2009年11月26日
噂の種類
いろんな話が耳に入ってくる。
右耳から左耳へそのまま通過してしまうのと、胸の中へ落ちていくのと。
11月は忙しすぎた。
あれやこれや。
丸めてガムテで縛って放り投げたい位。
楽しいこともたくさんありましたけど。
ショックなのは、お隣が解体作業に入るってのに、近所中でうちだけ知らなかったってことですね。
工務店はうちが留守だったから挨拶できなかったって言うけど、留守でも一筆書いてポストに入れてよ。隣なんだから。
外出から帰ってきたら、隣の家が壊されている最中だった。
その衝撃といったら。
くそう、脚本のネタにしてやる。
ウチもいつか建て替えることがあるかもしれないし、お互い様と思いつつも、三日たっても地主から電話の一本もないし、
窓の外で「あっ」という声と共に、何かガラガラガラと大きなものが崩れる。
その音に小心者の私はびびりまくり。
もう逃げよう。逃げたい。
そういう人の話が書けるわ、今の私は。わーいわい。
日本の高校演劇の情報を集めてたって、隣の情報が入らないんです、私(自虐)
久しぶりにインターネットで演劇の感想を見ていたら、東京の「パラドックス定数」という劇団にとても興味をひかれる。
http://www.pdx-c.com/index.html
脚本のテーマとか、硬派な感じが面白そう。
「東京裁判」という芝居が23日に終わったみたいだけど、大阪にも来てくれないかな〜。
右耳から左耳へそのまま通過してしまうのと、胸の中へ落ちていくのと。
11月は忙しすぎた。
あれやこれや。
丸めてガムテで縛って放り投げたい位。
楽しいこともたくさんありましたけど。
ショックなのは、お隣が解体作業に入るってのに、近所中でうちだけ知らなかったってことですね。
工務店はうちが留守だったから挨拶できなかったって言うけど、留守でも一筆書いてポストに入れてよ。隣なんだから。
外出から帰ってきたら、隣の家が壊されている最中だった。
その衝撃といったら。
くそう、脚本のネタにしてやる。
ウチもいつか建て替えることがあるかもしれないし、お互い様と思いつつも、三日たっても地主から電話の一本もないし、
窓の外で「あっ」という声と共に、何かガラガラガラと大きなものが崩れる。
その音に小心者の私はびびりまくり。
もう逃げよう。逃げたい。
そういう人の話が書けるわ、今の私は。わーいわい。
日本の高校演劇の情報を集めてたって、隣の情報が入らないんです、私(自虐)
久しぶりにインターネットで演劇の感想を見ていたら、東京の「パラドックス定数」という劇団にとても興味をひかれる。
http://www.pdx-c.com/index.html
脚本のテーマとか、硬派な感じが面白そう。
「東京裁判」という芝居が23日に終わったみたいだけど、大阪にも来てくれないかな〜。
2009年11月23日
高校演劇 近畿大会一日目感想
近畿大会に行ってきました。
1番目の立命館は残念ながら見逃して、2番目の滋賀県水口東から最後の大阪府佐野高校まで
見てまいりました。
◎滋賀県立水口東高等学校 「CONTENTS 〜目次〜 」うのまさたか 作(顧問創作)
水口東は開始から10分以上過ぎてから入り、冒頭部分は見ていません。
教室らしき舞台に机が点々と置いてあり、制服のスカートの上にカラフルな色違いのTシャツを
来た女子高生が何人か。
当初は何をやっているのか全くわかりませんでしたが、見ているうちにこれは「文化祭」における
「文芸部」の会場。会場にいるのは文芸部の関係者ばかり、ということがわかってきました。
自殺志望のほのか先輩が延々と無理難題をふっかけてくるのに対し、現役部員のなつみが翻弄される様が面白い。
教室には、個性的な写真部の男子生徒や、なつみに思いを寄せる男子生徒、他クラスの模擬店店員、
生徒会会長などが出入りし、混乱状態に。
非常にコミカルな脚本の上に、かつ演出も非常に細かくつけられていて、客席からは常に笑いが起きていました。
ところが後半、機材のトラブルにより、何分か舞台上の動きが全く止まってしまいました。
機材が回復するまで、キャストが必死でアドリブでつなぎ、観客席も固唾を呑んで見守っていましたが、
ついに回復せず。その機材を使った後で発せられるはず(と思われる)セリフから続いていきました。
そこまでとても良いテンポで来ていたので、残念でした。
観客なのに動揺してしまって、つい落涙。しばらく話に集中できませんでした。
が、実はここからコミカルだった舞台がぐっとシリアスに方向転換しており、
機材のトラブルと怒涛のようなストーリーの転換で、むむむむ。
しかしトラブルをさっぴいても後半の処理は疑問です。
東へ行く船に乗ったつもりが、西についてしまったような気分でした。
あんな急展開は必要だったのか。
そしてラストはああいうまとめ方でいいのか。
タイトルの意味も今ひとつわかりませんでした。
脚本の軽快さに上手についていってるのが、なつみ役の生徒でした。
全体的に発声と発音に難がある気がします。
ホールの構造に問題があるのかなと思う位、聞き取れない部分がありました(席もこのときは後方でしたが)。
しかし、次の金蘭会の声がとてもよく響いていたことを思うと、やはり水口東は声量不足だと思います。
あれこれ書きましたが、大変楽しく拝見しました。
感心したのは、生徒たちのTシャツ。カラフルで且つ意味があって、しかも形が揃っている。
単純なことだけど、「適当に揃えてる」と「ちゃんと揃えてる」の差ははっきりわかります。
演出にしろ、衣装にしろ、きちんと観客の方を向いていると思いました。
審査員の方が「あの○○(機材)は本当は○○(動く)はずだったのか」「是非見たかった」と質問されて
ました。
◎大阪府金蘭会高等学校「けろけろ」大橋由佳、亀山亜希子、中井優美、山本篤 作(生徒顧問創作)
「けろけろ」というタイトルが妙に嫌な感じです。可愛いような、そうでないのか。
そうでないほうでした(笑)
しょっぱなから気味悪さ全開で、女子高なのに、いや女子高だからなのか、怨念うずまくドロドロの世界が展開します。
不可思議な人物が登場し、「ジョシ」が血の匂いをもって純粋に猥雑に広げる世界。
「大阪」で連想するような、笑いの欠片も無い世界。
暗黒の舞台上には総勢16名のキャストの熱気がうずまいています。
階段状に作られた舞台と均等に配置されたカエルのモニュメント。
驚かされたのは、オープニングからスモークがたかれたこと。
金蘭会の作風を想像させる幕開きでした。
初めは主役の「育」のヒステリックな叫びが耳について、笑いもなく、どう見たらよいのか、
カエル大明神も笑うべきところなのか、考えあぐねてポカンとして見ていました。
しかし中盤、「育」と「茜」の過去に触れるくだりから、急に物語が求心力を増し、引き込まれました。
なるほどなるほど、そういう話なのか、頭の中の「?」がとけていきました。
ああ〜なるほど、これが序盤のあれで、これがこういう、ふむふむ。
と、考えるとやはり序盤はかなり荒い気がします。
もっと丁寧にやってほしい。
それからこの作風ならば、もっと衣装や小道具にこだわってほしい。
迫力はあるから、演出にもっとメリハリが欲しい。
演出欄に生徒の名前が三人並んでいますが、一人に絞ってもっと世界観を強く打ち出すべきではないだろうか。
キャストについて。
発声発音がとても綺麗で感心しました。よく響いていました。
先ほども書いたけれど、衣装・メイク・小道具もっとこだわってほしい。
「森永志郎」役の子が出色でした。本当に少年にしか見えなかった。
「緑川精二」他の男役の子はせめて、髪の毛は思い切って切ったらどうかな、と思います。
「育」以外の生徒たちは、私服なので、何かで同じ学校の生徒であるという統一性を出せなかったかな、と思います。
ラストはあれでいいのか?
