オーガナイズメソッドで家づくり~これからのくらしのために~

フリーランスのインテリアコーディネーターのブログです。 オーガナイズの考え方を取り入れた、住宅インテリアのご提案をしています。 ぼちぼち、マイペースで更新中。(^_^) インテリアオーガナイズの考え方は、「オーガナイズメソッド」で検索してみてくださいね。http://www.interior-organize.com/

ケア

「ニューヨークの24時間」

私の仕事部屋には、応接コーナー兼書籍コーナーがあります。

今まで集めた暮らしやオーガナイズ、インテリアに関係する本や雑誌が結構あり、ソファーに座りながら眺められるようにしています。
その読書の時間は、私にとって楽しみであり、仕事のアイディアがふと浮かぶような、有意義な時間でもあります。


先日少し時間に余裕があったので、古くから手元にある文庫本を手に取っていたところ、懐かしいタイトルに目が行きました。



その本は、千葉敦子著:「ニューヨークの24時間」。


私はおそらく、子供の頃から生活全般に興味のある「暮らしフェチ」だった(笑)と思うのですが、特に外国での生活や自分らしい価値観を持った方の普通の日々の生活に興味がありました。
まさにこの本は、その欲を満たしてくれる1冊でした。

千葉敦子さんはジャーナリストであり、また乳がんを患っていたことを本にも公言していた方でもあります。
残念ながら46歳の若さでお亡くなりになりましたが、その最後の3年間を、ニューヨークで精一杯生き抜いた女性だったようです。

でもこの本には、そんな状況にありながらも、病気の辛さや死への恐怖を感じさせる雰囲気はなく、いかに仕事を効率的にすすめるか、時間の管理はどうしているか、洗濯や掃除の仕方や、はたまた服やアクセサリーはこんな感じで、こうやって整理してあるとか。。。
自分の人生のオーガナイズについて生き生きと描かれているのです。



この本は、亡くなる半年前に出版されたようですが、死の直前まで自分らしい暮らしをしつつ、楽しんで生きていた千葉さん。。。

25年以上も前の本ですが、今読んでも十分に読み応えのある、またふつふつと明日の普通の暮らしが楽しく思えてくる1冊だと思います。
オススメです。








テニス肘のその後

突然やってしまったテニス肘。
http://livedoor.blogcms.jp/blog/organize123/article/edit?id=43205284

今週から、気分的にはソロリソロリといった感じ(はたから見ると、豪快に打っているように見えます。)ですが、テニスの練習に復帰しています。



昨日で復帰2回目の練習でしたが、やはり完全に完治とはいきません。
長く打っていると、肘と手首に痛みが出てきます。


本当はもっと長期間休んだ方がいいのでしょうが、テニスをやりたい気持ちと、長く休むとせっかく1年かけてつけた体力が元に戻ってしまいそうなので、リハビリしながらの復帰を目指したいです。


なので、自己流ですが、できる限りの対処をしています。

患部にできるだけ無理な負荷をかけないようにエルボーバンドを装着し、ラケットもコーチに軽くてよくボールが飛ぶものを貸してもらい、打ち方にも気を付けて無理をしないように練習。。。
練習後は、お風呂で患部を冷やしたり温めたりして血流を良くしながらのストレッチ。
お風呂からあがったら、塗り薬を塗って、またストレッチとさする感じでやさしくマッサージ。。。
といった具合です。


痛みが消えるまでは、もう少しかかるかもしれませんが、とりあえずこんな感じで毎日リハビリを続けるつもり。。。


エルボーバンドですが、私が買ったのはこれ。http://www.zamst.jp/pickup/elbowband/
スポーツショップで、試着をしてから買いました。

サポーター初心者の私は、はじめ痛みのあるところにサポーターをするのだと思っていたのですが、違うのです!
痛みのある場所の4~5センチ前、つまり手側に寄ったところに装着し、振動が痛みのある場所に届くのを防ぐという理屈らしい。。。

痛みを遮断する場所にピンポイントで装着するのはなかなか難しく、何回か「付けては外し」を繰り返すことになりますが、ちゃんとうまく当たると、確かに痛みが軽減されるようです。
ですが、サポーターをつけたからテニス肘が治るものではないので、やはり全体的に、腕の筋の柔軟性と筋力アップを目指してリハビリし、再発防止に努めなければなりませんね。


テニス肘をしてから、特に痛みが気になる動作が、実はドアノブを回転させる動き。
ひねった時に、手首から肘にかけて、かなり痛みを感じます。

最近は、建具メーカーのドアのほとんどがレバーハンドルを使用していて、レトロなデザインのドアノブを希望されている方には物足りないと思いますが、ユニバーサルデザインという点から考えると、やはり妥当な選択と言えるかもしれません。


非力な方や、また手に何らかの問題があって肘などを使って開けなければならない場合も、レバーハンドルの方が使いやすいからです。


うちの家のドアは部分的にドアノブ。。。
しばらくは左手(利き腕は右)で回転させるということになりそうです。













好きな香りは?

