2006年09月20日

お薬でダイエットは危険!

 

下剤使用で死者がでた。

 

 

昨日も「死者がでた」の話だったので

 

       < 昨日の話はこちら >

 

二日続けては暗くなり気が引けるが、

今流行(?)のダイエットにもかかわることなのでちょっと触れておく。

 

 

 

下剤は何種類かあるが、

大まかに、

 

無理やり出す

便に水分を持たせ、自然(?)な排便を促す

 

に分かれる。

 

 

今回問題になったのはのほう。

 

 

もともと尿にしろ便にしろ無理やり出すと、

体液のバランスを崩して不健康になりやすい。

 

無理やり出す薬と共に、

足りなくなった栄養源などを補う薬を一緒に飲んでいる

ということは良くある。

 

 

今回の事件は、大腸検査(カメラ)の準備として

腸をきれいにするため、下剤を飲んで起こった。

 

 

 

検査前の下剤は´△梁召領祿阿箸靴討硫失泙鮖箸Α

いうなれば”流しだす”タイプのお薬。

 

2リットルくらいのお薬を時間かけて飲む。

そんな経験ある方もいると思うが、ずばりそのお薬だ。

 

この薬はもちろん医療機関にしかないが

腸の中をホントにきれいにしてくれる。

食事時の方には申し訳ないが、水しか出てこないくらいきれいになる。

 (不確かな情報で、闇ルートでダイエット、宿便解決の特効薬として流れているとか・・・・)

 

 

このお薬の補助として,量瑤鮖箸Δ海箸よくある。

より便通を促進するためだ。

 

 

この検査のため,量瑤魄んで死者が出たのだ・・・・・。

 

 

 

この,量瑤六堡里ドラックストアなどにも便秘薬として

並んでいる成分なので、日常で使用している方も多いと思う。

 

必要以上に不安に思う方も出てくると思うので説明するが、

検査のためには通常の10倍量くらい飲む。

 

だから通常の使用法どおりに飲んでいれば危ない。

でも知っておいたほうが安全だ。

 

 

なぜ釘を刺すのかというと

ダイエット目的(下剤ダイエットというのがあるらしい)に通常より大目に飲むケースがあるからだ。

 

じゃあ誰でも10倍量を飲むと危ないのか?

 

誤解のないように今回の事件の背景を説明すると、

ただ10倍量の,硫失泙鬚里鵑濃爐鵑世里任呂覆ぁ

 

 

その患者のほとんどが「腸閉塞」だったのだ。

 

 

腸閉塞は知っている方は知っているだろうが、

要は腸が何らかの原因で詰まっていること

 

こういう方が、無理やり出す下剤を10倍量ものんだら・・・・

まさか死ぬまでは・・・・と思いたいのだが

死んでしまうのだ。

 

 

病院でも腸閉塞(専門的にイレウスという)の患者の扱いは難しい。

治療は原因によって異なるが、

口から入る食べ物や飲みものは一切だめ

便が出来ると命にかかわるからだ。

 

こういう患者の栄養補給のために

便にならない口からの栄養剤もある。(参考までに)

 

病院は腸の検査をする際に

腸閉塞がないかは必ずおさえる。

お薬の使い方にも、腸閉塞の人は”絶対に使ってはダメ”とかいてある。

 

なのになぜ死んだのかと思うのだが・・・・・・。

 

 

 

話が散乱しつつあるが、

日常に手に入る下剤でも、

条件がそろえば死ぬこともあるということ。

 

年が行けば、身体の曲がりから腸が閉塞(気味)の人もいる。

また飲んでいるお薬で、閉塞のような症状になっている人もいる。

 

危険は自分が知らないところにもある。

 

 

お薬を使うダイエットは、ネットなどで調べるといろいろ出てくる。

 

コレステロールのお薬の効き目を利用して太らない薬とか

血糖値を抑えるお薬でやせ薬とか

・・・・・・・

 

 

ダイエットをするのは結構なことだが、

お薬に頼るダイエットは諸刃の剣。

上記のような意外な事が起こりうるので

よほど注意したほうがいい。

 

 

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2006年09月19日

消毒は何を使えばいい?