◎兵庫県立神戸高等学校「SISTERS」福田成樹 作(顧問創作)
「マジンガー」の噂を聞いていたので、是非とも見たいと思っていた高校。
想像していた作風とは180度違いました(笑)
父を亡くした三姉妹のその後の一年(? かな?)を丁寧に描いた作品。
ホスピスに入ることになった父と共に、大阪から引越ししてきた三姉妹。
思ったより父は早く亡くなり、大学院生の長女、専門学校を中退し働く次女、高校生の三女は静かに
揺れながら暮らしていく。大阪に帰るかどうか、時々迷いながら。
渋い。切ない。大好きな作品でした。
たった三人の登場人物が、派手な物言いや、事件は無いけれど、ゆるゆると変化していく。
チエホフの「三人姉妹」がゆっくりと三人に重なっていく。
芝居を見ているうちに、舞台上の三人が本当の姉妹にしか見えなくなっていました。
高い完成度のこのお芝居について書いているうちに、神戸高校が近畿大会通過のニュースが。
驚くと同時にキャストの学年が気になって調べると、長女(高2)次女(高2)三女(高1)。
来年の全国大会は全員揃って出場できそうですね。
さて、このまま十分に小劇場で通用しそうなこのお芝居、照明が暗いのが気になりました。
今回は背景が黒幕だったので、その辺も変わっていくのでしょうか。
何はともあれ全国大会出場おめでとうございます。
◎和歌山県立那賀高等学校「ちゃぶ台の詩」石原哲也 作 松並郁男 潤色(既成)
気に入らないとすぐにちゃぶ台をひっくり返す頑固親父と、家族のものがたり。
今時携帯電話を持つことも許されない有子は、歌手になるため家を出たいと父に申し出るが、
父は聞く耳持たず。担任の先生も味方になってくれず、ついに有子は家出を考えるが。
頑固親父とちゃぶ台返し。今どきの高校生はちゃぶ台を知っているのかという疑問を抱くも、
すぐに物語に引き込まれてしまった。完成度が高い舞台では決してなく、役者も洗練されているわけでは
ないが、全員の必死が舞台から伝わってきて、不覚にも何回も涙がこぼれてしまいました。
それぞれ個性の強いキャラクターをうまく演じていたと思う。
有子が本当に歌手になれるほど実力があるのか、実際に歌を歌わされる場面がある。
正直歌が微妙だったらどうしよう、と不安だったが杞憂でした。
有子役が驚くほど歌がうまく、会場から思わず拍手が出るほど。
歌手になりたいという設定に説得力があるだけでなく、むしろなれ!と観客は思った(と思う)。
しかし、まだ先の祖母の介護(今はぴんぴんしている)のために、有子は結局地元に残って
就職するという。ええ〜。元の脚本からこの設定があるのか、潤色によるものかわかりませんが、
青少年の未来はそんなことでいいのかな。ええ〜。
とは言え、最後まで楽しく見ました。
この高校も照明が弱い。役者の顔に当たってない部分が多々あり、かなり気になった。
それと最後のちゃぶ台返しでプラスチックの茶碗が複数割れた。途中で割れなくてよかった。
◎大阪府立佐野高等学校「プリン時々カラメルちゅーいほーっ」青木幸穂 作(生徒創作)
この高校は一部客席にはものすごくウケていました。
実際、コミカルで明るく、可愛い登場人物は十分にウケる要素をもっていたと思います。
しかし申し訳ないが、私は全く受け付けませんでした…。
よかった部分はたくさんあります。
脚本に書き込まれたたくさんのセリフを、登場人物たちが軽やかに交わしていく。
二部屋に分かれた舞台をドアを境に行き来を繰り返す様は、たくさん練習を重ねたのだろうなと思わされる。
舞台がカフェ(と従業員控え室)だが、バーカウンターには本物のスツールが用意され、
控え室にはソファがある。壁に書かれた貼紙など、あちこちこだわりが見えている。
だから、たくさんがんばっているこの高校にエールを送りたいし、
もう一度校内で上演したら、とても喜ばれるのではないでしょうか。
その上で言いますが、この芝居は少女マンガをそのまま三次元に持ってきたものです。
あまりに少女マンガそのものなので、むしろ感心するくらいですが、
その世界にありがちな「細かい説明がはしょられている」部分、「少女マンガのお約束」的なことが見ていて非常に辛かった。
舞台が「カフェ」で、イケメン店員が二人と非イケメン店員が、常に他愛もないことでケンカしている(じゃれあっている)。
その様子をイケメンの一人に恋する女の子が見て、「私見ちゃったんです、二人が抱き合っているところ…!」
まんまコマ割できそう。
何も深刻なストーリーや、重いテーマがあるのがいいと言っているわけではなく、これを見て喜ぶ人もいるでしょう。
でも少女マンガ的な「はしょり」や、独特の性別不明な感じを、「あり」にしてしまうのは、少々乱暴ではないかと思うのです。
恋愛的なこちゃこちゃはいいとして、「男にしか見えない女」光の人物設定が舞台ではかなり無理があります。
そして店長の性別が不明。
光を女子生徒が演じてるが「男(ほんとは女)」。
じゃあ店長は女子生徒が演じているがズボンを履いているし、どっちの設定なのだ、と迷ってしまいました。
ストーリーには難があるものの、役者はよくがんばっていたと思います。
