拓殖大学井上ゼミ −インドネシア研究−

このブログは、インドネシア研究に取り組む拓殖大学政経学部井上ゼミの学生および卒業生の情報交換の場として設けられました。

ロンドンで開催されていた世界陸上も閉会しましたね。日本人にとっては4×100mリレーをはじめ見どころ満載でした。ではインドネシア人にとってはどうかというと、さすがにウサイン・ボルト選手のラスト・ランやリレーでの転倒は大きく報じられていましたが、残念ながらインドネシア人選手の出場種目はありませんでした。
 そこで、インドネシア人選手の陸上競技の記録をちょっと調べてみました。
 以下は、インドネシア陸連(Indonesian Athletics Federation)の公式記録(2015年1月21日現在)と日本陸連の公式記録(2017年7月13日現在)を種目別に比較したものです。

 まず男子です。

100m走
インドネシア記録(10秒17):日本記録(10秒00)

200m走
インドネシア記録(20秒76):日本記録(20秒03)

400m走
インドネシア記録(46秒37):日本記録(44秒78)

800m走
インドネシア記録(1分49秒93):日本記録(1分45秒75)

1500m走
インドネシア記録(3分46秒21):日本記録(3分37秒42)

5000m走
インドネシア記録(14分04秒29):日本記録(13分08秒40)

10000m走
インドネシア記録(29分15秒77):日本記録(27分29秒69)

10Kmロードレース
インドネシア記録(29分25秒):日本記録(28分05秒)

ハーフマラソン
インドネシア記録(1時間07分17秒):日本記録(1時間00分25秒)

マラソン
インドネシア記録(2時間19分18秒):日本記録(2時間06分16秒)

3000m走
インドネシア記録(8分55秒91):日本記録(7分40秒09)

110mハードル
インドネシア記録(14秒11):日本記録(13秒39)

400mハードル
インドネシア記録(51秒29):日本記録(47秒89)

走り高跳び
インドネシア記録(2.10m):日本記録(2.33m)

棒高跳び
インドネシア記録(5.13m):日本記録(5.83m)

走り幅跳び
インドネシア記録(7.85m)、日本記録(8.25m)

三段跳び
インドネシア記録(15.99m):日本記録(17.15m)

砲丸投げ
インドネシア記録(16.87m):日本記録(18.78m)

円盤投げ
インドネシア記録(52.95m):日本記録(60.22m)

ハンマー投げ
インドネシア記録(55.96m):日本記録(84.86m)

やり投げ
インドネシア記録(75.58m):日本記録(87.60m)

十種競技
インドネシア記録(7013):日本記録(8308)

10Km競歩
インドネシア記録(43分50秒9):日本記録(38分03秒)

20Km競歩
インドネシア記録(1時間29分24秒):日本記録(1時間16分36秒)

50Km競歩
インドネシア記録(4時間29分24秒):日本記録(3時間40分12秒)

4×100mリレー
インドネシア記録(39秒78):日本記録(37秒60)

4×400mリレー
インドネシア記録(3分09秒54):日本記録(3分00秒76)


 次に、女子の部です。

100m走
インドネシア記録(11秒56):日本記録(11秒21)

200m走
インドネシア記録(23秒86):日本記録(22秒88)

400m走
インドネシア記録(54秒20):日本記録(51秒75)

800m走
インドネシア記録(2分06秒11):日本記録(2分00秒08)

3000m走
インドネシア記録(9分33秒00):日本記録(8分44秒40)

5000m走
インドネシア記録(15分54秒32):日本記録(14分53秒22)

10000m走
インドネシア記録(32分49秒47):日本記録(30分48秒89)

10Kmロードレース
インドネシア記録(33分23秒):日本記録(31分44秒)

ハーフマラソン
インドネシア記録(1時間13分01秒):日本記録(1時間07分26秒)

マラソン
インドネシア記録(2時間31分49秒):日本記録(2時間19分12秒)

100mハードル
インドネシア記録(13秒18):日本記録(13秒00)

400mハードル
インドネシア記録(59秒64):日本記録(55秒34)

3000m障害
インドネシア記録(9分49秒46):日本記録(9分33秒93)

