前回は2月3日に発表されたCNNIC最新レポートの概要をお伝えしましたが、今回は各種インターネットサービスごとのデータを紹介したいと思います。

まずは全体のユーザー数及び利用率の統計データです。
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即时通信(リアルタイム通信=チャット、インスタント・メッセンジャー)は前年までも高い利用率を誇っていましたが、2014年末にはその数値が9割を超え90.6%になり、 利用者数は5億8,776万人に達しました。前年比増長率も10.4%と二桁でした。

その他二桁の増長があったのは、网络购物(ネットショッピング)が19.7%増、网上支付(オンライン支払い)が17.0%増、网上银行(オンラインバンク)が12.8%増、旅行预订(旅行予約)が22.7%増、团购(共同購入)も同じく22.7%増、博客(ブログ)が24.2%増という形でした。

後で詳しく触れますが、微博(ウェイボ)は逆に11.4%減と二桁の減少を記録してしまいましたが、これはサービス全体でみても邮件(メール)の2.9%減以外は全て増長傾向にあるので、かなり目立つ数値になっています。


続いてはモバイル端末における各種利用率の統計データです。
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即时通信(リアルタイム通信=チャット、インスタント・メッセンジャー)はモバイル利用においても、その利用率は9割を超え91.2%となり、利用者数も5億人を超えてきました。

モバイル端末での利用者増は全体に比べ各数値が高いのですが、特に手机旅行预订(モバイル旅行予約)が194.6%増、手机网上支付(モバイル・オンライン支払い)が73.2%、手机网上银行(モバイル・オンラインバンク)が69.2%増、手机团购(共同購入)が45.7%など高い増長率をみせています。

上記高い増長率をみせたサービスは全体でもモバイルでもほぼ同じでモバイルの増長率が高いことからもモバイルが利用者の増長を牽引していることがハッキリとわかります。


そして、全体で二桁のマイナス成長となってしまった微博(ウェイボ)はモバイル利用においても13.0%減と同様に二桁の減少になった他、モバイル利用における唯一減少傾向をみせたサービスとなってしまいました。
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微博(ウェイボ)はCNNICの統計上では2012年末がピークで利用率は全体、モバイルともに50%前後でしたが、微信(WeChat)などの台頭でかげりを見せ始め、昨年後半からはテンセント網易など各種提供サービスの縮小や停止などが行われ減少傾向が続いているということなのでしょう。

新浪微博はまだサービスの提供を続けていますし、その他人民網新華社などもウェイボサービスを提供していますが、今後数値が上がることは期待しづらくどこまで減少幅を縮められるか、が争点になってくるのかもしれません。


その他データをみていて気になったのですが、オンラインゲームは全体で2013年末比8.2%増と増長しているとはいえ、ニュースや話題などの度合いと比較して爆発的な成長をとげているというわけではないんだな、と思っていたのですが、ここ5年でも”全体としては”緩やかな成長傾向を見せていました。
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ただ、2013年末→2014年末に15.3%増と二桁増長をみせていますし、同じ時系列でみても増長幅は大きなものなので、こちらもモバイル領域には期待がもてそうです。
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さて、長くなってしまいましたが、各サービスにおける各企業別の浸透率ランキングも紹介されていたので、いくつか最後に紹介したいと思います。

検索サービス
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検索サービスにおいては全体(青いグラフ)においても、モバイル(赤いグラフ)においても百度(Baidu)が90%超と圧倒的な存在です。その後は搜搜(Sousou) /搜狗(Sougu)、360、Googleといった形で続いていきます。

オンラインショッピング
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こちらは淘宝网(タオバオ)天猫(Tmall)といったアリババグループがワンツーフィニッシュを決めるなど圧倒的な強さを見せ、 京东(JD.com)など3位以下を大きく離しています。

共同購入
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こちらは美团网が56.6%でトップにたっていますが、上記2サービスと比較すると圧倒的存在とまでは言えない状況ですし、先のレポート通り利用者も全体、モバイル共に増長しているので、聚划算(=タオバオ)大众点评团などにもまだまだチャンスはありそうです。

オンライン支払い
Screenshot from 2015-02-04 09:40:19












ここはやはりアリババグループの支付宝(アリペイ)が88.2%と圧倒的な存在で、その後に銀行カードなどでもお馴染みの银联支付(ユニオンペイ)が続き、その後は微信支付(WeChat上の支払いサービス)や腾讯财付通(テンペイ)などテンセント系が続いています。

オンライン動画
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オンライン動画は全体、モバイルとも多少の上下変動はあれど优酷网(Youku)奇艺/爱奇艺(Baidu系)腾讯视频(テンセント系)、百度视频(Baidu系)、土豆网(Tudou)といった形でランキングが続いているのですが、ここも圧倒的な存在、と呼べるまでのサービスもなく、まだ群雄割拠な状態ともいえるかもしれません。


さて、まだまだデータはあり紹介していきたいのですが、キリがなくなってしまいますので今回はこの辺で。 今回のデータの中には企業利用やO2Oの特集も掲載されたいたので、こちらは折を見て紹介していければと思います。


情報元 =>  CNNIC第35回中国インターネット発展状況報告

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