日本で最も早くフランチャイズを導入したセブン−イレブンは、わが国のフランチャイズ本部の理想企業の一社です。本部の売上げにしろ、加盟店の収益にしろ、事業規模にしろ、飛び抜けたビックビジネスを展開しています。

 

 そのセブンにおいて、社長が任期途中の3年目で交代することになりました。丁度、大阪府下の加盟店が人手不足を理由に、営業時間を勝手に短縮して大きなニュースになったばかりのタイミングです。

 

 現在各地のバイト料は、人手不足が深刻化していることもあって上昇が続いています。コンビニ店の場合、バイトの業務量は多く覚えることも多いのに、賃金は決して高くなく外国人労働者の比率が増えている業種です。

 

 また、24時間営業を基本にしたビジネスモデルなので、営業時間が変わると全体の仕組みを切り替える必要がでてきます。そのため、営業時間の変更を希望する加盟店は少ないのではとも言われます。

 

 セブン本部が頭を悩ませているのは、加盟店の本部への不満が年々高くなっていることです。経産省によるコンビニ店への調査でも、39%の加盟店が現在の本部の運営方法に対して不満を抱えています。

 

 今回の社長交代によって、セブンの営業方針がどう変わるのかは、他の業種の本部にとっても関心の高いところ。本部ばかりに有利とされてきたフランチャイズが、変わるきっかけにもなりそうです。

 

【ひと言】

現在は、政府の働き方改革がスタートしたことで、これまでの企業側に一方的に有利な政策から、労働者の利益も考慮した働き方に見直しが進みます。フランチャイズ加盟店オーナーにとっては、本部とスタッフとの板挟みになりますから、厳しい状態が続くことは確かです。ただフランチャイズ本部とは言っても本部の考え方は千差万別。よく調べた上で加盟する本部を決めることです。

 

 


起業・独立ランキング