走り高跳び
インドネシア記録(1.77m):日本記録(1.96m)

棒高跳び
インドネシア記録(4.10m):日本記録(4.40m)

走り幅跳び
インドネシア記録(6.70m)、日本記録(6.86m)

三段跳び
インドネシア記録(14.17m):日本記録(14.04m)

砲丸投げ
インドネシア記録(14.34m):日本記録(18.22m)

円盤投げ
インドネシア記録(50.68m):日本記録(58.62m)

ハンマー投げ
インドネシア記録(54.12m):日本記録(67.77m)

やり投げ
インドネシア記録(49.87m):日本記録(63.80m)

七種競技
インドネシア記録(5204):日本記録(5962)

10Km競歩
インドネシア記録(47分26秒84):日本記録(42分50秒)

20Km競歩
インドネシア記録(1時間40分25秒):日本記録(1時間28分03秒)

4×100mリレー
インドネシア記録(45秒00):日本記録(43秒39)

4×400mリレー
インドネシア記録(3分42秒25):日本記録(3分28秒91)

というわけで、すべての種目で日本記録がインドネシア記録を上回っていると思いきや、女子の三段跳びはインドネシア記録のほうが上でした。この記録は2013年にミャンマーで開催された東南アジア競技会(Southeast Asian Games)でマリア・ナタリア・ロンダ(Maria Natalia Londa)選手が樹立したものです。1990年生まれの彼女は走り幅跳びでもインドネシア記録保持者です。

写真は、女子の三段跳びで日本記録を上回る記録を持つマリア・ナタリア・ロンダ選手。

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 インドネシアのIndef(金融経済開発研究所)のビマ・ユディスティラ・アディネガラ(Bhima Yudhistira Adhinegara)氏によると、インドネシアの経済成長は3か国に大きな影響を受けているそうです。その3か国とは、中国と日本とアメリカです。(Gatra,2 Agustus 2017)

この3か国はインドネシアにとって重要な輸出相手国でもありますから、これらの国の景気が上向けばインドネシア製品への需要も高まり、またインドネシアへの旅行客も増えるというわけです。

 では、これら3カ国の経済がどの程度インドネシアに影響を与えているのかというと、Indefの推計では次の通りです。

 中国の経済成長率が1%高まれば、インドネシアの経済成長率も0.11%高まる。
 日本の経済成長率が1%高まれば、インドネシアの経済成長率も0.06%高まる。
 アメリカの経済成長率が1%高まれば、インドネシアの経済成長率も0.05%高まる。

 ただ現状として、日本の景気は停滞しており、アメリカも保護主義政策に向かっているので、インドネシア経済の引き上げに期待できるのは中国経済の伸びだけだというのが、Indefのビマ氏の見立てです。

 インドネシアの中央統計局(BPS)によると、2017年5月のインドネシアへの外国人観光客数は116万人で、前年同月(2016年5月)の91万5210人に比べて26.66%増でした。

 なかでも注目すべきは北スラウェシ州の州都マナド(Manado)への外国人観光客の激増です。マナドへの外国人観光客は、2016年5月は1118人でしたが、2017年5月には5589人、つまり前年同月比449%も増加しました!

 2017年5月にマナドを訪れた外国人観光客のうち78%(4936人)は中国人観光客です。次いでシンガポール(176人)、ドイツ(138人)、アメリカ(106人)、イギリス(87人)、ホンコン(74人)、マレーシア(67人)、オーストラリア(64人)、オランダ(62人)、フランス(47人)の順で、残念ながら日本からの観光客は上位10か国・地域に入っていません。

 マナドへの中国人観光客が激増した最大の要因は航空路線の開設のようです。2016年半ば以降、中国の8都市が空路でマナドと結ばれました。とはいえ、路線が結ばれたからといって観光客が増えるというものでもないでしょう。では、観光客をひきつけるマナドの魅力とはなんなのでしょうか。

