株で1億円作ろ 悠々人生実践会

株で1億円作り。達成するには大別して2つの方法があります。1つはデイトレなどの超短期投資によるもの。もう1つは数週間〜数カ月、銘柄によっては数年をかける中長期投資によるものです。私が詳しいのは後者。当ブログでは兼業で1億円達成を目指す個人投資家に、これまで多数の儲かる投資家を養成してきた実績を持つ私(北浜流一郎)が、「株で稼ぎ続け」悠々人生を楽しむのに欠かせない裏技や最新情報をセレクトして紹介します。ヤフーカテゴリ登録承認ブログ。リンクは自由に可です。

東京市場は宝島。今日の探検日記

政権交代の可能性にNO?東京宝島探検日記

  8日間も下げ続ければさすがに反発するのではないか。反発してもおかしくない。こんな期待は残念ながら形になりませんでした。ついに9営業日続落という形になってしまったのです。寄付きこそ9242.13円と小安く始まったものの、次第に水準が高まり、たちまちプラス圏の動きとなりました。

  寄付き前の外国証券経由の売買が買い越しだったことで安心買いが入ったのです。都議選で自民党が大敗、民主党が大躍進したことを好感している感じもあり、もしかしたら今日は9日続落とならないのではないか。こんな期待を持たせる好スタートぶりでした。

  しかし午前10時30分頃から状況は一変してしまいました。その頃何があったのか。自民党笹川尭総務会長が自民党本部で記者団に対し、解散総選挙について「法案が終われば、待ったなしになると思う」と述べたのです。総務会長が解散を匂わせる発言をしたことは大きく、市場は即座に売り反応となりました。

 その後官邸内で自民党幹部が記者団に対し、解散・総選挙について、「7月21日解散、8月30日に投開票を行う方向で麻生太郎首相から話があった」と明らかにし、日経平均は先物から売り込まれ、大きく値を崩しました。

  そんな中、元気のよい動きだったのはキリン株でした。朝方キリンHD <2503>とサントリーの経営統合計画が明らかになったことが手がかり材料です。キリンがサントリーと組むなら、アサヒ <2502>とサッポロ <2501>も組まざるを得ないだろう。こんな思惑も持ち上がり、サッポロ株にも珍しく積極買いが入りました。

  この種の上昇は一時的に終わりがちですが、今日は他銘柄がことごとく討ち死に状態となっただけに、ビール株の上昇は萎えかけた投資マインドを甦らせる働きをしてくれたといえます。

  それにしても意外だったのは、都議選で民主党が大勝し、政権交代の可能性が高まったにもかかわらず東京株式市場がそれを歓迎する動きにならなかったことです。
  
 4年前の「郵政解散」の時には、「解散」ということばが聞かれた直後から東京市場は一斉に買いが入り、歓迎高となりました。それはエキサイティングな高揚感さえ伴っていました。今回の衆院選挙で民主党が政権を奪取するなら、それは国民の支持を得たものとなるのは明らか。株式市場も本来ならいまからそれを好感し始めても良さそうなものでした。

  ところが今日はそうなりませんでした。この点、私の予想は完全に外れた形になってしまい、困惑の一日になりました。

  こんな結果を受けて明日の東京宝島はどうなるのか。最近の宝島は天地人いずれも軽い混乱状態、方向感を失っているため、明日もなおそれがおさまらない恐れがあります。米国で14日(火)、インテル、ゴールドマン・サックスの第2四半期決算が発表される予定であり、これも投資を手控えさせる要因です。

  ここはあと数日様子見気分の強い展開に耐えざるを得ない。こう覚悟しておいた方が良さそうです。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)

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東京市場の「北帰行」続く。東京宝島探検日記

 
   これほど一気に戻っても良いのだろうか。ふとこんな心配をしたくなったほど今日の反発は強烈でした。日経平均株価の終値は前日比205.76円高。一時は9871.14円の高値があり、1万円の大台が再び射程距離内に入って来ました。

  前夜の米国市場がNYダウ23.05ドル安、NASDAQ27.42高とまちまちだったため、日経平均株はどっち着かずの動きになる恐れがありました。

  しかし米連邦公開市場委員会(FOMC)の閉会と直後に発表された声明文には特にサプライズはなく、懸念された金利の上昇も限定的だったことで、東京市場は寄付きこそ9628.18円、と前日比小幅高で始まったものの、その後は堅調そのものの動きになりました。

