大沢ケイトの「わたし王国」 - livedoor Blog(ブログ)

2012年01月31日

再会

かつてお茶に通っていた。
お茶といっても、カフェでの談笑ではなく、茶道、表千家である。

大学生のときに母にすすめられて始めたのだが、母方の年の離れた従姉が、自分のお世話になっている先生を紹介してくれた。

先生のご自宅に週一回土曜日に通って、お手前をし、自分のお手前が終われば他の生徒さんのお客をする。
持ち物はオレンジ色のふくさに、懐紙の束、お菓子をいただく際の黒文字、それに白靴下。
確か二時頃からだったと思うが、お客までする時間を入れると四時か、下手をすると六時になる。
正座が苦手な私は終わるとフラフラだ。

それでも茶道は楽しかった。
出来の悪い生徒で、行っては何となくお手前をし、しびれが切れたと言っては立ち上がれなくなっていたが、先生の優しさ、いただくお菓子の美味しいこと、季節ごとにお茶席を設けてくださるのが、なかなかの経験だった。
もちろん出来が悪い生徒だったので、率先してあれこれなど全く気づかず、先生に言われるまま、お懐石を運んだりうろうろしていた。

お年はその頃で七十代か、少し手前位だっただろうか。美しい先生だった。
小柄で綺麗で、品のある、お茶目な先生だった。
出来の悪い生徒を温かい目で見守ってくださった。

結婚式にも出ていただき、お茶のお稽古もやめてからも、東京から大阪へ引越ししても
ずっとお年賀状はお出ししていたのだが、
あるとき先生のお年賀状に「お年賀状はご遠慮させていただきたく」とあった。

先生は全部手書きで賀状を書かれる方なので、もうやめられたいのだろうと淋しいながらも
こちらから年賀状をお出しするのをやめてしまった。
確か、唯一の肉親を亡くされた後だったと思う。

しばらくして他の元生徒さんからの年賀状に「S先生のことは残念でした」とあり、
驚いて件の従姉に連絡すると、もう亡くなられた後だったのだ。

結婚して以来、かれこれ二十年お会いしないままだった。
昔の私は、人付き合いが下手過ぎて、やめた生徒が訪れていいものやら、判断できなかったのだ。

先生のご自宅は二世帯住宅だったのだが、一階の住人の先生が亡くなり、
二階の子ども世帯の先生の血を分けたお子様はすでに亡く、お子様の配偶者さんの判断で
すでに建て替えられたという。


最後のお別れができなかったことが、自分でも驚く程心残りで、気づくとS先生のことを考えてしまう。
自分があまりにも失礼で、恥かしかった。
それでも最後にお会いしたかった。お会いして、「あらあら、まあまあ○○さん」と言われたかった。

従姉も滅多に会うことは無く、先生の最期のご様子も聞けぬままであった。

ところが、今日ふと思い立って、先生の名字、茶道、先生のお宅の住所でインターネット検索をしてみると、
Iさんという一人の小説家さんのブログに行き当たった。
その方は男性で、十年少し前からS先生宅にお稽古にいらしていたとのこと。
先生が入院される前のご様子、入院された後、お葬式の様子まで細かく記されていた。

なんとありがたいことだろう。
その方のブログで私はS先生に二十年ぶりに再会できた。

先生。ありがとうございました。
また、あちらでお会いしましょう。

Iさん、おかげで先生に会うことができました。
記録していただいてありがとうございました。
osawakeito at 15:36|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)雑記 

2012年01月13日

大谷高校演劇部にお邪魔しました

10日(火)に大阪・阿倍野にある大谷高校演劇部にお邪魔してきました。

某所でコーチの方とお知り合いになったのをきっかけに、練習に誘っていただき、
それならば是非同じ枚方演劇連絡会に所属する高校さんにも、と声をかけ
北かわち皐が丘高校演劇部の女子部員さん三名と顧問のK井先生と一緒に訪問しました。
今回男子禁制ということで、女子ばかりです。