 週刊誌Gatra(2017年7月26日付)の記事によると、中国人街(Kampung Cina)やアラブ人街(Kampung Arab)、さらにヘビやコウモリなども食材として扱うゲテモノ市場(Kuliner Ekstrem)などマルチ・エスニックな町の空気が外国人観光客を魅了しているようです。もちろん以前からダイビング・スポットとして有名なブナケン海洋公園も外国人観光客の吸引要因のひとつです。ブナケン海洋公園は現在、複数の省庁にまたがって管理運営がなされていますが、この管理運営権を地方に委ねてくれればさらに魅力的な観光開発を行えると北スラウェシ州知事のオリー・ドンドカンベイ(Olly Dondokambey)は中央政府に陳情しています。

 インドネシア最大の民間航空会社ライオン・エア(Lion Air)に中国とマナドの路線開設を働きかけたのもオリー州知事です。

 なかなか有能な州知事のようです。日本路線もマナドに乗り入れるといいですね。インドネシアの中でもマナドは日本人にとって居心地のよい町だというのが私の実感です。もっと多くの日本人に訪れてもらいたいと思います。

 写真はマナド郊外のトモホン(Tomohon)にあるゲテモノ市場。 TRIBUNMANADO.CO.IDから。

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数年前のゼミ旅行でフローレス島から小さな船を貸切で4時間くらいかけてコモド島まで行きましたが、今日(7月23日)、そんな船が沈没しました。

 コモド島に向かったこの船の所有者はセラヤ・ホテル(hotel Seraya)の経営者で、乗客はイギリス人2人、アメリカ人1人、マレーシア人1人だったそうです。幸いにも乗員・乗客は皆無事で、船内の緊急用ゴムボートのようなもので近くのマワン島(pulau Mawan)に上陸できたとのことですが、乗客がもっと多かったらどうなっていたことか・・・。

こんなニュースを聞くと、うかつにインドネシアに学生を連れてはいけないなぁと、ふと思ってしまいます。

 写真はその船が沈没しているところ。Kompas.comから。

コモド船沈没

OECD(経済協力開発機構)が発表した各国政府の国民からの信頼度(Trust and Confidence in National Government)調査で、インドネシアはスイスと並んでトップとなりました。2016年の調査によるとインドネシア政府の国民からの信頼度は80%です。2007年は52%でしたから、現在のジョコ・ウィドド政権になって28ポイントも高まったことになります。

ちなみに、インドネシアとスイスに次いで国民の政府に対する信頼度の高い国(2016年調査)は、インド(73%)、ルクセンブルク(68%)、ノルウェー(66%)、カナダ(62%)の順で、日本は36%でした。

ところで、今回のこのニュースでもうひとつ興味深かったのは、7月17日にOECDがプレス・リリースを行うと、「インド政府、国民からの信頼度世界1位!」との誤報がネットをはじめ世界中に瞬時に広まったことです。理由は、各国の略称にあります。インドネシアの略称はIDN、一方、インドの略称はINDです。つまりIDNの表記をインドと思い込んだ記者が誤報したということです。

まぁ、確かに紛らわしいといえば紛らわしいですが・・・。ニュースをうかつに信用せず、しっかりと出所を確認しなければならないという学生のレポート作成指導に最適の事例となるような出来事でした。

 アメリカのカジュアル系ファッション・ブランド、アメリカン・イーグル( American Eagle)がデニム生地のヒジャブ(イスラム教徒の女性がかぶる頭巾)を発売しました。写真の通り、なかなかおしゃれですね!定価は19.95米ドルだそうですが、ヒットすると思います!

デニムヒジャブ

そういえば昨年はユニクロもムスリム・ファッションに乗り出しましたよね!こちらのラインナップも写真の通りいい感じです・・・。

ユニクロ・ムスリム

世界各地でいろいろと宗教絡みの問題や対立は起きているものの、現実として世界人口の約4分の1(約16億人)はイスラム教徒なわけで、日本に住むイスラム教徒も10万人を超えています。

ファッション業界からみても、ムスリム・ファッションは残された巨大市場ということになるのでしょう。


 アメリカのオバマ前大統領は家族とともに23日からインドネシアで休暇中です。

 そのオバマ大統領はスニーカー好きで有名だそうですね。6月28日付のKompas紙(電子版)に「これがバリ島休暇中のオバマのスニーカーだ」という記事があり、初めて知りました。

