埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

外科学会専門医、大腸肛門病学会専門医。聖路加国際病院外科レジデント、社会保険中央総合病院(現東京山手メディカルセンター)などを経て、現在、新越谷肛門胃腸クリニック、川口肛門胃腸クリニックにて大腸肛門科女性外来を担当、東京山手メディカルセンターにて非常勤。痔などの肛門疾患や便秘、大腸内視鏡検査などについての情報を、特に女性の患者様に向けて書いています。 「カテゴリ別アーカイブ」の「目次」を参照くださいませ。ブログの詳細については第1回「宜しくお願い致します」で。4歳男児、子育て中⭐

現在、埼玉県内にて以下のクリニックにて女性外来・検査などを担当しています。

毎週水曜(+金曜) 川口肛門胃腸クリニック
毎週木曜 新越谷肛門胃腸クリニック

宜しくお願い致します!

※待ち時間が長く、ご不便をお掛けしてしまうこともあります。申し訳ごさいません。

出てくるものは痔?直腸?

先日、東京山手メディカルセンターで行われた勉強会に参加してきました

テーマは直腸脱の手術方法(今回は主に肛門からアプローチする方法)についてでした。

で、そもそも、直腸脱って何?という方へ


「おしりから何か飛び出る」という症状の場合、大抵は痔なのですが、直腸が飛び出ていることがあります。
(中には子宮が飛び出ている状態を「肛門がとびでてる」と勘違いされている方もいらっしゃいます)

で、これって、なかなかご自身でもわかりづらいんてす

飛び出たときに、(可能であれば)ご自身で鏡や写真でみて、玉ねぎの横断面や年輪みたいにみえていれば直腸の可能性があります。

ある程度、診察でも疑うことはできるのですが、最終的にはその場で再現していただくことで、確定診断となります。

もし、脱出したときの写真なんか、とっておいていただけると、その場ですぐにその状態が直腸脱かそうでないかかが、わかります。

で、直腸脱だった場合、治療法としては、肛門からアプローチする手術方法や、腹腔鏡などでお腹からアプローチする方法があります。
それぞれのアプローチ法の中でも色んな術式があり、簡単だけど再発のリスクが高めなものから、入院してお腹からの手術にはなるけど再発率の低いものまで、いろーーーーんな方法があります

そのなかでどのような治療を選択されるかは、直腸脱の程度とご自身の希望やその他の基礎疾患(いわゆる持病ってやつです)など、総合的に考慮して、ご相談となります。

以上かなり噛み砕いてご説明しましたが、ご自身で心当たりのある方は一度大腸肛門科受診をされてみるといいかもしれません




内痔核治療法研究会へ

先日、お茶の水で開催された内痔核治療法研究会に行って来ました

痔の治療法の中でも、特に内痔核の治療法(主に注射療法)に限定した会です

以前は何がなんでも注射療法だけという施設もありましたが、最近のトレンドはやはり、外痔核がある場合には切除と組み合わせる施設が多いようです

そして、どの施設にも共通することは、ある程度おすすめしたい理想の術式はありますが、あとは入院できるかできないか、痛みを伴う可能性があっても根治を優先するかなど、個々の患者さまたちのご希望に併せて治療法を決めていく、ということでした

前から言われていることではありますが…

大腸肛門病学会教育セミナーへ@品川

昨日は品川で大腸肛門病学会の教育セミナーを受講してきました

専門医の更新などのために最低5年に1回は出席することが義務づけられているのですが、周りの先生方は基本的に毎年参加されているセミナーです

内視鏡治療のことや大腸がんの疫学や化学療法などの最新情報をアップデートすることができました

肛門分野は尊敬する東京山手メディカルセンターの先生が講義されていました
毎週手術や外来を勉強させてもらっており、フレンドリーな先生なので、身近過ぎて、有名でエライ先生ということをつい忘れてしまいがちですが…

そして、これまた朝から午後まで座りっぱなしのスタイルなので、例年どおり、お尻が痛くなりました

痔というよりは、私は姿勢が悪いので、尾骨の部分(お尻の少し背中側でゴリゴリ触る骨)が当たって痛かったです

そして、毎回こういった会に参加している間、息子をみてくれている家族に感謝です
わが息子、ここのところ急に、アスレチックでもできることがかなり増えてきたようです
いっぱい遊んでもらって疲れきっているのか、今朝は全然起きてくれません…
いっぱい動いていっぱい寝ていっぱい食べて大きくなーれ
でも、そろそろ起ーきーてーーーー

「それでも大腸内視鏡はやりたくない」という方へ~オススメ検査~

さんざん、大腸内視鏡の有効性について書いてきましたが、
それでも
「なんか怖い」
「下剤飲むのが大変そう」
「痛いって聞いた」
「前につらい思いをしたから2度とやりたくない」

なんて、おっしゃられる方もいらっしゃいます

一つ一つ、そんなことはない、大丈夫とお話しても、それでも、
「絶対、イヤ」

そんな方へ、実は裏技があるのです

もちろん個々のメリットデメリットはありますが、CTコロノグラフィー(CTで撮った画像を立体的に再構築して検査するもの)
カプセル内視鏡(カプセルを飲み込んで検査)
などが、最近のトレンドです

しかし、これらは導入している施設も少なく、(ご本人とっては煩雑なものではないのですが)実は手間ひまのかかる検査方法で、適応に制限がかかることもあり、なかなか簡単にはできません

そこで、個人的にオススメしているのが、S状結腸までの内視鏡検査
結腸のがんの7~8割がS状結腸から直腸までにできると言われており、そこまでの範囲を見る検査です

これであれば、大量の下剤を飲む必要もありませんし、基本的には痛みもないですし、検査自体も数分で終わります

大腸の一番奥まで確認できるわけではないので、奥に絶対何も病気がない、とはいえないですし、その場でのポリープ切除などはリスクになったり、デメリットもあります

でも、何もやらないよりかはよっぽどましだと思うんです

だって、手軽にできる検査のわりには、病気の7~8割ができる範囲は確認できるんですよ

統計的にもS状結腸内視鏡の有効性が再確認されています

だいたいどこのクリニックでも対応できる検査です(逆に大きい病院だと、どうしてもやるなら全大腸内視鏡と言われてしまうかもしれません)

気になるかたは、担当の医師に相談されてみてください



「麗しの美尻・美脚(雑誌anan4月号)」って!!

先日、個人的にクリニックを受診する機会があり、待ち時間に久しぶりに雑誌を手に取りパラパラめくっていました

そしたら、とても気になるタイトルが…

「麗しの美尻・美脚」

もちろん、ananから

職業柄、つい、手に取ってしまいました

もちろん、お尻の穴の形ではなく、おしり全体の形についての話でしたが…

おしり全体の形については、肛門科というよりは、シェイプアップというか、筋トレやストレッチの世界の話で、私が言及できることではありませんが、「お尻の穴自体の形」は人それぞれです

そこには、美尻も何もありません。

お産後、ひだ(skin tag)が残った、としても、個性の範囲かなー、と個人的には思います

もちろん、どうしても気になるとか、取りたい!と御希望のかたは相談にいらしてください

治療方針についてご相談させていただきます

たしか以前にも取り上げたような気がするこの話題。

毎年、肌の露出が増えてくる夏前にはこのテーマになるのでしょうか
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