それにここまでまとめた作者はよく書いたと思います。
しかし、これが府大会を通過してきたということは、大阪府の高校演劇はこの流れを推奨するのだろうか。
私は今でも「あれってありなのか」と悩んでいるのですが。
1番目の立命館は残念ながら見逃して、2番目の滋賀県水口東から最後の大阪府佐野高校まで
見てまいりました。
◎滋賀県立水口東高等学校 「CONTENTS 〜目次〜 」うのまさたか 作(顧問創作)
水口東は開始から10分以上過ぎてから入り、冒頭部分は見ていません。
教室らしき舞台に机が点々と置いてあり、制服のスカートの上にカラフルな色違いのTシャツを
来た女子高生が何人か。
当初は何をやっているのか全くわかりませんでしたが、見ているうちにこれは「文化祭」における
「文芸部」の会場。会場にいるのは文芸部の関係者ばかり、ということがわかってきました。
自殺志望のほのか先輩が延々と無理難題をふっかけてくるのに対し、現役部員のなつみが翻弄される様が面白い。
教室には、個性的な写真部の男子生徒や、なつみに思いを寄せる男子生徒、他クラスの模擬店店員、
生徒会会長などが出入りし、混乱状態に。
非常にコミカルな脚本の上に、かつ演出も非常に細かくつけられていて、客席からは常に笑いが起きていました。
ところが後半、機材のトラブルにより、何分か舞台上の動きが全く止まってしまいました。
機材が回復するまで、キャストが必死でアドリブでつなぎ、観客席も固唾を呑んで見守っていましたが、
ついに回復せず。その機材を使った後で発せられるはず(と思われる)セリフから続いていきました。
そこまでとても良いテンポで来ていたので、残念でした。
観客なのに動揺してしまって、つい落涙。しばらく話に集中できませんでした。
が、実はここからコミカルだった舞台がぐっとシリアスに方向転換しており、
機材のトラブルと怒涛のようなストーリーの転換で、むむむむ。
しかしトラブルをさっぴいても後半の処理は疑問です。
東へ行く船に乗ったつもりが、西についてしまったような気分でした。
あんな急展開は必要だったのか。
そしてラストはああいうまとめ方でいいのか。
タイトルの意味も今ひとつわかりませんでした。
脚本の軽快さに上手についていってるのが、なつみ役の生徒でした。
全体的に発声と発音に難がある気がします。
ホールの構造に問題があるのかなと思う位、聞き取れない部分がありました(席もこのときは後方でしたが)。
しかし、次の金蘭会の声がとてもよく響いていたことを思うと、やはり水口東は声量不足だと思います。
あれこれ書きましたが、大変楽しく拝見しました。
感心したのは、生徒たちのTシャツ。カラフルで且つ意味があって、しかも形が揃っている。
単純なことだけど、「適当に揃えてる」と「ちゃんと揃えてる」の差ははっきりわかります。
演出にしろ、衣装にしろ、きちんと観客の方を向いていると思いました。
審査員の方が「あの○○(機材)は本当は○○(動く)はずだったのか」「是非見たかった」と質問されて
ました。
◎大阪府金蘭会高等学校「けろけろ」大橋由佳、亀山亜希子、中井優美、山本篤 作(生徒顧問創作)
「けろけろ」というタイトルが妙に嫌な感じです。可愛いような、そうでないのか。
そうでないほうでした(笑)
しょっぱなから気味悪さ全開で、女子高なのに、いや女子高だからなのか、怨念うずまくドロドロの世界が展開します。
不可思議な人物が登場し、「ジョシ」が血の匂いをもって純粋に猥雑に広げる世界。
「大阪」で連想するような、笑いの欠片も無い世界。
暗黒の舞台上には総勢16名のキャストの熱気がうずまいています。
階段状に作られた舞台と均等に配置されたカエルのモニュメント。
驚かされたのは、オープニングからスモークがたかれたこと。
金蘭会の作風を想像させる幕開きでした。
初めは主役の「育」のヒステリックな叫びが耳について、笑いもなく、どう見たらよいのか、
カエル大明神も笑うべきところなのか、考えあぐねてポカンとして見ていました。
しかし中盤、「育」と「茜」の過去に触れるくだりから、急に物語が求心力を増し、引き込まれました。
なるほどなるほど、そういう話なのか、頭の中の「?」がとけていきました。
ああ〜なるほど、これが序盤のあれで、これがこういう、ふむふむ。
と、考えるとやはり序盤はかなり荒い気がします。
もっと丁寧にやってほしい。
それからこの作風ならば、もっと衣装や小道具にこだわってほしい。
迫力はあるから、演出にもっとメリハリが欲しい。
演出欄に生徒の名前が三人並んでいますが、一人に絞ってもっと世界観を強く打ち出すべきではないだろうか。
キャストについて。
発声発音がとても綺麗で感心しました。よく響いていました。
先ほども書いたけれど、衣装・メイク・小道具もっとこだわってほしい。
「森永志郎」役の子が出色でした。本当に少年にしか見えなかった。
「緑川精二」他の男役の子はせめて、髪の毛は思い切って切ったらどうかな、と思います。
「育」以外の生徒たちは、私服なので、何かで同じ学校の生徒であるという統一性を出せなかったかな、と思います。
ラストはあれでいいのか?
