2020年夏季東京オリンピックの開催が決まって、スポーツや運動を提供するビジネスで開業を目指す人が急に増えています。
元々高齢化の進む日本は、健康に対する意識が高い国です。そこにオリンピック開催が決まりましたから、スポーツや運動への関心が高まります。
開業を目指す人は、この国民の心の動きを捉えて、ビジネスに結び付けることを考えた結果が、最近の開業志向と見受けられます。
フランチャイズビジネスでのスポーツ、運動関連と言いますと、フィットネスジム、女性向け30分フィットネス、子供向け運動教室、野球、サッカー、ゴルフ教室、中古の運動器具店などが上げられます。
例年、フランチャイズショーには、この種の提供会社が出展していますが、2年くらいの出展が限界で長く続きません。
フランチャイズではない独立企業でもスポーツ教室の経営は厳しいですから、フランチャイズではますます苦しい経営になるようです。
ただ、次第にスポーツビジネスが定着し、学習塾のように経営スタイルが確立しますと、将来が楽しみなビジネスでもあります。
【一言】
フランチャイズの運動ビジネスで、唯一安定してお客さんを集めているのが女性向け30分フィットネスです。最大手企業は、加盟店を1300店以上出店しています。わが国は、フィットネス人口が米国の5分の1以下で、まだまだ伸びる余地があると言われます。オリンピックムードの中で、今後の拡大が期待されます。