練習場所は同校の講堂でした。舞台もある練習場所がうらやましい。
大谷中学校・高校演劇部の部員さんたちに加え、奈良の法隆寺国際の演劇部員さんたちも
いらしてました。
大谷と法隆寺国際、これで高校演劇近畿大会の1、2(ワンツー)です。
なんて贅沢な環境でしょう。
北かわち皐が丘も今年度は府大会止まりでしたが、昨年度は近畿大会で見事な舞台を見せてくれました。
勢いのある高校です。

総勢24,5名だったでしょうか。

部員さんたち以外にも、大谷の顧問、H夏先生とコーチO川さん、そして法隆寺国際の顧問、H田先生とご挨拶させていただきました。
一人、講堂に差し込む光に姿がわからない人がいたのですが、名乗られるのを見ると、おお!東尾さん(注:東尾咲子さん。昨年卒業するまで三年間、全て脚本を担当。昨年度「逝ったり、生きたり」は全国大会優秀賞に輝く)ではないですか。うれしいなあ。

運動着に着替え(私とK井先生も!)、さっそく大谷式練習が始まりました。

O川コーチの助言の元、高校生部員が練習内容を説明します。
頭の先から、足まで順番にストレッチで伸ばしていきます。
大谷式ではこれをやりながら、声も出したりするようです。

個人的には足関係のストレッチがきついー。
己の体の固さに愕然とします。

ヒィヒィ言いながらストレッチが終わると、次はエアロビクス。
単純な動きですが、ほどよく体が温まり楽しい♪

そして、次が大谷式の目玉!それは!

フォークダンス(本格的)

なんでもO川コーチが一時期真剣にフォークダンスを習っていたそうで、
初めて聞くフォークダンスが続々と出てきます。
マイムマイム以外、知らない名前で聞いたのに忘れてしまったのですが、
一つだけ覚えたのが、

…忘れた… ああっ、なんだったっけ。風呂上りみたいなタイトルだったんだけど。

で、このフォークダンスが激しい!

激しい!

激しいフォークダンス!

足を捻挫しなかった自分を褒めてあげたい。

民族の熱い思いがここに…とか訳わからんことを考えながら、高校生に混じりながら
必死に踊りながら、40代。

途中でリタイアしようと思ったのに、K井先生ががんばってらっしゃるので最後までやりきってしまった!
明日死亡確定。

フォークダンス5曲が終わり、練習時間もあとわずか。
ここで顔の柔軟。
「ひらいて」「とじて」等の掛け声にあわせ、顔を広げたり、くしゃくしゃにしたり。

最後に「ぶつかり」と呼ばれる即興芝居の稽古。
二人が舞台に上がり、二つのお題を出す。
二人が端と端から歩き出し、中央でぶつかる。
ぶつかった瞬間にお題の好きなほうをとり、演技を始める。というもの。

(即興懐かしいわぁ。私も高校演劇部でよくやったなあ。ちょっと違うけど)

お題は
○「保健室の先生」と「不良生徒」
○「クロワッサン」と「チョコクロワッサン」
ここまで大谷生がお手本を見せてくれ、

最後は変則で三人で、大谷、法隆寺国際、北かわち皐が丘から一人ずつ出て、
○「東京スカイツリー」「東京タワー」「通天閣」

どれも難しそうなお題ですが、さすが高校生!柔軟な頭脳。よくあれだけいろいろ考えられるなあと
思う位、ぽんぽんセリフが飛び出し、大笑いして見せてもらいました。

あっという間に二時間半の練習が終わり、法隆寺国際のH田先生の差し入れの「クロワッサン」「チョコクロワッサン」を頬張り、歓談のひと時。

なんとH田先生、このブログの「中野劇団」の項に書き込みしていただいた「たま」さんのご主人なんだそうで、
中野劇団の話題で盛り上がってしまいました。

本当に楽しいひと時でした。
K井先生がぽつりと「春秋座、行きたかったな」という言葉が印象的で、大丈夫!北かわちさんも行ける、絶対!
がんばってください!


