2008年07月

2008年07月26日

無印都市4

さてさて、東京が今年一番の暑さを記録した今日この頃、小田急線の地下化の工事は当然の事ながら着々と進められている。
結果として、上の写真にある様な「看板建築」的な何かが出来上がる。
この踏切にある道路は井の頭通りと山手通りを結ぶ道路で、かつて東京大学の航空宇宙研究所が有った事から「コスモス通り」と小洒落たネーミングがされているが、この辺はその名に似つかわしく無く、道路幅が狭く、人通りや車の往来が多い。この道路も拡張の話が有るとは聞いているが、実際は何処まで進んでいるのであろうか?

この踏切の先に有った寿司屋さんは何処へ移転されたのでしょうか?いや、一度も入った事は無かったのですが。。手前に有ったセブンイレブンも閉鎖しましたね。そばには河合塾があってそこそこにぎわっていたのですが。
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osiris1960 at 10:24|Permalink下北沢 

2008年07月22日

長距離恋愛2

久方ぶりで実家に帰る。
本当はもう少し間を空けずに帰りたいのであるが、今月は重要な仕事がいくつか重なり、帰るタイミングを取れずにいた。
帰るなり、はたして母からはいろいろな注文が、、、、
分かったから、もう少し、順序立てて言ってくれ。思いつきで言うな。と言ったものの、私に会っていろいろとやってもらいたい事が頭の中で膨張して口から溢れ出てしまうらしい。

買い物の帰りに田んぼを見に行こうと言う事になった。我が家の田んぼは父が亡くなって、私の仕事力ではどうしようも無くなり、近所の方に貸し出したものだ。母は収穫された米の中から、幾ばくかの米を無料でもらう事になる。

母は畔の出来や稲穂の伸び具合、色艶まで、細かく観察していたが、ひと言
「いがったなあ〜。」
と言って満足げに車に戻って来た。
何が「いがった」のかは判らないが、、、、

我が家の田んぼと、ボロ〜フランス車。お金に余裕ができたらシトロエン2CVを田舎に置いておき、近所の用足しなどに使いたいと考えています。
ちなみに下の写真はウチの畑で育っているトマトです。まさに、真面目に生きています。
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osiris1960 at 21:21|Permalink田舎暮らし 

2008年07月15日

私の仕事

とある敷地投稿がしばらく滞ってしまいました。親知らずの痛みを齢40後半にて初めて知りました。

さて、親知らずの痛みに耐えながら考えた事。
ご存知かもしれませんが、私は下北沢で建築設計業を細々と営んでいる建築士です。この不況の波は我々の業界をモロに直撃し、厳しい状況に置かれています。
私の仕事に対し、基本的に、競合となるのがハウスメーカーさん。いわゆる○○ホームとか△△ハウスとか言われている企業です。このメーカーさんたちは基本的に宣伝などにどんどんお金が掛けられますし、優秀な人材も豊富に揃っています。最新の技術力も持っています。それに対して私はとてもハウスメーカーに太刀打ち出来る様な資金も人材も技術開発力も持ち合わせていません。
それでは、私には何が有って、なぜ細々ながらも設計依頼が来るのでしょうか?究極的に言ってしまうとそれはクライアントが私の、生き方や暮らし方に対する「哲学」に対し価値を認め、報酬を払ってくれるからなのだと考えています。といってもクライアントに対して我が哲学を陳述する訳ではないのですが、やはり考え方や価値観が共有出来る方とお仕事を一緒にする事が多いです。ですから、親戚などからの設計依頼でもご破算になったケースもあります。

例えば上に掲げた1枚の敷地写真、この敷地は都内某所にあるのですが、敷地面積わずか57平方メートル!間口4メートルも無し!!ここに、1階が店舗、2、3、4階が住居(5人暮らし)の設計を今行っています。しかも地盤は軟弱で杭を30メートルも打たなければなりませんし、ご高齢の方が住まわれるので、基本はバリアフリーです。東南西は7階建てのビル群に囲まれ採光は中々難しい状況です。
この計画は、当初はハウスメーカーさんにクライアントさんが相談をしましたが、ハウスメーカーさんはこの様な不定形敷地は不得手な様で、セカンドオピニオン的なアドバイスを私がクライアントにして、結果として、今、私が設計をしています。
この様にして難しい敷地条件の建物になると我々の様な設計士は俄然、張り切ります。しかしながら、この様な敷地では住む側もそれなりの覚悟が必要だと言う事は申し上げておきます。
もし何か不定形地などでお困りでしたらご一報下さい。また、新築に限らずリノベーションも手がけています。



osiris1960 at 00:00|Permalink仕事など