 

先日、ある大きな病院で

セレウス菌という菌で院内感染がおこり死者がでた。

あまり聞かない名前だが、この菌で死者が出たのは国内では初めてということ。

  

   < 参考 : 院内感染について考える >  

 

この菌は、普段でも触れることのある菌で

口から入ると毒素をだし、嘔吐や下痢を起こす。

食中毒の菌としての位置づけだ。

 

実際はこの菌による食中毒は少ないというが、

今回のケースは、その菌が医療行為から血管内にはいり

毒素を振りまき、死にいたらしめたのだ。

 

のちに書くが、この菌は通常の消毒では死なない厄介者。

 

 

今回の事件は、今後に大いに警鐘をならすこととなるだろう。

 

 

 

 

細菌(いわゆる菌)にはいろいろ種類がある。

その特徴、特性でグループ分けされている。

 

グループがわかれば、

何の消毒薬が効いて

感染した場合、どのお薬が効くのがわかる。

 

 

 

今日は消毒薬について考える。

 

 

消毒薬には大きく3つのグループがある。

 

々眦

中等度

D稘

 

である。

 

このそれぞれに

よく知られている、

消毒用アルコールとかイソジン(ポピドンヨード)

などが分類され入ることになる。

 

他にも消毒剤の分類はあるが、

上記は大まかで分かりやすい一例だ。

 

 

それぞれ見ていこう。

 

 

々眦

   グルタラール

 あまり聞かないと思うが、一番厄介な菌まで消毒してくれる。

 これは強すぎるため手とか口とか体の消毒はできない。

 

中等度

   消毒用アルコール(エタノール)・クロルヘキシジン・

   次亜塩素酸ナトリウム・ヨードチンキ・オキシドール・・・・など

 この辺はなじみが深いと思う。

 多くの市販の消毒関係はここかにあると思う。

 

D稘

   塩化ベンザルコニウム・グルコン酸クロルヘキシジン

   アクリノール・マーキュロクロム・・・・など

 一般的な細菌、普段の生活で触る菌などはこのあたりで十分消毒できる。

 

 

実用性を増すために

どんな菌に何がつかえるのか挙げていこう。

 

 

◎B型・C型肝炎ウイルス・・・・高度又は中等度の消毒が必要

◎HIV(いわゆるエイズ)ウイルス・・・高度又は中等度

◎上記以外の一般のウイルス(風邪やインフルエンザも)・・・・中等度の一部又は高度(消毒用アルコールや速乾式の消毒も可)

◎一般細菌・・・低度でも十分に殺菌でできる。

◎MRSA・・・・弱い菌なので高度から低度までどれでも

◎今回話題になった食中毒原因菌でもあるセレウス菌・・・・高度でないど死滅しない・・・

 

今回のセレウス菌は別として、

ほとんど私たちが危ないと感じる菌は、市販の消毒薬レベルで防ぐことが出来るのがわかる。

 

ドラッグストアなどに行ったとき

ちょっと消毒の成分を見てみるといい。

いざというときに参考になるだろう。

 

 

今回のセレウス菌による院内感染は、

見ると分かるように病室の入口にあるような消毒剤ではどうにもならない菌だった。

 

 < 参考 : 病室の入口にある消毒ってなに?? 

