埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

外科学会専門医、大腸肛門病学会専門医。聖路加国際病院外科レジデント、社会保険中央総合病院(現東京山手メディカルセンター)などを経て、現在、新越谷肛門胃腸クリニック、川口肛門胃腸クリニックにて大腸肛門科女性外来を担当、東京山手メディカルセンターにて非常勤。痔などの肛門疾患や便秘、大腸内視鏡検査などについての情報を、特に女性の患者様に向けて書いています。 「カテゴリ別アーカイブ」の「目次」を参照くださいませ。ブログの詳細については第1回「宜しくお願い致します」で。4歳男児、子育て中⭐

現在、埼玉県内にて以下のクリニックにて女性外来・検査などを担当しています。

毎週水曜(+金曜) 川口肛門胃腸クリニック
毎週木曜 新越谷肛門胃腸クリニック

宜しくお願い致します!

※待ち時間が長く、ご不便をお掛けしてしまうこともあります。申し訳ごさいません。

大腸肛門病学会教育セミナーへ@品川

昨日は品川で大腸肛門病学会の教育セミナーを受講してきました

専門医の更新などのために最低5年に1回は出席することが義務づけられているのですが、周りの先生方は基本的に毎年参加されているセミナーです

内視鏡治療のことや大腸がんの疫学や化学療法などの最新情報をアップデートすることができました

肛門分野は尊敬する東京山手メディカルセンターの先生が講義されていました
毎週手術や外来を勉強させてもらっており、フレンドリーな先生なので、身近過ぎて、有名でエライ先生ということをつい忘れてしまいがちですが…

そして、これまた朝から午後まで座りっぱなしのスタイルなので、例年どおり、お尻が痛くなりました

痔というよりは、私は姿勢が悪いので、尾骨の部分(お尻の少し背中側でゴリゴリ触る骨)が当たって痛かったです

そして、毎回こういった会に参加している間、息子をみてくれている家族に感謝です
わが息子、ここのところ急に、アスレチックでもできることがかなり増えてきたようです
いっぱい遊んでもらって疲れきっているのか、今朝は全然起きてくれません…
いっぱい動いていっぱい寝ていっぱい食べて大きくなーれ
でも、そろそろ起ーきーてーーーー

「それでも大腸内視鏡はやりたくない」という方へ~オススメ検査~

さんざん、大腸内視鏡の有効性について書いてきましたが、
それでも
「なんか怖い」
「下剤飲むのが大変そう」
「痛いって聞いた」
「前につらい思いをしたから2度とやりたくない」

なんて、おっしゃられる方もいらっしゃいます

一つ一つ、そんなことはない、大丈夫とお話しても、それでも、
「絶対、イヤ」

そんな方へ、実は裏技があるのです

もちろん個々のメリットデメリットはありますが、CTコロノグラフィー(CTで撮った画像を立体的に再構築して検査するもの)
カプセル内視鏡(カプセルを飲み込んで検査)
などが、最近のトレンドです

しかし、これらは導入している施設も少なく、(ご本人とっては煩雑なものではないのですが)実は手間ひまのかかる検査方法で、適応に制限がかかることもあり、なかなか簡単にはできません

そこで、個人的にオススメしているのが、S状結腸までの内視鏡検査
結腸のがんの7~8割がS状結腸から直腸までにできると言われており、そこまでの範囲を見る検査です

これであれば、大量の下剤を飲む必要もありませんし、基本的には痛みもないですし、検査自体も数分で終わります

大腸の一番奥まで確認できるわけではないので、奥に絶対何も病気がない、とはいえないですし、その場でのポリープ切除などはリスクになったり、デメリットもあります

でも、何もやらないよりかはよっぽどましだと思うんです

だって、手軽にできる検査のわりには、病気の7~8割ができる範囲は確認できるんですよ

統計的にもS状結腸内視鏡の有効性が再確認されています

だいたいどこのクリニックでも対応できる検査です(逆に大きい病院だと、どうしてもやるなら全大腸内視鏡と言われてしまうかもしれません)

気になるかたは、担当の医師に相談されてみてください



「麗しの美尻・美脚(雑誌anan4月号)」って!!

先日、個人的にクリニックを受診する機会があり、待ち時間に久しぶりに雑誌を手に取りパラパラめくっていました

そしたら、とても気になるタイトルが…

「麗しの美尻・美脚」

もちろん、ananから

職業柄、つい、手に取ってしまいました

もちろん、お尻の穴の形ではなく、おしり全体の形についての話でしたが…

おしり全体の形については、肛門科というよりは、シェイプアップというか、筋トレやストレッチの世界の話で、私が言及できることではありませんが、「お尻の穴自体の形」は人それぞれです

