フランチャイズによる初めての開業

フランチャイズビジネスは、加盟前の開業ノウハウの習得と本部選択の段階で5割以上の成功、失敗が決ると云われます

フランチャイズ契約書をよく理解してから

フランチャイズ加盟店として開業する場合、本部と加盟店との間の契約内容はとても細かいところまで書き込まれています。これまで会社勤めをしていた人が内容を読んでも、事業の専門用語や法律用語が多く理解できない点も少なくないと思います。

 

 そのために契約書をあまりよく読まず理解しないままの状態で印鑑を押してしまう人がいます。本部側としては、疑問点や問題点をあれこれ聞いてくる人よりも、質問のない人の方が対応しやすいのは確かです。

 

 特に後日問題となるのが「競合避止義務」のところです。“フランチャイズの契約中、もしくは終了した後の一定期間、加盟店は類似の事業を行ってはならないとする禁止事項です” この項目を見落としたり勝手に理解している人が多いです。

 

 また自分は類似事業をしないことにして、奥さんが開業するなら大丈夫と逃げ道を考える人もいます。今は、契約の細部でそのような行為も禁止している本部が多いです。まずは、しっかり契約書を読んで納得してから契約すること。

 

 最近はほとんどの本部が、弁護士と契約していて契約書内容に関してはよく練ったうえで作成されています。加盟してから後悔することのないよう、加盟する側としてよく考えた上でオーナーとして参加できるかどうか判断することです。

 

【ひと言】

 2010年当たりからスマホが急速に普及しましたが、一方でスマホ普及の弊害として利用者の読解力低下が言われています。そのため、事業に必要な重要書面を理解する必要のあるときは、弁護士や司法書士の助けを求める手もあります。実際、フランチャイズ契約においてもトラブルは増えていますから、未然にトラブルを防ぐ意味でも利用すべきです。

 


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間違いなく収益の上がる本部とは

 わが国のカネ余りはまだ続いているようで、中小企業でもフランチャイズ加盟を考える会社は増え続けています。飲食や宿泊関連の企業は厳しいですが、輸出関連の会社には業績好調の企業が多く新規投資の対象として考えています。

 

 個人のオーナー希望者とは違って資金的に余裕はあります。その代わり確実に収益の上がるフランチャイズ本部探しというハードルは高いことになります。今、確実に黒字の見込める本部というと「ワークマン」「マクドナルド」「コメダ」あたりですか。

 

 ただこれら本部は現在がピークの状態にある本部です。新規事業は一種の投資ですから、既に成長の伸びきっている本部に投資をするのは賢明な判断ではありません。10年くらい前ですと、ワークマンも加盟希望者探しに苦労していました。

 

 5年ほど前なら、マクドナルドも閉店するオーナーが多く募集に苦労していました。投資するには最適なタイミングがあります。一方でTSUTAYA]のように、一時代前には確実に利益の上がる本部の代名詞でしたが、今は姿を消してしまいました。

 

 ビジネスの世界に絶対はありません。今絶好調な本部も次の展開ではどうなっているか分かりません。やはり自分でこの先の景気の行方を予想し、人の意見も参考にしながら判断するしかないのが事業経営者の役割です。

 

【ひと言】

 フランチャイズ本部探しで苦労している人の中には、「資金さえあったならよい本部が探せるのに」と悔やむ人がいます。本当にカネさえあったならフランチャイズは上手くいくのでしょうか。投資額が数千万円にも達する本部の場合、毎月の売上高も数千万円から数億円にも達しますから、それはそれでたいへんな苦労をします。事業は資金も重要ですが、やはり経営者の能力が最も重要です。


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「タビオ」の越智会長が亡くなる

 フランチャイズ本部経営者として、日本で最も広く知られていた一人「タビオ」会長の越智直正さんが82歳で亡くなりました。越智さんは各地で講演活動をしていて、多分話を聞いたことがある人も多いのではないかと思います。

 

 越智さんは愛媛県で生まれ195515歳の時に大阪の靴下卸問屋に丁稚として奉公にでました。終戦から10年後の当時、地方の多くの家は農業に従事していて、長男は家を継ぐと次男以下の男性は見習いとして商店や工場で働いでいました。

 

 その後29歳で独立して靴下専門の卸問屋を開業。45歳のときにフランチャイズ本部「靴下屋」の展開を始めています。1984年のことです。越智さんが他の経営者と違っていたのは、いち早くコンピューターネットワークシステムを導入したこと。

 

 「売れるモノを売れるだけつくる」をモットーに、日本でのモノづくりにこだわりました。92年には、国内の靴下製造会社との間で“協同組合靴下屋共栄会”を作り、ネットワークを通じた発注システムを構築したほどです。

 

 2000年には株式上場を果たし、06年社名を靴下屋から「タビオ」へと名称変更しています。以前、越智さんの講演を聞いていてとても感心したことが二つありました。

 