  それを支えたのは、やはり為替の円高一服。これだったといえるでしょう。95円台半ばで推移していたそれは、午前中に一気に92.20円前後まで急落、その後も小刻みに一進一退を繰り返しながら96円台半ばを定位置とする動きになりました。

  これはソニー <6758>、トヨタ自動車 <7203>、キャノン <7751>、京セラ <6971>、そして富士通 <6702>などの主力株にとって文句なしの支援材料。大幅とは行かなかったものの、ほとんどが上昇しました。

トヨタ自動車の場合、豊田章男新社長が、23日の就任後初となる記者会見を東京都内で開き、「グループ全員が力を合わせ、強いトヨタを再構築する。2年は厳しい状況が続くが、1期でも早く利益を出せるようにする」と強調したことも好感されたといえます。

  やや意外だったのは、資源エネルギー関連株の上昇。原油先物価格が小幅反落となったため、それに同調してしまうのでは。こう思えたのですが、三菱商事 <8058>をはじめ、住友金属鉱山 <5713>、新日鉄 <5401>、日立建機 <6305>など関連株、周辺銘柄の多くも上昇しました。

  なぜこれほど強かったのか。香港、上海市場の上昇。これによって安心買いが入ったと見るべきでしょう。

  このように今日は東京宝島にふさわしく、あちこちで多くの銘柄が存在感を示したのですが、そんな動きが見られたのも、東京市場のトレンド。その上昇基調に変化がないからになります。

  目先は先週から今週にかけてのように一時的に反落し、調整もあり得ます。しかし大勢はどうなのか。それをイメージした場合、株列車は北上中なのか、南下中なのかです。明らかに北上中=北帰行中いうのが私の見方であり、引続き期待の持てる展開が続きそうです。

  今日の205円高は大幅過ぎたため、戻り売りが出る恐れはあるものの、それによって北帰行中の列車が大きく後退することはないでしょう。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)

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ハイブリット車関連株快走。東京宝島探検日記

 今日の東京市場は非常に好ましい展開になったといえるのではないでしょうか。わざわざ「非常に」と表現したのは、米国市場がNY市場、NASDAQ市場ともに下げ、大方の予想も厳しいものだったのにかかわらず日経平均株価は40.71円高で終わったからです。

 私は昨日当欄で、今日の展開予想について、次のように書きました。

 米国市場の前日の下げが極端になったことから見て、少しは落ち着きを取り戻し、売られ過ぎ銘柄に買い戻しが入る可能性は高いでしょう。それは明日の東京宝島にもプラスする。こう楽観的に予測しています。為替も円が25日移動平均線を上回って上昇したことで目先の高値を付けた感があるだけに、明日はハイテク、機械、精密、自動車などの主力株も今日よりはパワーを見せてくれそうです。

 今日は大体この予想通りの展開となり、私もホッとしましたが、今日の値動きで注目したいのは、日経平均株価の9500円がやはり下値支持線となったことです。
 
 下値支持線はあくまでも目安。絶対そこがキープされるというものではありません。それほど強固なものではないのですが、市場参加者のコンセンサスが「ここが目先の底」と一致しやすいところであり、今日のところはそれが証明された形になりました。

 その背景には、前日米国市場で原油先物価格が反発したことがあります。そしてもう一つ。中国・上海株式相場が反発、年初来高値を更新するところまで上昇しました。実に力強い動きであり、東京市場もさすがに今日はそれに刺激された形になりました。

 上海市場の上昇は、原油先物価格の上昇ともリンクしていたと見るべきでしょう。一昨日(22日)、世界銀行の経済予測が下方修正されました。2009年の世界の実質経済成長率は、3月時点の予想であったマイナス1.7%から、マイナス2.9%に落ち込むということでした。これにより原油先物価格は急落してしまったのですが、前日は早速反発しました。

