むかし拝み屋さんに行った話

除霊のことを書いていて思い出したのですが、随分若い頃所謂拝み屋さんのところに何軒も行ったことがあります。
といっても自分自身の相談事で行ったわけではなく母の付き添いという形で行ったのです。

当時家の中は父の女性問題でひっちゃかめっちゃかでした。
それが何とかならないかと母は藁をも縋る想いであちこち相談に行っていたような気がします。
今と違い当時の私は霊だとか霊能力だとか全然信じていませんでした。

覚えている限りでは拝み屋さんというのは大体中高年の小母さんで待合から一組ずつ奥の間みたいなところへ呼ばれて個別にお話するみたいな感じだったと思います。
悩み事や願い事を聞いてお経やマントラみたいなものを唱えていたようです。

ただ、色んなところへ行ったはずなのに印象に残るような不思議な体験は一つもありません。
私がただ鈍感だっただけかも知れませんが…

今ならスピリチュアルカウンセラーとかいって料金とかもきっちり決まっているのでしょうが、昔の田舎の拝み屋さんはお布施方式で心付という形で渡していました。
まあ、見てもらうだけならそんなに高額ではなかったはずですが…

しかし、今考えると結構変わった経験でしたよね。
あんなところに普通若い男（当時の私）が行くことなんて滅多にないでしょうから…
まあ、落ちも何もないそれだけの話です（笑）


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Comments

[5. orion12]

> 紫苑さん
父は結局最後までウチには帰ってきませんでした。
あれから長い歳月が流れ…「あれもまた一つの人生なんだ」と今では結構さっぱりと思えるようになりました（笑）

[4. 紫苑]

お母様は自分の苦しみを息子にも理解してほしくて連れてったのかしらね

結局、お父様に変化はあったんでしょうか

[3. orion12]

> さとちゃんさん
大変でしたね(T_T)
どう考えてもそれって私のいうところの『物の怪使い』の人だと思います。
何処まで自覚があるのか解りませんが…

[2. さとちゃん]

今から数年前に知り合いだった気功師から教えてもらい祈祷寺院へ行ったのですが…けっこうな金額(相談料と祈祷料)を取られました(汗)。その祈祷僧の霊視は全く外れてるし（笑）僧侶の顔が何故か狐や狸っぽい感じに見えました。なんか寺院も変な雰囲気でしたしね。若くて世間知らずだったから私も良い勉強になりました。