先人の知恵。投資名言に学ぶ。
リスクシナリオにとらわれた日本人だけ、世界の資産価格高騰相場に乗り遅れたのだ。リスクシナリオとは起こる確率が低いからリスクシナリオという。資産運用に関しては、そのリスクシナリオに捉われすぎず、メインシナリオに基づいた意思決定を行うことが重要だ。
- 北浜流一郎さんがリツイート
強気の投資に成功するには、天才的な知性は必要ない。人並みの知性で十分足りる。しかし、知性だけでもうまくいかない。常識も重要だ。常識とは状況判断を下す現実的な能力である。この常識がないばかりに、投資に失敗してきた投資家は数知れない。
トレードは、我々の経済活動の中で最後の大きな未開拓分野の一つである。個人が比較的少ない資金を元手に、実際に億万長者になるための本当に数少ない方法の一つである。もちろん、一握りの個人だけがこの離れ技に成功するのであるが、少なくともチャンスは存在している。
- 我々はけして後ろを振り向かない。我々の頭に浮かぶのは多くのものが待ち受けている未来だけだ。ああしておけばよかったとくよくよ考えても、過去を変えられるわけではない。あなたは前を向いて生きるしかないのだ。 ウォーレン•バフェット 総資産6兆円の言葉
- 経営成績がよくなるか悪くなるかはどれだけ効率的に舟を漕げるかという点よりも、どのビジネス船に乗り込むかという点が大きく影響する。乗り込んだ船が慢性的に浸水していると気づいたとき、より前向きな対処法は浸水部をふさいでまわることより、船を乗り換えることだ。 総資産6兆円の言葉

- トラブルから抜け出すよりも、トラブルを避ける方が簡単。私は高さ2メートルのバーを越えようとは思わない。周りを見渡して、またぎ越せる30センチのバーを探す。 ウォーレン•バフェット 総資産6兆円の言葉

- 地下鉄で通勤している連中の助言を、ロールスロイスでやってきた人々がありがたく拝聴する場所はウォール街以外にない。 ウォーレン•バフェット 総資産6兆円の言葉
このところ日経平均株価は安定性を欠いているように見えますが、実はこれはいまにはじまったことではありません。常にそうです。株式市場が安定的な動きになることはほとんどなく、大抵は不安定な動きになります。
このことをもっとスマートに表現した投資名言が「大勢は回り舞台」です。大勢とは全体の大まかな動きのこと。いわゆる大勢観とか、大局などのことばで表現される中長期の展開です。
名言はそれを「回り舞台」と表現しています。芝居や歌謡曲の舞台は回るような仕掛けになっていて、場面が変るようになっています。一家団欒のセットから雪降る街や夏の浜辺という具合に場面が変わります。
そして場面ごとにドラマが展開していくことになるのですが、株式市場も同様だというのです。短期の展開ではそうならないでしょうが、中長期となると当然同じ局面がいつまでも続くわけではなく、ある程度時間がたてば投資環境は変わり、当然その中で動く株価も変る。当然といえばそれまでですが、投資しているとこの当たり前が当たり前ではなくなってしまうのです。
上昇局面で株を買ったら、どうてもさらに上がり続けるような気がしてしまいます。つまり舞台が固定したものであるような気がしてしまいます。しかし実際は回り舞台なのですから、同じシーンは続かず、時間がたてば背景が変ってしまうのです。
株式投資をしている以上、こんなことは覚悟の上です。しかし前述したように、投資しているうちにそれを忘れてしまい、現在のように1万円の大台を回復していた日経平均株価が、それを割り込んでしまうと、そんなはずではなかった、となってしまいます。
でもそうなるのが自然なんだよ。「大勢は回り舞台」という名言は、こう教えてくれています。ということは、現在のような1万円割れ状態という「舞台」も永続的なものではなく、しばらくしたら違う舞台に変る。こう言っていることになります。
そして、1万円を割れて軟調な展開になったからといって投げやりになったり、失望落胆したりするな、とも。それゆえこの名言を信じていれば、次なる舞台へ変わり始める気配が見えてくるでしょう。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)
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人生で成功するには、「運・鈍・根」が必要とされます。つまり運に恵まれ、あまり神経質ではなく、鈍感なぐらいがよくて、根気よくことを成していく。これが成功法だというのです。
運は分かるが、鈍となると納得行かないという人もおられるのでは。鈍感では成功しようがないではないかと。鈍の反対は敏。時流の変化に敏感に対応するのが良さそうだが、人生訓ではそれをチョコマカとした動きと解釈、好ましくないとしています。
では、「根」の根気はどうか。これには誰しも賛成せざるを得ないでしょう。根気よく努力することの重要性。その価値は否定し難いところがあります。
このように人生では「運・鈍・根」が大事ということなのに対し、投資名言は異論を唱えているのです。「運・鈍・根」この3つだけでは宝積めず、つまり儲からないよ、と。
誰もが知る人生訓を全面否定していわけではありません。しかしそれでは不十分だという以上、では何が必要なのか。
慎