 このような動きは一種のリズムのようなもの。今日の原油先物価格は「反発する番」であり、実際もそうなり、関連株である資源エネルギー関連株が総じて強い動きになりました。具体的には三菱商事 <8058> などの総合商社株、下落が続いた日立建機 <6305> も小幅高しました。サウジアラビアでの太陽光発電事業参入が報じられた昭シェル <5002> をはじめ 、AOCホールディングス <5017> 、コスモ石油 <5007> など石油株も。

 ただそれらに限らず、主力株は総じて小幅な上昇に終わり、基本的には、下げが止まった。こう表現するのが適切な動きにとどまりました。

 しかし資源エネルギー関連株以外にも強力高した銘柄もありました。特にそれが際立ったのがフジクラ <5803> 、古河電工 <5801> などの電線株。古河電工が富士電機 <6504> HDと、ハイブリット車などの性能を引き上げる新型の電力制御用半導体(パワー半導体)を共同開発すると伝わったことが好感されました。

 ハイブリット車関連株ではスタンレー電気 <6923> 株も続伸し、戻り高値を更新しています。電池関連のGSユアサ <6674> 株が高値波乱状態になっているのと対象的な動きであり、興味あるところです。

 以上のような動きを受けた明日の東京宝島はどんな展開になるのか。いまは投信などを通じて個人投資家の資金流入が続いていますし、国内機関投資家の下値での買い意欲も旺盛です。これらを考えると、特に売り込まねばならない状況にはないと見るのが自然。そのため明日も東京宝島の天候は、薄曇りから時々晴れ。こう見ています。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)

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電池関連株、またも強烈高。東京宝島探検日記

  日経平均株価の1万円台回復。ようやく実現しました。悲願というほどではないものの、1万円台を回復しないことには先に進めません。その意味では今日の東京市場は大きな節目に届いたことになります。1万円台回復は8カ月ぶりのこと。実に喜ばしい展開になりました。
  
  寄付きは9992.98円。昨日とほぼ変わらぬ水準からスタートしたあと、9時30分過ぎから一気に上昇、1万円台に乗り、10022円まで上昇しました。その後は1万円を挟んでの揉み合い状態となり、引けは10.16円安の9981.33円で終わりました。結果的には一時的な1万円台回復となりましたが、引けでの1万円割れは株価変動のリズムとしては当然の動きだったともいえます。

  1万円に届いたら戻り待ちの売りが出るだろう。当然こんな予想が成り立ち、実際それを警戒する売りが出て、それに押された形で終わりましたが、これは大台を回復した場合によく見られるパターン通りの展開。懸念の必要なしでした。

  ただ市場の中身は方向感を欠いたものになり、柱なき一日だったといえます。原油先物価格が1バレル71ドル台に上昇したことで、三菱商事 <8058>など総合商社株が上昇するだろうと予想していたのですが、同社株が10円高に終わるなど、総じてさほど上がりませんでした。国際石油開発帝石 <1605>にしてもマイナスであり、新日本石油 <5001>は上昇したものの、わずか1円に終わりました。

  要するに原油先物価格は上昇したのですが、市場はそれに反応することなく、関連株は不発に終わったのです。昨日までの急騰で利益確定売りが勝った。こういうことになるでしょう。

  では、ハイテク、自動車株はどうだったか。ソニー <6758>、トヨタ自動車 <7203>、ホンダ <7267>株はいずれもマイナス。キャノン <7751>、京セラ <6971>株は変わらずでした。ただ東芝 <6502>、富士通 <6702>など、いつもは動きが重い銘柄が買われ、意外な上昇ぶりを見せました。

  主力株がこんなふうに方向感のない動きになったのに対し、引続き魅力的な動きとなったのがエコ関連株であり、特にそれが際立ったのがGSユアサ <6674>株でした。リチウムイオン電池関連株の最高人気銘柄だけに、今日もそれにふさわい強烈高でした。

リチウムイオン電池関連株だけではありません。太陽電池製造装置関連株も上昇を続け、エヌ・ピー・シー <6255>、アルバック <6728>株の健闘が目立ちました。エコ関連株はテーマ株のど真ん中にあるだけに、息の長い上昇を続けているといえます。

  市場を詳細に見るとこんな現象が見られるものの、今日の市場の関心事は、前述したように日経平均の1万円台回復。今日はそれを達成したことに市場の関心は集中してしまいましたが、問題は明日以降です。東京宝島が宝島であり続けるには、1万円が上限になってしまってはなりません。