集まった各校の演劇部員さんたち、本当に良い子たちばかりで、素敵なひと時でした。

大谷のH夏先生、O川さん、部員さんたち、勝手なお願いを聞いていただき、ありがとうございました。
貴重な体験をさせていただきました。
またよろしくお願いします。
(肉体疲労のため終了している大沢より)








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2012年01月07日

あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いします。

今年はたくさんの美しいものを見たいです。
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2011年11月26日

高校演劇 近畿大会2011 向陽、信愛、雲雀丘、法隆寺国際、大谷

高校演劇 近畿大会に行ってきました(2011)

今回は滋賀県のしが県民芸術創造館です。
JR南草津駅から徒歩10分。立命館のキャンパスがあるらしく、周囲には食事をするところが
多くあり、昼食には困りません。

11月25日(金)
一日目です。この日だけ見ます。
時間的に一番目の安曇川(滋賀)には間に合わず、二番目の向陽(和歌山)から見ました。

○向陽高校「ジェンガ」  向陽高校演劇部 作(創作)

 幕が開くと幾枚もの襖が奥に並び、そこが旧家の大広間であることがわかる。
広間でジェンガ遊びに興じるこの家の成人した娘たち。忙しく立ち働くこの家の嫁。
座布団に静かに座るお婆さん。

やがて、この家で村の集会が行われ、この村を合併するか否かの議論が始まる。
激しい議論、しかし誰もが自分の利益ばかり優先して考えている。
村おこしの頼みの綱だったペコポン(みかん)も枯れてしまい、
過疎の流れが止められない村。

遠くの村との合併は果たして村の、そして村に住む皆のためになるのか。

(感想)
合併による功罪をよく調べてあり、話の軸がしっかりしているなという感想です。
その上で気になる点ですが、

・本題に入るまでが長い。
今回、向陽高校だけ客席後部で聞いていたのですが、声が反響して聞き取りにくく、
話の内容がわかりにくかったせいもあるかもしれません。

ここで暮らす人の日常生活を描き→合併話を聞いた村民の動揺を描きたかったのだと
思いますが、なかなか話が見えずやきもきしました。

・舞台の家の主(あるじ)役が若すぎる。
若い役なのかと思いましたが、農協の長に選ばれるような年齢だとわかってびっくり。
いくら何でも、もう少し老けた役作りをしてほしいと思います。

・議論の最中、皆ががなり合うばかりで単調過ぎる。
議論になる前はそれぞれ役の個性を作っていたと思いますが、議論が激しくなるとふっとんでしまう。
声高に主張する人、文句ばかり言う人、なだめ役の人、言いたいことが言えない人、
いろんな人がいていいと思います。

・あれだけ議論していたのに、おばあちゃんの一声ですぅっと議論が終わってしまった。
議論のボリュームからいくと、あまりにも簡単に決着がつきすぎてしまった気がします。

過疎という社会問題を生徒創作で取り上げた力作です。
ちゃんとスムーズに開閉できる襖が良かった。
あとは演出と演技に緩急がつくと、見やすくなるなと思いました。


○信愛女学院高等学校「RealTime女子高生」高道沙姫 作

女子高生・ナツキはコウ先輩にふられ、ショックで手首を切り入院する。
退院したナツキは幼馴染エリに彼氏ができたことを知って、面白くなく
つい暴言をはいてエリを傷つけてしまう。
ナツキとエリ両方から悩みを打ち明けられたトモコは、エリの新しい彼氏が
ナツキの元彼であることを知ってしまい…

(感想)
府大会から話題の、驚きの一人舞台。
しょっぱな彼女が踊るダンスがうまい!
意表を突かれて最初のポーズがよく見られなかったのが残念。

よくある恋愛話かと思いきや、一人三役、くるくると入れ替わって、
演じ分けもお見事、そして現代的、ポップでキュート。
小道具もお洒落で可愛らしく、高校演劇の枠から飛び出た小劇場演劇を見ているようでした。

一人芝居ということで、主役一人の魅力に全てがかかってくるわけですが、
期待通り、それ以上のキュートさ、女子高生・生爆弾といったところでした。
大いに楽しんで見ました。


