2018年06月06日
施設での看取りに思うこと
施設で看取るケースも増えているが、まだまだ難しい点も多い。
家族と施設スタッフの信頼関係が最も重要で、
日頃から「スタッフが入居している患者さんをよく看てくれている」
と家族が感じている必要がある。
施設側・患者側どちらが良いとか悪いは別にして、
入居中にトラブルがあるなら最期までは難しい。
施設で看取るときには医師から患者への説明ばかりでなく、
施設側も同意書を準備するようになってきた。
施設の体制としては、看護師とヘルパーの連携がとれていることも大事である。
できればヘルパーにも看取りの経験があるといいが、これからの現場での課題で、
1つ1つのケースが実践になるだろう。
夜間は多くの入居者を一人で介護士が診ることが多く、
看取りの人にずっと付いていられないことを患者家族にも理解していただきたい。
病院のように心電図のモニターもない。
家族が付き添ってくれると有り難いが、
もともと在宅介護が難しいから施設に入っているのだから
付き添えないこともよくある。
夜間のスタッフに「どれくらいの間隔で何を確認しておけば良いのか」
という指示が必要となる。
施設によっては検温・血圧測定などを求める場合もあるが、私は単純に、
30分から1時間で見回り、呼吸状態と顔色だけを確認してもらうことにしている。
老衰の場合、点滴は極力ひかえているが、家族の要望にこたえる場合もある。
四肢の浮腫が目立つようになると余分な水分は肺の浮腫につながり、
痰の量が多くなのでしない方がいい。
家族の希望があっても静脈の確保が難しくなったら中止する。
体温は下げる方向で坐薬を使用する。
呼吸が努力様になってきたら、側臥位から半側臥位で対応する。
踵や大腿部に褥創ができないように注意するが、
終末期では褥創ができても呼吸が楽な姿勢を優先する。
最期の呼吸停止の時を家族が大切にしているなら、状態を見極めるが、
付き添ってもらうタイミングを決めるのは難しい。
医療従事者でも最期の一呼吸を確認することは在宅療養では難しい。
終末期にまつわる課題はこれからいろいろ議論されることと思うが、
医療的な処置よりも排泄ケア・口腔ケアが大切だ。
亡くなっても「有り難うございました。」と家族に言われることで
それまでの苦労が癒やされる医療・介護従事者は多いのではないかと思う。
家族と施設スタッフの信頼関係が最も重要で、
日頃から「スタッフが入居している患者さんをよく看てくれている」
と家族が感じている必要がある。
施設側・患者側どちらが良いとか悪いは別にして、
入居中にトラブルがあるなら最期までは難しい。
施設で看取るときには医師から患者への説明ばかりでなく、
施設側も同意書を準備するようになってきた。
施設の体制としては、看護師とヘルパーの連携がとれていることも大事である。
できればヘルパーにも看取りの経験があるといいが、これからの現場での課題で、
1つ1つのケースが実践になるだろう。
夜間は多くの入居者を一人で介護士が診ることが多く、
看取りの人にずっと付いていられないことを患者家族にも理解していただきたい。
病院のように心電図のモニターもない。
家族が付き添ってくれると有り難いが、
もともと在宅介護が難しいから施設に入っているのだから
付き添えないこともよくある。
夜間のスタッフに「どれくらいの間隔で何を確認しておけば良いのか」
という指示が必要となる。
施設によっては検温・血圧測定などを求める場合もあるが、私は単純に、
30分から1時間で見回り、呼吸状態と顔色だけを確認してもらうことにしている。
老衰の場合、点滴は極力ひかえているが、家族の要望にこたえる場合もある。
四肢の浮腫が目立つようになると余分な水分は肺の浮腫につながり、
痰の量が多くなのでしない方がいい。
家族の希望があっても静脈の確保が難しくなったら中止する。
体温は下げる方向で坐薬を使用する。
呼吸が努力様になってきたら、側臥位から半側臥位で対応する。
踵や大腿部に褥創ができないように注意するが、
終末期では褥創ができても呼吸が楽な姿勢を優先する。
最期の呼吸停止の時を家族が大切にしているなら、状態を見極めるが、
付き添ってもらうタイミングを決めるのは難しい。
医療従事者でも最期の一呼吸を確認することは在宅療養では難しい。
終末期にまつわる課題はこれからいろいろ議論されることと思うが、
医療的な処置よりも排泄ケア・口腔ケアが大切だ。
亡くなっても「有り難うございました。」と家族に言われることで
それまでの苦労が癒やされる医療・介護従事者は多いのではないかと思う。