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長期投資家として知られ、
投資した銘柄は長年保有し続ける。

こう思われているバフェット氏。

でも、最近、TSMC(台湾セミコンダクター)の株を、
投資後数カ月でその大半を売却したとのこと。

TSMCは半導体製造で世界首位。

日本では熊本にソニーと共同で工場建設を進めていて、
 政府も強力に支援しているが、
興味深いのはバフェット氏が、

(1)半導体メーカーに投資したこと。 

(2)リスクが高いと判断した場合、速攻で手放す。

これらになる。

なお「数カ月前に投資」というのだから、
株の買い場は、TSMC株が下げていた昨年の暮れになろう。

ここで学びたいのは、

やはり氏は、市場環境が悪化、
有望と見た企業の株価が売られている状況で投資する。

このスタンスを変えていないこと。
これは参考になる。

そして台湾の置かれた地勢学リスクを考慮、
今後長期に保有し続けるのはリスクが高い。

こう見方が変わったら、保有株の大半を売っている。

投資の神様は、いまも変わらず
投資の基本策=ベイシック・ストラテジーを守り、
実行していることになり、
参考にしたいですね。

(なお使用チャートはKABUTANプレミアムより拝借です)