○雲雀丘学園高等学校「虚構奇譚 〜メタフィクションについての彼此〜」中間統彦 作

図書館で一冊の本を手に取ったトーマは物語の世界に吸い込まれてしまい。

(感想)
最初、図書館のシーンは舞台を中幕で仕切った前方のみを使用、物語世界に入ると
中幕が開き、様々なオブジェが吊るされた舞台が目の前に開けたときはドキドキしました。

その上で、

・オブジェはすごいが、話がひどい。

主人公が物語世界に入ってしまい、脱出を試みるというのはよくあるストーリーですが、
そこに何か方向性があるのかと思ったら、

・方向性以前に話が進まない。

主人公の前に、ゴーストという名前の「物語脱出させ屋」が現れ、脱出の手引きをするのですが、
主人公がいつまでも「ここどこだよ」みたいなことを言って現況を認めない、脱出させ屋は
いつまでも具体的な脱出の提案をしない。脱出に失敗したら廃人になるらしいことはわかる。

・物語の登場人物たちの設定が適当過ぎる

物語、物語というが、一体なんの物語なのか。
主人公の物語はなんなのか。
他の登場人物の物語はなんなのか。
どうして一緒に出てくるのか。
どうして一緒の本に出てくるのか、その意味は。
彼女、彼らの「物語から脱出する」ということは最終的には何をさすのか、
具体的に出てこないので、さっぱり意味がわからない(何となくこういうのをやりたいんだな〜とはわかる)。

・最後がまたひどい

もう完全に破綻していて、観客は置いてけぼりでした。

見ている途中から、これは誰かが一人で作ってるんやろうなあ、そしてそれはこの子やろうなあというのは
思ってました。
そして誰も、彼の本にダメ出しする人が部内にいないんだろうなと。
ちょっと見直せば、この脚本三分の一以下になると思います。ずっと同じことばかり言ってるから。
これが兵庫県大会を抜けてきたのは、ちょっとどうなのかなと正直思います…。

オブジェがすごかったのは本当なので、あとは脚本を「趣味に走らず」「独りよがりにならず」
「どっかで見かけたセリフは使わず」ストーリーを通してほしいなと思いました。



○法隆寺国際高等学校「森のひと」原田裕 作(創作)

オランウータンを中心に展開する三つの物語。

三つの物語だというのは、見終わってパンフレットを見て知りました。
どの物語にも妙子という女性がいて、その女性がなんらかの形でオランウータンと会話する。
わかるような、ちょっとよくわからないような、うっすらとした物語が展開していき、
やがて最後の物語でオランウータンが怒る=自然の怒り、大地の怒り、それを静めるために妙子は自らを捨てて、
木に生まれ変わろうとする、というSF、ファンタジーなんとも言えない不思議な話でした。

(感想)
すごく好きな話で、役者も達者で、オランウータン役の男子は見目形がよい舞台栄えがする、
女子も演技達者な子が多く、オッサンや男の子を(長髪のまま)演じても違和感ない。

しかし、その上でこの芝居が脚本そして演出にかなり引きずられていることがどう評価されるかなと思って
見てました。
この芝居の持つ主張、それは生徒が発したものなのか、生徒がちゃんと取り込み、自分たちのものにして
発しているのかという疑問を非常に強く感じました。
それを言い出すときりがないのですが、なんの前知識もなく、そう感じたので、やはり自分では違和感を感じたのかなと。
演出も、ちょっと上手すぎる(洗練されすぎている)ところが違和感の元かもしれません。


○大谷高等学校「はみーご!」前田悠子 作(創作)

クラスで「はみだして」いる五木は、同じように「はみだして」いる里田、霧島、中野を集め…

(感想)
去年までの有力な書き手・東尾さんが卒業してしまい、どうなる大谷!と思っていたら、
まだいたんですねえ〜、書き手が!
これだけ書ける子が連続して出てくるなんて、すごいぞ大谷。
書き手は変わったけど、動く大谷、笑わせる大谷、そして泣かせる大谷は健在。
四人の役者が舞台ところ狭しと、動く動く!叫ぶ!笑う!壊れる(笑)!
ものすごい訓練されてるなと思わされる役者たち。
感情表現も実に豊か。
感情の出し入れがすごく上手い。
小道具の使い方もとてもいい。