  この点、どうなのか。市場の見方は当然、二つに分かれていますが、私には1万円はあくまでも12000円に向かう途上にある扉の一つ。今日はその一つが開いたに過ぎない。こう見えます。執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)

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「あと9円」は明日埋まるのか。東京宝島探検日記

 今日のキーワードは「あと9円」です。なにが「あと9円」なんだ、という人は投資家の中には少ないのではないでしょうか。もちろん日経平均が204.67円上昇して9991.49円をつけ、目先の目標値だった10000円に「あと9円」のところまで迫ったからです。ただ正確には9円ではなく、8.51円になりますが。

  それにしても強い動きです。今日も上昇予想ではありました。米国市場でハイテク株が買われ、NASDAQ市場が17.73ポイント高となったことから、東京市場でも、(1)ハイテク株が連動高する確率が高い、(2)原油先物価格が再度1バレル70ドル台に乗り、資源エネルギー関連株が買われる、などの手がかり材料があったからです。

  ただ一方でドル円が円高方向に動き、円が97円台に上昇、というマイナス材料があり、前述の好材料との綱引きから、小幅な上昇に止まるだろう。日経平均は上昇しても50円程度。こんな見込みでいたのですが、とんでもないことになりました。204円高。困惑するほどの上昇幅でした。

  主要経済指標も好ましいものはありませんでした。内閣府発表の4月の機械受注統計は、前月比5.4%減の6888億円。2カ月連続の減少でした。日銀が発表した5月の国内企業物価指数も103.0で、前年同月比で5.4%下落、下落率は1987年3月以来、22年2カ月ぶりの大きさでした。

  こんな指標が明らかになると、普通は株が下ります。しかし現在の東京市場は、逆に指標悪化を切っ掛けに上がる傾向が強まっています。今日もそうで、両指標をまったく問題としませんでした。それがなに? こんな感じの受け止め方になり、どんどん上値を追ったのです。

  最大要因は原油先物価格の上昇。これになるでしょう。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前日比1.92ドル高の1バレル70.01ドルとこの日の高値圏で終えました。東京市場にとって原油高は株価支援材料。今日も早速この材料に刺激され、関連株に一斉買いが入りました。

  関連株とは、まずは資源エネルギーの取り扱いが多い総合商社株。三菱商事 <8058>株はもちろんのこと、住友商事 <8053>などが軒並み高となりました。新日鉄 <5401>、住友金属鉱山 <5713>など鋼材、非鉄株にも大量の買いが入り、特に6月2日に389円の高値をつけたあと下落を続けていた新日鉄が6日ぶりに反発したのが印象的でした。

  米国市場でハイテク株が上昇したことを受け、東京市場でもソニー <6758>をはじめ、富士通 <6702>などハイテク株も上昇したものの、総じて迫力を欠く動き。京セラ <6971>、日立 <6501>に至っては小幅安で上れずじまいでした。

  この点は自動車株も同様でした。トヨタ自動車 <7203>、ホンダ <7267>など上がるには上ったものの、トヨタ40円高、ホンダ30円高とこれまた迫力を欠いた上昇ぶり。ハイテク、自動車株のこんな動きは、やはり為替が97円台で推移したため。こう見てよいでしょう。

  それに今日は、ここ数日急騰した兼松日産農林 <7961>など旧仕手系銘柄は反落でした。主力株の上昇で、脇役株は出番なしといった状況に。こんな動きを見せた東京宝島。市場の明日の関心事はもちろん「あと9円」が埋まるかどうか。

  今日の上昇幅が大きかったため、明日は寄付きから戻り売りを浴びる恐れがありますが、逆に今日の勢いをキープして、いきなり10000円にタッチ、その後反落という形も考えられます。どちらになるか、残念ながら正確な予測は困難なため、明日、特に寄付きを楽しみに待ちたいものです。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)

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東京市場、今日も原油価格上昇を大歓迎

 
  原油価格が上れば東京市場も上がる。今日もこの公式通りの展開になっています。世の中には原油価格が上昇すれば、困るところが多数あります。いまは夏に向かうところなので必要ありませんが、12月頃だったら灯油価格の上昇要因となるので、寒がりの私などは早速困ることになります。
 
