2006年06月17日

ノイマン/VPO ブラームス sym4  (89)

今日は1885年、ブラームスの交響曲第4番。
1880年代、クラシック音楽は絢爛たる頂点を極めていた。
この頃作られていた音楽はサン=サーンスのオルガン交響曲、ブルックナーの7番と8番、チャイコフスキーの5番、フランクのニ短調、マーラーの巨人などを挙げることができる。こうして並べてみるとブラ4の晦渋さが光る。なんといっても終楽章がパッサカリアである。
例えば現代作曲の行き詰まりについて考えるとき、ブラームスの存在は何かを語っていないだろうか。芸術の常とはいえ、作曲家もまた目新しいことばかり追いかけてきたが、19世紀末、まだそういった動きが行き詰まる前に、一人反転したブラームスはどうだろう。ブラームスが生きた時代は革新にこそ注目が集まっていたのだがブラームスはなぜ過去に題材を求めたのか。
そして最も肝心なことはブラームスの音楽がそういう事実に関係なく魅力的であるということだ。
ブラームスの音楽が革新的であろうと、守旧的であろうと、その魅力に変わりは無い。何か新しいことをしてみたから偉いなどという価値観にどれほどの意味があるのかは、ケージの作品に当たるまでもない。彼の一部の作品はそういった、ある種の功名心に対するアンチテーゼである。クラシック音楽の作曲においてはこの後、目新しいことをやって聴衆を出し抜くことにばかり注目が集まっていって、魅力ある音楽を作るという本来の目的は忘れ去られてしまう。
一体、何が新しくて何が古いのか。
交響曲の終楽章に16世紀スペインにルーツを持つ舞曲、パッサカリアを用いることが新しいのか、交響曲にオルガンを使うのが新しいのか。あるいは調性使っている限り新しくないのか。
僕は同時代性が感じられれば、それで十分と思うのだが。

1885年
ハイドン 没後76年
モーツァルト 没後94年
ベートーヴェン 没後58年
シューベルト 没後57年
ベルリオーズ 没後16年
シューマン 没後29年
フランク 63歳
ブルックナー 61歳
ブラームス 52歳
サン=サーンス 50歳
チャイコフスキー 45歳
ドヴォルザーク 44歳
マーラー 25歳
ドビュッシー 23歳
シベリウス 20歳
ラフマニノフ 13歳
瀧廉太郎 6歳
バルトーク 4歳
ストラヴィンスキー 3歳
ヴァレーズ 2歳


1885年
  ブラームス 交響曲第4番

1886年
  サン=サーンス 交響曲第3番  フランク ヴァイオリンソナタ
  山田耕筰生誕

1887年
  ブルックナー 交響曲第8番
  ヴィラ=ローボス生誕



今日はこのページに珍しくノイマンのディスクが登場。
ノイマン、日ごろそんなに面白いと思った印象が無いのだが、このブラ4はすごい。壮絶な演奏で、ブラインドで聴いたらノイマンの名前は絶対に出ないだろう。
これほど彫琢の深いブラ4はちょっと他に思い当たらない。




ブラームス 交響曲第4番
ノイマン/VPO  89live






またまたアクセス解析のはなし。
検索キーワードを見てみると、これがなかなか面白い。
僕は複数のブログをやっているのだが、例えば「守フィ研」に限ってみても

「垂れ下がったおっぱい」

で検索している人がいる。
これは先日の投稿に引っかかったのだろうが、それにしても・・・、「垂れ下がったおっぱい」に興味があったんだ・・・?

きっとこのページは的外れだったことだろう。
画像とか一切ないのであるよ。
申し訳ない。

しっかし、どうせなら
「垂れ下がっていないおっぱい」
にしてはどうなのかなぁ。

余計なお世話ですか。

他にも
「ブルックナーの五部形式」
とか。
おれ、そんなこと書いたっけな?
ってゆうか、それが何なのかよくわからないし。

ブルックナーといえば、

「ブッルクナー」

でもヒットしていた。
すごいな。
なんだかすごく読みづらいんだけどさ。

しかしヒットしているということは、どっかに間違って
「ブッルクナー」とか、書いてんのかな?

「京都交響楽団」
というのもある。
京都市交響楽団なら知っているが、京都交響楽団というのは聞いたことが無い。

そういえばだいぶ前だが、「卍」でもヒットしていたことがある。
「卍」で検索した人は一体何を知りたかったのだろう・・・。

ちなみにヤフーで「卍」を検索してみると、なんと170万件以上という予想外の大量ヒットである。

卍は立派な漢字です(卍)。


ではでは。







ormandy at 06:31│Comments(6)

この記事へのコメント

1. Posted by hypnotiq   2006年06月17日 12:32
僕のは「ボウマンカン」というのでヒットしていました。
マンジ!
2. Posted by リベラ33   2006年06月17日 13:14
ボウマンカンですか?
なんでしょうねぇ。
それにしても書いていない言葉でヒットするのが不思議です。
3. Posted by romani   2006年06月17日 22:14
こんばんは。
アクセス解析の話、面白いですね。
でもこのファジーさが、私は好きですねえ。新しい世界が見つかったりして・・。

このノイマン盤は例のディスクですよね。
私も大切なアルバムになりました。
4. Posted by リベラ33   2006年06月17日 22:26
そうです、これは例のディスクですね。アクセス解析のファジーさ、確かにちょっと思うところあります。先日、職場でなかなか仕事がうまくできない人を見ていて思ったのがファジー制御の大切さでした。彼女は「いい塩梅に」適当にやることがまったくできなかったのです。一から十まで言われたとおりにやろうとするので時間に間に合わないのでした。コンピューターの世界ではファジーな制御は逆に難しいのでしょうが、これこそ大切な人間らしさなのでしょうね。
5. Posted by yokochan   2006年06月18日 01:00
こんばんは。ノイマンVPOのブラ4は私もFM録音で持ってまして、同時期、同コンビの新世界とともに、ノイマンらしからぬ生々しい演奏で印象深いものがあります。次週は、大阪です。楽しみにしております。
6. Posted by リベラ33   2006年06月18日 04:32
yokochanさん、まいどです。
これはFMで放送されたのですか。優れた録音と並んで名盤ですね。
マスターから連絡もらっています。
アインザッツでお待ちしております。
ただ、毎朝早いので何時まで起きていられるかが問題ですが・・・(笑

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