DSC_1113[1]

仕事、投資、お疲れさまでした。


「東芝、これからどうなるんでしょうかね」

時々、こんな質問を受けます。
もちろん私に答えなどありません。

ただ分かるのは、
「モノ言う」メガファンドたちが東芝に食らいつき、
一般株主や社員たちの存在などほとんど無視して、

自分たちの持ち株をなるべく高値で売ろうと、
あれこれ策を練っているということぐらいです。

経営不振で東証2部に降格され、
上場廃止の危機に陥ったところからなんとか蘇ったものの、
それを今度は敢えて非上場にする方針とのこと。

誰が描いたシナリオか分かりませんが、
一般株主、社員たちもそれを望むなら仕方ないものの、
そうでないとしたら、
もう少し彼らのことも考えるべきじゃないですかね。

ロシアはもっかウクライナに対して、
武力によって現状変更を実行中ですが、
東芝に食らいついているメガファンドたちは、
資本の論理という武力ならぬ「金力」によって、
東芝の経営を揺るがしているようにしか見えません。

東芝再生のためにあれこれ「モノを言っても」
構わないでしょうが、
そうでなく、自分たちの株を高く売るために、
非上場化を目指すという方針が、
東芝再生に役立つとはどうしても思えないのです。

いや、非上場化すれば、
一般株主も社員たちも喜べるようになるよ
というなら、その根拠を教えて欲しいものです。