先日は、旅の形について書きましたが、今日は「香り」です。


名前が「かおり」だからかもしれませんが、特別鼻がいいという訳ではありませんが、私は、香りの世界にとても興味があります。


昔嗅いだ香りで、ふとその時の情景が思い出されたり、意識が活性化したり、反対にリラックスできたり。。。
目には見えませんが、香りには人に対する影響が強くあるように思えます。



私が自分の部屋で使っているエッセンシャルオイルは、もう同じものを3回もリピートしているお気に入り。

瓶にシナモンのスティックが詰めてあり、それにオイルを垂らして香らせるタイプのものです。
ナチュラルなオイルを利用しているもので、オレンジとシナモンの香りがやわらかく、漂う感じで香ります。
このオイルの香りがあると、よく寝られるように思います。

もともとウッディな感じの香りが好きです。
森や山の中で遊びまわった子供の頃を思い出させてくれるようで、なんとなく安心できるからなのかなと思います。


また一般的に「いい匂い」ではないかもしれませんが、うちのボブ(イヌ・3才のオス)の匂い(体臭)も、ある意味リラックスする匂いです。
でも、ボブが最初に家に来た頃、私は彼の匂いがあまり好きではありませんでした。
なぜなら、以前可愛がっていたイヌ(クマ)に対する思い入れがまだあり、まったく違うボブの匂いが何となく受け入れがたいもののように思えたのです。

ただ不思議なもので、飼い始めて、ボブに徐々に愛情を感じるようになってくると、その匂いがだんだん好きになってきました。
今では、私をリラックスさせる効果のある香り(笑)のひとつです。



そういえば。。。

昔、海辺のカフェでランチを取ることになり、車を降りて、私が「潮のいい香り♪」と思ったその矢先、隣にいた当時の会社の同僚は、「海くさい!!!」と一言。

同じ匂いでも、ずいぶんと評価が変わるものですね。


あなたにとって、「いい香り」とは?

その香りが思い出させてくれるものには、居心地のよい空間に結びつくヒントがあるかもしれません。

ぜひ、探してみてください。



想い出の行方

ご無沙汰のブログです。
気持ちがあれやこれやと忙しく、なかなか時間が取れませんでした。
反省反省。。。( ´_ゝ`)



先日、オーガナイズのセミナーを開催しました。
その会場で、こんなことを聞かれました。


「亡くなった家族のものが、なかなか処分できないんだけど。。。これってダメですか?」


ダメなんてこと、ありません!
大切な家族の存在を感じさせる物であれば、なかなか処分する気持ちになれないものです。

私もそうです。母が亡くなって25年近くなり、徐々にそのほとんどを処分できましたが、
それでも、すべてを捨てることはできません。

子供の時の想い出のあるものも、そうです。


ご自分を責めないためにも、想い出を保存するためのスペースを、特別にとっておきましょう。

それでいつか、「想い出よりも今の生活の方が大切」と思えたならば、そのときにさよならしましょう。
ゆっくりゆっくり、自分の気持ちと向き合いながら、離れていけばいいのです。



反対に。。。
私やそのご質問の方のようになかなか捨てられない人がいると思えば、すんなりと捨てれる人もいらっしゃるでしょう。

それも、またありです。
「物はあくまで物であり、その人のことを心の中に留めているからそれだけでOK!」
そんな方もおられるでしょう。




人の価値観は、皆違います。
皆同じである必要はありません。


だからこそ、その人にとって必要なモノを確認しながら、メンタルと実際のスペースとの関係を考えながら、住まいづくりをすることが大切なんだと思います。







ホームページの合言葉は、「オーガナイズメソッド」で検索。
http://www.interior-organize.com/ 



はじめの一歩。

「モノが多くて、家が散らかっている。」とお困りの方、とても多いです。

確かにお家にお伺いすると、モノが玄関まであふれています。


でも、こう言われる方は、意外とまだ「何もしていない」ケースが多い。


「何もしていない」とは、「モノをどうにかする努力を、まだ何もはじめていない。」ということ。
「しないといけないことは分かっているけど、まだ前に進めていない。」ということ。


でもご心配なく。

そういう方には、いつもこう伝えます。
「とりあえず小さな一歩でも前に進めたら、その後は改善する方法ならいくらでもある。」と。



いる・いらないの区別をしてみる。

壊れたりしていて、捨てないといけないものをまずは捨ててみる。


全部でなくて、いいんです。

小さなものひとつからでもOK!


その一歩が大切です。

その一歩が、ご自分の環境を変え、これからの暮らしを変えていきます。


私も以前は、モノの多い家に住んでいました。
亡くなった母のモノ(服や靴など)を、たくさん捨てきれずに置いていました。

でも、トイレを広くするリフォームをきっかけに、
過去のモノに依存するより、今現在の心地よさを追求していこうと思えるようになりました。


想い出ももちろん大切です。
私もまだ多くの想い出の品をとっています。
でも今残してあるものは、私にとって必要なもの。だから、今はまだ捨てる必要はないと思っています。




過去とのバランスをとりながら、でも前を向いて生きていく。。。


そういう、「はじめの一歩」のお手伝いがしたいと思う、今日この頃です。










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