ほんで何でかしらん泣ける。
誰も泣いてないシーンで、泣いてる私。
いや〜大谷は機会があれば是非一度見てください。是非。


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2011年11月14日

高校演劇大会シーズン

高校演劇の大会、つまりコンクールの季節だ。

この週末、各地で県大会が催されている。

県大会の上位校はその上のブロック大会に進むことができる。

ブロック大会でも上位に入ると、次は来年夏に行われる全国大会に出場できる。

高校演劇の大会は基本的に無料です。

一日に一時間のお芝居が何本も見られます。

熱いです。

冷めないうちにドウゾ↓

高校演劇大会結果 速報ブログ


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2011年11月10日

がん検診に行ってみた

朝、肺ガン検診と胃がん検診に行ってきた。
やはり辛いのは胃がん検診。

胃の中で膨らむ薬を飲むと気持ちが悪くなり、バリウムは飲んで三口位で吐きそうになる。

胃を膨らせるため、ゲップをしないでください、飲み込んでくださいと言われるがこれが辛いのだ。

すでに機械の上に乗っていて、ここで吐いたら相当悲惨なことになるので、いろんな想像をして自分をごまかすことに。


「昨日から何も飲んでない…喉が渇いた…水、水だ!うまい!」

ゴクゴク

「これが新製品のドリンクね。チョコレート味?…おいし〜い。どうしよう止まらない〜」

ゴクゴク

「ああ寒い。お母さんの入れてくれたお茶あったまるわあ」

ゴクゴ…ク

私、女優…

想像力を駆使して、9割方バリウムを飲んだが、自分をごまかしきれなくなってきたので、残りの1割勘弁してもらう。

さて、それから大撮影会。
今度はモデルである。

「はい、仰向けになって〜右腰上げて〜いいですよ」

パシャ

「はい、寝た状態から右回りで台の上で素早く回れますか。はい、いいですね、もう一回!」

パシャ

私…モデル。
撮ってるのは胃だけど。

台の上でゴロゴロ回ったり、台の頭が下がったり、起こされたりした後で。

「はい、これで最後です。痛かったら言ってくださいね〜」

痛い…?

私の疑問をよそに、今まで無かった部分が機械から伸びてきた。

まるでグーパンチのような形に、

「ぶっ」と噴き出す私。

あやうくゲップが出そうになる。

油断したふくよかな腹にグーパンチが!

「はうっ」

…入りました。
本当にパンチされるわけでなく、ゆっくりとお腹にめりこむ感じ(怖いがな)×数回。

これで終わりました。

最後にイケメンの技師さんから
「便秘はありますか?」
「帰ったらなるべく早くコレ(下剤)飲んでくださいね」
と素敵なお言葉をいただき帰ってきました…

osawakeito at 15:22|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)雑記 

2011年11月09日

小林薫さんのこと

今朝の朝ドラ「カーネーション」もがんがん回ってましたね。

お父ちゃんの短気が素敵(糸子が客から仕立て代をもらわなかったと知るや、悔し泣きし、糸子が作ったチラシを全て回収し、「お前が商売なんぞ百年早い!」と糸子を他の店に奉公にやってしまう)。

そのパワーをなぜ自分の商売に向けられないのか謎だが…(笑)

小林薫は中学のときから好きな俳優さんです。
はまったのは大河ドラマ「峠の群像」。
赤穂浪士を取り上げた時代劇で、薫さんは不破数右衛門という四十七士の一人でした。
元々、浅野内匠頭を主君とし、赤穂藩の藩士でしたが、主君の不興を買って藩を追われ、「松の廊下事件」(藩主浅野内匠頭が江戸城の廊下で、上役に当たる吉良上野介に切りかかった。浅野は即日切腹)の時には浪人でしたが、大石内蔵助に願い出て、討ち入りに加えてもらっています。

