オーガナイズメソッドで家づくり~これからのくらしのために~

フリーランスのインテリアコーディネーターのブログです。 オーガナイズの考え方を取り入れた、住宅インテリアのご提案をしています。 ぼちぼち、マイペースで更新中。(^_^) インテリアオーガナイズの考え方は、「オーガナイズメソッド」で検索してみてくださいね。http://www.interior-organize.com/

トータルコーディネート

よしのがわの出逢い

今年も、もう明日で終わりです。。
ブログをあまり更新しなかったことを悔いながら、2015年が終わっていこうとしております。。。(T_T)


今年もいろいろなお仕事をさせていただき、本当にありがとうございました。
たくさんの方々のお力添えを頂戴できたこと、幸せに感じています。


新築・改築のインテリアコーディネートのお仕事もたくさんさせていただきましたが、今年は、セミナーの講師のお仕事が、今までの中で特に多い年でした。

その中でも特に印象深かったのは、私のホームページhttp://www.interior-organize.com/からお問合せをいただいたことから発展したお仕事です。


「よしのがわ 幸せたくさん 子だくさんセミナー」
http://www.city.yoshinogawa.lg.jp/docs/2015101400015/


2回別々のセミナーを担当させていただきましたが、参加者の方々やご担当された市の職員の方々との出会いは、とても新鮮で、楽しいものとなりました。

暮らしやインテリア、オーガナイズの話が、新しく豊かな人生を探している方々のお役に立てるのだという、新しい気づきがあったように思います。


さあ来年も、もっともっと新しい出会いを求めて頑張るぞ!!!






「捨てる技術」

3月10日の朝日新聞のオピニオン欄に、私も参加させていただいている「家事塾」主宰の辰巳渚さんのコラムが載っていました。「捨ててこそ」というタイトルのリレーオピニオンの、〆のコラムのようです。
最近話題になっている、親の家の整理についても、書かれています。




辰巳渚さんといえば、15年前にベストセラーにもなった「捨てる技術」を書かれた方です。
今でも、「クロワッサン」をはじめ数多くの女性誌に記事を書いたり、特集に出演されていたりしています。


15年前、私もこの本を読ませていただきました。

「ものを簡単に捨てちゃダメ」「ものを大事に」といえ教えがひっくりかえるようなタイトルなのと、当時エッセイや暮らしに関する本をよく読んでいたので、とても惹きつけられました。


15年前には会社員だった私も、その後独立。。。

インテリアコーディネーターという立場ながらも、暮らしに近い部分でご提案できるようなスタイルを漠然と希望し、その方面へシフトし始めていたころ、「きっと話が合うと思うよ」と、以前勤めていた会社の先輩から紹介されたのが、辰巳渚さんでした。
その頃辰巳さんは、家事セラピストという資格を創造し始めたころで、いろいろな場所でセミナーを開催されていました。

そのセミナー会場でお会いする日。
あの本を書かれた方とお会いするなんて!・・・とちょっと緊張気味に思っていた私ですが、予想に反して、非常に気さくな辰巳さん。。。

その後、私も「家事セラピスト」の資格を取得するために、約半年間、2週間に一度お会いさせていただいていたのですが、何度お会いさせていただいても、印象は変わることなく気さくなまま。
きっと、裏表のない、嘘のない方なのだと思いました。


ご自宅にも一度伺わせていただいたのですが、「捨てる技術」というタイトルだとどんなシンプルで味気ないインテリアなのかしらと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それがいい意味で裏切られるようなインテリアでした。

北欧住宅と日本家屋がミックスされたような、すこしレトロな雰囲気のインテリア。
辰巳さんにぴったりの、お人柄の温かさも感じられる、居心地の良さでした。

インテリアを見るだけで、その住人が、自分の好きなものや似合うものを知っている方かどうかが判ります。
辰巳さんのお家は、まさに「自分が分かっている」といった感じ。。。
「捨てる」行為の末に行き着いた、オーガナイズされた空間でした。




ここ何年かはちょうど仕事が重なったり、家族の入院があったりして、年に一度の「家事塾」の総会にも出席できない状態が続いています。

今年は、できれば出席して、また辰巳さんや会員の方々と一緒に、楽しく飲みにいけたらいいな~と思っています。



「家事塾」や「家事セラピスト」にご興味のある方は、ぜひこちらからどうぞ。
http://kajijuku.com/
「家事セラピストを探す」の欄の香川県のところには、私も載っています。











ピアットさんのプチリフォーム

去年の年末のことですが、お店のコンサルティングをしている知人からの紹介で、
高松市由良町のピアットさんhttps://www.facebook.com/pages/%E5%89%B5%E4%BD%9C%E3%83%91%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%81%AE%E5%BA%97Piatto-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%88/270881146286745?fref=ts
のプチリフォームを担当させていただきました。

