DSC_0131

 自分が投資経験数年あった場合、
これから株式投資を始めるという人に、

「株、どうやればいいですかね」

こう聞かれたらどう答えます?

まずは、「株は安い時に買って、
高くなったらは売ればいいだよ」
こう答えるのでは。

そこで相手に、「安い時ってどんな時ですか」
こう突っ込まれたどう答えます?

「市場が下げてて、狙っている株も下げてる時だね」

こんな答えになるのでは。

そこで相手が、
「じゃ、どんなところで売ればいいんですか」
こう聞かれたらどう答えます?

と問いと答えを重ねていては、
切りがありませんが、
相手がほとんど聞いて来ない質問があります。

「損した時にはどうすればいいんですか」

これです。初心者の人は、儲かることだけを考えている野が普通なので、
大抵は損した場合については聞いてきません。

しかし大事なのは、
見込みが外れて損感情になった場合の対処法です。

これが分からないままに投資していては、
まず投資はうまく行きません。
買った株がそのまま順調に上がることなど滅多になく、
大抵はマイナスになってしまうからです。

そうなった場合の対処法がなければ、
対処のしようがないので、
結局は塩漬けになってしまいます。

株をはじめてすぐのマイナスと塩漬け。
これでは株式投資は楽しいものではなくなってしまいます。

そんなことにならないよう、
初心の人には、損失への対応も紹介して上げる。
こうしてこそ相手に役立つというものです。

それには自分もしっかりとどの程度の損失で切るのか、
分かっている必要があります。

私の場合はマイナス7%までにとなりますが、
人によってはマイナス8%、
あるいはマイナス10%までに切る。
こうなるでしょう。

中にはマイナス15%までにという人もいて、
どれが正解とは言えませんが、
自分の損切りポイントを決めておかねば、
たとえば自分の知人や子供たちに投資をしたいんだけど・・・と聞かれた時に、
冒頭で書いたように、

「安いところで買って、高くなったら売る」

という程度のことしか教えてやれません。
それだけでは、相手はなかなか儲かる人にはならないため、
損切りについても正しく助言できるようになっておきたいですね。