[2月29日朝刊

NYダウ下落、NASDAQ上昇
原油先物価格の下落で軟調に
東京株式市場、米国市場安ながらG20の結果を評価へ

対ドルでの円、期待したほど下げずは懸念材料

NYダウ57・32ドル安、NASDAQ8・26ポイント高。
26日の米株式市場はまちまちの動きだった。
ただどちらも特に力強さはなく、総じて軟調な展開だった。
その要因として上げられるのは原油先物価格の下落。
同市場については日々好悪情報が交代で流れる状況になっていて、市場はそれに翻弄されているのが実際だ。
それに上海で開催されていたG20でどんなことが決まるかもまだ分からない状況だったため、
結果を待とうとの雰囲気も下落要因になったといえます。

以上のような結果を受けて今日の東京市場はどうか。
G20が終わり、共同声明が出されたが、それは興味ある内容だった。
世界経済の均衡ある成長のためには金融政策に頼るのは限界であり、
財政政策にも力を入れるべきだというのだ。
これまで財政健全化を最優先する考えだったのに対し、財政出動も考えた方よいという内容であり、
かなりの軌道修正と見てよい。
しかし各国がそれを実行するかといえば疑問があるため、すぐに市場に影響が出るようなことはないだろう。
そのため当面はただG20が終わり、通貨の引き下げをやりにくくなったことから、
市場は次第に落ち着きを取り戻すと見てよく、今日も続伸確率が高いと見ています。

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