今回は、クリスマスを前にしたプチリフォームで、雑誌関連の撮影日程などから計算すると、作業期間はほぼ1日半(!?)しかなく、でもイメージを一新したい!というかなりの難題。。。



すでにお店の内装は4年前のオープン当時にベース(一部梁見せ・一部レンガ張り)ができているので、それを活かしつつ、何か変更できる部分を考えました。



印象を大きく変えるとしたら、やはり注目すべきは、色。
それもできるだけ大きな面で・・・となると、やはり手をかけるべきは「壁」です。




それならば。。。。


「いっしょに壁を塗りませんか?」とご提案させていただきました。




日本ではクロスが壁装材の中で良く使われますが、欧米ではペイントがよく用いられます。
アメリカのホームセンターでは、塗料は花形商品で、お店の中心的存在なのです。
しかもDIYで塗る人が非常に多い。
私のカナダの友人も、引っ越し先の壁を塗ったと見せてくれたことがありましたし、私自身も、自室の壁を自分でペイントしたことがあります。



今回のピアットさんのリフォームでは、イギリスのファロー&ボール社製の水性塗料を使いました。
http://www.colorworks.co.jp/products/fb.html
非常に匂いの少ない塗料で、最近の日本のメーカーさんの水性塗料も以前に比べて匂いが少ないですが、それよりさらに匂いません。あえていうと、かすかに漆喰のような匂いがしますが、乾くとこれも匂わなくなります。
食べ物を扱うお店では、匂いがないということは大切な要素ですものね。


また、心地よい色調で132色という色の多さと、あえて例えるとチョークで塗りつぶしたようなマットな質感の美しさ。
特に、照明が当たった時のまろやかな反射が、とても美しい塗料です。
クロスの上からも塗ることができますし、冬でもだいたい2時間程度で乾くので、今回のようなケースにはうってつけでした。(乾燥時間は、寒冷地はもう少しかかるかもしれません。)


色の選択で気にかけたのは、お店のロゴでも使っていらっしゃる赤と緑と白の配色。
イタリアンらしい色遣いと、食欲を感じさせる色合いでもあります。
白は、お店の壁紙のすべてが白だったので、それ以外の赤と緑の色合いを足すことにしました。


ただし、もちろんただの赤、ただの緑ではインパクトがありすぎて、ファストフードのお店のようになってしまいます。

大人の方に居心地良く過ごしていただけるようなお店の雰囲気を目指しつつ、渋めのワインやよく熟したトマトの色合いを思わせるようなシックな赤系を3色。ほんのりと緑の雰囲気をもつ干し草のようなベージュ系の色合いを3色選び、最終的に、オーナーシェフご夫婦にも相談しながら、それぞれ1色ずつに決定しました。




養生から完成まで、およそ1日。
オーナーシェフご夫婦やスタッフの方、それに奥様のご友人と私で、3か所の壁を塗りました。
慣れないながらも熱心に作業をしていただいた皆様。ほんとうにご苦労様でした。
その後、次の日の半日でディスプレイを完成させ、なんとか撮影に間に合わせることができました。


もちもち食感のパスタと、お店の人たちの人柄が自慢のお店です。
ぜひ皆様、寄ってみてくださいね。




ジャーサラダ

先日、久しぶりにヨガの先生のところでランチ会があり、生徒数人で食べ物を持ち寄り、楽しいランチの時間を持ちました。

3年前くらいから、週一回程度でヨガをしていました。
現在は、先生に昨年11月に赤ちゃんが生まれ、また先生夫婦がこの春にイタリアに移住することになったため、残念ながら教室自体がなくなることになってしまいました。


イタリアに移住!?と思われると思いますが、実はヨガの先生はフランス人で、ご主人はアメリカ人。
ご主人が英語の先生として来日し、ヨガをニューヨークで学んでいた奥さんは、日本に来てヨガを教えはじめた、という次第です。
私は、なんと、その記念すべき一人目の生徒。
体調管理のためヨガを習いたかったのと、英会話の勉強にもなるので、願ったりかなったり。
友達からいいタイミングで彼女のことを教えてもらって、ラッキーでした。


ヨガをするときは、基本的に英語です。でも、時々、覚えた日本語も飛び出します。
「MIGI~、HIDARI~」みたいな感じで。(笑)




さて、今回のランチ会。
私が持って行ったのは、ジャーサラダ。最近、巷で話題のサラダです。
いろいろ本も出てるみたいです。http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC/dp/4776796465


