2007年01月09日

1月8日NY原油相場

1月8日(ブルームバーグ):

米国債:ほぼ変わらず。コーン米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が
講演で今年は緩やかな景気拡大が見込まれるとの見通しを示したため、米連邦公開市場委員会(FOMC)が今後数カ月は政策金利を据え置くとの思惑が強まった。

  モルガン・スタンレー個人投資家部門の債券ストラテジスト、ケビ
ン・フラナガン氏(ニューヨーク州パーチェス在勤)は「FRB高官は引
き続き(リスクとして景気減速よりも)インフレの方をより重視してい
る」と指摘。「FRB高官は住宅部門と製造業部門の弱さは波及しないと
みている」と述べた。

  キャンター・フィッツジェラルドによると、ニューヨーク時間午後4
時57分現在、10年債利回りは前週末比1ベーシスポイント(bp、1bp
=0.01ポイント)上げて4.65%。10年債価格(表面利率4.625%、
2016年11月償還)は3/32下げて99 24/32。

  金融政策の影響を受けやすい2年物国債利回りは同3bp上昇の
4.78%となった。

  コーン副議長は米景気が緩やかに拡大を続ける下地があるとし、住宅
市場が安定に向かっている前兆もあるとした。労働コストの伸びが加速し
ている影響については「(インフレに対する)警戒姿勢を緩めるには「時
期尚早」と述べた。

  前週、5日発表の2006年12月の雇用統計で非農業部門雇用者数が
エコノミスト予想以上に増加したため、10年債利回りは過去1週間の最
高水準まで上昇した。モスコウ総裁が同日、引退する人の数が増えるにつ
れ労働力人口の伸びが減速するため、インフレを引き起こさない最大の経
済成長率が低下する恐れがあるとの見解を示したことも売りを誘った。

            雇用は緩やかでも

  モスコウ総裁はさらに「過去6カ月の非農業部門雇用者数の伸びは平
均で約16万人だ」と指摘。「過去の標準なら平均的な伸びだが、現在の
労働力人口の(減少)基調を考えれば、非常に底堅い伸びであるとみてい
る」と述べた。

  労働省が5日に発表した12月の雇用統計によれば、非農業部門の雇
用者数は前月比16万7000人増と、ブルームバーグが集計したエコノミ
スト予想の中央値である10万人増を上回った。失業率は10月に4.4%
と5年ぶりの低水準となった後、2カ月連続で4.5%となった。

  投資会社キャッスルオーク・セキュリティーズ(ニューヨーク)の債
券セールス部門のディレクター、ジョン・ジャンセン氏は「FRBは一枚
岩だ。現在の経済状況を考えると、非常に長い間、FF金利の誘導目標を
変更することはないだろう」と語った。

  FF金利先物相場は3月21日のFOMCでの利下げの可能性を
12%織り込んでいる。1カ月前は完全に織り込んでいた。

           利下げ時期見通しの後退

  UBSセキュリティーズはFOMCがFF金利の誘導目標を引き下げ
る時期について従来見通しの3月から5月に変更した。5日の雇用統計と
モスコウ総裁の発言が理由だ。今後3カ月の10年物国債利回りの予想に
ついても4.5−4.85%から4.53%−5%に変更した。

  UBSの米債ストラテジー責任者、ウィリアム・オドネル氏は「FO
MCが3月までに引き締め気味の金融政策から中立の政策に移行し、利下
げを実施するほど、雇用統計が弱くなるとも、急速に悪化するとも思えな
い」と述べた。UBSはプライマリーディーラー(米政府証券公認ディー
ラー)22社のうちの1社。

  世界最大の銀行間取引ブローカー、ICAPによると、米国債の売買
高は約1610億ドルとなった。3カ月平均は約2940億ドル。

  ニューヨークでの異臭騒ぎやマイアミ港の不審物に関する報道が流れ
た。AP通信によると、不審物はその後、散水装置部品を含んでいたこと
が明らかになった。


           インフレ連動国債入札

  ブルームバーグが実施したエコノミスト調査(対象49人)によれば、
12日に発表される12月の小売売上高の予想中央値は前月比0.6%増。
11月の1%増と併せた2カ月連続の数値としては2005年12月―06年
1月以来、ほぼ1年ぶりの高水準になる見込みだ。

  米財務省は8日、(11日実施の)10年物インフレ連動債の入札規
模が90億ドルになると発表した。

  情報会社ファイナンシャル・リサーチ(ボストン)によると、インフ
レ連動債で運用する投資信託は2006年1−11月に差し引きで28億
5000万ドルの資金流出となった。1997年にインフレ連動債の発行が始
まって以来、インフレ連動債で運用する投信は毎年、資金流入となってい
たが、FRBが物価を抑制するとの思惑を背景に初めて資金流出となった。




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orima1 at 17:13│Comments(0)TrackBack(0)clip!原油 

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