 

点滴の前に肌を消毒するが、だいたいアルコール。

でもセレウス菌はアルコールでは死なない・・・・。

 

シーツなどのリネン類に付着していたものが、

点滴、血管内にはいったというが、

洗濯の業者も、特別な指示が無い限り

普通は高度消毒洗浄などしているところはないと思う。

 

実際病院もセレウス菌まで視野に入れた消毒まで指示をしていなかったという。

 

 

院内感染にしろ食中毒にしろ

消費者としては防ぎようがない菌もあるが

今回の事件後に改めて有効な手段として言われているのが

意外にも

洗い流すこと

つまり手洗いだ

 

消毒液では死なないなら

洗い流してしまえばいいということだ。

もちろん菌が死ぬわけでも手洗いで菌が100%無くなるはずもないのである程度だが、大変有効だという。

 

食事の前に手洗いうがいはよく言われたことだが

これには根拠があったのだ。

 

 

菌はあらゆるところに有り

 

   < 参考 : まな板も注意しよう! >

 

菌をまったく除去することは大変難しい、

つまり、私たちは多かれ少なかれ菌と共に生きていかなければならない。

 

無菌は人を弱くするが、

 

    < 参考 : 抗生物質の使い方がいま見直されている 

 

ある程度の除菌は必要。

できることから少しずつ。

 

まずは手洗いからやっていこう。

 

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2006年09月17日

間違えただけじゃない!

 

病院には『ヒヤリハット』という報告書がある。

 

もうちょっとで事故だったという事例を報告すると共に原因を分析し、改善を図るものだ。

 

ちなみにそれによってペナルティーはない。

 

 

 

看護師さんがやってきた。

 

これ当直のときに倉庫からもらっていったんだけど、

病棟に在庫あるから戻すね。

 

戻されたお薬は「塩酸バンコマイシン散」というもの。

 

ちょっと細かくなるが、

「塩酸バンコマイシン」は、

院内感染で有名なMRSAという菌に効くお薬で、本来点滴で使う。

口から飲んでもまったく吸収されないためだ。

 

    < 参考 : 院内感染を防ぐために >

 

でも消化管(主に腸管)表面にある菌には、吸収される必要なくその場所に着けば効くので、ごく限られた使い方で内服もある。

 

それが『塩酸バンコマイシン散』なのだ。

 

そんなまれな使い方をするお薬だし、現在対象患者がいるとも聞いていなかった。

 

おかしいと思って確認すると・・・・・

 

 

やはり「塩酸バンコマイシン点滴静注用」の間違えだった。

 

点滴するものを間違って内服用のを持っていったのだ。

 

 

逆なら万が一間違ったとしても、

効かないだけで命に別状はない。

 

でも逆はとんでもない。

本来血管に直接入れるように出来ていないものを打ったら・・・・

 

 

ぞっとする。

 

 

 

後日会議でその旨の報告とあらためて注意を促した。

 

すると事務方より

 

看護師から『ヒヤリハット』でてないぞ!

 

と指摘された。

 

万が一のため置く場所は離してあったが間違われた。

これも薬局の責任と、自分で『ヒヤリハット』は提出してあった。

 

でも当の間違えた本人からは出てなかったのだ。

 

 

 

ペナルティーがあるわけでもないし

その報告があって、次の事故がおきないよう措置が考えられるのに

出してない。

 

 

理由は色々あるだろうが、

一番問題は、当事者がたいした問題じゃないと思ったことだろう。

 

間違えなかったから大丈夫では済まされない。

ちょっとしたミスが、患者の命を奪うことだってある。

現にその種の話題がいま新聞メディア等でさかんに取り上げられている。

 

ちょっと間違えただけじゃない!

 

は日常生活で通用しても医療現場では通用しない。

 

普段からわらって済ませるような風潮はあった。

でも実践では気を引き締めているだろうと思っていたのに・・・・・違っていた。

 

 

今回の件で改めて問題意識の低さを知った。

医療行為のミスだけがミスではない。

その準備段階から大切なのだ。

 

今回も在庫過剰で戻ってきたからわかったものの

そのまま使われる可能性がかなり大きかった。

 

 

問題意識がない。

間違ったことよりもなによりも怖いことだ。

何かが起こる前に、改善は急務だ。

 

 

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     ↑↑  似た名前、似た形、似た色のものはたくさんある。

 



2006年09月14日

『聖域』をメスを!!

