2017年04月14日

4/22(土)『Salud!!』開催と、10周年について思う

2007年に始まった世界の音楽パーティ「Salud!!」も今年で10年になります。私がDJに誘われたのも「Salud!!」が初めてなので10年選手になりました。車いすになり、ギターも弾けなくなった私を誘ってくれ、ステージへ引き戻してくれたKONPEX氏にはたいへん感謝をしています。

10年前と比べて、DJ技術は変わらず素人同然ですが、音楽を聴く量だけは増えました。それ以前から世界の音楽をかなり聴いていましたが、さらに幅広く、掘り下げて買うようになったと思います。

東京にいたころは毎週、今でも東京へ行く際は必ず、新宿にある中古レコード店の狭い通路を車イスで通行止めにして音源を掘ります。数時間に及ぶこともあるその様子は、傍から見たら邪魔だし、異様なんだと思いますが、入れる店が限られているのでまあ、勘弁してください。

持ち帰れないほど大量に掘ったCD・レコードは宅配で送ったりできるので便利です。階段でしか行けないフロアにあったり、狭い通路の奥にあるレコードは店員に頼んで箱ごと持ってきてもらったりします。たいへん忙しそうに検盤をしているを店員も気合に負けるのか、商売根性なのか、嫌とは言えず持ってきてくれます。

アマゾンやヤフオクなど通販もピンポイントで探せて自宅へ届くので大変便利なのですが、やっぱり店頭へ行き、棚とA〜Zまでにらめっこしていると、新しい出会いに溢れているためやめられません。

狂っていると自分でも思いますが、同等か、それ以上に狂った仲間たち、先輩たち、ファンたちに今日も勝手に刺激されたオフロードで、気づいたら10年が経ったGrateful Daysです。

長岡で立ち上げた世界の音楽鑑賞会「Sunday Jump!」も5年経つのですね。

先日NHKの番組でタイへレコードを掘りに行くDJクルーの密着取材をやっていましたが、車イスでレコードを掘りに突撃し、狭い階段を担がれてクラブでDJをする密着番組も面白いんじゃないかとちょっと思います。

その蒐集の結果、部屋に積まれたCDとレコードと本が車イスで生活するスペースを圧迫し、本当に置き場所に困ります。今も、空き部屋に置いていて、高校生の時にバックナンバーまで買いあさったメタルの教科書「BURRRN!」が邪魔だと親父に言われ泣く泣く選別して処分している最中です。

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何の話か分からなくなってきましたが、4/22(土)は10年目、30回目の「Salud!!」が中野で開催されます。土曜の15時から20時30分までなので、終了後でもまだまだ長い夜が待っています。

わたくしは16:30頃〜17:10頃に世界に広がる「民族的なジャズ」をテーマに選曲をします。

100年前のアメリカで生まれたジャズは、アフリカとヨーロッパの音楽が根っこにあり、東洋的な要素も取り入れて最初のワールドミュージックとして世界へ広がっていきました。

逆輸入的に故郷へ還ったジャズは、バルカン〜地中海〜アフリカ〜スカンジナビア〜ケルト〜カリブ〜アジアなどで現地の音楽と混ざり合っています。ふくよかなアコースティックの音色とエキゾチックな旋律を楽しみにいらしてください。

詳細は以下と、KONPEX氏のブログ「おもしろWORLD MUSIC」をご覧ください。

◆2017.4.22(土)@中野「HEAVY SICK ZERO

◆15:00(open)〜20:30(close)  ¥1,800(1D別)

◆LIVE
Tropicos
Risabravo(リザブラーボ)
 
◆DJ
KONPEX(おもしろWORLD MUSIC)
IB(SunDay Jump!)
da!k!
トモヒロ
TAKE
EBICHILI
shouji(Tokyo Curry Night Show)

◆助っ人DJ
熊谷悠一(A night with DJ Kumagai)
TOBITA (Drink'em All)
安達真(大大大で酔酔酔)
河野 伊佐央(れげ切り絵の世界)
japonica
日向葵

◆出張料理
居酒屋番長 A.K.A SHINGO/3LDK( 現CURRY SHOGUN 東京カリ〜番長OB )

◆FOOD(おつまみ)
謎の女・S子

◆PHOTO
のりぴー

organicradio at 19:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0) サルー! | DJ

2017年03月07日

風の波紋の波紋(4/1見附市上映会)

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映画『風の波紋』全国公開から1年になりますが、毎週のように上映会が全国であり、波紋は広がり続けています。

各地の映画館は2016年のベスト作品を選んでいて、新潟市「シネ・ウィンド」では、なんと「君の名は。」に次ぐ5位です!

