今年は年初から3月末まで強く、4月以降6月までは失速を覚悟していたものの、
ついに10月半ばまでそれが続いてしまいました。
しかし例年11、12、そして年明け1月までの3カ月は非常に株は上がりやすく、
私はそれを「黄金の3カ月」と呼んでいるほど。
そのため今年も楽観はしていたのですが、
結果は想定をはるかに上回る上昇となりました。
これはただただ安倍政権誕生による日本経済の復活に対する期待によるもの。
政権が誕生する前から驚くほど期待値が高く、
そして政権誕生となってもその勢いは止まりません。
投資の常識では、明らかに黄色信号が灯っているのですが、
この状況を火事にたとえれば、もうボヤを通り越し、
水をかければ一時的に火勢が弱まるものの、間もなく盛り返す。
こんな状況が訪れているといえます。
安倍政権が進めようとして日本経済再生策は強烈であり、
これまでかたくなに逐次金融緩和策をとってきた日銀も、
激変緩和策に切り替えざるを得なくなっています。
これは投資の観点から見ると非常に好ましいことであり、
来年の相場は大いに期待が持てますし、
資金を増やしやすい一年になると見ています。
ここは2012年の最終日を迎えるに当たり、
すでに訪れつつある東京市場の再生に向け、
心を新たにしたいところです。
よし、来年はやるぞっ、という具合に(笑)
実際は気合だけでは不十分ですが、
取り敢えずは気合からっていうことで。
そして時間が許すなら、
やはり紅白歌合戦などを見ながらチャートのチェック。
これがお勧めです。
最後の最後まで株の話になってしまって恐縮ですが、
米国市場は年末ギリギリの31日まで相場があり、
新年は早速2日からスタートすることを考えると、
のんびりしているのはいかがなものかという気がしないでもありません。
なのでチャートだけでもしっかりチェックしておこうということです。
では、佳き新年をお迎えください。