微信(WeChat)が生活のプラットフォームになりつつある、というのは前回のEMSとの提携、連携の記事でも紹介したのですが、病院での活用、連携も進んでいるようです。
微信は『微信智慧医疗解決法案(WeChatスマート医療ソリューション)』というのを2014年から推進しており、2015年1月末時点、病院内の全手続きが微信でできるようになっている病院は北京、上海、広東省、江蘇省、浙江省など都市部を中心に100カ所ほどあり、微信支付(WeChat支払い)が可能な病院は1,200カ所ほどありました。
現在はその連携が更に拡大しており、中国全土の34の省や直轄都市のうち33カ所でカバーされ、全手続きが微信で可能な病院は1200カ所に増え、微信支付(WeChat支払い)に対応しているのは数値こそ明確化されていませんでしたが、非常に増えており、同サービスの1日の平均利用者は10万人にもなっているとのことです。
微信で全手続きを行えることにより、時間短縮に大きく貢献できるようで、微信チームの関係者曰く、一般的に風邪をひいて病院に行くと診察完了、支払い完了までに3、4時間かかることもあるが、『微信智慧医疗解決法案(WeChatスマート医療ソリューション)』を使い全手続きが微信で行えると0.5~1時間程度にまで時間短縮が可能になると語っています。
確かに中国で病院に行って、風邪で点滴でも打ってもらおうと思うと、受付、診察、点滴の準備、点滴、支払いなどが分断されていて、大きい病院などだとかなり歩き回らなければならなかったり、 それぞれでそこそこの時間待たされたりで時間がかかります。これが微信を利用することによって時間短縮されるのであれば、非常に便利です。
『微信智慧医疗解決法案(WeChatスマート医療ソリューション)』を利用すると、検診終了後に医者から患者に『检验指引单』というのが渡されます。
そこに左側の画像のようにQRコードが付いているので、そちらを「QRコードのスキャン(扫一扫)」機能で読み取れば、先の検診の結果報告が微信上で確認できます。
また、問診が終わった後は『门诊缴费指引单』というレシートが渡されるので、微信支付(WeChat支払い)で処方される薬含め決済が可能です。
先と同様に左側の画像にあるQRコードを読み取れば、右側の画像のような画面が微信に表示されるので、問題がなければ決済することになります。
微信Android版の最新バージョン6.3.15ではAndroidスマートウォッチでも微信支付(WeChat支払い)の機能が利用できるようになったそうなのでより便利になりそうです。
3月16日から『微信健康月(WeChat健康月間)』と題し、230の病院で50元以上の診療費を微信支付(WeChat支払い)で行うと、100万名先着で5%の割引と最高100元のキャッシュバックがもらえる活動なども行われているようです。
テンセント社の発表では2015年末時点で微信+WeChatの月間アクティブユーザー数は6.97億人になったそうですが、2014年末の5億人突破以来、毎期5000万人のペースで増えていってることになります。
前回と今回のように生活に密着した便利機能、連携が増えている微信およびその決済システムの微信支付。今後も様々に便利な機能、連携が増えていくのでしょうが、同時に何でもかんでも微信でできるようになると、ログインしたままスマートフォンをなくしてしまったら、などの心配も出てくるでしょうから、そういった面での微信側の展開にも期待したいところです。
情報元 => TechWeb、 TechWeb-2、 TechWeb-3、 腾讯数码
微信は『微信智慧医疗解決法案(WeChatスマート医療ソリューション)』というのを2014年から推進しており、2015年1月末時点、病院内の全手続きが微信でできるようになっている病院は北京、上海、広東省、江蘇省、浙江省など都市部を中心に100カ所ほどあり、微信支付(WeChat支払い)が可能な病院は1,200カ所ほどありました。
現在はその連携が更に拡大しており、中国全土の34の省や直轄都市のうち33カ所でカバーされ、全手続きが微信で可能な病院は1200カ所に増え、微信支付(WeChat支払い)に対応しているのは数値こそ明確化されていませんでしたが、非常に増えており、同サービスの1日の平均利用者は10万人にもなっているとのことです。
微信で全手続きを行えることにより、時間短縮に大きく貢献できるようで、微信チームの関係者曰く、一般的に風邪をひいて病院に行くと診察完了、支払い完了までに3、4時間かかることもあるが、『微信智慧医疗解決法案(WeChatスマート医療ソリューション)』を使い全手続きが微信で行えると0.5~1時間程度にまで時間短縮が可能になると語っています。
確かに中国で病院に行って、風邪で点滴でも打ってもらおうと思うと、受付、診察、点滴の準備、点滴、支払いなどが分断されていて、大きい病院などだとかなり歩き回らなければならなかったり、 それぞれでそこそこの時間待たされたりで時間がかかります。これが微信を利用することによって時間短縮されるのであれば、非常に便利です。
『微信智慧医疗解決法案(WeChatスマート医療ソリューション)』を利用すると、検診終了後に医者から患者に『检验指引单』というのが渡されます。
そこに左側の画像のようにQRコードが付いているので、そちらを「QRコードのスキャン(扫一扫)」機能で読み取れば、先の検診の結果報告が微信上で確認できます。
また、問診が終わった後は『门诊缴费指引单』というレシートが渡されるので、微信支付(WeChat支払い)で処方される薬含め決済が可能です。
先と同様に左側の画像にあるQRコードを読み取れば、右側の画像のような画面が微信に表示されるので、問題がなければ決済することになります。
微信Android版の最新バージョン6.3.15ではAndroidスマートウォッチでも微信支付(WeChat支払い)の機能が利用できるようになったそうなのでより便利になりそうです。
3月16日から『微信健康月(WeChat健康月間)』と題し、230の病院で50元以上の診療費を微信支付(WeChat支払い)で行うと、100万名先着で5%の割引と最高100元のキャッシュバックがもらえる活動なども行われているようです。
テンセント社の発表では2015年末時点で微信+WeChatの月間アクティブユーザー数は6.97億人になったそうですが、2014年末の5億人突破以来、毎期5000万人のペースで増えていってることになります。
前回と今回のように生活に密着した便利機能、連携が増えている微信およびその決済システムの微信支付。今後も様々に便利な機能、連携が増えていくのでしょうが、同時に何でもかんでも微信でできるようになると、ログインしたままスマートフォンをなくしてしまったら、などの心配も出てくるでしょうから、そういった面での微信側の展開にも期待したいところです。
情報元 => TechWeb、 TechWeb-2、 TechWeb-3、 腾讯数码