オーガナイズメソッドで家づくり~これからのくらしのために~

フリーランスのインテリアコーディネーターのブログです。 オーガナイズの考え方を取り入れた、住宅インテリアのご提案をしています。 ぼちぼち、マイペースで更新中。(^_^) インテリアオーガナイズの考え方は、「オーガナイズメソッド」で検索してみてくださいね。http://www.interior-organize.com/

オーガナイズ

よしのがわの出逢い

今年も、もう明日で終わりです。。
ブログをあまり更新しなかったことを悔いながら、2015年が終わっていこうとしております。。。(T_T)


今年もいろいろなお仕事をさせていただき、本当にありがとうございました。
たくさんの方々のお力添えを頂戴できたこと、幸せに感じています。


新築・改築のインテリアコーディネートのお仕事もたくさんさせていただきましたが、今年は、セミナーの講師のお仕事が、今までの中で特に多い年でした。

その中でも特に印象深かったのは、私のホームページhttp://www.interior-organize.com/からお問合せをいただいたことから発展したお仕事です。


「よしのがわ 幸せたくさん 子だくさんセミナー」
http://www.city.yoshinogawa.lg.jp/docs/2015101400015/


2回別々のセミナーを担当させていただきましたが、参加者の方々やご担当された市の職員の方々との出会いは、とても新鮮で、楽しいものとなりました。

暮らしやインテリア、オーガナイズの話が、新しく豊かな人生を探している方々のお役に立てるのだという、新しい気づきがあったように思います。


さあ来年も、もっともっと新しい出会いを求めて頑張るぞ!!!






想いを伝える難しさ。

また忙しい日々が続き、ブログが中断してしまいました。(^_^;)申し訳ありません。



今年は、講師のお話をいただくことが例年より少し増えたように思います。

2日間に亘ってさせていただくものから30分程度のものまで、対象となる参加者さんや状況に合わせて行わせていただいていますが、自分の頭の中にあることを上手に表現し、うまく理解してもらうことには、いつも難しさを感じます。


通常は、一般の方向けの収納やインテリアの話が多いのですが、先日は、インテリア業界を目指している方々へ向けての講座でした。

夢を抱いて勉強されている方のわずかでも希望の糧になれれば・・・と思う反面、プロとして働く以上、これだけは押さえてほしいと厳しく思うこともあり。。。


その厳しく思う中で、何を一番伝えたいかというと、

「偏った先入観を持たず、言葉のみに振り回されず、ありのままのお客様の姿や気持ち、暮らしの状況を理解し、その人の笑顔を想像しながら提案すること」でしょうか?


やはり人は、「この人は、自分のことをよく理解し、自分のために動いてくれている」と思うとうれしいもの。。。
そのうれしい気持ちがだんだんとお互いの信頼感につながり、やがてはそれが形になった家に満足感を抱いていただけるようになるのだと思います。


アイディアも提案スキルももちろん大切ですが、まずは「その人を理解し、笑顔を生み出せるような努力」が大切です。



さてかくいう私も、講座を受けに来て下さる方々の声をうまく聴きだし、一方通行でない話ができているでしょうか?
自分の仕事の中で、お客様の本音を、より一層上手に聴きだせる要素はないのでしょうか?
プライベートでも、廻りの人たちの言葉にしにくい気持ちをちゃんと理解し、笑顔を増やせているでしょうか?



「人前でしゃべる」というお仕事は、事前準備にかなり時間がかかることが多いですし、毎回必ず緊張しますし、終わってみるとかなりのエネルギーを消耗しています。
私の中では、終わった時の解放感は、他のお仕事と比べ物になりません。(笑

ですが、初心に戻ったり、自省したり、頭の中を整理するのに役立ちます。

機会があれば、自分のためにもできるだけさせていただきたいと思っているお仕事の一つです。












「捨てる技術」

3月10日の朝日新聞のオピニオン欄に、私も参加させていただいている「家事塾」主宰の辰巳渚さんのコラムが載っていました。「捨ててこそ」というタイトルのリレーオピニオンの、〆のコラムのようです。
最近話題になっている、親の家の整理についても、書かれています。




辰巳渚さんといえば、15年前にベストセラーにもなった「捨てる技術」を書かれた方です。
今でも、「クロワッサン」をはじめ数多くの女性誌に記事を書いたり、特集に出演されていたりしています。


15年前、私もこの本を読ませていただきました。

「ものを簡単に捨てちゃダメ」「ものを大事に」といえ教えがひっくりかえるようなタイトルなのと、当時エッセイや暮らしに関する本をよく読んでいたので、とても惹きつけられました。


15年前には会社員だった私も、その後独立。。。

インテリアコーディネーターという立場ながらも、暮らしに近い部分でご提案できるようなスタイルを漠然と希望し、その方面へシフトし始めていたころ、「きっと話が合うと思うよ」と、以前勤めていた会社の先輩から紹介されたのが、辰巳渚さんでした。
その頃辰巳さんは、家事セラピストという資格を創造し始めたころで、いろいろな場所でセミナーを開催されていました。