これが必要だというのです。「慎」とは「慎重」の「慎」。確かに投資は万事において慎重でなければなりません。それを忘れると必ず痛い目にあいます。名言はこの点を指摘していることになります。
運・鈍・根で一時的には宝を積めることもあります。しかし慎重さがなければそれを失い、結局は「宝積めず」になる。こういうのです。
株式投資では、私の経験では、運の良さによって宝=利益を得ることは結構多いものです。投資して失敗だったと思える銘柄でも、ある日突然マスコミに取り上げられたり、会社が良きしなかった材料を発表して株価がふっ飛び、思いがけない利益が得られる。
こんなことがよくあります。それはまさに運に助けられているのですが、実際に投資していると、自分の実力で利益が得られたような気がしてしまいます。そのため自信たっぷりになり、次第に慎重さを欠いた投資になって損失をふくらませてしまう。
こんな経験をしたことのある人には、この名言は特に耳に痛いことでしょう。私もその一人です。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)
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株価が上がって来ると、当然気持ちが良い。新たに買わないまでも、塩漬け株の損失が縮小するだけでも心安らぎます。現在のように長期間下げ続けていた日経平均株価が節目の1万円大台を回復したりすると、このところ上昇して来た銘柄は、休みなく上がり続けるような気さえします。
たとえば3連騰銘柄。3日も上ればかなり上ったことになり、4日、5日と続伸するのは実はかなり難しいのですが、実際に4日、5日と上がる銘柄もあります。それを見ると、こんなに強いんだ、と買いたくなるのが投資家というものです。
5連騰したとなると、さらに上がるのはかなり難しくなるのですが、その銘柄に惚れ込んでいたりすると、そうは考えません。5日上った銘柄は、6日、7日と上がるような気がしてしまうのが株式投資の世界です。
そこで間違ったことをしてしまいます。買ってしまうのです。その株に投資する気がない人から見ると、5日も上れば6日目、7日目がどうなるか。恐らく下るだろうと思えるのですが、惚れ込んでいるとそうは思わないのです。こんなに勢いが強い。ここで買わなければどんどん上がってしまう。こう思えてしまいます。
こんなふうに調子よく上がる銘柄に、単純に乗ってしまうのは危ない。名言はこう教えていることになります。
特にこのことばが説得力を持つのは、自分が株で儲けている時です。成果が上がっていれば、誰だって気持ちが良いし、気が大きくなりがちです。そのため損していた時には慎重な上にも慎重なやり方をしていたのに、段々調子に乗って株数が増えたりします。1000株買っていたのが、3000株に、そして1万株にという具合に。
投資対象銘柄も増え、中には「慎重策もいいけど、積極さも必要。たまは仕手株も手がけてみるか」などとなります。そして、取り敢えず1000株から、そして3000株、結局10000株とふくらんで行くのが普通です。調子に乗っているわけです。
すると、そこで思いがけないことが起きてしまう。これが株式市場であり、この名言はそのリスクを考えよ、と戒めていることになります。
私の経験でも、A株を1000株500円で買ったところ、それがたちまち上昇し600円に届いたため、わずか1000株では大した儲けにならない、もっと買っておけば良かったと、新たに5000株に増やしたところ、そこから急落し、最初に買った1000株分の利益が消えるとともに、新たに買った5000株で大きな損失を被る。こんなことがよくありました。
もちろんそれは最初に買った1000株が利益になり、見込みが的中したのが嬉しくなって調子に乗ってしまったせい。特にこのように調子に乗った買い方で恐いのが、ピラミックティングと呼ばれるやり方になります。
そのモデルケースとしては、500円で1000株、それが上昇したら550円で3000株、600円では5000株というように扇形に買い株数を増やす。こうするのですが、これこそ調子に乗った投資法の典型。例外的に成功することもありますが、多くの場合失敗してしまいます。それも大打撃を受けるのが普通です。
調子に乗ってこんな投資をするな。投資名言はこう言っていますので、教えに従いものです。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)
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相場が若いかどうか。株式投資では、これは大きな問題です。もちろん人生に於いても、若いかどうかは大問題であり、ほぼ例外なく若さが求められます。「若いってことは良いことだ」です。そこで若くない場合は、何とか若く見られようと様々な努力を重ね、その効果で出なくなると、「心は若さ」を強調することになります。
しかし株式市場での相場の若さや、銘柄の若さは誰の目にも明らかです。誤魔化しようがありません。それだけに相場の若さを意識した投資は成果につながりやすいといえます。株価のチャートを見れば、若いかどうかが誰の目にも明らかなのですから。
