ギタリスト山口修、感動の時を重ねる

音楽小屋情報

2008年08月

人様の家庭にはそれぞれの個性があります。家庭の香りと申しますか、苦しい事も楽しい事も一緒に過ごした長い時間が作って来たものです。家に帰るとホッと出来るのも、飾りない裸の自分の何事もを受け止めてくれる空気が有るからでしょう。
家庭の事情に助けられている訳です。
         音楽は様々な時代の中で輝き、人達の心を深めて来ました。そして全ては実は音楽家達の家庭の事情を背景に、出会いの中で生まれた想い、魂のこもった個性ある生きた証しです。
現実は現実として受け止め、全てを包み込んで乗り越えた所に芸術があります。

さて山口家の家庭の事情、私は三人兄弟の末っ子、兄と姉は山梨に隣り合わせで暮らしています。長崎には純子さんの両親と純子さんの兄弟がいて、それだけでも私は心強いものです。
悩みは私の88才になろうとする母への心配ですが、それは実は私の言い訳で自分の演奏力と将来への不安ではないかと分析します。            「バッハのチェロ組曲全曲演奏会」はそんな不安を払拭するエネルギーとして企画しました。昨年から始め今年は会場を大村市へと…恥の書き捨てかも知れませんが、来年も何処かへ弾きに行きます。「バッハ全曲演奏」は私の家庭の事情から生まれた、もがきなのです。

最近私達が年を重ねたからなのか、お仲間に入院された方や病院通いに忙しい方々が増えて来ました。皆さん元気が第一、健康は宝物です。無理はせず治して下さい。        
私は薬大好きでして、薬屋さんに良く行きます。薬屋さんで店のスタッフから話を聞いてその気になりやすいタイプです。何度値段の高い薬や自然食を買った事か図り知れません。今も恥ずかしながら秘密の薬を飲んでいます、と言っても怪しい薬ではありません。家の奥さんも少し怪しい化粧品を買ってる様な気がしますが、此がストレス解消になるのでしたら、やむを得ません。

以前お腹の中で膨らむダイエット用のスープを飲んでました。最初は成功した気がします。だんだんと満腹感に慣れ、より食べ過ぎてしまい大変なお腹になりました。失敗です。
適度な運動ときちんとした食事と、やはり適度な毎日のギター練習が一番の健康法です。

学生時代、学校の近くに住んでいた私は、毎日NHKの朝のドラマを必ず見てから、校門に走り込んだものです。
連続テレビ小説と言うからには、見出すと毎日見ずにはおれぬ番組です。
この朝ドラマの特徴と言えば、先ず15分の短い時間で「続く」になってしまう事です。ドラマの進行はゆっくりと長期にわたり放送されています。       8時15分に始まり28分頃には「続く」への、「どうなるの?」って次回へのブリッジ部分、8時30分に番組は終わり、現実的な「NHKニュース」へと繋がる訳です。
主題歌、主題曲は毎回話題になります。最近ではバイオリン、オーボエと楽器の特性を表出する名曲が演奏者も併せクローズアップされています。楽器店にはその都度、主題曲のピースが販売されています。

今回のテレビ小説「瞳」、主題曲は珍しくトロンボーンにスポットライトがあてられ、話題です。

8月25日(月)5時15分より長崎記念病院「さわやかコンサート」トロンボーン奏者松永憲二さんと奥さんの智子さんの演奏で聴けます。

いよいよ音楽シーズン到来。明日からは「ながさき音楽祭」の幕が開きます。
私達も全力疾走の秋9月分をご紹介します。
☆6日(土)「ふるさと音楽便」 大村市鈴田小学校      ☆7日(日)「山口修バッハチェロ組曲全曲演奏会」 大村市自然の味とるーす   ☆12日(金)「美術館室内楽コンサート」(NGQ) 長崎県美術館☆14日(日)「ながさきギターフェスティバル」 長崎市民会館 ☆15日(月)「華の苑、敬老の日コンサート」
☆20日(土)「山本美術館コンサート」 愛野山本美術館
☆23日(火)「こころ工房コンサート」長崎市 ☆28日(日)「山口修バッハチェロ組曲全曲演奏会」 大村市自然の味とるーす
☆長崎記念病院さわやかコンサート 日程未定

エドはるみさん調に「暗ピング〜」と楽しそうにいけると良いのですが、「覚えなければ」とか「本番で頭の中が真っ白になってしまう」とか変な風に身体が強張ってしまいます。         火曜日にギターフェスティバルの演奏曲目が変更に決まって、水曜日はリハーサル。演奏会日程は待ってくれません。
         以前、松尾葉子さん指揮ジャパンレディースオーケストラのデビューツアーの際、ソリストが倒れ急遽4日前でしたか、「アランフェス協奏曲」東京2公演を代わりに弾きに上京した事がありました。やはり急な事、緊張いっぱいのコンサートでしたが、アランフェス協奏曲は未だしもその当時良く覚えた曲目でした。