  原油価格は当然ガソリン価格の上昇となるため、運輸業者や漁業、あるいは農業関係者たちにもマイナスに働くことになります。日常私たちはそんなケースを見聞きしているだけに、原油価格の上昇を歓迎するようなことはまずありません。そのため株式投資でも「原油価格上昇」というキーワードを見たり聞いたりすると、「日本経済の負担が増す」となり、「株は上がりにくい」と結論を出しがちです。

 日経平均株価が最安値から40%ほど上昇し、10000円の大台回復を目の前にしているにしては、市場が盛り上がりを欠くのもこんなことが背景にあると考えられます。

  しかも原油価格は今後も上昇する可能性が高いと見込まれています。原油価格の予測に強いことで知られているゴールドマン・サックスは、最近年内の目標価格をこれまでの1バレル65ドルから85ドルに引き上げたばかりです。実際85ドルになるのかどうかは分かりません。しかしゴールドマン・サックスがそんな予測を出しているのなら、それくらいは上がるだろう。市場ではこんな考え方が一般的になりつつあります。

  こんな場合、実際目標価格まで届いてしまったりするのが商品価格です。理屈上はおかしなことなのですが、投機性が強ければ強いほど人々は手がかりとなる材料を求めているため、そこに権威ある機関がそれらしい予測数値を発表すれば、それに届くまでの間安心感を持ち、積極的な売買を繰り返すからです。そして実際に目標価格に届いてしまうのです。

  もちろん届かないこともあります。高値圏ではそんなことも起きて失望させられることになるのですが、現在の原油価格は、まだ高値圏とはいえません。昨年夏には145ドル台があったのです。それを考えれば、いまはまだ半値以下。少なくとも高過ぎるとはいえない水準です。

  こんな観点から今後も原油高を想定した投資が大事であり、間違っても、「原油価格高は日本経済の重荷。株は上らない」こんなふうには考えないようにしたいものです。原油価格上昇が重荷になって、株価が上らないか、上がりにくい業種は確かにあります。しかしそれらよりも、原油価格の上昇が株価にプラスする企業が非常に多いのが実際です。

  資源エネルギーの扱いをビジネスの中核に据えている三菱商事 <8058>などの総合商社をはじめ、国際石油開発帝石 <1605>、石油資源開発 <1662>など、石油と直結しているような企業ばかりでなく、三菱ケミカル <4118>のような総合化学メーカーなどもメリットを受けることになります。石油価格の上昇はナフサなど原材料価格の上昇につながり、収益悪化要因となるものの、それを理由に製品価格の値上げが可能になるからです。

  原油価格の上昇は、農産物価格の上昇へと波及します。そして環境関連ビジネスの本格普及をも促します。環境関連株の上昇も、原油価格が上昇すればこそであり、それは下るより上がってくれた方が好ましい。こういうことになります。

  ここは素直に原油価格高に着いて行く。これが正解であり、投資家なら「原油高は日本経済の重荷」論は忘れましょう。「原油高は東京市場の救世主」なのです。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)

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日経平均の10000円が見えてきた。東京宝島探検日記

 こんなに上がって良いのだろうか。一時的に喜ばせて、すぐに下げてしまうのでないか。こんな危惧感と疑問を持ちつつ上昇ぶりを眺める。東京市場は今日も一抹の不安と背中合わせの一日になりました。何しろ日経平均株価は年初来高値を更新、10000円の大台がすぐ目の前に見えて来ているのです。これは喜ばずにいられません。
  
  細かい動きを見ると、今日は寄付きで9829.28円をつけたあと、一度もそれを割り込みませんでした。強い動きの時でも大抵は寄付き価格を割り込み、そして戻すという形になるのですが、今日は上昇力を引け際までキープしつづけたことになります。

  ただ高値は午前10時20分頃の9914.07円であり、その後はやはり高値警戒感から売り物に押されてしまいました。それでも一日の動きとしては堅調そのもので、主力株のトヨタ自動車 <7203>をはじめ、ホンダ <7267>、キャノン <7751>、コマツ <6301>、三菱UFJフィナンシャル <8306>が上昇、オールスターキャストが揃い踏み状態でした。