 

最近新聞を中心に、盛んに医者不足が叫ばれている。

 

そのなかで、ある記事が目に留まった。

 

 

『○○大学病院(国立)で医師派遣の見返りに・・・・・』

 

 

地域の中小病院は医師確保の為に

大学病院や中核病院に医師派遣を頼まなければやっていけない。

 

近くの病院にいくと

今日は△△大学病院から先生が来る日

とあるのがそうだ。

 

その派遣を決める大学病院で、

 

派遣の見返りにいろいろ接待をうけ、

さらに金品を受け取っていたというのだ。

 

 

受け取った本人(教授)は

「派遣の見返りとは関係ない」と言っているが・・・・・・

関係は明らかだと思う。

 

 

今回明らかになったのは運が悪い?話であって

少なからずこういったことは全国どこにでもあると思う。

 

 

大体の派遣先中小病院は

派遣元の大学病院の医局(第一外科とか心肺内科など)へ

『研究協力費』などの名目にして何らかの協力金を収めている。

 

これは派遣医師一人につきいくらという暗黙の相場があるので

いわゆる上記の”見返り”相当するだろう。

 

 

 

しかし、こういったやり取りの全てが悪いわけではなく

否定したいわけでもない。

 

 

大学病院は大学病院でいろいろな国の制度改革をうけ、

派遣する人材の確保が相当難しくなっている。

 

 

そこを無理にお願いして医師を派遣してもらうのだから

”見返り”ではないにしろ”お世話になってます”位の気持ちはかまわないと思う。

 

 

でも今回発覚したのはお国の直属機関。

いわゆる「官官接待」にあたる。

 

病院としては私立も国立も感謝される度合いは変わらない。

しかし、国立は国立のルールがある。

なんといっても公務員

 

それを何でもかんでも私立のようにしたい、ではいけない。

割に合わないのではなく、それを条件にやっているのだから。

 

 

しかも額が額。

総額で分かっているだけで1000万を超える

 

渡していた病院もたいしたものだ・・・・・。

 

 

 

これからもある程度こういったことは行われると思う。

先ほど書いたようにまったくダメとは言わない。

 

でもセクハラではないが、立場を利用して強要し、

患者の健康を盾にとって医師派遣中止をちらつかせて・・・・

というのは断固として許されないことだ。

 

 

 

 

 

いま、地域の機関病院を中心として医師が不足している。

診療科によっての偏りなど問題もあるが、

 

   < 参考 : 診療科はどうしてかたよる? >

 

問題は『白い巨頭』でお馴染みの教授を中心とする医局にあると思う。

 

番組を見た人は分かると思うが

教授の権力が強すぎる。

 

医局内の医師の人事から

地域県内の派遣の人事まで一手に握っているケースが多い。

 

だから初めのような事件も起こるのだ。

 

教授の機嫌を損ねて(?)派遣が打ち切られ、

診療科を縮小せざるを得なかった病院も少なくない。

 

 

医局内の医師は、教授の手足となって働き貢献する。

派遣を言われれば、それに従いどこまでも行く。

 

大学に残るものも生き残りが厳しい。

中にはポストの関係で、40才になっても無給のものもいる。

当直アルバイトや週一回の自由日に外に診察にいって何とかつないでいると聞いたが、

こういうことも原因で大きな病院から医師が離れていく現実がある。

 

 

どうしたものか・・・・・・・・。

 

 

志あって医者になるものは多い。

医師になれば安泰とおもってなるものも多い。

 

しかしいづれにしても現実は厳しい。

 

医局にさからえない。

にらまれたら医師をあきらめるか影響のない遠くに行かねばならない・・・・。

 

 

『聖域』とよばれるにふさわしい、限られた世界だ。

 

 

それはそれとして、

いろんな世界はあって当然なのでおいておくとしても、

 

その世界に振り回される国や地域がいい迷惑だ。

 

なんとか患者の為にと方策を考えているのに

肝心の大元(大病院)がそんなどろどろしていたのでは

スムーズに事が運ぶわけがない。

 

 

この状況を打開する道はないのだろうか。

 

 

 

記事をみてつい熱くなってしまった・・・・。

 

 

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    ↑↑ 多くの教授たちは真摯にかんばっています。(フォローもしておかないと・・・・)

 



2006年09月13日

健康ってなんだろう?

