草間彌生の展覧会に行ってきました。

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カップルでも友達同士でも楽しい!
天才芸術家の怒涛の人生に体が震える展覧会の感想です。


〜目次〜
1. 展覧会の基本情報
2. 気になる混雑状況は?
3. 例えばこんな作品がありました
 ①スペースを最大限生かした連作
 ②誰の影響も受けなかった天才の世界観
 ③星の幻想空間
 ④ストリートアートは無料で見られる!
 ⑤白い部屋にシールを貼る体験型アート
4. 逆に惜しかったところ
 ①グッズ売り場が大混雑
5. まとめ
6. 割引情報
7. 関連情報


展覧会の基本情報

展覧会名:草間彌生 わが永遠の魂
場所:国立新美術館
最寄駅:乃木坂駅(B6出口直結)
会期:2017/2/22〜5/22
作品数:約200点
所要時間:1時間30分
観覧料:一般は1600円
ロッカー:あり(100円、使用後返金)


気になる混雑状況は?

かなり混んでます!
会場が割と広いので、体感ではそこまででもないのですが、
映像作品が見られる所はなど狭いスペースはどうしても混雑してしまいます。
ミュシャ展と同時開催ですからね…
しかもテレビ東京の美の巨人たちで特集されてしまいましたし…

それに加えて、お土産ショップもめちゃくちゃ混んでます!
じっくり商品を選べないのと、レジが混んでいて15分くらい待ちます。
酷い時間帯だと40分くらい並ぶらしいです。


例えばこんな作品がありました

①スペースを最大限生かした連作

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壁に貼られているのは2009年から制作が始まった「わが永遠の魂」シリーズ。
全部で約130点ほどあるのですが、全てこの一部屋に展示されています!
順路の最初なのでここで圧倒されます。
完全に草間彌生ワールドに浸ることができます。

作品一つ一つにタイトルがついていますが、会場ではよく分かりません。
じっくり鑑賞するというよりは、ざっと眺めつつ一周し、気に入った所に戻るスタイルになるかと思います。

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「真夜中に咲く花」

同じ部屋にはお花のモニュメントも展示されています。
毒々しいほどポップな色使いとツルンとした質感に草間彌生らしさが爆発しています。

それにしてもこの細い首でどうやって大きな花を支えているのでしょうか…
落ちてこないか不安になります。

部屋がとても広いので、好きな順序で見てみてくださいね。
また、この部屋は写真撮影可能です。
気に入る作品が必ず見つかるので、記念に撮っておきましょう。


②誰の影響も受けなかった天才の世界観

草間彌生は幼い頃から幻聴や幻覚に悩まされてきました。

と言うと、幻覚を作品のモチーフにしたと思われがちなのですが(それもあったかもしれませんが)、
彼女が凄いのは、まぼろしから逃れるために作品制作に没頭したということなんですね。

以下の作品をご覧ください。

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「太陽」(1953)
東京国立近代美術館

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「The Man」(1963)
広島市現代美術館蔵

うげっ、気持ち悪っ!

どちらも病的なまでに何かが集まってできていますね。
ぶつぶつ恐怖症の弊職としては蕁麻疹ものですが、並大抵ではないエネルギーによって作られていることは分かります。
普通できないですよね、同じような突起を作り続けたり、同じような点を書き続けるなんて。

これらの作品にはある種の気持ち悪さがあるのですが、では女性に人気のドットの作品はどうでしょうか。

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「かぼちゃ」(1999)
松本市美術館蔵

これもよくよく見ると気持ち悪くないですか!?

ぱっと見かわいい水玉模様なんですけれどもね。
彼女の「病的に生産し続ける」という性質に秩序が加わり、水玉模様になったんだと思います。

グッズで見るとかわいいのになぁ。
展覧会で彼女の人生の一部として見ると、水玉が急に恐ろしく感じられます。

しかしもっと凄いのは、草間彌生が誰の影響も受けなかったということです。
幻聴幻覚から逃れたい一心で作った作品は、完全にオリジナルです。

史上、どんなに優れた画家もオマージュやパロディといって過去の偉大な画家の作品を作品に取り入れたりしてきました。
完全なオリジナルというのは、たとえ天才画家であっても不可能に近いのです。

草間彌生は「自分が世界で最も素晴らしいアーティストである」と自称しています。
弊職はなんて嫌味なヤツ、と思っていましたが、前言撤回です。
あなたは凄いです。本物の天才です。


※いずれも公式HPより写真を拝借しました。


③星の幻想空間

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「生命の輝きに満ちて」(2011)