 で、オバマ前大統領はバリ島でどこのスニーカーを履いていたかというと、日本のアシックス社(Asics)製です!GEL-Kayano 23というモデルだそうです。

 私はスニーカーについての知識はまったくありませんが、こんな記事がでればAsicsにとってラッキーですね。インドネシアではすごい宣伝効果があっただろうと思います。

 オバマ前大統領は、バリ島のウブドにあるフォーシーズン・ホテル(Four Seasons Bali)で6日間過ごした後、中部ジャワのジョクジャカルタにあるテンテラム・ホテル(Hotel Tentrem)に2泊し、7月1日にはジョコ・ウィドド大統領の招きでジャカルタ郊外のボゴール宮殿で会食する予定となっています。

 写真は、バリ島でアシックスのスニーカーを履いているオバマ前大統領。Kompas.comより。

オバマのスニーカー


 5月24日の夜9時前後(現地時間)、ジャカルタ東部のカンプン・ムラユのターミナル付近で連続自爆テロ事件が発生しました。死者は自爆犯2人のほか警官3名、負傷者は11名でした。
 ジャカルタでは昨年1月14日にもジャカルタ中心地のタムリン通りの交番付近で連続自爆テロ事件が発生。このときは自爆犯を含め死者8人、負傷者25人でした。

 この2つの事件は、自爆犯が複数であったこと、また主な標的が警官であったことなどの共通点がみられます。

 そこで、今回の自爆テロ事件後の現地メディアや警察などの報道から事件の背景を簡単にまとめてみました。

 ジャカルタの自爆テロ犯はISIS(イスラム国)の支持者なのか?

 カンプン・ムラユの自爆テロ犯もタムリン通りの自爆テロ犯もシリアやイラクの一部を拠点とする「イスラム国」の支持者であるのは確かなようです。カンプン・ムラユで起きた自爆テロの2人の犯人は、西部ジャワ州バンドゥンを拠点とするイスラム過激組織JAD(Jemaah Ansharut Daulah)のメンバーでした。
 インドネシア国内には「イスラム国」を公然と支持する過激派組織が21団体あるといわれていますが、JADは「イスラム国」の最大の支持組織であるとインドネシア国家警察のティト・カルナビアン長官は語っています。
 また、「イスラム国」の側も事件後に犯行声明を出しています。

 JADとはどんな組織なのか?

 イスラム過激派組織としてJADの存在が知られるようになったのは2015年ごろからです。JADは別名JADKN(Jamaah Anshorut Daulah Khilafah Nusantara)ともいいます。JADはシリアに滞在しているインドネシア人のバフルン・ナイム(Bahrun Naim)が直接指導していると言われています。ではどうやって指導しているのかというと、インターネットを通じてです。ネットを通じて洗脳し、自爆犯をスカウトし、爆弾の作り方を教え、そのための資金を送金していると見られています。

 JADの組織力はどのくらいなのか?

 アメリカの国務省が今年1月に報道したところによると、「イスラム国」のインドネシア支部ともいえるJADの支持者はインドネシア全土で数百人規模とみられています。

 なぜ警官がテロの標的にされるのか?

 イスラム過激派組織の中には異教徒を敵視するものもありますが、JADが敵視するのは異教徒だけではありません。JADの教義では神(アッラー)の教え以外はすべて禁忌なのです。ですからイスラム教徒といえどもJADの教義に従わない者は不信心者(Kafir)ということになります。
 警官は、神(アッラー)の教えではなく、国の法律に基づいて職務を遂行しているわけですから、JADの教義によれば神(アッラー)の敵すなわち「戦わなければならない不信心者」(Kafir Harbi)ということになるわけです。
 インドネシア国家警察のティト長官によると、テロとの戦いでインドネシアではこれまで40人の警官が殉職、80人以上の警官が負傷したそうです。

