オーガナイズメソッドで家づくり~これからのくらしのために~

フリーランスのインテリアコーディネーターのブログです。 オーガナイズの考え方を取り入れた、住宅インテリアのご提案をしています。 ぼちぼち、マイペースで更新中。(^_^) インテリアオーガナイズの考え方は、「オーガナイズメソッド」で検索してみてくださいね。http://www.interior-organize.com/

世界のくらしから

ピアットさんのプチリフォーム

去年の年末のことですが、お店のコンサルティングをしている知人からの紹介で、
高松市由良町のピアットさんhttps://www.facebook.com/pages/%E5%89%B5%E4%BD%9C%E3%83%91%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%81%AE%E5%BA%97Piatto-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%88/270881146286745?fref=ts
のプチリフォームを担当させていただきました。

今回は、クリスマスを前にしたプチリフォームで、雑誌関連の撮影日程などから計算すると、作業期間はほぼ1日半(!?)しかなく、でもイメージを一新したい!というかなりの難題。。。



すでにお店の内装は4年前のオープン当時にベース(一部梁見せ・一部レンガ張り)ができているので、それを活かしつつ、何か変更できる部分を考えました。



印象を大きく変えるとしたら、やはり注目すべきは、色。
それもできるだけ大きな面で・・・となると、やはり手をかけるべきは「壁」です。




それならば。。。。


「いっしょに壁を塗りませんか?」とご提案させていただきました。




日本ではクロスが壁装材の中で良く使われますが、欧米ではペイントがよく用いられます。
アメリカのホームセンターでは、塗料は花形商品で、お店の中心的存在なのです。
しかもDIYで塗る人が非常に多い。
私のカナダの友人も、引っ越し先の壁を塗ったと見せてくれたことがありましたし、私自身も、自室の壁を自分でペイントしたことがあります。



今回のピアットさんのリフォームでは、イギリスのファロー&ボール社製の水性塗料を使いました。
http://www.colorworks.co.jp/products/fb.html
非常に匂いの少ない塗料で、最近の日本のメーカーさんの水性塗料も以前に比べて匂いが少ないですが、それよりさらに匂いません。あえていうと、かすかに漆喰のような匂いがしますが、乾くとこれも匂わなくなります。
食べ物を扱うお店では、匂いがないということは大切な要素ですものね。


また、心地よい色調で132色という色の多さと、あえて例えるとチョークで塗りつぶしたようなマットな質感の美しさ。
特に、照明が当たった時のまろやかな反射が、とても美しい塗料です。
クロスの上からも塗ることができますし、冬でもだいたい2時間程度で乾くので、今回のようなケースにはうってつけでした。(乾燥時間は、寒冷地はもう少しかかるかもしれません。)


色の選択で気にかけたのは、お店のロゴでも使っていらっしゃる赤と緑と白の配色。
イタリアンらしい色遣いと、食欲を感じさせる色合いでもあります。
白は、お店の壁紙のすべてが白だったので、それ以外の赤と緑の色合いを足すことにしました。


ただし、もちろんただの赤、ただの緑ではインパクトがありすぎて、ファストフードのお店のようになってしまいます。

大人の方に居心地良く過ごしていただけるようなお店の雰囲気を目指しつつ、渋めのワインやよく熟したトマトの色合いを思わせるようなシックな赤系を3色。ほんのりと緑の雰囲気をもつ干し草のようなベージュ系の色合いを3色選び、最終的に、オーナーシェフご夫婦にも相談しながら、それぞれ1色ずつに決定しました。




養生から完成まで、およそ1日。
オーナーシェフご夫婦やスタッフの方、それに奥様のご友人と私で、3か所の壁を塗りました。
慣れないながらも熱心に作業をしていただいた皆様。ほんとうにご苦労様でした。
その後、次の日の半日でディスプレイを完成させ、なんとか撮影に間に合わせることができました。


もちもち食感のパスタと、お店の人たちの人柄が自慢のお店です。
ぜひ皆様、寄ってみてくださいね。




Bedrooms of the Fallen

お正月休みに新聞を読んでいて見つけた記事に、この写真集の紹介がありました。

「Bedrooms of the Fallen 」

戦死した青年兵の寝室を撮影した写真集です。

https://www.facebook.com/bedroomsofthefallen

(この本を紹介した日本語の記事もありました。http://karapaia.livedoor.biz/archives/52165006.html



寝室の写真を見ると、この青年兵たちがごく普通の子供たちであったことが分かります。
また、その部屋の主の人柄をも想像することができます。

子供が亡くなった後も、部屋をそのままにしている親御さん。
部屋にその子の姿を見ているのでしょうか。。。


部屋は、その部屋の住人そのもの。


悲しい気持ちになりつつも、改めてそう思えました。

世界のくらしから

ひとのくらしは十人十色。。。

いろんなくらしをご紹介していければいいなと思っています。

ギャラリー