「ジャー」は、ガラスの密閉容器のこと。

まず底にドレッシングを入れ、その中にゆでた根菜や魚介・肉系など水気の少ないものを先に。
次に、水洗い・カットした野菜を彩りよく順番に入れていく。。。という感じです。
持って行った先では、容器をよく振ってドレッシングを具材全体に絡め、逆さにしてお皿にあけます。

私はゴマドレッシングの和風サラダ(ゴボウ・もめん・ゆで鶏・豆腐・カブ・ホウレンソウ)と、ちょっとピリ辛のタイ風サラダ(エビ・はるさめ・カブ2種・セロリ・わさび菜)の2種類を作りました。
もちろん、テキトーの自己流ですが。。。

見た目もきれいだし、もち運びも便利!逆さにしてお皿にあけるという、イベント的な楽しさもあります。
暖かくなったら、お花見に持っていくのもいいかもしれません。
もちろん、毎日お弁当暮らしの人にも、良いかと。


この料理(?)に使う、密閉容器。
実は、モデルハウスのディスプレイのお仕事でも良く使います。
いろんな形のパスタや豆類・乾物を入れるとキッチンスペースに、コットンや小さな固形石鹸を入れると洗面室の空間に。と、彩りを添えてくれます。




この日に使った容器は、現在は、ひとくちチェコレートとビスケットの入れ物として、我が家で活用しています。
中味の減り具合も分かって、いいですね。


彼女がイタリアに行ってしまったら、寂しくなります。
またいつかイタリアへ、会いに行きたいな。






ペットとの暮らし

最近、ペットを飼っていらっしゃる方のお家を担当させていただくことが多くなりました。


ほとんどは、イヌかネコ。または、両方という方や、金魚や熱帯魚などの水槽で飼う生き物のいるご家庭も。

イヌやネコのためには、脚に優しい床材やメンテナンスしやすい素材の内装材など、ご提案できるものも各メーカーから出ています。
水槽で飼う生き物は、その水槽の大きさによっては床補強が必要であったり、近くに水場を設けて、水の替えがしやすくなるようにご提案する必要もあります。また、日光が当たりすぎると水コケが生えやすく、直射日光の良く当たる場所は、置き場として適さないところもあるようです。

でも、その飼い方も一通りではなく、ペットの性格やクセ、またご家庭の事情によって、必要なものも変わってきます。
それをよくヒアリングしながらすすめていく必要性があります。




私のうちでも、イヌを飼っています。

うちにいたイヌは、いままでに3匹。
3匹とも、もらったか拾ったかのどちらかで、すべて雑種です。


最初の一匹は、私がまだ小学生低学年の頃のこと。私が近所のイヌに噛まれてイヌ嫌いになったのを克服させようと、父が知人のところからもらってきたオスでした。ペロと名付け、外でつないで飼っていましたが、病気で死んでしまって辛かったことくらいしか、あまり覚えていません。ごめんね、ペロ。



次の子は、たまたま家に居ついた、たぶん捨て犬のメス。名前は、クマと名付けました。でも、勇ましい熊ではなく、ティディベアのような存在。眉毛が下がった気の弱い子で、その後同じく迷ってきたウサギが勝手に同居してしまうような、優しい子でした。
その頃のうちの庭は、放し飼いのイヌとウサギ(名前はウサ)が並んでお昼寝したりする、童話の中のような信じられない風景がありました。外飼いの上、性格は大人しく、手間のかからない子でした。
その子は、16年生きました。


ウサがいなくなったりクマが死んでしまったことで、ペットロスになりそうになり、もうペットは飼うまいと私は思っていたのですが、その2年後、またしても父が、保健所に連れて行かれそうになった知人のところのイヌを、突然もらってきてしまいました。

何だか雰囲気が人間くさいような、不思議な雰囲気のイヌ。。。それが、今のボブ(オス)です。

飼ってから2年は外飼いだったのですが、去年・一昨年と父が入院することが何度かあり、何かの時のためにケージにも慣らしておいた方が良さそうだったので、はじめて室内にケージを置きました。
昼間は外で放し飼い。寒い夜や台風の日は、リビングのケージの中。

特に今の寒い時期は、狭いながらも暖かい室内のケージ暮らしは、ボブにとってもうれしい状況だったようで、あっという間に慣れてくれました。
これなら車に乗せて旅行に行ったり、場合によってはホテルに預けることもできそうです。


でも問題は、掃除する回数が増えたこと。。。
どちらかというと短毛で、抜け毛が少ないとはいえ、やはり、毛が舞いますね。。。
モップと掃除機の出動が増えました。リビングの近くに、いつもスタンバイさせています!


それでも。。。


夜中に「すーすー」と安心しきったボブの寝息が聞こえるリビングは、人間にとっても居心地が良く、しかたないなあと思う今日この頃です。







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