今回久々の「ジュリアーニの弦楽合奏とティンパニーの為のギター協奏曲」は大好きな協奏曲です。しかしながらコンサートでは中々弾くチャンスのない協奏曲です。      ベートーベンの第7交響曲初演の際、バイオリン奏者としても在籍したジュリアーニ。壮大なイメージを感じます。           大きな協奏曲をしっかりと組み立てて、歌わせなければ…合奏団の皆さんも頑張って下さっています。        又、今夜も夜中に目が覚めます。

今夜は長崎ギター音楽院へ「ながさきギターフェスティバル」の練習に伺います。

昨日、アランフェス協奏曲から急遽変更を決めた、「ジュリアーニのギター協奏曲」。探すに絶望的な山積みにした倉庫楽譜の中から、独奏パート譜とスコアが、驚く事に自ら私の手に飛び込んで来る様に見付かりました、感謝。              本当に不安でいっぱいですが、山下先生の姿勢は常に戦闘体制、心配して音楽小屋に駆け付けてくれたken2氏もギターへの愛情いっぱい。昨日昼間にギター音楽院を訪ねて行ってびっくり、合奏団メンバーの数名がパート譜を床に並べ、ジュリアーニを練習してらっしゃっているではないですか。                    大きな応援旗が振られていて、もうこれは皆さんの力を借りて行くしかないのです。

昨日の出版社よりのクレームで路頭に迷う私です。
結局山下亨先生、益田洋一先生と相談。ジュリアーニに変更をしようと言う事になりました。私は午後から、しばらく弾いていないジュリアーニを何とかしなければ、先ず楽譜を探さなくてはなりません。
合奏団のメンバーの皆さんへは大変ご迷惑をおかけします。残された時間での0からの出発です。

貴重な時間なのに焦りで仕事が捗ってませんが「どげんかせんとならん!」

「ギターフェスティバル」は9月14日(日)、もう間近という所にヨーロッパの出版社の日本支社より電話。
「没後50年経たぬ作曲家の作品を編曲する際は管理者に了解を取らねばならない、しかもロドリーゴに関しては他の楽器への編曲は認める事は出来ない。」…と厳しい内容でした。アランフェス協奏曲のギター合奏団版は演奏出来なくなりました。
今回のプログラムをどうすれば良いのか、考えています。
私の音楽家活動の中でも初めての経験です。お客様、合奏団の皆さんに本当に申し訳ないと思います。

画家ゴッホの「はね橋」やビゼーの名曲「アルルの女」で知られる南フランスのアルル。私が19才の頃、初めて行ったヨーロッパは美しく優しさに溢れたのこの小さな町から始まりました。パリから寝台列車で約8時間、初めて経験する事ばかり、爽やかな香りのオレンジを握りしめての長い車中は忘れる事が出来ません。       フランス国営放送のビダール氏がプロデュースした約三週間の「アルル音楽祭」ではA.ディアス、L.ブローウェルがギター講座を、パコペーニャがフラメンコを担当し、私は勿論ディアス先生のクラスでした。
         ディアス先生のレッスンでテデスコのソナタを勉強の最中、何とロドリーゴご夫妻が突然見に来られたのです。ディアス先生はレッスンを中座され受講生にロドリーゴ氏を紹介の後、私にロドリーゴ先生ご夫妻の為に一曲演奏する様にと、私はデデスコを演奏したのでした。
興奮のあまりにどんな演奏をしたのか覚えていませんが、必死でした。

音楽祭でのコンサートでディアス先生がオーケストラとアランフェス協奏曲をロドリーゴ先生ご夫妻はピアノ連弾で自作品を仲睦まじく演奏されました。

ディアス先生、ロドリーゴ先生ご夫妻の身体に染み込んだ歌心とリズム感に溢れた素晴らしい演奏でした。

素朴なスペインの人と自然を飾らず力まず弾きたいです。

ながさきギターフェスティバル

9月14日(日)6時開演、長崎市民会館

オリンピック選手の皆さんの果てしなく素晴らしい頑張り、悪条件の中での集中力も驚異的です。大変な練習を積み上げて来られたのでしょう。

私はお盆こそと、重い腰を上げて、西海町の菩提寺へ。お墓参りは朝早く行けば少しは楽かと、今夜は近くに泊まる事にして又楽な道を選んでしまいました。

最近はクーラーからクーラーへの生活。汗をかく事が少ないもので、凄い汗が出だすとびっくり、身体がなくなってしまいそうな程です。
亡き父は今年17回忌、真珠の養殖場の見えるお寺様ご本堂に、奉ってある真珠観音には中村八大さんの御位牌、そして隣には父の御位牌を並べて頂いています。感謝の思い新たに、もう一度も、二度も頑張らねばと合掌。

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