写真撮影不可のため公式HPから借りた写真なのですが、
実物の感動はこんなもんじゃないよ…!!
写真も綺麗ですけど、本物の迫力はケタ違いです。

鏡で挟まれた空間に無数の電球が吊るされているので、永遠に遠くまで小さな光が輝いています。
まるで星が地上に降りてきたかのようです。

小さな部屋なので、出ては入口に戻り、を繰り返してしまいました。
感動をたとえるならこんな感じです。

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著作者: Nik Cyclist (GATAGより)
塔の上のラプンツェルのあの光のやつです。
あのシーンの中に入ったときのような感動でした。
HPの写真の1億倍感動できました!


④ストリートアートは無料で見られる!

国立新美術館まで行ったのにお金払って展覧会に入りたくない人がいるとは思えませんが、タダで見られるスポットも紹介しておきますね。

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「南瓜」(2007)
フォーエバー現代美術館

乃木坂駅に向かう出口を出て、チケット売り場を右に曲がった所です。
すなわち乃木坂駅からエスカレーターを上って外に出たら左です。
(ちなみに弊職は今まで南瓜スイカと読んでいました。恥ずかしすぎる)

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「木に登った水玉 2017」(2017)
作家蔵

写真を撮るときは一本だけではなく、並木を撮ると面白いです。
後述するナルシスの庭がある所からは並木を見下ろすことができ、それも面白い景色になっています。

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「ナルシスの庭」(1966/2017)
作家蔵

これは見逃しがちなので、忘れないでくださいね!
展覧会と同じ1Fにカフェがありますね。
そのカフェにはテラス席があるので、とにかく外に出てみてください。
建物に沿って左側へ行くとミラーボールがゴロゴロしてます。


⑤白い部屋にシールを貼る体験型アート

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「オブリタレーションルーム」(2002-現在)

カラフルな水玉のシールをスタッフから受け取り、真っ白な部屋の壁や床・家具に貼り付けます。
展覧会が始まってからまだ4日目なのに、すでにこんなにスペースが埋まっています!
もはや家具と壁の境目が分かりません。

面白いと思ったのはシールを繋げてすだれみたいにするやつ。
(美術が好きだからといって表現力があるわけではない)
電気シェードに水玉が垂れててかわいいです。

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チケットか半券を持っていないとシールを貰えないので、半券を捨てないでくださいね!

また、この部屋の入口と出口には段差があります。
弊職は普通につまづいて転びそうになったので、みなさんも足元にご注意くださいね!


逆に惜しかったところ

①グッズ売り場が大混雑

これは人気展覧会の宿命かもしれませんね。
ですが、グッズをじっくり選ぶこともできなければ、レジも長蛇の列で40分待ち。
作品を見て折角感動したのに、全部冷めちゃうと思うんです。

私が並んだときは15分待ちでしたが、長いとレジだけで40分も待つみたいです。
複数人で行くときは交代で並ぶとかの対処が必要かもしれないですね。
(それがマナー的に良いかどうかは分からないですが)

さらにグッズについても物申したいことがあるのですが、それは別の記事のお話。
→記事書きました!
六本木で草間彌生のグッズが買えるお店まとめ


まとめ

天才アーティストの壮絶な人生と命への賛歌!
全ての作品が活き活きと鑑賞者にメッセージを訴えます。

感性がゾクゾク言う展覧会でした。
老若男女みんなにおすすめです。
草間彌生展、ぜひ行ってみてくださいね!


割引情報

サントリー美術館「絵巻マニア列伝」または森美術館「N・S・ハルシャ展」の半券をお持ちの方
→半券提示で100円引きとなります。
 詳しくは
あとろ割の記事をご覧ください。

同じく国立新美術館の「ミュシャ スラヴ叙事詩展」、森アーツセンターギャラリーの「大エルミタージュ展」の半券をお持ちの方
→半券提示で100円引きとなります。相互割引が使えます。


関連情報

草間彌生 わが永遠の魂展 公式HP

草間彌生のグッズならこちら
六本木で草間彌生のグッズが買えるお店まとめ

草間彌生の関連本の感想はこちら。
生命の輝きとは:草間彌生「水玉の履歴書」
帯の文に釘付けになります。


芸術新潮で本展覧会の特集が組まれています。
草間彌生のロングインタビューや書き下ろしの詩も載っていますし、
絵も沢山載っていて画集に負けないクオリティです。


同時開催の展覧会はこちら。
ミュシャ スラヴ叙事詩展

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