最近、中小型株がよく急落します。

幸い決算発表がほとんど終ったので、
その数は減少中ですが、
ある日突然急落する。

こんなことはよく起きます。

でも、それが自分の持株だったら?
心穏やかではいらないですよね。

■株で作ろ1億円! 

持株の急落。

こんなことはあって欲しくないのですが、
実際には避けられません。

 株式市場では思いがけないことが起きるのが当たり前ですからね。

 業績には問題がないと思っていたのに
企業がある日突然業績の減額修正をする。
 当然株価は下げてしまいます。

 下げないこともありますが、それはごく例外です。

 業績には特に問題はないけれど、
 不祥事が明らかなることもあります。

 企業には隠し事があることがあります。
そのつもりはないものの、
 自分たちが行なっている反社会的なことや法律違反を軽視していることもあります。

 業界の習慣だからとか、
 他でもやっていることだなどという理由で。

しかしそれらはある日突然、明らかになるのです。
 義憤を覚えた社員がマスコミに投稿したり、
 最近ではネットで流すこともあります。

 かつての食品偽装の発覚問題などがその好例です。

最近でも鋼材の偽装もありました。

そんなことが起きたら、株価は急落します。
 残念ながらそれを事前に知ることは出来ません。
そのため株価急落の直撃を受けてしまうのが普通です。

そんな時、どうするか。

 急落前に情報に気づいたら即座に売ります。

それは当然ですが、
 大抵それをする前に株価は急落を開始しているものです。

だから逃げられない。

 実際、そこで逃げようとしても手遅れとなるケースがほとんどです。
だから最初の急落局面はそのまま受け入れるしかないことになります。

それでもよいのです。

 急落局面なると誰しもあわててしまいます。
そして急いで売りを出し、結果的には最安値で売る。
こんなことになりがちです。

それを避けるには、

最初の急落には耐える。


つまりそのままでいることです。
そうすると、間もなく株価は下げ止まり、落ち着いた動きになります。


どこで止まるのかは分かりません。
 以前安値をつけたところだったり、
 切りの良い数字で止まったりします。

 急落した場合、男性的な下げでもあるため、しばらくしたら止まるものです。
そうなったところで売るかどうか考えても遅くはありません。

ただ急落局面で、
ここはもう底と判断し、ナンピンなどはすべきではありません。

 急落局面は買い。

これが有効なことも多いのですが、
 基本はやはり株価の下げ止まを待って出動する。
これが大事になります。

 急落した場合、鋭角的なそれになるため、
つっこみ局面狙いの投資や、投資慣れした人はそこで買いたくなります。
そして実際少し戻ることもあります。


でも基本的には少し戻る程度におわるのが普通です。
 一回は反発するものの、それは長続きしません。

デイトレーダーなどの短期投資家たちは、
そんなところでの買いに馴れているので、
大きく下げたところで思い切って買いを入れ、

急反発したところですぐに売る。

こうするからです。
 
ところが通常投資の人は、
突っ込み局面での買いに期待しているため、

ここは逆張りのチャンス、

ばかり出動してしまいます。

しかしそれは早過ぎることが多いのです。

 気持ちが前のめりになっているため、
当然買い意欲旺盛でもあります。
そのため早く買いたくなって手を出してしまいます。
これによる失敗が意外に多いのが投資の現実です。

そこで実行策。

 (1)下げの初動段階では下落を受け入れる。
 (2)株価が下げ止まるのを辛抱強く待つ。
 (3)下げ止まったところから少し反発したところで撤退を考える。
 (4)反発局面から再度下げた場合、それが止まるのを待つ。
 (5)そこから反発の兆しが見えれば新たな投資を考える。

こうすれば、急落よる損失を被害を小さく抑え、
 再起を早められます。