総本家辻の辻です。今日は厚志さんの出版記念パーティーが開催されます。それに乗っかっていきます。ようやくB/Sの小冊子が完成しました!!

小冊子の「はじめに」を紹介させていただきます!


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顧問税理士から届く月次の試算表や、年に一度の決算書。さて、あなたはそれらの書類のどこを見ていますか?

多くの経営者は、経常利益や営業利益などの『今期の利益』しか見ていません。

たとえば、試算表の「今の利益」を見て、
・よし、この調子で次の四半期も進んでいこう。
・これはまずい! 新しい売上拡大策を打たなければ……。
などの意思決定をすると思います。
「利益」以外の数値はほとんど見ていません。

あるいは、決算書の最終利益を見て、
・「今期も黒字で良かった♪」と安堵する。
・次は税金の支払額を確認。そして、その資金の手当てをしておしまい。
税理士さんも、今期(あるいは当月)の業績しか説明してくれません。

 かくいう私も経営研修の講師になる前は、損益計算書(以下P/L)を5分ほど。そのあとの貸借対照表(B/S)は1分しか見ていませんでした。

先日、〇〇〇株式会社の倒産がニュースになっていました。
「納入価格が低く収益性に乏しかったほか、金融機関からの借入金も重荷に。また代表個人への数千万円にも及ぶ貸付金が長年にわたり固定化し財務の足かせとなっていた。18年には主力得意先からの受注が大幅に落ち込む事態が発生。< 中 略 > 最後は、準自己破産というカタチで50年の業歴に幕を閉じた」

この文章から、私なりに〇〇〇株式会社の倒産の理由を推察してみると、本業で利益が出ていない……これが一番の理由だと思います。さらに、社長への貸付金が長年ある……銀行から見ると、この経営者の姿勢はアウトです。銀行が「追加融資は不可能」と判断して倒産に至ったのだと思います。

次は誰もが知る有名企業の事例です。


レナウンという会社をご存知だと思います。1902年創業のアパレル会社です。この有名企業が2020年5月に倒産しました。直前の2019年12月期決算の売上は503億円、経常利益が80億円の赤字でした。
 たしかに赤字決算でしたが、100年以上も続く老舗企業なので、自己資本は153億円、自己資本比率は43%。危険な数字とはいえません。しかし、このような超有名企業でも倒産してしまうのです。

その詳しい理由は、第3章で説明しますが、
「P/Lは5分ほど見るだけ」「B/Sは1分程度で自己資本比率を計算するだけ」では会社を守れないことをご理解いただきたいのです。


遅くなりました。ここで自己紹介をさせていただきます。
私の名前は 辻 敏充。
本業は食品の卸売業。それ以外に、経営を学ぶ研修『マネジメントゲーム』の講師をしています。

2022年9月にP/Lの本を出版させていただきましたが、その『おわりに』で「次はB/Sの本を出版します」とご案内しました。
 なぜB/Sを出版しようと思ったのかと言いますと、B/Sを分かってないと会社を倒産させてしまう可能性が高くなってしまうからです。

私は、倒産という言葉が大嫌いです。私の父が、35年前に会社を倒産させたのです。その時代は、倒産すると取り立て屋が自宅に押し掛けて全ての有り金を巻き上げていく……といわれていました。

当時高校生だった私は、「家に取り立て屋が家に来るのでは?」と怯えていました。すると、母親が泣きながら私の部屋に入って来て「このお金をあんたの部屋に隠しておいて。頼んだよ!」と、私に1つの札束を手渡したのです。私はその札束を受け取ると、「どこに隠そう?」「ここにしようか?」「いや、これでは見つかってしまう」と、絶対にバレない場所に必死の思いで隠したことを今でもハッキリと覚えています。

倒産は、経営者と社員の家族を不幸にします。ときには取引先の家族まで不幸にしてしまうこともあります。本当に悲惨です。私たち家族が経験した、あんな惨めな思いは誰にもしてほしくないのです。

P/Lの本の中でも書きましたが、企業が倒産するのは、赤字でもなく、債務超過でもありません。お金が無くなったときです。
もっというと、銀行が支援を打ち切ったときに倒産してしまうのです。
ということは、

銀行が「支援してもいいよ♪」と思ってもらえる決算書。綺麗な決算書づくりにコツコツ、コツコツ取組んでいかなればならないのです。

そのためには、利益を上げ続けなければなりません。さらに、「社長がどのような思いで事業を行っているのか?」が重要なポイントになります。B/Sにその社長の思いがハッキリと表れてくるのです。

先ほど紹介した〇〇〇株式会社の社長さんは、長期の社長貸付金を当たり前のように放置していました。銀行に「社長が会社を喰いものにしている」という印象を与えてしまったのです。そして、「こんな経営姿勢、こんな汚れた決算書では応援できない!」と、銀行がその社長を見切ったのです。

 では、前置きはこの辺りにして、『貸借対照表 入門講座』をスタートします。
「銀行から支援を受けやすい綺麗なB/Sづくり」
「倒産しにくいB/Sづくり。強い会社づくり」
を目指して、私と一緒に学んでいきましょう。


タイトルの検討では、ご協力をいただきありがとうございました。この小冊子を書こうと思ったのも数年前の経営塾でB/Sの講義をさせていただいたからです。その時の資料がベースとなっています。経営塾での体験が思いがけない結果を生んでいます。


BS00





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