この夏は アツいスザキで 御静養

待望の夏がやって来ました! 恒例となった「ウル虎の夏」が今年も阪神甲子園球場で開催中です。今夜は残念ながら相手の横浜DeNAベイスターズによる逆花火大会が炸裂して、今成亮太さんのヒーローインタビューはお預けとなってしまいました。

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阪神武庫川線の洲先駅に停車する阪神5500系「タイガース号」です

気がつけばもう8月、暑さで消耗しないようにどこかに静養に行きたいものです。「GO TO トラベル」には興味があるものの人混みは避けたい気持ちもあり、なかなか計画を具体化出来ません。リゾート地に別荘でも持っていれば良いのですが、庶民には夢でしかありません。

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洲先駅の駅名標です。ホーム中ほどにあります

皇室には御用邸と称される別荘が3箇所ございます。栃木県那須郡那須町にある那須御用邸、神奈川県三浦郡葉山町にある葉山御用邸、静岡県下田市にある須崎御用邸です。

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洲先駅の武庫川団地前方の改札口?には運賃表、時刻表、ICカードリーダーが機能的に配置されています

天皇陛下ご一家は夏に須崎御用邸で静養されることが近年恒例とされており、昨年は8月1日に到着されたとの記事がありました。今年もそろそろ御用邸で静養される時期かと存じ上げます。念のためですが、須崎は「スザキ」と読みます。

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武庫川団地前方の出入口はスロープとなっており、バリアフリー対策もバッチリです

皇居から須崎御用邸へのアクセスですが、昨年の場合は皇居専用の特別列車にお乗りになられ、午後8時半ごろ伊豆急下田駅に到着されて約250人の市民や観光客が出迎えたとあります。

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武庫川方の改札口にも同様の機能が備わっていますが、階段の昇降を伴います

僕が子供の頃、天皇陛下ご一家が須崎御用邸で静養されるニュースを耳にすると「天皇陛下が阪神電車にお乗りになるのか」と勝手に胸をときめかせたものです。阪神電車武庫川線に「スザキ」と呼ぶ駅が存在するのです。漢字では「洲先」と書きます。余談ながらJR四国に「須崎」と書く駅が存在しますが、こちらは「スサキ」と読みます。

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両方向の列車が1つのホームを共用しているため、列車が接近してくると行先表示器が点灯します

その当時武庫川線には乗ったことがなかったのですが、阪神電車の横長の運賃表において本線から飛び出して存在感を誇っていたのが武庫川線の終点であった洲先駅なのです。普段は単行の赤胴車がのんびり走る阪神武庫川線に御召列車が快走する、そんな姿を想い描いていたのです。

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行先表示器の点灯からしばらくして武庫川団地前行きの列車が到着しました。やって来たのは「TORACO号」です

そんな僕も大人になって、阪神武庫川線にも乗りましたが、すでに武庫川団地前まで延伸された後だったので、終着駅だった洲先駅は中間駅になって印象のないままでした。今年6月より運行されている5500系を改造した車両を取材した機会に幼い頃夢見た洲先駅に立ち寄ってみました。

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今度は武庫川行きの列車が接近してきました

現在の終着駅武庫川団地前から歩いて洲先駅へ、そこは昭和59年(1984年)まで終着駅だった頃の面影を感じるのは難しい1面1線の無人駅で、伊豆急下田駅の華やいだ雰囲気とはまったく異なる印象でした。地元の人でないとアクセスしにくい住宅地の中にひっそりたたずんでいながら、出入口が2箇所設けられているところにターミナル駅の風格を残していると言えるでしょうか。

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ちなみにホームから武庫川を眺めることは出来ません。武庫川行きの列車に乗って帰宅します

今年の夏はいつもの夏とは異なります。天皇陛下ご一家の御静養先が洲先になる可能性もゼロとは言えないですし、ひょっとしたら宮内庁と阪神電気鉄道の間で極秘に計画が進められているかもしれません。その場合、御召列車はやはり「タイガース号」になるのでしょうか? 沿線で国旗と球団旗を力の限り振り続けることを誓います。

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取材の都合上、2回訪問しましたので、タイガース号の写真も紹介します

では、魚を捕まえに行ってきます!