2017年10月21日

一冠の思い出の一局は

羽生一冠となった。棋聖位である。以前、いくつもタイトルを持っていた頃、あるパーティで主催紙の方が、「たくさんタイトルを持たれていると、羽生“王座”とは呼んでくれず〇冠ということになって、主催紙としては残念だ」と言われていたが、どうも「羽生棋聖」ではなく「羽生一冠」と呼ばれているような気がする。

ところで、藤井四段は、プロ入り初戦が加藤一二三九段で、その後29連勝に至るのだが、羽生一冠もプロ入り1年目、15歳で、大ベテランの小堀清一九段とC級2組順位戦で対局した。小堀九段は明治45年生まれで当時74歳。

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9月号の月刊「経団連」誌に当時のことが書かれていた。本ブログ読者の中に月刊「経団連」誌(540円)の愛読者がいるはずはないだろうから、著作権侵害にならない程度にまとめてみる。

対局は10時に始まり夕食をはさみ159手で結局0時半に終了(羽生勝)。そこから感想戦が始まる。序盤から中盤、終盤の寄せの局面まで細部にわたり、気が付いたら朝5時。疲れ果てたのは羽生少年の方で、お先に失礼をしてしまったそうだ。後で聞くと小堀九段は記録係を相手に朝8時半まで感想戦を続けたそうだ。

一冠によれば、「将棋の歴史の遺産」をその一局で授かった、とのことだ。


なお、順位戦1年目は8勝2敗で昇格を逃し、こちらも初参加の所司四段が9勝1敗で昇級している。小堀九段はその年度で引退をした。羽生四段はその後タイトル集めに専念し、所司四段はその後弟子集めに専念する。

羽生四段のプロ入り後の勝敗を並べてみた。赤丸が小堀戦である。

1985年 〇×〇×〇〇〇〇〇〇
1986年 ××〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇×〇×××〇×〇〇〇〇〇〇〇×〇×〇〇〇〇×〇〇〇〇〇×〇××〇〇×〇〇〇

本来なら歴史の遺産は羽生→藤井と渡さなければいけないのだろうが、加藤→藤井と割り込まれてしまったわけだ。こうなれば、たとえ無冠になっても75歳まで頑張って藤井四段の次に現れる後継者を待たないといけないかもだ。


さて、10月7日出題作の解答。

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8種類の駒を1枚ずつ使ってみた。単にそれだけともいえる。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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いたって詰将棋的には普通の手が続く。この一か月ほど生活に余裕がないので、軽作で失礼。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数を記していただければ正誤判定します。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)しょうぎ

2017年10月20日

政党名について

今回の選挙についてだが、いまさらながら政党の名前を一つずつ考えてみた。

希望の党:名前的には幸福実現党に似ている。ある意味、今の日本に必要なのは、チャレンジ精神と元気であるのだから、新党結成まではよろしかったのではないだろうか。ただし、希望というのは、「手の届かないもの」である。「希望実現党」の方がよかったかもしれないが、一気に怪しい感じになる。なお、選挙後、当選者の構成で民進党出身者の方が多かったら、党首は前原氏になるのだろうか。あるいは、再び民進党に戻ったりしないのだろうか。

立憲民主党:かなり人気が高いようだが、党名としたら戦前の感じが漂う。憲法の上に立った民主主義を求めるのだろうが、他の7政党のすべても憲法を護らないと言っているわけではない。改憲といっている党も、憲法を変えようと言っているだけで、憲法を無視するといっているわけではない。もっとも「憲法廃止」とか「憲法停止」とか言い出す政権が現れるかもしれないので、そういう時代に備えたのかもしれない。

自由民主党:自由でもなければ民主的でもないような気がする。いまごろ高校無償化というが民主党政権の時の公約だった。ただ、高校進学率は97%なので無償化しても高校に行かない人の数は減らないだろう。そもそも、学力を維持すべき方策は、学費の低減や親の所得による不平等の是正もある程度重要だが、直接的には教師の質と数。質は一朝には解決できないが、数の不足はどうなるのだろう。学費を下げても解決しない。さらに、教員は長時間労働で追い詰められているのに、新規で先生になろうとしても超狭き門で、時々裏口採用の不正が発生する。60歳になって再雇用されても、結局過酷労働、低賃金で頭にきて辞めてしまう人が多い。

そもそも人材不足時代なのだから、原発を次々に廃炉にすれば、それに関連して多くの優秀な関連従業者が転職することになるのだから、社会の人材不足部分が解消されていくと思う。

共産党:共産党政権の国は北朝鮮と中国であるという事実をもって、ふさわしくない政党名に思えるし、社会の底辺を支える人の味方のようだが、底辺の人は底辺から脱出しようとしているのだから、少し論理矛盾があると思う。というか、矛盾の結果、共産党の国が2つだけになったのだろう。

社民党:「社」というのが社会主義を意味するということを思い出せなくなってきて「会社の社」だと思われているかもしれない。「会社の民=社畜」。案外、いいかもしれない。「社畜党」。「労働党」よりリアル感がある。

公明党:仏教用語かと思ったらそうではないらしい。世界を明るく照らすということだろうか。誰が?