小林薫さん演じる不破さんは、元々は格式を重んじる武士、それが浪人して一転、目つきも暗く、荒んだ姿で登場して視聴者をあっと言わせました。
樋口可南子演じる町娘との恋も切なかったです。

この峠の群像、緒方拳演じる大石内蔵助や、伊丹十三の吉良が印象深く、また柳沢吉保の愛人・町子を演じた吉田日出子も強烈な印象を残しました。が、ジャニーズ事務所やアイドルがどんどこ出ていて、浮く浮く。
郷ひろみが四十七士の一人で出ていたのを初め、吉良側に少年隊のニッキ、大石主悦に近づく女間者で小泉今日子、浅野内匠頭と同様、饗応役で且つ吉良に取り入る大名(?)にシブガキ隊のヤックン…。
浮いてたなあ(笑)
同じ若くても大石主悦役の役者がスッキリはまっていたのが思い出されます。

いま、調べたら主悦役の松本秀人さんは大学卒業後俳優業を辞められたみたいです。そっかあ。

小林薫は「峠の群像」で人気出たような気がします。
中学で同じく大河ドラマを見た友人が「不破さま〜」と騒いでました。



2011年11月08日

BS時代劇「塚原卜伝」、TBS「南極大陸」

もう一つ、毎週楽しみにしているのが日曜日NHK−BSで放映されているBS時代劇「塚原卜伝」。

もちろん目当ては主演の堺雅人さんです。が、これがけっこう面白い。

現・茨城県 鹿島の神官の家に生まれた塚原新右衛門が、鹿島の太刀を世に広めるため、回国修行(全国を回る)の旅に出る。

脚本は山本むつみさん(第1、2、6話)と高山直也さん(第3〜5話)。
原作は津本陽「塚原卜伝十二番勝負」。全7話。

この日曜日に6話が終わって、来週最終回なのですが。
山本さんの書いた回と、高山さんの書いた回と全然話の景色が違うのです。
どちらが主の脚本家かというのもあるのでしょうが、
山本さんの回は時代の空気、卜伝の意識まではっきりこちらに伝わってくるのに、高山さんの回は残念ながらそれが無い。
御前試合などは面白いけど、それ以外の部分が「…」で、第6回で山本さんに脚本が戻ってホッとしました。
最終回も山本さんでお願いしたいものです。

もう一つ楽しみにしてて、「あーっ」となったものにTBS「南極大陸」の脚本があって、(こちらは「ルーキーズ」のいずみ吉弘さん)、なんか高山版「卜伝」と似てる…。
登場人物のセリフとか登場が不自然、とまではいかないけど、グッとこない。
セリフの一つ一つがそのとき発せられるためだけにあって、その登場人物の他のセリフとつながってこない。

あまり上手ではない役者の演技に、自分の出番だけセリフを言って、あとは突っ立っている、ということがあると思いますが、脚本にもそれが言えるような…。
登場人物が「カメラ回ってるときだけがんばってるでしょ」というような動かされ方で「ちょっと辛いなー辛いなー」とブツブツ言いながら見てます。
第一話はほんと辛かった。第三話から南極の素晴らしい風景が出てきて、面白くなってきました。

やっぱりオッサン達の集まりなので、もっと下世話な話じゃないかと思うんですよね。
実際にはどういう人が集まったのか知らないけど、初めは気心も知れないだろうし、人も犬も腹の探りあいで、最後まで探りあいだったかもしれない。

そんな彼らが南極を前にしてモノが言えなくなる、ちょっと気が触れたようになる人も出るかもしれない
今より防寒設備も悪いだろうし、寒くてそんなに普通にペラペラ喋れるのかなとか。

あんまり泥臭いと視聴者が見ないからかなあ。

だいたい戦争に負けた日本が立ち上がる話なんだろうけど、
機器の話が全然出てこないじゃん。
観測してる話なのに、機械の具合とか、日本製なのか外国製なのか、一つ一つに思いがあると思うんだけど…。