◎兵庫県立神戸高等学校「SISTERS」福田成樹 作(顧問創作)
「マジンガー」の噂を聞いていたので、是非とも見たいと思っていた高校。
想像していた作風とは180度違いました(笑)
父を亡くした三姉妹のその後の一年(? かな?)を丁寧に描いた作品。
ホスピスに入ることになった父と共に、大阪から引越ししてきた三姉妹。
思ったより父は早く亡くなり、大学院生の長女、専門学校を中退し働く次女、高校生の三女は静かに
揺れながら暮らしていく。大阪に帰るかどうか、時々迷いながら。
渋い。切ない。大好きな作品でした。
たった三人の登場人物が、派手な物言いや、事件は無いけれど、ゆるゆると変化していく。
チエホフの「三人姉妹」がゆっくりと三人に重なっていく。
芝居を見ているうちに、舞台上の三人が本当の姉妹にしか見えなくなっていました。
高い完成度のこのお芝居について書いているうちに、神戸高校が近畿大会通過のニュースが。
驚くと同時にキャストの学年が気になって調べると、長女(高2)次女(高2)三女(高1)。
来年の全国大会は全員揃って出場できそうですね。
さて、このまま十分に小劇場で通用しそうなこのお芝居、照明が暗いのが気になりました。
今回は背景が黒幕だったので、その辺も変わっていくのでしょうか。
何はともあれ全国大会出場おめでとうございます。
◎和歌山県立那賀高等学校「ちゃぶ台の詩」石原哲也 作 松並郁男 潤色(既成)
気に入らないとすぐにちゃぶ台をひっくり返す頑固親父と、家族のものがたり。
今時携帯電話を持つことも許されない有子は、歌手になるため家を出たいと父に申し出るが、
父は聞く耳持たず。担任の先生も味方になってくれず、ついに有子は家出を考えるが。
頑固親父とちゃぶ台返し。今どきの高校生はちゃぶ台を知っているのかという疑問を抱くも、
すぐに物語に引き込まれてしまった。完成度が高い舞台では決してなく、役者も洗練されているわけでは
ないが、全員の必死が舞台から伝わってきて、不覚にも何回も涙がこぼれてしまいました。
それぞれ個性の強いキャラクターをうまく演じていたと思う。
有子が本当に歌手になれるほど実力があるのか、実際に歌を歌わされる場面がある。
正直歌が微妙だったらどうしよう、と不安だったが杞憂でした。
有子役が驚くほど歌がうまく、会場から思わず拍手が出るほど。
歌手になりたいという設定に説得力があるだけでなく、むしろなれ!と観客は思った(と思う)。
しかし、まだ先の祖母の介護(今はぴんぴんしている)のために、有子は結局地元に残って
就職するという。ええ〜。元の脚本からこの設定があるのか、潤色によるものかわかりませんが、
青少年の未来はそんなことでいいのかな。ええ〜。
とは言え、最後まで楽しく見ました。
この高校も照明が弱い。役者の顔に当たってない部分が多々あり、かなり気になった。
それと最後のちゃぶ台返しでプラスチックの茶碗が複数割れた。途中で割れなくてよかった。
◎大阪府立佐野高等学校「プリン時々カラメルちゅーいほーっ」青木幸穂 作(生徒創作)
この高校は一部客席にはものすごくウケていました。
実際、コミカルで明るく、可愛い登場人物は十分にウケる要素をもっていたと思います。
しかし申し訳ないが、私は全く受け付けませんでした…。
よかった部分はたくさんあります。
脚本に書き込まれたたくさんのセリフを、登場人物たちが軽やかに交わしていく。
二部屋に分かれた舞台をドアを境に行き来を繰り返す様は、たくさん練習を重ねたのだろうなと思わされる。
舞台がカフェ(と従業員控え室)だが、バーカウンターには本物のスツールが用意され、
控え室にはソファがある。壁に書かれた貼紙など、あちこちこだわりが見えている。
だから、たくさんがんばっているこの高校にエールを送りたいし、
もう一度校内で上演したら、とても喜ばれるのではないでしょうか。
その上で言いますが、この芝居は少女マンガをそのまま三次元に持ってきたものです。
あまりに少女マンガそのものなので、むしろ感心するくらいですが、
その世界にありがちな「細かい説明がはしょられている」部分、「少女マンガのお約束」的なことが見ていて非常に辛かった。
舞台が「カフェ」で、イケメン店員が二人と非イケメン店員が、常に他愛もないことでケンカしている(じゃれあっている)。
その様子をイケメンの一人に恋する女の子が見て、「私見ちゃったんです、二人が抱き合っているところ…!」
まんまコマ割できそう。
何も深刻なストーリーや、重いテーマがあるのがいいと言っているわけではなく、これを見て喜ぶ人もいるでしょう。
でも少女マンガ的な「はしょり」や、独特の性別不明な感じを、「あり」にしてしまうのは、少々乱暴ではないかと思うのです。
恋愛的なこちゃこちゃはいいとして、「男にしか見えない女」光の人物設定が舞台ではかなり無理があります。
そして店長の性別が不明。
光を女子生徒が演じてるが「男(ほんとは女)」。
じゃあ店長は女子生徒が演じているがズボンを履いているし、どっちの設定なのだ、と迷ってしまいました。
ストーリーには難があるものの、役者はよくがんばっていたと思います。
それにここまでまとめた作者はよく書いたと思います。
しかし、これが府大会を通過してきたということは、大阪府の高校演劇はこの流れを推奨するのだろうか。
私は今でも「あれってありなのか」と悩んでいるのですが。
2009年11月21日
高校演劇 近畿大会に行ってきます
今日は高校演劇の近畿大会を見に行きます。
京都は丹波橋の呉竹文化ホール
詳細は
http://blog.goo.ne.jp/keito-28/e/a9114d11cdad2ee314175aff10a62b37
蛮幽鬼でここ一週間頭がいっぱいでしたから、少し切替になるかしら。
堺雅人氏が宮崎南高校の演劇部員だったのは有名な話ですが、来年行われる全国大会は宮崎なんですよ〜
各地で行われているブロック大会から一位二位校が来年の全国へ。
私が見に行く近畿大会もその一つです。
熱い芝居を期待して行ってきます!
京都は丹波橋の呉竹文化ホール
詳細は
http://blog.goo.ne.jp/keito-28/e/a9114d11cdad2ee314175aff10a62b37
蛮幽鬼でここ一週間頭がいっぱいでしたから、少し切替になるかしら。
堺雅人氏が宮崎南高校の演劇部員だったのは有名な話ですが、来年行われる全国大会は宮崎なんですよ〜
各地で行われているブロック大会から一位二位校が来年の全国へ。
私が見に行く近畿大会もその一つです。
熱い芝居を期待して行ってきます!
2009年11月20日
13日の金曜日「蛮幽鬼」
先週、梅田芸術劇場で劇団☆新感線の「蛮幽鬼」を見てきました。
初新感線。いろんな意味で感動した。
えっ、堺雅人しか見てないだろうって?
その通り。
いや、そんなこと無いです。他の役者さんも素敵でしたよ〜
堺雅人は全編笑顔。笑顔120%。
あの美しい瞳が(笑)ほぼ線と化してました。もったいない…(笑)
ファンとしては、真顔が見たいですがね。
そこはそれ、笑顔の殺人鬼という役なので。
殺陣がんばってました!
綺麗でした〜。
早乙女太一とは比べないで、あれは別格。
すでにオリンピックの域。
16列20番で、14列の前の通路を2回、たしか25番位の横の通路を1回堺雅人がかけぬけました。
休憩中のトイレは長蛇の列。並んでたら休憩できない比。
階段が苦にならなければ、3階へゴー。(かなり階段登ります)
3階に登るのに、人をかきわけていくので、5分、並ぶのに7分位でした。
12時30分開演、終演16時。
プレゼントは受付で預かってくれるみたい。
私はアンケートを書くペンを借りました。
ここからネタバレありです。続きを読む
初新感線。いろんな意味で感動した。
えっ、堺雅人しか見てないだろうって?