日本のこころ:どうもよくわからない。自民党を褒めたたえる政党といえば、大日本愛国党の赤尾敏氏という方がいて有楽町でよく演説を行い、数多くの選挙に出馬していた。姪の女性が、「こころ」から、今回立候補ということだそうだ。合流?褒め殺し?

維新:江戸幕府が崩壊していく過程を明治維新というのだろうが、小池・前原連合が奇妙な方向になっていったのは、薩長連合の時に間に入った坂本龍馬がいなかったせいだろうか。桂と西郷の間に入って、両者のシナジーを見つけたのが龍馬だが、現在の日本では、ネゴシエーターを業として行うのは禁止されていて、弁護士だけの特権になっている。となれば維新には弁護士がいたはずだが、どうしたのだろうか。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2017年10月19日

二人目の「総理大臣になり損ねて自転車に乗る男性」

「総理大臣になり損ねて自転車に乗る男性」の第一号は自民党の総裁または幹事長だった自転車愛好家の谷垣氏だが、第二号は、・・・

一瞬のことで、撮影チャンスを逃したのが残念なのだが、

昨日、所用で池袋のRK大学方面に行ったのだが、通称RK通りを選挙カーが走ってきた。緑ネクタイの若狭勝氏のクルマだ。

「若狭勝は、このクルマの後方に、・・・」というので、車の後部座席を見たけれど、後部座席には誰も乗っていない。

そして、車が私の横を通過したすぐ後ろで、スーツで自転車をこぐメガネの男性がいたのだが、その人物が、若狭勝候補者であった。

候補者が自転車では、支援者に手を振れないなあ、と思ったが、そのまま池袋駅方面に走っていった。「頑張って」ではなく「気を付けて」と声をかけるのがふさわしいかもしれない。


しかし、ここまでの流れを考えると、彼がもっとしっかりと政策的ヴィジョンを打ち出して、実質的な希望の党の幹事長役をこなしていれば、ここまで混迷してしまうことがなかったし、そのうえで知事が不出馬であれば、論理的には彼が総理大臣に指名されていたかもしれないわけだ(ないと思うけど)。

ほどなくして用件が済んで駅に向かって戻っていると、またも同じ選挙カーとすれ違うことになった。こんどは、候補者は助手席に乗り、不要となった自転車は文字通り運動員の運動用になっていた。

ところで、情勢は不利を伝えられるが、投票前に私が目撃した候補は、漏れなく当選しているのだ。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(2)市民A

2017年10月18日

ハーメルンの笛吹き

既に投票に行ってしまったので好き勝手書くのだが(あやうく比例代表の投票箱に裁判官の名前を入れそうになったが)、公示前の野党(か、どうかは選挙が終わらないとわからないが)のバタバタはどこかで見た光景のような気がしていたのだが、グリム童話で有名な「ハーメルンの笛吹き」ではないかと思い始めた。

ここで、「笛吹き」を復習すると、ドイツ中部の街であるハーメルン(現在人口5万人)はネズミが繁殖して町民が困り果てていた。そこに現れたのが笛吹きの男だった。町長の「金貨一袋」の好条件を信じ込み、笛を吹いて街中のネズミをおびき出して、近くの川(地図で見ると一級河川級だ)の中にそのまま沈めてしまう(ネズミは泳げるし、私だったら来年の仕事も確保したいので、数匹は残しておくが)。

ところが、一夜経って町長は、そんな約束はないと言い出す(契約書がなかったのだろう。下請法違反だ)。そして、笛吹き男は怒り狂い、何かを準備するために、ひとまず立ち去る。

そして運命の日1284年6月26日が来る(日本では弘安7年閏4月24日。蒙古襲来を防いだ北条時宗がなくなってから49日目)。

笛吹き男は街の広場で笛を吹くと、こどもたちが集まってきて、そのまま男の後を追って街を出ていき、二度と見つかることはなかった。

この話は実話とされている。ネズミの話は後付けだそうだ。男はどこからか来たのではなく町民だったのではないだろうか。ハーメルン市にはネズミ男の家が残っている。


現代日本の政界はみんな笛吹き男や笛吹き女だらけなのだが、都知事選というのが、第一次ネズミ狩りだったのだろう。笛吹き女がネズミ(都民)を投票所に連れて行ってしまったわけだ。