写真は5月24日のカンプン・ムラユ自爆テロ事件現場と自爆テロ犯。2人の自爆テロ犯はいずれも1985年生まれ(31歳)で既婚者でした。

Bom-di-Kampung-Melayu-Jakartakampung-malayu-ichwan

今までまったく意識しませんでしたが、インドネシアは世界で2番目に結核の感染リスクが高い国のようです。

インドネシアのニナ(Nila Djuwita F Moeloek)保健相は5月7日、結核感染の拡大を阻止するための対策が必要だとメディアに語りました。その中で、ちょっと面白いと言ったら語弊がありますが、インドネシアらしいなと思ったのは、インドネシア人は定期的に家族や親族を訪問するから一族で1人の結核患者がでるとたちまち一族中に結核が感染してしまうと保健相が語っていたことです。

本当にそんなに深刻なのかと思って日本の厚生労働省検疫所のホームページで確認したら、やはり次のように記されていました。

「2015年のうち、報告された結核患者の約87%は結核の脅威が高い30か国で発生していました。インドを筆頭に、次いで、インドネシア、中国、ナイジェリア、パキスタン、南アフリカの6か国で全体の60%を占めています。」

インドネシア滞在中は、少しは感染に気をつけたほうがよさそうです。

明日はもう5月ですね。5月24日から遂にエア・アジア(AirAsia X Indonesia)の成田空港・バリ島間の直行便が就航します。

機体はエアバスのA330-300で、座席数は377席うち12席はフル・フラットのプレミアム・フラットベッドとのことです。

 すでに前売り予約は始まっています。プロモーション期間中の価格は往復2万円程度です。インドネシアでは片道119万ルピア(約1万円)、プレミアム・フラットベッドでも439万ルピア(約4万円)で販売されています。

 成田からの運航日は月・火・木・土の週4便、バリからの運航日は月・水・金・日の週4便です。

 また運行時刻は、成田発(08:25)−バリ着(14:25)。バリ発(23:00)−成田着(07:10)となっています。

 つまり週末の土日を利用して1日半バリでリフレッシュして帰ってきても交通費は2万円ほどで済むわけです!

 とりあえずやってみたいですね、バリ島への一泊旅行・・・。
airasia

 西スラウェシ州のアブラヤシ農園で3月末に成人男性がニシキヘビの腹の中から遺体となって発見された事件はこのブログでもお伝えしましたが、西スラウェシ州ではその後も、市場や住宅に巨大なニシキヘビが出現し、住民たちを怯えあがらせています。

4月7日には人々で賑わうペカバタ(Pekkabata)中央市場でニワトリを狙っている4メートル近いニシキヘビが発見されました。

4月9日にはパサンカユ(Pasangkayu)という町の一般住宅に、深夜、全長5メートルのニシキヘビが侵入し警察も出動する大騒ぎとなりました。

同様の事件はほかにもいくつかあり、西スラウェシ州政府も対策に乗り出したようです。

このところの街中での相次ぐニシキヘビの出現は、アブラヤシ農園の乱開発が原因ではないかと現地では言われています。つまり、アブラヤシのプランテーションの急速な拡大で生息域を奪われたニシキヘビが食べ物を求めて人家にまで近づいてきたとの見方です。飼い犬を飲み込まれてしまった人もいるそうです。

写真はKompas.comから。

ニシキヘビ1

ニシキヘビ2

 スラウェシ島の西スラウェシ州サルビロ村で25歳の男性の遺体が体長7メートルのニシキヘビの体内から発見されるという、信じられないような事件が発生しました。

 現地の報道によると事件の経過は次の通りです。

3月26日朝9時にアクバルさん(25歳)はアブラヤシ農園に行くと言って家を出ました。

27日になってもアクバルさんは帰宅しないので、村人たちで捜索を行いました。

27日の夜10時頃、村人がアクバルさんの向かったアブラヤシ農園でニシキヘビを発見しました。

ニシキヘビの腹が大きく膨らんでいることに疑いをもった村人たちは、ニシキヘビを捕まえて腹を切り開くことに合意しました。

すると、ニシキヘビの腹の中からアクバルさんの遺体が衣服を着た完全な形で出てきました。

アクバルさんの頭はヘビの尻尾の方、足はヘビの口の方を向いていたといいますから、頭から飲み込まれたものと思われます。

ニシキヘビの腹を割いてアクバルさんの遺体が発見されたときの様子は以下のサイトの動画で確認できます。

http://bangka.tribunnews.com/2017/03/29/video-beginilah-kronologi-akbar-dimangsa-hingga-ditemukan-dalam-tubuh-ular-piton