  先週末の米国市場で原油先物価格で下落したため、資源エネルギー関連株は軟調な展開になるだろう。こう見たのですが、中核銘柄の三菱商事 <8058>株は小幅ながら続伸、相変わらずの強さでした。

  こんな動きになったのは、米国の雇用統計(5月)で、非農業部門の雇用者数が前月比34万5000人減と引続き厳しい状況にあることが明らかになったものの、市場予想の52万5000人減には届かなかった。これがまず好感されました。「雇用の悪化は続いているものの、底打ち傾向が見えている」という見方が出来るからです。

  それは同時にドルの買い要因ともなり、ドル円はなんと98円台まで下げてしまいました。先週は94円台半ばだったものが、98円台半ばまで一週間で4円も下げたのですから、とんでもない動きです。FX取引で円安に賭けている人は思わず笑みがこぼれるところで、株式市場もそのお裾分けにあずかれた形になれました。前述したような主力株の上昇は、どれも円安歓迎の買いによるものだったといえます。

  それでもやはり目前となった10000円は、暗黙のプレッシャーになったといえるでしょう。トヨタ自動車株にしても3940円が上限、3910円が下限となる、小幅な動きに終始し、高値を追う動きは見られませんでした。一日の動きとしては110円上昇し、頑張ったといえるキャノン株にしても、たかねは3400円、安値は3360円。40円幅の動きに終わりました。

  主力株のこんな動きに対して、主に個人投資家たちが手がける銘柄には、ちょっととまどうような特色がありました。長年株式投資に取り組んでいる人なら、「久しぶりのご登場だな」と思わず呟きたく銘柄が値を飛ばしました。上昇率首位でストップ高した兼松日産農林 <7961>、同じくストップ高した田崎真珠 <7968>、あるいは上昇ランキング8位のルック <8029>株などです。
  
  この種の昔懐かしき銘柄にも大量の買いが入ったのを、どう見るべきか。個人投資家、それも投資経験の長いベテランやセミプロ投資家たちが出動しはじめている。こう見てよいでしょう。

  彼らの買いは、相場の呼び水のようなもの。この点では好ましく、さらなる上昇につながる可能性がありますが、それでも目先はやはり手放しでの追随買いはリスクが高くなってしまいます。値動きの軽さに簡単に投資意欲をそそられてしまわないよう留意したいところです。

  東京宝島の特徴の一つは、「熱しやすく」「冷めやすい」こと。なので投資対象とすべき銘柄は、むしろ「熱しにくく」「冷めにくい」銘柄が好ましいといえます。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)

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日経平均、意外な強さの6連騰。東京宝島探検日記

 
  毎日、少々意外な展開が続いています。今日は日経平均株価の小反落があるだろう。下げ幅は10円〜30円ほどではないか。こんな予想をしたのですが、日経平均株価はもう6営業日上がり続けています。続伸する場合、ほとんどが5日が限界。そのため今日はさすがに・・こう思っていたところ、37.36円の上昇でした。
  
  ただ値幅は小さく、9720円と9770円前後の往来が続き、実際にはかなり退屈な展開になりました。市場参加者たちは買い上がるわけに行かず、かといって売り込むこともしにくい。その結果、高値圏での足踏みが続いてしまった。こんな展開でした。

  しかしこれは納得出来る動きでもありました。日経平均株価は10000円の大台を目前にしているのです。これは昨年10月の急落局面で、いわゆる「真空地帯の下げ」となったところ。つまりほとんど買いの抵抗なく下げてしまった水準になるため、心理的に「簡単にクリア出来ない」という意識が働いてしまうのです。

  もちろんいつまでもそれが続くわけではありません。しかしこのような局面では、自ら率先して10000円大台奪還のための買いを入れるトレーダーはいません。どこかの誰かが買い上がるのを待っている。こうなるため、今日は完全に様子見の展開になりました。