では、東京市場は若いのかどうか。答えは明らかです。若いのです。本格的に回復に転じたのは3月10日以降であり、まだ3カ月しかたっていません。株式市場には「小回り3カ月、大回り3年」ということばがあり、この点からは「小回り3カ月」が過ぎたことになります。
その意味するところは、3カ月上ったのだから、ここから調整があるかもしれない、ということになります。実際に調整に入るということではありません。投資名言によるとそんな見方になるということです。「小回り3カ月」だというのですから。
しかし「大回り3年」でもあるのですから、いまはこららの方が重視した方が良いというのが私の基本的な見方になりますが、話を「若い相場は目をつぶって買え」に戻しますと、相場が若いと当然、日々の動きは不安定です。若者と同じで、色々問題があり過ぎてなかなか一本調子に成長しないのです。しかしそれでも一定期間が過ぎてみると、ちゃんと背は伸びている。株式市場も同様に、意外なことに水準を高めている。
これが若い相場の特徴です。同じことは各銘柄についてもいえます。逆風が吹き、株価が上昇するのにふさわしいとは思えない状況なのに、なぜか株価は上がってしまう。こんな動きこそ、相場や銘柄が若いからです。
若い相場といえば、新興市場銘柄が上がるような相場のような印象があるようです。しかしそうではありません。上場されて年数が少ないフレッシュ銘柄であっても、株価が上らなければ「相場が若い株」はなりません。「老化」を通り越し「死亡」しています。相場の若さとは、企業年齢とは無関係であり、上昇開始したところからの上昇ぶりとその期間になります。
この観点から東京市場を見ると、日経平均株価は3月10日以降、わずか3カ月間に40%強も上昇しているのですから、明らかに「若い」といえます。市場全体がこのように若いということは、それを支える個々の銘柄の中に「若い株」、つまり上昇力が強く、上昇期間も短い銘柄が多数あることを意味しています。
投資名言は、そんな銘柄なら目をつむって買え、というのです。ただ買う前には、目をつむってはいけません。チャートをしっかり確認しなければなりませんから(笑)執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)
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いまのところ順調に育っているので問題はありませんが、これから虫が付いたり、激しい風雨に直撃されたりする恐れはあります。それが心配でもあるのですが、想定しているのはそれらを乗り越え、ネット一面にツルがからみつき、大輪の花が咲いたり、ゴーヤがいくつも実ること。それに期待してタネを蒔いたのでから、どんなに間違っても願望の一部は達成される。こう予想しています。
こんな我が家のガーデニングや日除け対策について縷々述べるのが、この原稿の目的ではもちろんありません。このところ庭の朝顔とゴーヤのツルを見るたびに、「蒔かぬタネは生えぬ」この投資名言を思い出してしまうのです。
というのは、このところ日経平均株価が急上昇し、多くの銘柄が年初来高値を更新しているからでしょう。「株はいよいよ買いでしょうか」「日経平均、今年中に15000円くらいいきますかね」「やっぱり石油関連株を買った方がよいでしょうか」こんなと審問を受けることが多くなっています。
それを聞くたびに私としては、3月の大底での買いは無理にしても、4月も買い場だったし、5月もそうだった。タネ蒔き期は、3月から5月にかけてだったのに。こう言いたくなるのです。
なぜ株が高くなってから人は株を買う=投資する気になるのか。資金がなければそれも理解できます。しかし高くなって投資する気になるのは、安い時にも資金はあったことになります。だから資金のあるなしは関係なく、株価が上らなければ人は投資する気になれない。こういうことになります。これを投資名言は戒めていることになります。
蒔かぬタネは生えぬ
と。収穫を目的とするなら、どこかでタネを蒔く必要があります。ところがタネを蒔くという行為を怠っていて、開花や結実が見られるようになったところでタネを蒔く気になる。投資名言は、それじゃダメだよといっているのです。
改めて強調するまでもなく、株式投資とは株を売るために株を購入(=投資)する行為です。売るためには買わねば(=投資せねば)ならないのです。問題は買うタイミングになるのですが、それが開花、結実の時期であっては意味がありません。
そんな時に買うのは、消費者であり、株を売って利益を得ようと思う立場の人ではない。こうなります。蒔かぬタネは生えぬ。このことばには、そんな意味が込められていて、先行き利益を手にしたければ、どこかでタネを蒔く=株に投資する必要があるよ、といっていることになります。
問題はどこでタネを蒔くか。朝顔やゴーヤのタネを蒔いたのは春が始まったばかり、気温が少し上がりはじめた頃だったと記憶しています。株もそんな状態にある銘柄がまだいくつもあります。適切なタネ蒔きのタイミング探しを心がけたいものです。そして実際にタネを蒔く。収穫はその先にある。名言はこう言っています。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)
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