 

蕁麻疹で受診した患者さんがいた。

臨時で受診する常連さん(?)だ。

 

 

この患者さんは生活習慣病(というと大げさに聞こえるかもしれないが、つまりコレステロール)で通院、

内服治療を受けているがそれ以外はいたって健康である。

 

 

健康には普段から人一倍気を遣っていて、

 

まず黒酢を1日1杯。

お茶を飲むなら黒豆茶。

ファイブミニを毎日1本。

便通の為に朝1杯の冷たいミネラルウォーター。

2週に一度はマッサージ。

ちょっと疲れたことがあると随時部分マッサージ。

趣味は簡易温泉と岩盤浴。

 

といった具合だ。

健康オタクとまでは行かないが、結構なメンテナンスだ。

 

 

でもその割には頻繁に

ヘルペスだ

口内炎がひどい

風邪だ

蕁麻疹だ

と訴えが多い。

 

念のためではなく本当に症状が出ている。

 

 

 

健康ってなんだろうな?

ふと思った。

 

まったく気を遣っていない人が元気で

この人のようにたくさん気を遣っていても病気になる。

 

体質だ、遺伝だ、と言われればそれまでだが

この患者をみるとなんとなく割に合ってないなと感じた。

 

 

 

いま空前の「健康ブーム」だ。

それだけ現代が不健康だということなのだろう。

 

売り出すサプリメントは飛ぶように売れ、

いいと聞いたものは売り切れ続出。

怖いくらいだ・・・・。

 

 

健康がブームになることは実にいいことだが、

忘れていけないことがある。

 

今ブームになっているものは

サプリメントであれ、岩盤浴であれ、あくまで補助であるということ。

 

メディア等の宣伝がうまいのか

補助だけで健康になろうとしている人があまりに多い。

 

 

補助は主役になってはいけない。

 

もし主役になると思わぬ健康被害がでることもある。

 

 

 

では何が主役か??

 

それは自分の節制だ。

これに付随して”強い意志”も必要だろう。

 

 

 

健康ブームの問題点。

それは多くが他力本願ということ。

 

 

 

楽を求めて発展してきた現代の文明であり、

この文明によってもたらされた副産物が

生活習慣病を初めとする現代病である。

 

これを治すのに、

楽してダイエット、楽して健康。

ではそう上手くいくはずがない。

 

 

必要なのは、原点にかえって自分の節制

そしてそれを実行する意思である。

 (禁煙を見ると分かるが、意思が弱い人が多い・・・)

 

   < 参考 : 禁煙を失敗する人・・・  >

 

 

初めの患者もおそらく普段運動をしたり、食事を節制したりはしてないだろう。

 

あくまで自己精進があってこその健康であり、補助(サプリメント、温泉等)である。

 

 

加熱しすぎる健康ブームに注意を呼びかけると共に

まずは自分が何をしているか省みることをお奨めしたい。

 

 

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2006年09月12日

「エピペン」再び・・・。どうやってもらう?

 

今日は朝からエピペンがでた。

 

蜂の活動期は今頃と聞くのでそのためだろう。

 

 

エピペンは以前に書いたが (まだの方は コチラ 

蜂に刺されたとか食べ物のアレルギーとか

ひどいショックになるのを未然に防ぐのに役立つお薬である。

 

お値段自体は保険診療でなく自費診療(自由診療ともいう。つまり自費)なので

結構張るが、なんといってもまさかのときのもの

命には代えられない。

   (ちなみに病院によって異なるが、当院は14500円)

 

 

アレルギーは

ない人にはまったくわからないが、

持っている人には生死にかかわる重大事だ。

 

 

食べ物アレルギーはその代表。

○○を食べたら蕁麻疹でた

というはなしはよく聞く。

 