  つまり下値は固いものの、上値は高値警戒感から重く、伸びるに伸びられない窮屈な動きになってしまったのですが、それでも6連騰したことに意味があります。しかもの間国内には株価が上がるほどの材料はほとんどありませんでした。それでも上昇を続けたのは米国市場でのGM問題の一件落着や原油や非鉄金属など商品価格の上昇があったため。
  今日もその影響は余韻以上に強く残っていて、三菱商事やコマツ、日立建機、住友金属鉱山株などの資源エネルギー関連株を押し上げました。

  これら資源得ネギー株の上昇は今日に限ったことではなく、実に素晴らしい動きを続けています。たとえば三菱商事 <8058>株です。3月4日には1080円の安値があったのです。それが今日は1891円の高値を付けました。3カ月ほどで幅にして約800円上昇したことになります。

  最低売買単位の100株購入していたとすれば、10.8万円が18.9万円ということであり(手数料は考えないことにして)、株がまた儲かりやすくなっていることが分かります。三菱商事株の値動きは決して軽いほうではありません。それがこれほど上がっている。十分ではないでしょうか。

  同時期のコマツ <6301>株はどうか。3月4日同社株の安値は980円でした。三菱商事より100円ほど安かったことになります。それがいまは1470円です。100株投資の場合、9.8万円が14.7万円ということになります。三菱商事の上昇ぶりに比べると見劣りがするものの、投資成果してはこれまた非常に魅力的です。

  ところで明日の展開は? 7連騰があるかどうかになりますが、ないと見ておくべきでしょう。高値警戒感が強く、戻り売りも出やすいからです。

しかし市場参加者の多くも同じ見方でしょう。となると市場はそれを裏切り、また続伸して7連騰。こうなることもあり得ます。株は6日続伸したからもう上らないというものではないからです。東京宝島はいまや宝物殿状態。こう表現したくなるほどです。執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)

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建設株が軒並み年初来高値更新。今日の東京宝島探検日記

  久しぶりに「地政学リスク」ということばが聞かれた一日でした。この言葉が使われるのは大抵中東地域に対してです。しかし今日は久しぶりにアジア地域のリスクが問題になりました。北朝鮮が地下核実験を行なった昨日は、この言葉を聞くことはなかったのですが、一夜明けた今日は、核実験に対する世界各国の反応が大きく報じられたこともあり、改めて「地政学リスク」を意識した展開になりました。

  日経平均は寄付き9364.22円と前日比プラススタートだったものの、15分後には反落、結局ほとんど一日マイナス圏での動きになりました。ただ午前10時前に9231.93円まで下げたあとは2進1退で戻り、引けはわずか36.19円安で収まりました。
  
  昨日の日経平均が121.19高したことを考えると、36.19円安は実に小幅。実質的には昨日に続き上昇したような感じさえありました。前日米国市場がメモリアルデー(戦没者追悼記念日)で休場だったため、手がかり材料不足、方向感が出にくかったことから、機関投資家たちは様子見を決め込んでいた格好だったのに対し、個人の頑張りが目立ちました。

  それが顕著に現れのがソフトバンク <9984>株の上昇だったといえるでしょう。5月に入るなり急騰した同社株でしたが、7日に1852円の高値をつけたあと調整色を強めていました。12日に発表された4月の携帯電話純増減数でソフトバンクの子会社ソフトバンクモバイルは24カ月連続でトップをキープしたものの、前年同月比では伸びが止まっていまた。それが売り材料になっていたのです。ところが22日以降、買い直され、今日は活況といえるほど大量の売買がありました。

  ソフトバンク株に買いが入る時には、材料株も買われる傾向があります。この点で注目の動きを見せたのはGSユアサ <6674>株でした。リチウムイオン関連の中核銘柄として人気化が続いている銘柄ですが、5月8日に749円の高値をつけたあと軟調な推移になっていました。14日に発表された今期連結営業利益が51.0%減の見込みだというのです。それが明らかになったとたん、株は急落してしまっていたのです。

  ところが前述のソフトバンク株同様、同社株も22日以降、3連騰でした。今日の材料は、同社が三菱自動車 <7211>、三菱商事 <8058>とともに電気自動車向けで電池の工場を建設し、10年秋に稼働させる計画であるとの報道。市場は同社の今期業績が減収減益予想であることを忘れて、リチウムイオン電池の増産計画を評価したことになります。やはり自動車用電池関連株強しといえる動きになりました。

