2222年02月22日
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管理人 :OSERO
ジャンル:創作・二次創作イラスト、小説サイト 一部BL、GL表現を含みます
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連絡先 :osero25125●livedoor.com ●→@
ひとこと:お気軽にコメントしてください
Haematophilia.:私のプロフィール的サイト、創作活動以外の個人的な事を上げます
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2012年01月09日
2012年01月01日
謹賀新年
新年明けましておめでとうございます。
何がめでたいのか、と言いたい人もいるでしょうが、生きて新年を迎えられただけでもめでたいのではないでしょうか。
私は、周りの人々が生きているだけでも十分祝うに値する新年だと思います。
日本はこれからも大変です。
まだ、東海や首都直下の可能性は残っています。
2012年は人類が滅ぶとも言われていますw
毎日を終末だと思えるような日々を過ごしていきたいものです。
今年も何卒よろしくお願いいたします。
何がめでたいのか、と言いたい人もいるでしょうが、生きて新年を迎えられただけでもめでたいのではないでしょうか。
私は、周りの人々が生きているだけでも十分祝うに値する新年だと思います。
日本はこれからも大変です。
まだ、東海や首都直下の可能性は残っています。
2012年は人類が滅ぶとも言われていますw
毎日を終末だと思えるような日々を過ごしていきたいものです。
今年も何卒よろしくお願いいたします。
2011年06月27日
百物語
周りには何人いるのでしょう。
何故だか数える事すら億劫で、それでいてさっきから流れる纏まりのない音楽達のせいで面白いくらい話が膨らみます。
そんな百物語の会場。
今が何話目かもわかりません。蝋燭の灯がもっと少なくなれば解るかも知れませんが。
ほら!今もどこか西洋風の顔立ちの髭の男が話し終えました。
一人の欲張りな少女の話でした。男の、女性を小馬鹿にしたような視線が感じられそうな、そんな噺でした。
流れる音楽は女性が叫ぶように歌う狂想曲。まったく合わなかった話の次がやってきます。
この話は知っています。
その風景を想像することは容易でした。決して安寧から外れることの出来ぬノスタルジックな空。夜は友と恋人とキョウダイと交わるのです。
話が終わるのと、曲が変わるのは同時でした。
蝋燭の灯を消したのは私にそっくりな女でした。嫉妬目線の私から見れば男に媚びるような消し方。
ここで皆お茶に口を付けます。
強い、鼻孔に届く香辛料の香り。
皆顔が能面のようになっています。首や身体を揺らし始めた者も見られるようです。
どこか病的な視線。
何か入っていたのでしょうか。いや、もうどうでも良い。求めるのは続き。
何故だか数える事すら億劫で、それでいてさっきから流れる纏まりのない音楽達のせいで面白いくらい話が膨らみます。
そんな百物語の会場。
今が何話目かもわかりません。蝋燭の灯がもっと少なくなれば解るかも知れませんが。
ほら!今もどこか西洋風の顔立ちの髭の男が話し終えました。
一人の欲張りな少女の話でした。男の、女性を小馬鹿にしたような視線が感じられそうな、そんな噺でした。
流れる音楽は女性が叫ぶように歌う狂想曲。まったく合わなかった話の次がやってきます。
この話は知っています。
その風景を想像することは容易でした。決して安寧から外れることの出来ぬノスタルジックな空。夜は友と恋人とキョウダイと交わるのです。
話が終わるのと、曲が変わるのは同時でした。
蝋燭の灯を消したのは私にそっくりな女でした。嫉妬目線の私から見れば男に媚びるような消し方。
ここで皆お茶に口を付けます。
強い、鼻孔に届く香辛料の香り。
皆顔が能面のようになっています。首や身体を揺らし始めた者も見られるようです。
どこか病的な視線。
何か入っていたのでしょうか。いや、もうどうでも良い。求めるのは続き。
2011年06月10日
愛
姿の美しい女性だ。野菜とハーブを刻んでいる。
「図書館の、いつも同じ場所で本を読むミステリアスな少女がいたの。」
外見ではないどこか、少女の面影が残り香のように漂う。肉に、塩と併せてまぶしていく。
「男が恋をする要素なんてそれだけでも十分じゃない。」
玄関の方から聞こえた音に顔を上げ、髪が揺れる。肉を皿に移していた手が止まる。
「ただ純粋に、少年が少女に恋をしたの。」
髪の切りそろえられた下から覗くその瞳には潤いが見える。手に持つ包丁がまな板の上の屑をまとめていく。
「少女にとっては、それだけでなかっただけよ。」
彼女は野菜屑を、骨のたまった器に放って玄関に向かった。積もった玉葱や大蒜の屑の下にあるのは、頬肉のない人の頭だった。
「図書館の、いつも同じ場所で本を読むミステリアスな少女がいたの。」
外見ではないどこか、少女の面影が残り香のように漂う。肉に、塩と併せてまぶしていく。
「男が恋をする要素なんてそれだけでも十分じゃない。」
玄関の方から聞こえた音に顔を上げ、髪が揺れる。肉を皿に移していた手が止まる。
「ただ純粋に、少年が少女に恋をしたの。」
髪の切りそろえられた下から覗くその瞳には潤いが見える。手に持つ包丁がまな板の上の屑をまとめていく。
「少女にとっては、それだけでなかっただけよ。」
彼女は野菜屑を、骨のたまった器に放って玄関に向かった。積もった玉葱や大蒜の屑の下にあるのは、頬肉のない人の頭だった。