2008年06月22日

オーマンディ/フィラデルフィアo  チャイコフスキー 1812年 (70)

今日はオーマンディ最後の1812年、70年の録音だ。オーマンディの堂々たる風格が感動的である。
この録音では冒頭とクライマックスでコーラスが入るのだが、このテンプル大学合唱団はイマイチだ。特に後半で出てくるところではコーラスだけでなくオケのアンサンブルも怪しいかったりして残念である。過去のオーマンディの1812年はオケだけで演奏されていたが、70年盤ではコーラスやブラスバンドを追加するなど派手な演出が特徴的だ。しかしこういうのは実演でこそ効果があっても録音となると期待したような効果を挙げることはなかなか難しい。ここで共演しているフィラデルフィア・ブラス・バンドというのがどういう団体なのかわからないが、例えオーケストラのエキストラメンバーであっても人数を多くすればアンサンブルの精度は下がるのだからシンプルにオケ本体のみでの録音というのは案外正しい選択かもしれない。
尚、この録音はイーゴル・ブケトフ編とクレジットされているが、それが具体的に何をさしているのかはライナーにも書いてなく不明だ。コーラスが入る冒頭とかアレンジしているのかもしれない。ブケトフは現在、指揮者としてCDが出ている。




チャイコフスキー  1812年
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団




このディスクには「1812年序曲」と書いてあるがこれはちょっと珍しい表記だ。ネットで検索してみると「序曲1812年」では17万5千件ヒットするが、「1812年序曲」では2万1千件である。ちなみに「大序曲1812年」が9万件ほどで「荘厳序曲1812年」は1780件だった。オペラの序曲ではないから「1812年序曲」は適切ではないな。


あばよ。






ormandy at 08:56│Comments(2)チャイコフスキー | フィラデルフィア管弦楽団

この記事へのコメント

1. Posted by 親父りゅう   2008年06月22日 10:09
ちょっと前に、この演奏を入手しました。
たしかに、合唱の効果はイマイチな感じですね。(カラヤンのコサック合唱団も「何かヘン」)
私は、1812で好きなのは刷り込みにもなってるライナー盤です。クライマックスのバスドラム連打で鼓皮がビンビンと震えるのが見えるみたいで、大砲無しでも十分ワクワクしちゃいます。
2. Posted by リベラ33   2008年06月22日 15:56
>親父りゅうさん
この作品は演奏者によって多くアレンジが施されますが、僕はノーマルが一番いいですね。ただデュトワのシンセサイザーを用いた録音だけは例外。あれは秀逸ですな。
以前ウラページで書いておられたオーマンディのベト4は今度機会がございましたら差し上げますね。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