その通り。
いや、そんなこと無いです。他の役者さんも素敵でしたよ〜
堺雅人は全編笑顔。笑顔120%。
あの美しい瞳が(笑)ほぼ線と化してました。もったいない…(笑)
ファンとしては、真顔が見たいですがね。
そこはそれ、笑顔の殺人鬼という役なので。
殺陣がんばってました!
綺麗でした〜。
早乙女太一とは比べないで、あれは別格。
すでにオリンピックの域。
16列20番で、14列の前の通路を2回、たしか25番位の横の通路を1回堺雅人がかけぬけました。
休憩中のトイレは長蛇の列。並んでたら休憩できない比。
階段が苦にならなければ、3階へゴー。(かなり階段登ります)
3階に登るのに、人をかきわけていくので、5分、並ぶのに7分位でした。
12時30分開演、終演16時。
プレゼントは受付で預かってくれるみたい。
私はアンケートを書くペンを借りました。
ここからネタバレありです。続きを読む
2009年11月15日
中野劇団観劇レポ(5)
まあ、いろいろなことがあった一週間でした。
元気ある人も、元気ない人も強く生きよう、ね!
私、あなた、応援します。
さて、不思議な色の空気が漂ったところで、一揆じゃない一気に中野劇団(笑)
まだ続くか!続くんだよーん。
7.秘密の部屋
サークルの先輩(真野)の部屋を訪れた後輩(湯川)。
後輩はそこで信じられないものを目にする。
湯川さん、ほんと大学生っぽく見えた。
真野さんは不思議な人役だった(笑)
8.全員記憶喪失
ある部屋で目覚めた四人(根本、真野、湯川、唐仁原)。お互いに顔も知らず、全員自分が何者であるか忘れている。
疑心暗鬼の中、部屋から出る方法を探るが、やがてこの部屋にもう一人の男(三条)がいることに気づく。
もうね、笑い死ぬかと思いました。
サスペンスタッチで始まって、もちろんサスペンスじゃ終わらないよ〜
これ、一番好きだったよ。
9.中入後
暗闇の中、相撲の中入り後の勝敗についての声が響く。
かつての相撲ファン(千代の富士とか琴ヶ梅がいた頃)としては、たまらない一品です。
10.路上教習
路上教習車に乗り込む生徒(三条)と教官(湯川)と、もう一人(唐仁原)… 。
短篇集「ブルー」内の「クローン」以来、三条・唐仁原コンビ大好き。
間に挟まれて、嫌んなっちゃう教官の湯川さん。
ヒゲのせいか、トージンさんがめっちゃ親父、真の親父。
三条さんの方が若く見えて大成功。
11.侵略者
仕事から帰ってきた(根本)は、部屋でぐだぐだしている仲間たち(辻中、仲、井上)に説教する。
実は彼らの正体は。
内容とは裏腹にちょっとほのぼのする一本。
12.チャット本能寺
本能寺滞在中の織田信長(唐仁原)は重臣たち(真野、三条、湯川、仲、井上、根本)相手のチャットに夢中で
本能寺の異変にも気づかない!?
コメント欄にたまさんも書いてくれてますが、信長は着流しで、臣下はスーツ。皆、スーツ決まってます。
そう言われてみると、中野劇団って案外スーツの人出ないよね。
まあ、スーツは三条さんの専売特許なのかしら。
ビジネスマン!とかスーツ!っていうと、三条さんの顔が思い浮かぶものね。
スーツ! って何回も書くと、スーツって何でスーツなの。スーツであってるの?という気になっていくのが不思議。
というわけで、ゲラゲラ笑って1時間52分。
そうそう、前説で中野さんが「上演時間は1時間52分です」と言ったので、私の右に座っていた友人が「なんでそんなに細かい〜」とバカウケしてましたよ。
友人たちは、「予算会議」「全員記憶喪失」の人気が高かった。
「チャット本能寺」は歴史に興味があるないで、評価が割れた。
しかし、全部面白かった、というのが皆の一致した意見でした。
そう言ってもらえると、連れていったかいがあるなああ。
うれしいことに、後日、噂を聞いた別の主婦友達から「そんなに面白いなら連れてって」と言われた。
連れていくのである。こうやって仲間を増やしていくのである。
そうそう、友人たちの一番人気は「男前だ」との理由で唐仁原さんでした。
元気ある人も、元気ない人も強く生きよう、ね!
私、あなた、応援します。
さて、不思議な色の空気が漂ったところで、一揆じゃない一気に中野劇団(笑)
まだ続くか!続くんだよーん。
7.秘密の部屋
サークルの先輩(真野)の部屋を訪れた後輩(湯川)。
後輩はそこで信じられないものを目にする。
湯川さん、ほんと大学生っぽく見えた。
真野さんは不思議な人役だった(笑)
8.全員記憶喪失
ある部屋で目覚めた四人(根本、真野、湯川、唐仁原)。お互いに顔も知らず、全員自分が何者であるか忘れている。
疑心暗鬼の中、部屋から出る方法を探るが、やがてこの部屋にもう一人の男(三条)がいることに気づく。
もうね、笑い死ぬかと思いました。
サスペンスタッチで始まって、もちろんサスペンスじゃ終わらないよ〜
これ、一番好きだったよ。
9.中入後
暗闇の中、相撲の中入り後の勝敗についての声が響く。
かつての相撲ファン(千代の富士とか琴ヶ梅がいた頃)としては、たまらない一品です。
10.路上教習
路上教習車に乗り込む生徒(三条)と教官(湯川)と、もう一人(唐仁原)… 。
短篇集「ブルー」内の「クローン」以来、三条・唐仁原コンビ大好き。
間に挟まれて、嫌んなっちゃう教官の湯川さん。
ヒゲのせいか、トージンさんがめっちゃ親父、真の親父。
三条さんの方が若く見えて大成功。
11.侵略者
仕事から帰ってきた(根本)は、部屋でぐだぐだしている仲間たち(辻中、仲、井上)に説教する。
実は彼らの正体は。
内容とは裏腹にちょっとほのぼのする一本。
12.チャット本能寺
本能寺滞在中の織田信長(唐仁原)は重臣たち(真野、三条、湯川、仲、井上、根本)相手のチャットに夢中で
本能寺の異変にも気づかない!?