そのセミナー会場でお会いする日。
あの本を書かれた方とお会いするなんて!・・・とちょっと緊張気味に思っていた私ですが、予想に反して、非常に気さくな辰巳さん。。。

その後、私も「家事セラピスト」の資格を取得するために、約半年間、2週間に一度お会いさせていただいていたのですが、何度お会いさせていただいても、印象は変わることなく気さくなまま。
きっと、裏表のない、嘘のない方なのだと思いました。


ご自宅にも一度伺わせていただいたのですが、「捨てる技術」というタイトルだとどんなシンプルで味気ないインテリアなのかしらと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それがいい意味で裏切られるようなインテリアでした。

北欧住宅と日本家屋がミックスされたような、すこしレトロな雰囲気のインテリア。
辰巳さんにぴったりの、お人柄の温かさも感じられる、居心地の良さでした。

インテリアを見るだけで、その住人が、自分の好きなものや似合うものを知っている方かどうかが判ります。
辰巳さんのお家は、まさに「自分が分かっている」といった感じ。。。
「捨てる」行為の末に行き着いた、オーガナイズされた空間でした。




ここ何年かはちょうど仕事が重なったり、家族の入院があったりして、年に一度の「家事塾」の総会にも出席できない状態が続いています。

今年は、できれば出席して、また辰巳さんや会員の方々と一緒に、楽しく飲みにいけたらいいな~と思っています。



「家事塾」や「家事セラピスト」にご興味のある方は、ぜひこちらからどうぞ。
http://kajijuku.com/
「家事セラピストを探す」の欄の香川県のところには、私も載っています。











「ニューヨークの24時間」

私の仕事部屋には、応接コーナー兼書籍コーナーがあります。

今まで集めた暮らしやオーガナイズ、インテリアに関係する本や雑誌が結構あり、ソファーに座りながら眺められるようにしています。
その読書の時間は、私にとって楽しみであり、仕事のアイディアがふと浮かぶような、有意義な時間でもあります。


先日少し時間に余裕があったので、古くから手元にある文庫本を手に取っていたところ、懐かしいタイトルに目が行きました。



その本は、千葉敦子著:「ニューヨークの24時間」。


私はおそらく、子供の頃から生活全般に興味のある「暮らしフェチ」だった(笑)と思うのですが、特に外国での生活や自分らしい価値観を持った方の普通の日々の生活に興味がありました。
まさにこの本は、その欲を満たしてくれる1冊でした。

千葉敦子さんはジャーナリストであり、また乳がんを患っていたことを本にも公言していた方でもあります。
残念ながら46歳の若さでお亡くなりになりましたが、その最後の3年間を、ニューヨークで精一杯生き抜いた女性だったようです。

でもこの本には、そんな状況にありながらも、病気の辛さや死への恐怖を感じさせる雰囲気はなく、いかに仕事を効率的にすすめるか、時間の管理はどうしているか、洗濯や掃除の仕方や、はたまた服やアクセサリーはこんな感じで、こうやって整理してあるとか。。。
自分の人生のオーガナイズについて生き生きと描かれているのです。



この本は、亡くなる半年前に出版されたようですが、死の直前まで自分らしい暮らしをしつつ、楽しんで生きていた千葉さん。。。

25年以上も前の本ですが、今読んでも十分に読み応えのある、またふつふつと明日の普通の暮らしが楽しく思えてくる1冊だと思います。
オススメです。








好きな香りは?

先日は、旅の形について書きましたが、今日は「香り」です。


名前が「かおり」だからかもしれませんが、特別鼻がいいという訳ではありませんが、私は、香りの世界にとても興味があります。


昔嗅いだ香りで、ふとその時の情景が思い出されたり、意識が活性化したり、反対にリラックスできたり。。。
目には見えませんが、香りには人に対する影響が強くあるように思えます。



私が自分の部屋で使っているエッセンシャルオイルは、もう同じものを3回もリピートしているお気に入り。

瓶にシナモンのスティックが詰めてあり、それにオイルを垂らして香らせるタイプのものです。
ナチュラルなオイルを利用しているもので、オレンジとシナモンの香りがやわらかく、漂う感じで香ります。
このオイルの香りがあると、よく寝られるように思います。

もともとウッディな感じの香りが好きです。
森や山の中で遊びまわった子供の頃を思い出させてくれるようで、なんとなく安心できるからなのかなと思います。


また一般的に「いい匂い」ではないかもしれませんが、うちのボブ(イヌ・3才のオス)の匂い(体臭)も、ある意味リラックスする匂いです。
でも、ボブが最初に家に来た頃、私は彼の匂いがあまり好きではありませんでした。
なぜなら、以前可愛がっていたイヌ(クマ)に対する思い入れがまだあり、まったく違うボブの匂いが何となく受け入れがたいもののように思えたのです。

ただ不思議なもので、飼い始めて、ボブに徐々に愛情を感じるようになってくると、その匂いがだんだん好きになってきました。
今では、私をリラックスさせる効果のある香り(笑)のひとつです。



そういえば。。。

昔、海辺のカフェでランチを取ることになり、車を降りて、私が「潮のいい香り♪」と思ったその矢先、隣にいた当時の会社の同僚は、「海くさい!!!」と一言。

同じ匂いでも、ずいぶんと評価が変わるものですね。


あなたにとって、「いい香り」とは?

その香りが思い出させてくれるものには、居心地のよい空間に結びつくヒントがあるかもしれません。

ぜひ、探してみてください。



ギャラリー