 一つは中国の古典「論語」をとてもよく勉強されていたこと。経営上の難しい判断をするときにも、論語の教えを頭のなかに思い浮かべると、ほとんど悩むことはなかったと言ってました。

 

 二つ目は、毎朝ベランダで手を合わせ親族とこれまで世話になった多くの恩人の戒名を読み上げてお礼をしていたといいます。歳を取ると記憶があいまいになるのと恩人の数が増えるので毎日大変といいながら数十年も続けているといってました。

 

 「生きるためには何歳になろうと勉強を続けることです」と話していた越智さんも亡くなりました。丁稚から上り詰めた戦前生まれの最後の経営者が表舞台から消えました。長いことご苦労さまでした。

 

【ひと言】

 戦前の日本は国が貧しかったため、どんなに能力があっても進学できずに子供の頃から社会にでて働きました。パナソニックの創業者松下幸之助はlpmp丁稚から偉大な経営者になった代表格の人です。越智さんは戦後に社会にでましたが、やはり独力で努力して上場企業経営者になった人です。タビオは加盟店オーナーにとっても、働き甲斐のあるフランチャイズ本部でした。特に女性経営者の活躍が話題になって一時代を築きました。

 


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正月になると増える「経験不要」ビジネスの罠

 例年正月になりますと、初めてフランチャイズ加盟による開業を考える人たちが増えてきます。年の初めはご自身の将来を考えるにはよいタイミングですから、「まったく開業経験はないのですが、フランチャイズ加盟店オーナーは自分にもできますか」といった内容の質問です。

 

 特に、正月になりますとネット上には「経験不要」とか「誰にでも開業できます」の文言で、フランチャイズ本部のネット広告をよく見かけるようになります。これから開業を考える人にとっては、簡単に店舗経営ができる魅力的言葉の羅列も見えます。

 

 ところが開業した店舗に料金を支払ってくれるお客さんの身になって考えてみてください。経験のない人が作った料理やお客さん向けサービスにあなたは仕事を頼みますか。誰にでもできる仕事で料金を貰うのは今の時代では難しいですよ。

 

 経営の視点から「経験不要」を考えますと、誰にでもできる仕事ですから他の人が参入するハードルがとても低い仕事ということになります。せっかく仕事を覚えて頑張ろうと思っても、常に同じ仕事をしている店舗が開業して参入する事業を始めることになります。

 

 今後フランチャイズオーナーとして事業を始めようと考えるなら、人にはできない自分だけの事業とは何か考えてみてください。会社勤めの時と同じで、他の人にはできない仕事のできる人が優遇されるのはどんな事業でも同じです。

 

【ひと言】

 事業経営の基礎的な知識は、フランチャイズ加盟する前に身に着けておくべき知識であって、加盟してから本部に教えてもらうようでは事業失敗の原因になります。本部というと全てのことに精通している会社と思いがちですが、実際は失敗することも多いです。倒産する本部もあります。冷静に本部を見る目が必要です。

 




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現代人が犯しやすい失敗のひとつは

正月早々失敗の話ですが、最近の失敗事例をみていますと、とても似たような傾向が見られます。誰もが犯しやすい傾向ですが、一つのモノゴトに気を取られ過ぎで、それ以外のことに気が回らないことから起こる失敗です。

 

 現在進行中のコロナウイルスにおいても、当時の政府は東京オリンピック開催ばかりに気を取られた気配が濃厚でした。誰もが失敗を犯すときによくあることですが、頭が一つのころばかりに囚われますと他の大事な要件を見落としてしまいます。

 

 フランチャイズ加盟の場合では、開業当初の利益確保ばかりに気を取られて、契約の細部にはまったく気の回らない人が多いです。開業した後で、契約内容にとんでもない条項があることに気付くなんてことがよくあります。

 

 特にオーナーの場合は、店舗経営の全般に注意を払う必要があります。雇用するスタッフへの対応が必要ですし、経理の細部にも注意を払わないといけません。バランスよく物事を考えないと、一つのことばかりに拘ってはいられません。

 

 今のような不確実な時代に大切なのは、自分の現状認識が正しいのかどうか考え、調べてみる作業です。また複数の人に聞いてみることです。自分の仕事ぶりを第三者に見てもらって、おかしな点を指摘してもらうことも大事です。

 

【ひと言】

  一昨年2月からの新型コロナ感染では、感染症対策の基本をなす「検査」、「隔離」「追跡」の検査をしなかったため、わが国では無用に国民の不安を煽ることになりました。オミクロン型の流行では、岸田内閣が積極的に検査を行っているため、感染力が強いといわれるオミクロン型であっても落ち着いた対応ができていると思います。ウイルス感染は人類が誕生したときには既に存在していた病原菌です。人間が何にでも対応できると思い込んでいると、大変な失敗を犯すことになります。

 


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