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A  米国のCPI(消費者物価指数)、総合指数とコア指数、どう違うのか。
Q 米国のCPI(消費者物価指数)は、物価の変動を測定し、消費者物価の上昇率を示す指標です。CPIには総合指数とコア指数の2つの主要なバリエーションがあります。

総合指数(通常のCPI):
総合指数は、広範な消費財とサービスの価格変動を反映します。これには食品、住宅、交通、医療、教育などの一般的な消費者向け商品とサービスの価格が含まれます。総合指数は、一般的な消費者の物価上昇率を示すため、一般的な経済のインフレーションレベルを測定するのに広く使用されています。

コア指数:
コア指数は、総合指数から食品とエネルギーの価格変動を除いたものです。食品とエネルギーの価格は比較的不安定であり、季節的な要因や供給の変動によって大きく影響される場合があります。したがって、コア指数は、より一貫した物価変動の指標とされています。コア指数は、消費者物価の基本的なトレンドや長期的なインフレーションの傾向を把握するために使用されます。

総合指数とコア指数は、物価変動を異なる視点から分析するために使われます。総合指数は広範な商品とサービスをカバーし、一般的なインフレーションのレベルを示す一方、コア指数はより安定したトレンドを示すことが期待されます。