また、現地紙(tribunnews.com)に掲載された画像は次の通りです。信じるほかありません・・・。

ニシキヘビ1

ニシキヘビ2

ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港第2ターミナルから離発着しているガルーダ・インドネシア航空の国際線は、今年5月1日から第3ターミナルに移動になるようです。3月28日にブディ・カルヤ・スマルディ(Budi Karya Sumadi)運輸相が現地記者に述べました。

 それ以外の国際線は当面これまで通り第2ターミナルから離発着しますが、いずれは第3ターミナルへ移すとのことです。

 5月1日といえば日本人にとってはゴールデンウィークの真っただ中ですね。ガルーダ・インドネシア航空でジャカルタ入りする人は、行きは第2ターミナル着、帰りは第3ターミナル発となるかもしれません。

 気を付けましょう!

 AKB48の姉妹グループとして2011年にインドネシアで結成されたJKT48の日本人マネージャー(48歳)が3月21日、ジャカルタ郊外の南タンゲランにある自宅の浴室で首を吊った状態で発見されました。自殺とみられています。

 発見したのは奥様とお手伝いさんで、直ちに病院に搬送したものの助からなかったそうです。

 亡くなられた日本人マネージャーは2011年の結成当時からJKT48を担当されていたそうです。インドネシアでは奥様と2人のお子様と一緒に住んでいたようですが、ご近所付き合いはほとんどなかったといいます。

 現地警察は、仕事の重圧が自殺の原因とみています。

 ご冥福をお祈りします。

サウジアラビアのサルマン国王が3月1日からインドネシアを訪問なさっています。明日(3月4日)にはジャカルタからバリ島に移動、バリでは3月9日まで過ごされるようです。

 サルマン国王をお迎えするバリ島のングラライ国際空港では、明日の19時15分から20時まで事実上空港を閉鎖、つまりサルマン国王到着前後の便はすべて遅延措置がとられるとのことです。もっともサルマン国王の特別機が予定通りにバリ島に到着するかどうかわかりませんから、遅延措置はもっと長引くかもしれません。バリ島から帰ってすぐに仕事という観光客はさぞやハラハラしていることでしょう。

 ところでサルマン国王はインドネシアではどこのホテルにお泊りになられたのでしょうか。ちょっと気になってチェックしてみました。

 ジャカルタでお泊りになられたのは、南ジャカルタのサトリオ通りにあるラッフルズ・ホテル(Hotel Raffles)です。ラッフルズ・ホテルの最高級客室ラッフルズ・スィート・ルームは390平方メートルでジャカルタでは最も広い客室と謳われています。たぶんこのお部屋に泊まられたのでしょう。この最高級客室の値段はわかりませんでしたが、ラッフルズ・ホテルの1泊の最安値を調べたところ4万円くらいでした。

 次に、3月4日から9日までバリ島でお泊りになられるホテルは、ヌサドゥアにあるセント・レジス・バリ・リゾート(Hotel St Regis)です。このホテルの最高級客室はグランドアスタープレジデンシャルスイートで518平方メートルあるそうです。おそらくここにお泊りなのでしょう。この最高級客室の値段はわかりませんでしたが、セント・レジス・バリ・リゾートの最安値は1泊450米ドル(税・サービス料別)と書かれていました。

 写真は、ラッフルズ・ホテルの全景とセント・レジス・バリ・リゾートのロビー風景。

ラッフルズ・ホテル

StRegis-Lobby

 駐日インドネシア大使の座を投げ捨ててというか、駐日大使の仕事を放り出してというか、バンカ・ブリトゥン州知事選挙に出馬したユスロン・イフザ・マヘンドラ(Yusron Ihza Mahendra)氏は惨敗に終わったようです。