日比谷で開催の「グリーンイメージ国際環境映像祭」では審査員特別賞を受賞し、海を越え「台湾国際ドキュメンタリー映画祭」にまでも波紋は広がっています。熱帯の人々が、豪雪地帯の暮らしをどう見たか気になるところです。

さらに、天野季子さんによる主題歌『めざめのとき』は、「第3回インディペンデント映画大賞」の主題歌賞を受賞しました!紅白に出る日も遠くないんじゃないでしょうか。(希望)

そして、満を持して、4/1(土)に見附市で初上映が決まりました。
上映後には小林茂監督のトークと、グランドピアノで天野季子さんのミニライブ付き!! 

『風の波紋』は不思議な映画で、私は10回近く観ましたが、毎回グッとくるシーンが変わります。(笑うシーンは大体一緒です。)

しかし、何度観ても必ず感動するシーンがあり、それが、天野季子さんの歌声が入ってくる瞬間です。まるで天から光が差し、浄化されると言うか、許されると言うか、はたまた目覚めると言うか。
(失礼ながら)今までのシーンはこの歌の為にある長いイントロだったんじゃ・・とまで思ってしまいます。

いや〜、天野さんを見出した小林監督さすが!

天野さんの歌をグランドピアノの演奏で聴く事ができる機会はめったにありません。
濁った心を浄化してもらいに、また、行こうと思います。

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上映詳細は以下です。

■上映日:2017年4月1日(土)
■上映時間:14:00(開場 13:30)※上映後、小林監督のトーク、天野季子さんのミニライブあり
■会場:見附市文化ホール アルカディア 小ホール(新潟県見附市昭和町2丁目1-1)
■料金:前売り1,000円(当日1,200円)
■前売りチケット取扱い:アルカディア、アオーレ長岡市民協働センター、お好み焼き花月(長岡)、地域たすけあいネットワーク(三条)
■主催・問合せ:風の波紋実行委員会
TEL: 080-5062-7642
E-MAIL: lumierejour27★gmail.com
※メールでお問い合わせの際は★を@にかえてください



organicradio at 18:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 | 音楽

2016年12月01日

天野季子さんソロライブ

15109623_614060885467668_8900277718580374747_n11/26(土)に十日町の「いこて」で開催された、天野季子さんのソロライブへ行ってきました。
企画したのは長年に渡り映画「阿賀に生きる」と、新潟水俣病の患者たちをサポートしてきた「冥土連」の皆様です。
ミニライブは何度か観たことがありましたが、1時間以上のライブは初めてで、素晴らしい企画をありがとうございました。

季子さんは、現在暮らしている鉢集落の野菜や植物で染めたドレスに身を包み、家族、集落の隣人、職場の仲間や友達などを前にして、飾らない表情でうたっていました。
途中に上映された「風の波紋」の未公開だった鉢集落のシーンを見ながら大笑いしたり、スクリーンに映る自分も受け入れて、とにかく全てを「さらけだして」いる、そんな印象を受けました。
ナチュラルな姿が神々しい。
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人間は排出して、循環しないと、やがて詰まってしまいます。
まあ、季子さんも実は、子育てや仕事にストレスが溜まっているのかもしれませんけど。(笑

私なんて人に言えないシークレットだらけですが、季子さんのうたで浄化されました。
今後も応援させていただきます。

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(鉢集落のセキさん(88)が登場し、戦争で亡くなった画学生の慰霊のために長野県上田市に建てられた「無言館」という美術館のある絵に贈られた詩を朗読しました。)

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(絵本と木の実の美術館の田島征三先生もお越しでした。)



映画「風の波紋」主題歌 めざめのとき

organicradio at 19:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 音楽