コメント欄にたまさんも書いてくれてますが、信長は着流しで、臣下はスーツ。皆、スーツ決まってます。
そう言われてみると、中野劇団って案外スーツの人出ないよね。
まあ、スーツは三条さんの専売特許なのかしら。
ビジネスマン!とかスーツ!っていうと、三条さんの顔が思い浮かぶものね。
スーツ! って何回も書くと、スーツって何でスーツなの。スーツであってるの?という気になっていくのが不思議。
というわけで、ゲラゲラ笑って1時間52分。
そうそう、前説で中野さんが「上演時間は1時間52分です」と言ったので、私の右に座っていた友人が「なんでそんなに細かい〜」とバカウケしてましたよ。
友人たちは、「予算会議」「全員記憶喪失」の人気が高かった。
「チャット本能寺」は歴史に興味があるないで、評価が割れた。
しかし、全部面白かった、というのが皆の一致した意見でした。
そう言ってもらえると、連れていったかいがあるなああ。
うれしいことに、後日、噂を聞いた別の主婦友達から「そんなに面白いなら連れてって」と言われた。
連れていくのである。こうやって仲間を増やしていくのである。
そうそう、友人たちの一番人気は「男前だ」との理由で唐仁原さんでした。
2009年11月10日
中野劇団観劇レポ(4)
さっちゃんに続きを催促された(笑)
ありがとう、さっちゃん。
催促されなければ、きっと放置されてたでしょう。
いやね、中野劇団「義理の夫」の面白さをどう書けば伝わるかなと。
前回公演「ぼくらのいもうと」のDVDをおみやげに買って帰ったのですが、
あのね、悔しい。
本番はもっとずっと、空気がね、こう熱気とも呼びたくないような、
むさ苦しい空気が舞台に充満してたんですよ。
惜しいかな、DVDでは全然伝わってこなくて。ああ、なんていうのー。
もうホント、生で見てください。うん。
2.お客様相談センター
コールセンターで一人のオペレーター(真野絵里)がかかってきた電話をとる。
電話の主(三条上ル)は「隣に住んでいるもの」だと名乗る。
続きを読む
ありがとう、さっちゃん。
催促されなければ、きっと放置されてたでしょう。
いやね、中野劇団「義理の夫」の面白さをどう書けば伝わるかなと。
前回公演「ぼくらのいもうと」のDVDをおみやげに買って帰ったのですが、
あのね、悔しい。
本番はもっとずっと、空気がね、こう熱気とも呼びたくないような、
むさ苦しい空気が舞台に充満してたんですよ。
惜しいかな、DVDでは全然伝わってこなくて。ああ、なんていうのー。
もうホント、生で見てください。うん。
2.お客様相談センター
コールセンターで一人のオペレーター(真野絵里)がかかってきた電話をとる。
電話の主(三条上ル)は「隣に住んでいるもの」だと名乗る。
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2009年11月04日
中野劇団観劇レポ(3)
書きかけなので書いちゃうぞー。
中野劇団の観劇レポつづき。
あ、そうそう。私たちが席についてしばらくしてから、背後に誰か座ったのを感じて振り返ると、お江戸のセクシー部長ことediさんとなにわの女マスターREIさんコンビが座っていた。
ediさんは中野劇団ファンで、なんとこの芝居のためだけに、東京方面から遠征してきているのだった。
ちなみにセクシー部長というのは薔薇をくわえているからではなく、俳優の沢村一樹に似ている(と私が勝手に思ってる)からである。心の中で思っているだけでご本人には言ったことがない。でも書いた。
REIさんは中崎町にあるBAR SINGLESで日替わりマスターをやっている面白いおねーさんだ。以前にカイジバーの話を聞いたときは、めちゃわくわくしたさ。
その後、ヨーロッパ企画の(だったと思う)脱出イベントに参加したと聞いて、ものすごく興味をそそられたさ!
そんなお二人にご挨拶した後、芝居は始まったのだった。
おしながき
1.クリスマスイブ
クリスマスイブにレストランで恋人と食事する男(唐仁原俊博)。
いい雰囲気の中、店員(仲萌里)が現れ、男に何事か告げる。
続きを読む
中野劇団観劇レポ(2)
ぼちぼち中野劇団レポを。
2009年10月31日(土)19時の回、観劇。
友人たちと京阪本線のとある駅で待ち合わせて、北浜で御堂筋線に乗り換え、恵美須町駅下車。
前回公演とは反対の出口を出て、左に歩くと、早くも今回の劇場independent theatre 1stの入り口が見える。
徒歩1分。近! 1stには何回か来たことがあるが、こんなに近かっただろうか。
同じ駅の反対側にある2ndも含めたら5回目なのに、相変わらず道を覚えない私である。
今回同行してくれるのは、同年代の友人4人だ。
全員芝居には興味ないのをゴリ押ししての道行である(心中するわけではない)。
劇場から洩れる明かりの中、所在無げに立っているのは劇団員の加藤祐一氏だ。
加藤さんは中野劇団を一躍有名にした、CMサイトのアニメコント「エコタンク」で同じく劇団員の三条上ル氏と共に、ピンキーとパープルのどっちかの声をやっている。
(どっちか忘れた。ちなみに「エコタンク」第1幕、2幕が主宰の中野守氏脚本で、現在稼働中の第3幕は別の人が何人かで脚本を担当している)
劇場から洩れる明かりの中、加藤さんは所在無げに立っている。
不埒に出演以降、加藤さんは中野劇団の舞台に立っていない。
でも本番当日には必ずいる。そして所在無げだ。
ほんとは眠いのかもしれないし、ほんとはお腹がすいてるのかもしれない。
でも、なんとなく舞台に立ちたくてイライラしているふうに見えてしまうんだな。
いつもは狭い一階の階段前に受付があるのに、案内されたのは劇場の二階だった。
古い階段を上がると、思いがけず広いスペースにソファが置いてあり、くつろげるようになっている。
物販スペースに中野劇団のDVDが並べてある。
その片隅に受付があり、予約の名前を告げ、前売料金を払ってチケットと整理券を人数分受け取る。
ソファに座って落ち着きたかったが、すぐに開場時間になり、またもや一階に逆戻りすることに。
階段を下りたところに又もや加藤氏がいたので、「加藤さんはお出にならないんですか?」と聞くと、
てへっという笑い顔で、「はい、来年にでも…」という答えだったので、安心して(笑)劇場内に入る。
暗い場内の舞台側に赤いシャツを着た背高氏がいる。
主宰の中野守さんだ。軽くご挨拶して、席に座る。
前から2列が桟敷席、3列目から椅子席、私たちは椅子席の最前列真ん中に陣取ることができた。
チラシを手に取ったり、もぞもぞしている内に、全員番号札を持ったままなのに気づき、集めて中野さんに返す。