予防としてはアレルギーの原因の食べ物を食べなければいい。

 

 

 

蜂のアレルギーは、

同じアレルギー症状でも出る症状がひどく、早く、そして深刻だ・・・・。

 (食べ物やお薬でも大変ひどく出る人はいる)

 

やっかいなのが、

2回目刺されると”危ない!”とは知っているが、

どう危ないか分かりにくい。

そのうえ、いつ刺されるか分からないので予防も難しいということ。

 

 

 

もともと人には、

自分に不利益になるものを排除しようとする働きがある。

 

でもこれが過剰に働くことがある。

 

そうすると守るはずが逆に自分を攻撃してしまう。

これがアレルギーである。

 

過剰がさらに行き過ぎると、

体はショックをおこし、時には命を落とすこともある。

 

 

エピペンは、この行き過ぎたアレルギーを抑える働きをする。

 

 

 

どうやったら手に入るのかを簡単に書く。

 

 

このお薬をもらうには、まず丁寧なのが”問合せる”こと。

取り扱いのない病院もあるからだ。

 

次に「ほしい」という希望を診察のときに伝える。

 

山に入るので、蜂に刺されたときの注射がほしい

アレルギー体質で食べ物やお薬を飲むとショックが怖いので持っていたい・・・

 

などストレートに伝えるといい。

 

また蜂に実際刺されて病院に受診し、

医師のほうから薦められることもある。

 

 

希望を伝え、お薬をもらえる許可がでたら

つぎに「ビデオ」をみる。

 

これは約15分くらいのものだが、

使い方や使うタイミング、アレルギーについて等を勉強する。

 

何かあったとき、頼れるのは自分だけなのでしっかり見てもらう。

 

 

よく理解できたら

次は「アンケート」

 

これはお薬について、

またアレルギーやショックについてどれだけ理解できたかをチェックするものだ。

 

 

アナフィラキシーショックについてご理解いただけましたか?

エピペンの適正な使用方法と保管方法についてご理解いただけましたか?

 

など12項目。

 

 

よく分からない、ちょっと疑問などがあったら

その場でもう一度説明を聞く。

 

幾重にも理解を深めてもらうようになっている。

 

 

そして最後は同意書にサイン

 

 

これで終了。

めでたく手元にエピペンが渡る。

 

 

 

これから徐々に涼しくなって、

山へ行ったりアウトドアで楽しんだりと良い季節になる。

 

今でも蜂の毒で亡くなる人は年間で30人以上はいるという。

 

エピペンも一つの手だが、

聞くところ、山に入るのに常識的な装備を怠る人が多いらしい。

長袖長ズボン。

これぐらいの予防はしておきたい。

 

せっかくの機会を楽しく過ごすため、

いろいろ気をつけたいものだ。

 

 

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     ↑↑ 蜂に刺されたらまず毒を搾り出し、水で洗い流そう。

 

 



2006年09月09日

採血の心得(おまけ採尿)

 

採血について話が出た。

 

 

その患者は血液検査をするのに

あらかじめ食事をとってしまったのだ。

 

医者には

食事はしないできてください

 

 

といわれていたらしいが・・・・

 

 

医師に

採血しても意味が無いから今日はやめましょう

といわれたそうだ。

 

 

・・・・・・(残念)

 

 

 

 

 

血液検査に使う血液は

基本的に朝起きて何も食べない血液

ちなみに尿検査の尿は

朝起きて一番の尿がいいとされている。

 

食事は血液検査の値にいろいろ影響を及ぼす。

 

血糖値が食事で影響を受けることは

ほとんどの方は知っているので分かりやすいが、

食事をとった後だとそれこそ”意味がない”

 

 

コレステロール、中性脂肪を計るのに、

食事をたっぷり取りました

では値が正確ではない。

 

 

血糖値の変化を見るのに

わざわざ砂糖水を飲ませて採血をする検査もあることはあるが・・・・・

 

 

血液検査や尿検査で分かる情報はとても多い。

だからこそ正確な値を出す検体(血液・尿)が必要なのだ。

 

 

 (間違った検査値で異常とされ、飲まなくてもいい薬が処方されたらたまったものではない・・・・・・)

 

 

見たい検査値により、条件は多少変わるものもあるが

基本的に

朝食事を取らないでとる血液

朝一番の尿

は抑えておきたい。

 

 

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 若い人で胃の不調を訴える人が増えた。これも早めに検査!