「JIN−仁−」 とテーマ曲も似てるけど、「JIN」はペニシリンを作る苦労とか細かいところが描かれていて、かつ何回も「俺は一体なんのためにこの時代にやってきたのか」というテーマがくり返されて、視聴者も一緒に「そうだ、私は…?」と考えたのよねえ。

「南極大陸」木村拓哉演じる副隊長は一体何のために南極に来たのか。
そして何かを得て帰ることができるのでしょうか。

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2011年11月07日

朝ドラ「カーネーション」

一時期、テレビはニュースしか見ない人だったのが、地デジになってからよくテレビを見るように。

ブラウン管より目に優しいし、画像綺麗なんだもん。
世の中には地デジ化を機にテレビ離れする人も多いらしいが、もったいない。

いやあ、見てますか朝ドラ「カーネーション」。
おっっもしろいですねえ!
私なんて、毎朝録画して、絶対見逃さないようにしてる。
ほんま毎朝面白い。ほんまようできてる。
主人公の糸子がイキイキしてるし、小林薫のお父ちゃんも、おばあちゃんお母さん最高や。

脚本は渡辺あやさん。
この人、島根で活動されてるそうで驚き。
ドラマ脚本家ちゅうたら、テレビ局に張り付いてるイメージあったのに。
インターネットでやり取りしてるんかなあ。

この前の朝ドラ「おひさま」も、しみじみいいドラマで、一週間の内何回かは泣いてしまって、
ほんとに昔の日本人のいいところを描いてて、胸に染みるわあと思ってました。

「カーネーション」は大阪・岸和田が舞台。
バブリー世代はよく知っている洋服デザイナーのコシノ三姉妹、の「お母ちゃん」が主役の話です。

主演の糸子演じる、尾野真千子さんは「MOTHER」の芦田愛菜ちゃんを虐待する母とか、「名前をなくした女神」の恨みがましい主婦とか、暗いイメージがあって、朝ドラヒロインはどうかなーと思ってました。

しかも「カーネーション」始まってみたら、子ども時代の糸子を演じる子役がすごくいい!
最初あまり可愛くないな〜と思ったけど、やんちゃやけどしっかりもの、それでいて夢見る表情とか
ほんま上手い子で、その子は一週間しか出なかったけど、もっと出番多くして!と思う位うまかった。
これは尾野さん、この後やりにくいやろな、と(もう撮ってるけど)。

実際、尾野さん登場して、急に糸子が美人になってしまって(笑)
やけど尾野さんは見事!力強く、魅力的な糸子をしっかりものにしてました。

糸子の凄いところはグイグイと自分で未来を切り開いていくところ。
洋服を作りたい一心で、父親を拝み倒して女学校をやめパッチ屋で働き、不況で首になると、ミシンの先生に直談判して洋裁を習う、その一本筋が通ったところに周囲の人が応援してくれる。

ところで今は糸子にミシンを買うために、家中の着物用の生地売り払ってしまって、洋裁の仕事も無く、かといって元の呉服屋もできず、皆が路頭に迷いそうな今週です(笑)

敬愛する小林薫さんは、呉服屋のケチな親父。
お金持ちのお嬢さんと駆け落ちして、糸子たち四姉妹をもうけたものの、商売の才覚が無く、
商っている呉服屋は左前、しかも世の中はゆっくりと洋装に傾いてきていて、
これから先も景気が良くなる気配が無い。

愚痴ってみたり、義父に金策を頼んで悪し様に扱われたり、娘と本気で喧嘩したり、
でも最後は娘を大事に思ってるから憎めない。


脚本に戻ると、ほんまに「カーネーション」の脚本素晴らしいのです。
毎日毎日、このクォリティ。
なんか話に無駄が無い。
ちゃんと話は停滞せず進んでいくし、登場人物は余さず魅力的に描かれてるし、市井の人々も登場するし
ほんま素晴らしい。名作です。

