
■株式投資では裏切り者になれ
株式投資には裏切りが付き物。
なんて書くと、「三国志」や韓国時代劇ドラマ、たとえば「女人天 下」どの見過ぎ、
こう思われてしまうかもしれません。
... 実際、「三国志」や「女人天下」の登場人物たちは多彩、しかも欲 望剥き出しで、
日本のドラマに多い直情径行型は少なく、ほとんどが戦略力に優れ ているため、裏切りは日常茶飯事ともなっています。
それだけにドラマが面白く出来上がっていて飽きさせないのですが 、
ドラマの世界で裏切り行為が多発しても特に問題はなく、逆に面白 くてならなくなるのですが、
実人生や株式投資でそれが多発しては非常に対処しにくくなってし まいます。
困ったことに実人生でもわれわれはよく裏切りに遭遇してまいます 。
約束を破られたりするのはごく普通であり、そうなっても最近では 怒る気にもなれませんが、
もう一つ慣れなければならない裏切りがあります。
株式市場でのそれです。
ここでに実人生よりも激しく裏切り行為が横行しています。
誰かに直接騙されるということではありません。
つまり最近起きた投資顧問AIJのようなことを言っているのでは ありません。
中小企業から預かった2000億円の年金をほとんど失ってしまっ たという事件は、
確かに裏切り行為ではあります。
しかし私のいう市場での裏切り行為とはその種のことではなく、
上ると思って買ったところ売りが出て下げてしまう、
あるいは下がると思って売ったところ上げてしまう、
このような、いわゆる「市場の裏切り」のことです。
それはなぜ起きるのか。
上ると思わせておいて、売る投資家がいるからであり、
逆に下がると思わせて、買う投資家がいるからでもあります。
ただ実人生での裏切りでは、裏切り者は裏切られる犠牲者を特定し て行うことが多いのに対し、
株式市場での裏切りは、特定の人物や団体を対象にそれを行うわけ ではありません。
市場参加者が増え、特定の銘柄に買いが集中したりすることで株価 が急騰したりすると、
そこに売りをぶつける、
このような行為は、多数者の欲望(=願望)を裏切るものであり、
特定の誰かを困らせてやろうとして行われるものではありません。
ただ単に欲望(願望)の肥大ぶりを見ての行為。
こう言ってよく、それだけに誰もがひっかかる恐れがあります。
欲望(願望)の肥大。
これは誰にでもあること、
特に株価が上がってくれば自分も儲かりたいという欲望を持つのは 自然でもあり、
それだけ裏切られやすいといえます。
そして実際裏切られ、株価が買い値を下回って損してしまったあと 、
裏切り者は誰だ、
と叫んでも遅い。
こうなります。
株式市場にはいつも裏切り者がいるのです。
そしてそいつは市場のどこかに身をひそめていて、自分が買う気に なったところで売りを出してくるのです。
それがどこの誰かは分かりません。
でも自分より安いところで買った人や金融機関などであるのは確か 。
彼らの存在を忘れてしまうと、
そうです。
裏切られ、損してしまうのが株式投資の現実です。
儲かるは、もちろん裏切り者の存在、
これをいつも忘れないようにする。
これに限ります。
そしてさらに進んで、
裏切る側に回る。
こうなれば最高です。
実人生での裏切り行為は許されませんが、
株式市場ではいくらでもOKです。
以上、株長者へのロードマップでした。
株式投資には裏切りが付き物。
なんて書くと、「三国志」や韓国時代劇ドラマ、たとえば「女人天
こう思われてしまうかもしれません。
... 実際、「三国志」や「女人天下」の登場人物たちは多彩、しかも欲
日本のドラマに多い直情径行型は少なく、ほとんどが戦略力に優れ
それだけにドラマが面白く出来上がっていて飽きさせないのですが
ドラマの世界で裏切り行為が多発しても特に問題はなく、逆に面白
実人生や株式投資でそれが多発しては非常に対処しにくくなってし
困ったことに実人生でもわれわれはよく裏切りに遭遇してまいます
約束を破られたりするのはごく普通であり、そうなっても最近では
もう一つ慣れなければならない裏切りがあります。
株式市場でのそれです。
ここでに実人生よりも激しく裏切り行為が横行しています。
誰かに直接騙されるということではありません。
つまり最近起きた投資顧問AIJのようなことを言っているのでは
中小企業から預かった2000億円の年金をほとんど失ってしまっ
確かに裏切り行為ではあります。
しかし私のいう市場での裏切り行為とはその種のことではなく、
上ると思って買ったところ売りが出て下げてしまう、
あるいは下がると思って売ったところ上げてしまう、
このような、いわゆる「市場の裏切り」のことです。
それはなぜ起きるのか。
上ると思わせておいて、売る投資家がいるからであり、
逆に下がると思わせて、買う投資家がいるからでもあります。
ただ実人生での裏切りでは、裏切り者は裏切られる犠牲者を特定し
株式市場での裏切りは、特定の人物や団体を対象にそれを行うわけ
市場参加者が増え、特定の銘柄に買いが集中したりすることで株価
そこに売りをぶつける、
このような行為は、多数者の欲望(=願望)を裏切るものであり、
特定の誰かを困らせてやろうとして行われるものではありません。
ただ単に欲望(願望)の肥大ぶりを見ての行為。
こう言ってよく、それだけに誰もがひっかかる恐れがあります。
欲望(願望)の肥大。
これは誰にでもあること、
特に株価が上がってくれば自分も儲かりたいという欲望を持つのは
それだけ裏切られやすいといえます。
そして実際裏切られ、株価が買い値を下回って損してしまったあと
裏切り者は誰だ、
と叫んでも遅い。
こうなります。
株式市場にはいつも裏切り者がいるのです。
そしてそいつは市場のどこかに身をひそめていて、自分が買う気に
それがどこの誰かは分かりません。
でも自分より安いところで買った人や金融機関などであるのは確か
彼らの存在を忘れてしまうと、
そうです。
裏切られ、損してしまうのが株式投資の現実です。
儲かるは、もちろん裏切り者の存在、
これをいつも忘れないようにする。
これに限ります。
そしてさらに進んで、
裏切る側に回る。
こうなれば最高です。
実人生での裏切り行為は許されませんが、
株式市場ではいくらでもOKです。
以上、株長者へのロードマップでした。