 

 

  < 見てもらいたい検査の追加は遠慮無く言おう! 

 

 



2006年09月08日

見るのはココ。治療はドコ?

 

最近風邪がちらほら流行りだしている。

 

 

のどをやられる人が多いが、

気候の変化が関係しているのだろうか。

 

 

夏から秋に変わるとき大きく変わるのが

まず気温

朝晩の冷え込みがきつくなってくるころである。

 

次に湿度

冬はご存知の通り乾燥のイメージが強いが、

意外に秋も乾燥する。

息をすって、喉や鼻がぴりぴりするようだと湿気不足だ。

 

 

 

夏の余韻でエアコンを”ドライ”で設定し、

寝入りに寝苦しいからからといってスイッチを入れたまま寝たなら・・・・・

 

まずのどをやられるだろう。

 

 

 

のどは「万病の根源」と聞いた事がある。

 

 

ここをウイルスなり菌なりでやられると

熱、悪寒、咳(せき)、痰、声枯れ、下痢や腹痛、鼻炎・・・・・

いわゆる風邪症候群(風邪という病名はない)の症状が出てくるからだろう。

 

風邪は万病の元である。

 

 

 

またここのところ風邪から「中耳炎(ちゅうじえん)」を併発する人が多くなっている。

「中耳炎」は喉鼻(のどはな)と耳がつながっている穴に(たいていのどから)ばい菌がはいり、

耳の中(中耳・鼓膜のうら)に炎症が起こるものである。

 

 

炎症が進み、膿がたまると、鼓膜を圧迫し痛みがでることもある

この場合は、膿を出すため鼓膜を切開することもある。

 

大人は「中耳炎」とわからなくても、

痛くなればすぐに分かり、相応の科にかかれるが、

子どもはそうは行かない。

 

風邪気味(鼻水・せきなど)であり、

訳が分からず泣いている場合は「中耳炎」の疑い有りとみたほうがいい。

 

 

いづれにしても長引かせないよう早めの受診・治療が肝心だ。

 

 

治療は耳鼻科になる。

 

 

 

 

当院は耳鼻科が無い。

 

どこの内科へ行っても同じだと思うが、

風邪で内科を受診した患者がもし、中耳炎になっているようなら、耳鼻科なのだ。

 

どうせなら一緒にみて治療できれば一番いいのだが

そうはいかないらしい。

 

 

抗生物質をのんでもらって治るならば内科のみで可能だろうが、

切開や消毒の必要がでる、特に切開するとなると内科ではない。

 

 

頭では分かるのだが、

受診するほうにとっては、また病院(クリニック)へいかねばならないのは面倒だ。

 

何とかならないものかといつも思う。

 

 

どうこうここで言っても仕方がないのだが、

病気を早めに発見、悪化を最小限に抑えるためにも

風邪で受診の際には、自分にしろ、付き添いで受診するにしろ

「耳」も念のため見てもらったほうが良い。

 

 

季節の変わり目、年齢とともに無理はきかなくなる。

用心しよう。

 

 

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  <今、あらゆるところで医薬情報が飛び交っている。どこまで信じていいか?>

              △△△△             

       ぜひ見て参考にしてください。

 

 



2006年09月07日

ここまで来たか自己中社会

 

今日は来客が多かった・・・・・

重要な用件もちらほらあったが、多くは宣伝。(これも重要?)

