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株式市場には多くの法則がありますが、
あなたはそれらのうち、どれを使って投資していますか。

グランビルの法則はどうですか。

私は特に使っていると意識はしていませんが、
実際には使っているといえます。

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なぜ、「使っている」と断言せず、
「使っているといえます」
なのか。

あまりにも昔にそれについて学び、
すっかり身について、
いまではほとんど意識することなく利用しているため、
使っているのかいないのか、よく分からないほどになっているからです。

これは私だけに限らないでしょう。
投資経験の長い投資家なら、
大抵は一度グランビルの法則を学び、
そして使ってみたことがある。

こう言ってよいでしょう。

では、グランビルの法則とはどんなものか。
米国の株式アナリスト、J.E.グランビルが、
1960年代に株価と200日移動平均線の関連から導き出した法則で、

4つの買いシグナル(買いポイント)と、
同じく4つの売りシグナル(売りシグナル)から構成された、
8つの法則がそれになります。

つまり50年ほど前に誕生した法則なのです。

それでも、長年廃れることなく使われて来たのは、
それだけ価値があったから。

こういうことになります。

そこで、まずは[買いシグナル]の紹介です。

(1)移動平均線が長期間下げたあと横ばい、その後横ばいに転じて上昇する局面で、
   株価のチャートが移動平均瀬を下から上に突き抜けたところ。

(2)移動平均線が上向いている局面、つまり上昇トレンドが維持されている状況で、、
   株価チャートが上から下へクロスする。

(3)株価のチャートが移動平均線の上にあり、
   移動平均線に向けて下落するも、それを割り込む直前で反発、
   再び上昇する。

(4)移動平均線が下落している局面で、
   株価チャートが移動平均線から大きくかけ離れて下げてしまった。

続いて「売りシグナル」の紹介です。

(1)移動平均線が上昇後、横ばいになるか下落しつつある局面で、
   株価チャートが移動平均線を上から下に割り込む。

(2)移動平均線が下落している局面で、株価チャートが移動平均線を下から上にクロスした。

(3)株価が下落する移動平均線の下にあり、移動平均線に向けて上昇するも越えられずに下落した。

(4)移動平均線が上昇している局面で、株価が移動平均線と大きくかけ離れて上昇しているところ。

グランビルの法則については以上です。