110605_1240~01
登山駅伝
登山マラソンがメインの
富士森走友会。
今年は4チーム出場しました。

今年は横田基地ではなく
稲城市にある米軍施設
「多摩ヒルズ」にて開催。







110605_1229~01
4チーム中
2チームが部門別優勝。

惜しくも入賞を逃した2チームも
一人一人が精一杯頑張り
それほど大差なく全チームがゴールしました。




さてさて、私は駅伝混合の4区。
アンカーを走らせて頂きました。

プログラムを見て、ビックリ仰天。
な、な、なんと4区が
一番距離が長い。

って言っても100m〜200mぐらいでしょうか。。。
下りメインです。

4人の中で格段に脚が遅かったのと
体調が万全でなかったことから
心理的に「背水の陣」となりました。

どんなに3人が精一杯頑張っても
私のせいでひっくり返ることも考えられる。

そんなレースになったらどうなるか。
体調が云々とか脚が遅いとか
そんなつまらない個人的な言い訳で
3人の努力を無駄にしたくない。

スタートして下って、それから登って。。。
どのぐらいのペース配分が良いだろうか?

登り切って下るレース。吉田火祭りの4km版?
それに寒い中から急に暑くなったレースで
大崩れしたこともないから落ち着こう。
力はなくても、個人的に有利なレースなはず。

少しずつ水分補給して、Nさん、Sさん
女子のお仲間さんと一緒にアップし
アップ後、涼しいところで休んで汗が引くのを待った。

スタート前の走友会。水曜練習会の前のような雰囲気になる。
ハンチャンはスタート前、言葉が少なかった。緊張していたのだろう。
カッパのKさんも寡黙。
オリPさんはコツコツ。すずPAPAさんは戦闘モードに。
ベテラン勢も無口になり、遠くを見つめる。
皆それぞれの想いを胸に駅伝を待つ。

スタート前、Nちゃんと会った。
また水曜練習会でヨロシクね!とお話しした。

コースを走りきったNさんから特徴を聞き、イメージした。
仙台出身ランナーT君からタスキを受け取った。
「ありがとう!」と言う。
3人分の汗がしみていた。
乾燥しているところは全くなく重いタスキだった。

ここまでトップだ。
タスキを受けてから下り坂。
ここでまず飛ばさない。

下りきったところでスギさんが応援してくれた。

走っているときは無我夢中だった。
後ろから男性のスピードランナーが追い抜いて行く。

追い抜かれたランナーに同じ部門がいたら、どうする?
わかっていても走力が違いすぎたらついていけない。
登りでガンガン後続の男性ランナーに追い抜かれた。

吉田火祭りだって、登りでスピードランナーな男性についていけないだろう。
下りで何とかしよう。それだけ考えて、下りを待った。

登りきったところで、足場が悪くなった。
一旦ペースをゆるめて心肺を落ち着かせた。
トンネルもあり、ここで転んだら致命傷になりそうだ。

トンネルを出た後の道。急にまぶしく感じた。
一瞬左足が外側に向かいヒヤッとした。
周回遅れのランナーさんが私を見て「うわっ!」とビックリする。
謝って、体勢を戻して、そのまま下る。

徐々に下りでスピードを出していった。
周回遅れのランナーさんを避けながら
コース取りを考えながら
私を追い抜いていく男性ランナーさんの後ろについた。
脚を軽く起き、ストライドを大きくしながら自然に身を任せていく。

腹筋が攣らなかったので、そこまでの勢いが出なかったのだろう。
でも、これが今の精一杯の力。

下り坂で応援が多くなってきた。
「女子トップだー!」と何度も言われた。
「すげぇ〜。下りはぇ〜、こえぇ〜。」とも言われた。

いや、もっと速い人が他にいるはずだけど・・・
女子チームもあるけれど
混成の方が男性が2人入ってるから速くゴールできる。

ロードの下りは死ぬ気で突っ込むので
顔が崩れて見ていて怖いかも・・・。

そんなことは考えられなかった。
何も考えられない。

走ってる最中、何も考えられないレースなんて
ここ数年あっただろうか。
いや・・・ない。

あ、、、上野原トレイルがあったか。。。。

駅伝には不思議な力があった。
皆、応援してくれた。
そのことが一歩一歩前に出るエネルギーになる。

下りきったところで吐き気がし、咳き込みながら折り返す。
ゴールが見えた。ここで吐き気がするなら減速しなくて大丈夫だ。

ゴールまで必死にラストスパートして
1秒でも短縮したくて
最後の最後まで後ろが怖くて振り返ることができなかった。

きっと酷い顔してゴールしてたと思う。
でもそんなことは気にならないほど皆が温かい笑顔で迎えてくれた。

手元のストップウォッチを押すことすら忘れていることに
気が付かないほど全く余裕がなかった。

一体どのぐらいで私は走りきったのだろう?
その個人のタイムが気にならないほど、必死だった。

駅伝には不思議な力があった。

ゴールしてから大粒の汗が出てきて、しばらく汗が引かなかった。
しばらく放心状態だった。

皆さんの力で表彰台に立たせていただきました。
言葉にならないほど感謝しています。

八王子での反省会。

壮年男子の部で優勝した1区のKさんが
復帰までの道のりを皆さんに話してくださいました。

他にもトレーニングがなかなか出来なかったことをお話しするお仲間さん。

皆さん家庭もあり、仕事があります。
その中で今のベストを尽くそうと努力している姿が伝わる反省会でした。

参加させて頂き、ありがとうございました。