  ただ今日上昇ぶりが際立った銘柄は、この2銘柄だけに限りません。新高値銘柄が東証1部市場だけで133銘柄にも達したのです。この事実を見ても、東京市場の堅調な回復ぶりが分かるのではないでしょうか。なお今日年初来銘柄を更新したのは建設株が多く、一見忘れられている感じのあるこのセクションも、決して存在感を失っていないことがはっきりした一日になったといえます。
  
  たとえば西松建設 <1820>株。旧態依然とした裏金工作問題はまだ記憶に鮮明ですが、株価は3月10日に66円の安値をつけたあと、今日は154円の高値がありました。株価は事件などすっかり忘れてしまったかのような動きになりました。

  以上のように今日は、明らかに個人投資家主動の動きになった東京宝島でしたが、米国ではGMが26日に債務の株式化による債務圧縮計画の申し込みを締め切ります。それが吉と出るか凶と出るか。

残念ながら現時点では分かりません。しかしGM問題はこれまで散々市場を揺さぶって来たため、いまではもう何が起きてもサプライズ感はなく、宝島も過敏な反応はしない。こういえる状況にあるため、余裕をもって明日を待ちたいところです。執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)

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上昇率ランキングに特異現象。今日の東京宝島探検日記

 今日の東京市場では珍しい現象が見られました。東京1部の上昇率ランキング上位10社中、実に9社が新型インフルエンザ関連株で占められたのです。そのうちなんとストップ高銘柄が7銘柄。まさにストップ高の大盤振る舞い。こんな展開でした。

  銘柄を紹介しておきますと、トーア紡 <3204>、東海染工 <3577>、シキボウ <3109>、大東紡織 <3202>、富士坊 <3104>、ダイワボウ <3107>、イワキ <8095>です。中でもダイワボウ人気はすさまじく、3057万株もの買いを残して終わりました。

  シキボウも同様に3254株が残り、買い意欲の旺盛さは目を見張るものがありました。政府や兵庫、名古屋など新型インフルエンザの国内感染が明らかになって自治体や住民はもちろん、新型インフルエンザ関連株の注文殺到を受ける証券各社も大忙しだったのではないでしょうか。
  
  他業種株や他テーマ株、他社株はこんな新型インフルエンザ関連株に完全にエネルギーを奪われてしまった格好、主力株を中心にほぼ全面安となってしまいました。それでも先週末の米国市場が下げた上に、為替が94円台に入ったとあっては、下落は覚悟していたこと、それに意外感を持った人はいても例外だったはずです。
  
  ただ一応数字を振り返っておきますと、日経平均の寄りつきは9167.05円。引けは9038.69円となりました。その過程でもっとも気になったのは、日経平均株価が9000円の大台をキープできるか否か。チャート上は明らかに9000円が下値支持線になっています。

  それを割り込むか、その手前で踏ん張れるか。これは大きな意味を持つため、注意深くウォッチングしていたところ、前場一瞬割り込み、9997.74円の安値がありました。その後は何とか9000円台を回復したのですが、危ないところでした。

  この点については明日もまた割り込むかどうかが問われるようなことになりかねない状況にあります。カギを握るのは為替市場でのドル円相場であり、円が94円台に張りつくようでは市場全体の回復どころか、再度の9000円割れもあり得ると覚悟しておきたいところです。

  ただ今日の東京市場は大幅に下げたものの、上海、香港市場は上昇して終わりました。急ピッチに上昇した円も、95円台半ばへと押し返されています。ムーディーズが日本国債の格付けを見直したのです。(1)日本国債については、格付けを「Aa3」から「Aa2」に引き上げる。(2)同外貨建て格付けについては、「Aaa」から「Aa2」に引き下げる。こんなややこしい発表でした。

  これには市場もどう反応したらよいかとまどうことでしょう。そのためこんな時には市場の反応待ちでよいわけですが、今日の日経平均平均の下落幅は為替が円高だったことを考慮しても、かなり大きくなってしまいました。

  しかも水準は下値支持線である9000円ギリギリです。上海、香港市場の上昇や円の95円台後半への下落。このような点を総合すると、明日の東京宝島は今日よりは明るい日差しに恵まれる。こんな展開が見込めます。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)

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