 2013年12月24日に駐日インドネシア大使に認証されたユスロン氏は2016年9月21日にバンカ・ブリトゥン州知事選挙への立候補届け出を行いました。当初は休暇を申請しての出馬を試みたもののジョコ・ウィドド大統領はこれを認めませんでした。そのため2016年10月17日に駐日大使の辞表を提出、21日に受理されました。これによってインドネシアの駐日大使は当面不在という事態となったのです。

 国家官房長官や法務人権相などを歴任したユスリル・イフザ・マヘンドラ(Yusril Ihza Mahendra)氏の実弟であるユスロン氏はブリトゥン島が地元で、実は2012年にもバンカ・ブリトゥン州知事選挙に挑んでいました。2度目の挑戦となる今回は当選を有力視されながらも、芳しい結果とはなりませんでした。

 今年2月15日に投票が行われたバンカ・ブリトゥン正副州知事選挙には4組が出馬しましたが、2月19日の総選挙委員会の発表によると、ユスロン組の得票率は19.1%で4組中最下位に終わりました。

 ちなみに最高得票率で当選を確実にしたのは、前・中部バンカ県知事のエリザルディ・ロスマン(Erzaldi Rosman)氏です。

 写真は正副州知事候補としてペアを組んだユスロン氏とユスロニ氏(元・バンカ県知事)。

yusron

 ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港で今年6月からターミナル間移動のためのスカイトレイン(Skytrain)がいよいよ運行するそうです。同空港管理会社PT Angkasa Pura IIのムハマド・アワルディン(Muhammad Awaluddin)社長が2月12日に記者発表しました。

 それによると、今年6月にまず1本のスカイトレインが第2ターミナルと第3ターミナル間で運行開始。スカイトレインは無人(自動操縦)の2両編成で1回に176人を輸送できるそうです。

 そして今年8月には3本のスカイトレインが導入され、第1ターミナル、第2ターミナルそして第3ターミナルを結ぶ本格操業になるといいます。

 どんどん便利になっていきますね!

 写真はスカルノ・ハッタ空港に導入予定のスカイトレインのイメージ図。The Jakarta Postから。

sky train

 バリ州観光局のデータによると、2016年にバリ島を訪れた外国人観光客数は490万4175人で前年比22.55%増であった。

 最も多いのはオーストラリア人で113万7413人、次いで中国人が98万6926人、日本人が23万4590人、イギリス人が22万1149人、インド人が18万6638人の順であった。

 日本人観光客の数は前年に引き続き第3位とはいうものの、前年比でみるとオーストラリア人が17.64%増、中国人が43.35%増、イギリス人が31.93%増、インド人が57.26%増と急増しているのに対し、日本人は2.81%増と微増にすぎない。今年中にイギリス人観光客やインド人観光客に数で負けることになるかもしれない。

 外国人観光客の国別シェアでみると、日本人観光客は2015年の5.70%から2016年には4.78%へと低下し、ついに5%を割ってしまった。ちなみにオーストラリア人観光客のシェアは23.19%、中国人観光客のシェアは20.12%であり、大雑把にいってバリ島を訪れる外国人観光客の4人に1人はオーストラリア人、5人に1人は中国人ということになる。

 ところで、バリ島への外国人観光客は増えているものの、ホテルの客室稼働率は漸減している。2012年には63.21%だったのが、2013年には60.68%、2014年には60.31%、2015年には58.14%、そして2016年には53.67%(暫定値)まで落ちた。この調子では今年は50%割れになるかもしれない。新たなホテルが乱立して競争が激化しているのであろう。今後、バリ島のホテル間のさらなる値下げ競争は必至と思われる。

 ホテル経営者には気の毒だが、我々観光客の立場からみれば、ホテルの値下げ競争は喜ばしい。バリ島ならば、同じ予算で1ランクも2ランクも上のホテルに泊まれることになるのではなかろうか。

 日本人にはそうした割得感も含めてバリ島観光に目を向けてほしいものだ。

 インドネシアの中央銀行は12月19日、7種類の新紙幣と4種類の新硬貨を一斉に発行しました。10万ルピア紙幣、5万ルピア紙幣、2万ルピア紙幣、1万ルピア紙幣、5000ルピア紙幣、2000ルピア紙幣、1000ルピア紙幣、1000ルピア硬貨、500ルピア硬貨、200ルピア硬貨そして100ルピア硬貨です。というわけでデザインが変わらないのは、今ではほとんど見ることもなくなった50ルピア硬貨と25ルピア硬貨だけです。