そこには、美尻も何もありません。

お産後、ひだ(skin tag)が残った、としても、個性の範囲かなー、と個人的には思います

もちろん、どうしても気になるとか、取りたい!と御希望のかたは相談にいらしてください

治療方針についてご相談させていただきます

たしか以前にも取り上げたような気がするこの話題。

毎年、肌の露出が増えてくる夏前にはこのテーマになるのでしょうか

日帰り手術と入院手術の違いについてあまり知られていないこと

まずは日帰り手術と入院手術の基本的な違いから…


「ジオン注射」という痔の治療法が出てから、日帰りでできる痔の手術の範囲がぐっと広がりました

最近は「痔の日帰り手術」をウリにしてるクリニックもとても多いです

「日帰りでできるタイプの痔かどうか」は実はクリニックによって、基準が変わってきます。

痔核の場合、基本的には
ジオン注射のみ(そんなにひどくない内痔核メインの場合のみ)
小さいスキンタグ
であれば、日帰り手術の適応としているクリニックが多いかなと思います

あとは、それに加えて痔核切除が必要になってくるとその程度により入院、もしくは日帰りでにするかご相談となります

※日帰りの場合と入院の場合でできる麻酔方法も変わってきます。

で、話は戻って、手術自体は10分~15分で終わるのに、そもそもなんで、入院が必要になってくるとかというと…

痔は血管と周りの組織でできた塊みたいなものなので、ジオンだけでなく「切除」を加えた場合、手術後に1%以下の確率で止血処置が必要な大出血が起こることがあります

痔が大きかったとか、血をサラサラにする薬を再開しなくてはならなかったとか、すごい力んでしまったとか、いくつかの要因はありますが、確率論みたいなもので、いくら手術の上手な医師でもある一定の確率で起きてしまうことになります

で、切除後のこの出血が起きやすいのが手術後1~2週間の間と言われているため、その期間入院していれば、出血などが起きたとしても対応がすぐできますし、入院中の排便管理や安静(なるべくベッドでゴロゴロ)を保つことで、出血のリスクを下げることができます

で、何が言いたいかというと、正直なことを言うと、だいたいの痔は(ジオン注射だけでなく切除が必要だとしても)技術的には日帰りでできるものがほとんどなのですが(もちろん先ほどの書いた出血のリスクがあるので、結果的には日帰りではなかなかアグレッシブなことはやりにくいですが)、

しかし、その後のことなんです、問題は

日帰りの場合、重いものを持つ、激しい運動、お酒遠出など以外は、日常生活範囲内なら普通に過ごしていただいてOKとお話していますが、

可能であれば入院されてるのと同じように、なるべくベッドでゴロゴロしていただくほうが、手術後の傷の腫れや痛みが少なくてすみます

でも、皆さん、ご自宅に帰られると、家事などなんだかんだでみなさん、色々がんばっちゃうんですよね

そうすると、どうしても治りや痛みのコントロールが悪くなってしまうのです

とはいっても、軽い痔であれば多少のことではそんなに影響しないので、意外と平気です
しかし、やはり、大きめの痔になってくると、(たとえ技術的に可能だとしても)、治りや痛みのことを考えると、入院のほうがいいかなー、とおすすめしてます

それでも、子育て中や介護、お仕事の関係でどうしても入院できない場合はそのリスクをご説明した上で、日帰りとすることもあります

再発率の話など、他にも色々なファクターがあるのですが、長くなるのでまた今度

なーーーんて、まとまりもなく長々と書いてしまいましたが、
施設によって日帰り手術にするかどうかの基準も違いますし、おそらく説明内容も変わってきます

よーーーく、担当の医師と相談して、ご自身が納得できる施設での治療をおすすめ致します





妊活中の方も多く受診してくださいます

今まで妊娠授乳と痔の関係については何度かアップしてきましたが、今回は不妊治療中の方の肛門疾患についてアップしようと思います

女性専用外来日には、妊活中や不妊治療中の方も結構多く受診してくださいます

実際治療が始まると、薬の関係や場合によってはストレスなども加わり、どうしても便秘(下痢の方も)になりやすくなり、それに伴いお尻の状態も悪化しやすくなります

基本的に軟膏治療で済むことがほとんどですが、手術の適応になるくらいのものであった場合、悩むのが手術時期についてです

多くの肛門疾患は絶対手術しなくちゃいけないって状態のものは少ないので、個々の患者様との相談になります。肛門疾患の程度にもよりますが、手術した場合、傷の状態が落ち着くのは(長い場合は)2ヶ月近くかかることもあります

少しでも早く!ということで妊娠を急がれるのであれば、例え手術適応の痔でも、ご相談次第で妊娠を優先されるのもひとつの選択肢かな、と個人的には思います
ただし、妊娠出産授乳でさらに悪化する可能性もあるので程度によりますが…

ケースバイケースになるので、早く妊娠をご希望されているけどお尻も気になる、という方は一度に肛門科で相談してみてもいいかもしれません

4才児子育て中であり、妊娠出産授乳と肛門疾患については、語り出すと熱くなってしまいますので、続きはまた~

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