 

 

 

糖尿病の患者で、

自分の体で糖を分解するホルモン(インスリン)を出すことが出来なくなった人が使う注射があるが、

それにつける針のデザインが変わるらしい。

 

 

普通インスリンの注射をしている人は

針は毎回捨てて交換しなければならない。

 

多い人だと、1日に3から4回交換する。

 

面倒といえば面倒なのだが、

一度使った針をもう一度というと、

ばい菌による感染症がおこったり、

もし他人が触れたりすると、最悪の場合血液感染する病気になることもあったり、

危険が高まる。

 

ちなみに血液で感染し注意が必要なものの代表に、

B型肝炎、C型肝炎、エイズなどがある。

 

 

だからもったいないと思ったり、面倒だったりしても

毎回交換をするよう義務付けられている。

 

使い終わった針は病院に返却し、しかるべく処理される(医療廃棄物)

 

 

 

でも、以前の記事でも触れたが、

     < 以前の記事 → 生活習慣病を予防しよう >

糖尿病の多くは自己管理、自己節制ができなかったことに起因するので

注射針をきちんと変える

といった最低限の作業をサボる(?)人がいる。

 

 

針の使い回しをしていると、

時には斜めに刺し手しまうこともあるだろう、

時には打つときに手が震えることもあるだろう。

 

だんだん針は金属疲労し、最悪折れる。

 

メーカーにとってはそこまで考え折れないよう対策を取っているが

何事にも”想定外”はつき物。

 

 

針折れ事件がおきて問題になった。

対策はとっていても、

製品が悪いからだ

と言われればそれまで・・・・。

 

今回は訴訟までは行かなかったようだが、

今後の対策として、今回のデザイン変更というわけだ。

 

 

 

先日テレビで、

罪のない少女を殺しておいて、その公判のさい、

犯人は傍聴人席にいた遺族(家族)に、

子どもが死んだのはそこに子どもを居させたお前らの責任だ!

と叫び、その母親はノイローゼになり、とうとう自殺してしまった。

というニュースをみた。

 

 

今の時代、自分の言動は棚に上げておいて

他人のせいにする風潮が強くなっているように思う。

 

 

近年成立したPL法(製造物責任法)。

これはそんな愚かで頭がまわる人たちから企業を守る法律だと思う。

もともと消費者保護のために出来たものだが

あらかじめ「念には念を!」の対策を取れるという点がいい。

 

 

 

とんでもない人のとんでもない行動の為に、法律は次々に作られる。

誰かに聞いたが、六法全書が厚い国は「ダメな国」だそうだ。

 

 

日本はこのまま行くと、どれだけ厚い法律書ができるのか・・・・。

 

 

 

なんとかしていかないと大変なことになる。

 

 

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2006年09月06日

「スリッパ」と「土足」どっち?

 

今日は雨。

ここ数日快晴続きだったが、昨日に引き続いてのお湿りだ。

 

 

待合室に並んでいる患者を見ていて

ふと思ったことがある。

 

 

それは、靴。

 

 

 

 

当院は院内に入るときに「スリッパ」に履き替えてもらう。

子どもはかまわない。

靴のままだ。

 

 

 

以前当院に出入りしている経営コンサルタントの方とお話をしているとき、

「スリッパ」が話題になった。

そういえばここは履き替えるよね・・・

 

 

スリッパは、靴より院内を汚さないだろうが、

患者から見ると”共同・共用”というのが不潔を連想させるという。

 

 

そのときは病院にとって

どっちがいいのかね〜

で終わってしまったが、

 

実際どっちがいいのだろう・・・・・・。

 

 

 

当院は皮膚科があるので、

当然”水虫”の方もいる。

 

もう罹ってしまったひとはあまり気にしないが、

まだの人は”共用のスリッパ”を大変気にするだろう。

 

 

でも今日のように雨だと

土足は院内をドロドロにしてしまう。

 

 

 

他の病院をみるとどうだろう。

・・・・・・土足が多いように思う。

 

 

 

掃除はどうするのだろう?とか

ばい菌が院内に散らばるのでは?

いろいろ疑問はある。

 

 

 

いったいどちらがいいのだろうか?

  

 

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