
自分が投資経験数年あった場合、
これから株式投資を始めるという人に、
「株、どうやればいいですかね」
こう聞かれたらどう答えます?
まずは、「株は安い時に買って、
高くなったらは売ればいいだよ」
こう答えるのでは。
そこで相手に、「安い時ってどんな時ですか」
こう突っ込まれたどう答えます?
「市場が下げてて、狙っている株も下げてる時だね」
こんな答えになるのでは。
そこで相手が、
「じゃ、どんなところで売ればいいんですか」
こう聞かれたらどう答えます?
と問いと答えを重ねていては、
切りがありませんが、
相手がほとんど聞いて来ない質問があります。
「損した時にはどうすればいいんですか」
これです。初心者の人は、儲かることだけを考えている野が普通なので、
大抵は損した場合については聞いてきません。
しかし大事なのは、
見込みが外れて損感情になった場合の対処法です。
これが分からないままに投資していては、
まず投資はうまく行きません。
買った株がそのまま順調に上がることなど滅多になく、
大抵はマイナスになってしまうからです。
そうなった場合の対処法がなければ、
対処のしようがないので、
結局は塩漬けになってしまいます。
株をはじめてすぐのマイナスと塩漬け。
これでは株式投資は楽しいものではなくなってしまいます。
そんなことにならないよう、
初心の人には、損失への対応も紹介して上げる。
こうしてこそ相手に役立つというものです。
それには自分もしっかりとどの程度の損失で切るのか、
分かっている必要があります。
私の場合はマイナス7%までにとなりますが、
人によってはマイナス8%、
あるいはマイナス10%までに切る。
こうなるでしょう。
中にはマイナス15%までにという人もいて、
どれが正解とは言えませんが、
自分の損切りポイントを決めておかねば、
たとえば自分の知人や子供たちに投資をしたいんだけど・・・と聞かれた時に、
冒頭で書いたように、
「安いところで買って、高くなったら売る」
という程度のことしか教えてやれません。
それだけでは、相手はなかなか儲かる人にはならないため、
損切りについても正しく助言できるようになっておきたいですね。