トイレは客席内前方に一つ。けっこう並んでいた。念のため、駅で全員トイレに行ったのだが、正解だった。
チラシを改めると、中にピースピット次回公演の豪華なチラシが。
次回作「TRUMP」は全員男性の吸血鬼ものらしい。お耽美である。
前回は「悪辣」というニュー時代劇(という言い方でよいのか)で、
これも評判が凄くよかったので、とてもとても見たかった。
「TRUMP」もとてもとても見たい。
なんといっても赤星マサノリさんが出るからである。
見たいけれど家庭の事情が許さないので、ほとんど絶望的。残念無念。
それにしてもピースピットはいわゆる乙女の萌え路線を突っ走っているのである。
カッコイイ!とか素敵!とか可愛い!とか満載にして突っ走ってる感。
さてピースピット談義はこれくらいにして。
中野劇団に戻るのである。チラシを挟みこんでいるB4用紙がキャストスタッフ紹介とお品書きが書いてある。
短篇集「義理の夫」おしながき
1.クリスマスイブ
2.お客様相談センター
3.打ち合わせ
4.予算会議
5.親父
6.ラーメン屋
7.秘密の部屋
8.全員記憶喪失
9.中入後
10.路上教習
11.侵略者
12.チャット本能寺
今までの経験上、タイトルで想像する内容であったためしが無い。
隣の友人が腕をつついてきて、「この明かり(客電のこと)はずっとついているのか」と聞く。
これは消えるよと説明していると、中野さんが客席前方中央にセットしたビデオカメラの位置を直している。
カメラの位置が床に置いてあるように見えて、普通に考えると舞台の段の部分しか撮れてないように見えて、
少し友人たちとざわざわする。今、考えてみれば、絵は別の場所のカメラで撮っていて、音を収録するカメラだったのかもしれない。きっとそうだろう。
本当に観客というものは、舞台が始まるまで暇なので、どうでもいいことばかり見ているのだ。
中野さんが前に立ち、前説を始める。
ちょっと緊張しているような気だるいような感じだ。
ブルーの時は、アートコンプレックスにお客が長蛇の列で、席数が足りなくて走り回ってはったせいか、前説もテンション高くて笑いをとっていたような気がするのだが、ここ何回かは芝居前も余裕な雰囲気なのに、前説がテンション低い。惜しい。
少し走り回ってた方がテンション高くていいのではないだろうか。
観客は演出家にそこまで求めるのである。どんな観客やねん。来ないでほしいと言われる、そのうち。
長い。私が長い。本編に入る前にこの長さ。
だいたいこの文は私のテンションを沈める、もとい、鎮めるために書いているのだ。
ご勘弁。
芝居って見た後、寂しくなるのだー。もう見られないと思うと、すごく寂しい。
長くて疲れた。また後日。
といって、途中で書かなくなるレポがいくつもあるのだった。
2009年10月31日(土)19時の回、観劇。
友人たちと京阪本線のとある駅で待ち合わせて、北浜で御堂筋線に乗り換え、恵美須町駅下車。
前回公演とは反対の出口を出て、左に歩くと、早くも今回の劇場independent theatre 1stの入り口が見える。
徒歩1分。近! 1stには何回か来たことがあるが、こんなに近かっただろうか。
同じ駅の反対側にある2ndも含めたら5回目なのに、相変わらず道を覚えない私である。
今回同行してくれるのは、同年代の友人4人だ。
全員芝居には興味ないのをゴリ押ししての道行である(心中するわけではない)。
劇場から洩れる明かりの中、所在無げに立っているのは劇団員の加藤祐一氏だ。
加藤さんは中野劇団を一躍有名にした、CMサイトのアニメコント「エコタンク」で同じく劇団員の三条上ル氏と共に、ピンキーとパープルのどっちかの声をやっている。
(どっちか忘れた。ちなみに「エコタンク」第1幕、2幕が主宰の中野守氏脚本で、現在稼働中の第3幕は別の人が何人かで脚本を担当している)
劇場から洩れる明かりの中、加藤さんは所在無げに立っている。
不埒に出演以降、加藤さんは中野劇団の舞台に立っていない。
でも本番当日には必ずいる。そして所在無げだ。
ほんとは眠いのかもしれないし、ほんとはお腹がすいてるのかもしれない。
でも、なんとなく舞台に立ちたくてイライラしているふうに見えてしまうんだな。
いつもは狭い一階の階段前に受付があるのに、案内されたのは劇場の二階だった。
古い階段を上がると、思いがけず広いスペースにソファが置いてあり、くつろげるようになっている。
物販スペースに中野劇団のDVDが並べてある。
その片隅に受付があり、予約の名前を告げ、前売料金を払ってチケットと整理券を人数分受け取る。
ソファに座って落ち着きたかったが、すぐに開場時間になり、またもや一階に逆戻りすることに。
階段を下りたところに又もや加藤氏がいたので、「加藤さんはお出にならないんですか?」と聞くと、
てへっという笑い顔で、「はい、来年にでも…」という答えだったので、安心して(笑)劇場内に入る。
暗い場内の舞台側に赤いシャツを着た背高氏がいる。
主宰の中野守さんだ。軽くご挨拶して、席に座る。
前から2列が桟敷席、3列目から椅子席、私たちは椅子席の最前列真ん中に陣取ることができた。
チラシを手に取ったり、もぞもぞしている内に、全員番号札を持ったままなのに気づき、集めて中野さんに返す。
トイレは客席内前方に一つ。けっこう並んでいた。念のため、駅で全員トイレに行ったのだが、正解だった。
チラシを改めると、中にピースピット次回公演の豪華なチラシが。
次回作「TRUMP」は全員男性の吸血鬼ものらしい。お耽美である。
前回は「悪辣」というニュー時代劇(という言い方でよいのか)で、
これも評判が凄くよかったので、とてもとても見たかった。
「TRUMP」もとてもとても見たい。
なんといっても赤星マサノリさんが出るからである。
見たいけれど家庭の事情が許さないので、ほとんど絶望的。残念無念。
それにしてもピースピットはいわゆる乙女の萌え路線を突っ走っているのである。
カッコイイ!とか素敵!とか可愛い!とか満載にして突っ走ってる感。
さてピースピット談義はこれくらいにして。
中野劇団に戻るのである。チラシを挟みこんでいるB4用紙がキャストスタッフ紹介とお品書きが書いてある。
短篇集「義理の夫」おしながき
1.クリスマスイブ
2.お客様相談センター
3.打ち合わせ
4.予算会議
5.親父
6.ラーメン屋
7.秘密の部屋
8.全員記憶喪失
9.中入後
10.路上教習
11.侵略者
12.チャット本能寺
今までの経験上、タイトルで想像する内容であったためしが無い。