渡辺あやさん、ほんまにいい脚本家や。
しっかり勉強させてもらいたいと思います。

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久しぶりの近況報告

土曜日、大阪の高校演劇の会場で、サッチャンに会ったので
「あ、ブログ書かなければ」と思った。

サッチャン元気そうで何より。
でも痩せたなあ。
仕事大変なのかな。相変わらず綺麗だよ!美味しいもの食べて元気つけてな〜

私は、ですね、この3ヶ月、ジェットコースターに乗っているような感じでした。
それは突然始まり、いきなりMAX佳境、そして突然終わりました。

「え!?嘘でしょ?ほんとに?お願い神様なんとかして!」

「もう運命を受け入れるしかない。皆が一番いいようになるように」

「え!?ほんとに?ほんと?嘘みたい!神様ありがとうありがとう」

何のことやらわからないと思いますが、こんな感じでした。
白髪がいっぺんに増えました。
今までの悪行がこういうところで出てくるのかと後悔しました。
2011年忘れられない年になってしまうのかと思いました。
何十年かぶりで父の手を握りました。
ところが終わりました。一体なんだったんでしょう。


わかっているのは、もうあと30年もしたら、いま私の知っている人はほとんどこの世にいないということです。
そうなのです。
だからどっちでもいいのです。

私、23で結婚したから、実家を出てからもう20年経ってることに気づきました。
あまり実感がありません。
一年に一回、帰るか帰らないかの実家だけど、子どもの頃の記憶で充分生きていける。

私は父の書棚で学びました。わからない本も多かったけど、アシモフの本やリーダーズダイジェスト、漢方薬、仏教の本、眺めてるだけで楽しかった。
母はずっと普通の母やと思ってたけど、時々すごくいいことを言う。
私が凹んで落ち込んで、家でずっと泣いていたとき、這い上がれなくて辛かったとき、「どんなことも」

なんやった?

「どんなこと辛いことも、いつかきっと貴方の糧になる。そう思ってがんばりなさい」
そう言ってくれたやん。
あれ、うれしかったなあ。

そっか。いま、体に重りがついたように何もできなくても、何もないのに涙があふれてきても、
ひとつのことばかりずっと考えてしまっても、なぜなんだろうって答えが出なくても、
いつか私の糧になるのか。
私の栄養になり、私はそれを踏み台にして、上がっていけるのか。
いまこんなに辛いのは、何かのためになるのか。
って、そのとき思えた。

光見えたし。ありがとね。
おかげで抜け出せました。もう前のことやけど、今さらやね。



最近、別の意味で壁にぶち当たってます。
四十代(あ、言ってしもた)ってやばいわあ。

三十代ってまだまだイケルねん。十代から見て三十代って、もう人生半ばオバちゃんやけど、
実際三十代になってみたら、まだまだ全然イケんねん。
まだ若いし(当人談)、まだ体力あるし、まだ気持ちイケイケやし。

でもなぁ、四十代はあかんわ。これ。どうするよ、これ。
結果出さな、と気持ち焦ってくるものの、子どもはこれから二人続けて受験まっしぐらで、まだまだ手がかかる。
肌は重力に負けてくるし、疲れてないのに疲れたような顔になるし、
体型が「太ってしまった人」から、「最初から太ってる人」になってくるし。

あとな同年代の友だち見てて思うこと。
キレやすくなってきてる。

あかんわぁ、ほんまあかん。あかんことばっかりやね。

そんなことも無いけどな。
人間、同じ状況でも「不幸!」って思ったら不幸やし、「幸せ!」って思ったら幸せやねん。

ほら、よく言うやん。

コップに水が入ってて、「もうこれしかない」って思う人と「まだこれだけある」って思う人と。
まあ、言うたら「まだこれだけ〜」って思う人は「あんたはほんまに幸せなお人やなあ」って
皮肉混じりに言われる人やろうけど、ええやん、自分が幸せやったら。

幸せに対する感受性を磨かなあかんで、私ら(誰に言うてんねん)。

あったかい太陽の光で幸せになろ。

ああ、幸せ。


何の話やったっけ。


osawakeito at 11:57|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)
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大沢ケイト
最近になって芝居熱に再び罹患した自称・脚本(ホン)書き。脚本自動登録サイト「はりこのトラの穴」にて作品を公開中。是非一度読んでみてください!
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