 新紙幣と新硬貨に描かれている肖像画は、それぞれ以下の国家英雄です。

10万ルピア紙幣に描かれているのは、これまでと同様に初代正副大統領のスカルノとハッタです。

5万ルピア紙幣に描かれているのはジュアンダ元首相(任期:1957−59年)です。

2万ルピア紙幣に描かれているのは、北スラウェシ出身で初代スラウェシ州知事(任期:1945−49年)を務めたラトゥランギです。

1万ルピア紙幣に描かれているのは、西パプアのビアク島出身で1964−73年までパプア州知事を務めたフランス・カイセポです。

5000ルピア紙幣に描かれているのは、南カリマンタン出身で国会/国民協議会議長(任期:1971−77年)を務めたイドハム・カリッドです。

2000ルピア紙幣に描かれているのは、インドネシアがまだオランダ領東インドだった頃の植民地議会(フォルクスラート)で、ジャカルタ土着のブタウィ人の代表として活躍したH.M.タムリン(1894−1941年)です。

1000ルピア紙幣に描かれているのは、オランダによる植民地支配と闘ったアチェ人女性のチュ・ムティア(1870−1910年)です。

1000ルピア硬貨に描かれているのは、バリ人のヒンドゥ教徒で小スンダ州(バリ島とヌサテンガラ地方)知事(任期:1945−58年)を務めたイ・グスティ・クトゥット・プジャです。

500ルピア硬貨に描かれているのは、北スマトラ出身のキリスト教徒で、国軍参謀長(任期:1950−53年)を務めたシマトゥパン中将です。

200ルピア硬貨に描かれているのは、インドネシア民族主義運動の指導者の一人として知られるチプト・マングンクスモ(1883−1943年)です。

100ルピア硬貨に描かれているのは、東ヌサテンガラのロテ島出身で、国立ガジャマダ大学学長(任期:1961−1966年)や公共事業大臣(任期:1950−51年)を務めたヘルマン・ヨハネスです。

このように新紙幣や新硬貨の肖像画には、その出身地や宗教にも配慮して国家英雄が選ばれています。

 ところで、一斉に新紙幣と新硬貨が発行されたわけですが、ではこれまでのデザインの紙幣や硬貨はいつまで使えるのでしょうか。

 中央銀行によると、今後5年間はどの市中銀行でも新紙幣や新硬貨と交換可能、さらにその後も10年間は中央銀行の本支店に持っていけば交換可能とのことです。つまり、今後15年間は旧札も旧硬貨も使用可能ということです。

写真は新紙幣と新硬貨。kompas.comから。

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 今年も残りわずかとなってきました。

 2017年のインドネシアの祝祭日(国民の休日)は以下の通りです。昨年までは計15日だったのが、来年からは1日増えて計16日となります。ジョコ・ウィドド大統領が新たに6月1日を建国の理念である「パンチャシラ誕生の日」として祝日に指定したからです。

2017年のインドネシアの祝祭日

1月1日(日)太陽暦の新年
1月28日(土)春節(中国歴新年)
3月28日(火)ニュピ(バリ・ヒンドゥ教のサカ歴新年)
4月14日(金)キリスト受難日(聖金曜日)
4月24日(月)ムハンマド昇天祭
5月1日(月)メーデー(労働祭)
5月11日(木)ワイサック(仏教大祭)
5月25日(木)キリスト昇天祭
6月1日(木)パンチャシラ誕生の日
6月25-26日(日・月)イドゥル・ィトゥリ(レバラン。断食明けの大祭)
なお、その前後の6月23日(金)と6月27-28日(火・水)も政令指定による一斉休暇。
8月17日(木)独立記念日
9月1日(木)イドゥル・アドハ(イスラム教の犠牲祭)
9月21日(木)イスラム歴新年
12月1日(金)ムハンマド降臨祭
12月25日(月)クリスマス
なお、翌12月26日(火)も政令指定による一斉休暇。

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