隣の友人が腕をつついてきて、「この明かり(客電のこと)はずっとついているのか」と聞く。
これは消えるよと説明していると、中野さんが客席前方中央にセットしたビデオカメラの位置を直している。
カメラの位置が床に置いてあるように見えて、普通に考えると舞台の段の部分しか撮れてないように見えて、
少し友人たちとざわざわする。今、考えてみれば、絵は別の場所のカメラで撮っていて、音を収録するカメラだったのかもしれない。きっとそうだろう。
本当に観客というものは、舞台が始まるまで暇なので、どうでもいいことばかり見ているのだ。
中野さんが前に立ち、前説を始める。
ちょっと緊張しているような気だるいような感じだ。
ブルーの時は、アートコンプレックスにお客が長蛇の列で、席数が足りなくて走り回ってはったせいか、前説もテンション高くて笑いをとっていたような気がするのだが、ここ何回かは芝居前も余裕な雰囲気なのに、前説がテンション低い。惜しい。
少し走り回ってた方がテンション高くていいのではないだろうか。
観客は演出家にそこまで求めるのである。どんな観客やねん。来ないでほしいと言われる、そのうち。
長い。私が長い。本編に入る前にこの長さ。
だいたいこの文は私のテンションを沈める、もとい、鎮めるために書いているのだ。
ご勘弁。
芝居って見た後、寂しくなるのだー。もう見られないと思うと、すごく寂しい。
長くて疲れた。また後日。
といって、途中で書かなくなるレポがいくつもあるのだった。
2009年11月01日
中野劇団観劇レポ(1)
明日もあるので、ネタバレ無しで。
今回もハンカチが足りなくなるくらい、涙を流して笑いました。
一緒に行ってくれた友人が、皆、お世辞ではなく、めっちゃ楽しんでくれて、ほんま連れてったかいがあった…
上演時間1時間52分(笑)
いつも終わると短かった!と思うのです。
今回もハンカチが足りなくなるくらい、涙を流して笑いました。
一緒に行ってくれた友人が、皆、お世辞ではなく、めっちゃ楽しんでくれて、ほんま連れてったかいがあった…
上演時間1時間52分(笑)
いつも終わると短かった!と思うのです。
2009年10月30日
楽しい週末
いいお天気。明るくて暖かい。
みなさま、いかがお過ごしですか?
久しぶりにのんびりしてます

さあ、いよいよ高校演劇シーズンとなってまいりました。
インフルエンザに負けないように、各校がんばってほしいものですね〜。
いきなりアレな話題ですが、一人の女性による連続殺人か!?と騒がれている、あの事件。すごいですね、女性がたぶん一人で、人を6人?か殺めてる?
一体なんでそんなことに…?? 日常と非日常がごっちゃになってる女性なのか、なんなのか、ぞっとする事件です。
さてさて、週末に向かって、気分がルンルンというか、ウキウキというか、ニヤニヤというか、している私です。
というのも、明日、中野劇団の公演を観に行くのだっ。

た・の・し・み〜



今回は短篇集(コント)なので、笑い過ぎて、笑い過ぎて、きゃー助けて
ってなる予定
前回公演は東京から遠征(!)してきた中野劇団ファンの方たちと仲良く観劇したが、今回は普段はまるで観劇をしない、私の主婦友達と総勢5名で乗り込む予定。
別の意味でドキドキする。
この友人たちは、大阪・阿倍野のstage+(ステージプラス)というBAR兼劇場で後藤雄一さん主催の一人・二人芝居フェスティバルが行われたとき、無謀にも一人芝居で参加した私を見に来てくれたことがある。
それはそれ、友人目線で見てもらったと思うのだが、正真正銘小劇場・小劇団を観に行くのは、たぶんはじめて…。
どうだろう、気に入ってもらえるだろうか、めっちゃ心配

私は大好き中野劇団。
しかしイマイチ友人たちと趣味がずれてる私…
あああ、心配だ
でも楽しみだ
心配だけど楽しみだ
あのなんとも言えない小劇場の佇まい、豪華とは真逆の簡素な舞台、薄暗い客席に入るときのお化け屋敷に入るような感覚。
私は大好きな空間を、素敵な主婦の皆さんは気に入ってくれるだろうか〜
たのみますよお、中野さん(笑)
●●●●●●●●●中野劇団第11回公演 短篇集「義理の夫」●●●●●●●●●
■日時:2009年10月31日(土)14:00〜、19:00〜
11月1日(日)13:00〜、17:00〜
(開場は開演の30分前)
■ 会場:in→dependent theatre 1st
〒556-0005 大阪市浪速区日本橋5丁目12-4
ジャングル本店1F
●大阪市営地下鉄・堺筋線 恵美須町駅 1B西出口
左手(南)1分
※劇場にはお客様用駐車場はございません。近隣のコイン駐車場を御利用下さい。
■入場料
料金:前売:2000円、当日2300円
(日時指定・自由席)
■入場制限
※演出の都合上、8歳未満の方のご来場をお断りします。
■ CAST
三条上ル、唐仁原俊博、辻中金吾郎、真野絵里、湯川知行
仲萌里、根本コースケ(ベビー・ピー)、井上達也(西一風)
■ STAFF
作・演出:中野 守
舞台監督:唐仁原俊博
舞台装置:辻中金吾郎
照明:さじかげん(劇団未踏座)
音響:下田要
衣裳:真野絵里
小道具:湯川知行
稽古場監督:唐仁原俊博
WEB担当:中野守
チラシデザイン:いぬしげ
制作補助:田川佳祐
制作:三条上ル、田渕☆理恵
■ SPECIAL THANKS(敬称略)
川崎一輝、栗岩秀
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
>>>10月は中野劇団で〆て、11月は打って変わって、梅田芸術劇場で劇団☆新感線の「蛮幽鬼」を観劇する予定です。
先日、東京公演が終わったらしいですが、最近の新感線作品の中でも評判が良いらしくて、楽しみです。
もちろん、私の目的はあの人です。堺雅人。
新感線の目玉・殺陣をがんばってはるそうです。
彼が「体育2」だったというのは、堺雅人ファンの間でもはやネタと化してますが、その彼が魅せてくれるという殺陣、どんなでしょう。
>>>ところで、「堺雅人に新感線に出てほしい!」というのは堺雅人ファンの悲願だったのですが、十二分な感じで、いのうえ・中島コンビが適えてくれたので、
(見せ場のある美しい悪役・笑顔で人を切る・しかも黒髪長髪スタイル)
ここは一つ、お願いをすれば、適うかもしれない〜
ということで、お願いを書いておきます。
赤星マサノリさんを新感線に出してください。
(赤星マサノリさんは関西で活躍されてる、踊れるアクターです。sundayという小粋でポップな劇団所属ですが、新感線みたいな殺陣もあるピースピットにもよく参加されてます。前回公演「悪辣」)