そして第二の笛吹き男が民主党党首。こどもたち(所属議員)を連れて笛吹の魔女のところ行ってしまったわけだ。

そして、連れて行かれたこどもはどこに行ったのか。これは諸説あって、十字軍になったとか、別の街に売られたとか、町長も実はグルだったとか。最近の研究では、郊外の洞窟の中に入り、笛吹き男が内側から岩でふさぎ、一緒に亡くなったとか。洞窟に押し込んで外から岩でふさいで生き埋めにしたとか。

童話と現代日本が決定的に違うのは、笛吹き男も笛吹きの魔女も、笛を吹いたことすら知らんぷりしてしまうことかな。与党の党首も知らんぷり問題あるし。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2017年10月17日

内部留保課税は選挙用?

始めに書いておくと、特に大企業の味方でもないし、政権政党の味方ということでもないので。

自称ユリノミクスが登場した。確かアベノミクスの命名は自分で言い出したわけではなかったはずなので、経済政策に自分の名前を入れるのは新しい方法なのだろうか。もっとも、ゆり子という名前もアベという苗字も自分で付けたわけじゃないので、いいのだろうか。

その政策の中の一つが企業の内部留保課税。具体的な方法がまったく見えないが、会社の税引き前利益(経常利益から特別損益を足し引きした金額)から法人税(実効税率は30%くらい)を差引いたお金が、とりあえず税引き後利益(最終利益)。この中から株主に配当した残りが内部留保になる。

特別損益がゼロだとすると、売上高から原料代のような経費と人件費と設備費(償却年数で分割して費用計上する)などを差引いたものが税引前利益なのだから、そこから税金を取るというと結局、法人税の税率アップと同じになる。

ただ、配当前に課税すると配当が減ることになり、配当が減れば企業価値が下がるので株価も下がり様々な問題が起きる。

企業の側から見ると、まったく別のことを考えていて、利益が増えているのは海外子会社を含めた連結ベースで、国内事業の利益じゃない。本来は海外子会社の社員の給料を上げたり海外投資に資金を入れたいが、リスクもあるので、いったん日本にお金を還流して、必要な時に必要な国に投資する予定、ということなのだろう。

また企業からすればこの税を回避するためには、利益を上げなければいいのだが、そうなると法人税が下がってしまう。本当に日本から大企業がいなくなるかもしれない。

さらに中小企業が大企業に成長する過程で困るのが資金である。かならず資金が足りなくなる。成長前の実績で銀行は融資するのだから、当然貸し渋り、成長企業は資金が足りなくなる。それを補うのが内部留保のわけだ。

また、日本を代表する産業の自動車生産については、すぐにやってくるEV化により多くの部品が要らなくなったり新規になったりすると言われ、部品下請けの中小企業にとっては、これから新しい部品を作るための投資か廃業かどちらかになるわけで、そのどちらにしても現在は工場投資の時期ではない。貯めておくしかないわけだ。

というわけで、企業におカネを貯めさせたり、市場に過剰に資金を溢れさせる政策をとっても、国内投資に見合ったリターンが得られないから内部留保になってしまうわけで、アベノミクスも経済が着火しない真因を見いだせないままズレた政策を続けるということなのだろうか。やはりTPP不発が大きかったのではないかな。  
Posted by ota416 at 11:19Comments(2)市民A

2017年10月16日

トンネル内殺人の容疑者逮捕

2006年9月23日0時5分に川崎市宮前区のJR貨物線の地下トンネル内で起きた女性殺人事件の容疑者Sが逮捕された。

本件については、

2006年11月6日「トンネル内女性殺人の現場(1)」

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2006年11月7 日「トンネル内女性殺人の現場(2)」

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で現場状況を確認している。当該記事については、その後時々PVが急増することがあり、犯人あるいはそれを捜索している警察が読んでいるのではないかといささか不気味に感じていた。

そして、記事の中で、無差別殺人で土地勘のある近隣に住んでいる男ではないかと書いたが、どうやらそうだったようだ。

しかし、元々本人が黒羽刑務所内から神奈川県警にハガキを出して真犯人と名乗り出たというところから今回の逮捕が始まったということの奇妙さが残る。いわば自首みたいなものだが、もっと不思議なのは、彼がハガキを出したのは2016年1月であり、あと2年ほどで出所するはずだった。

まず、宮前区での通り魔事件は、トンネル殺人の1年半前、2015年3月に発生している(事件1)。次に発生したのが2006年9月の本件(事件2)。さらに2007年4月5日(事件3)。この事件3では負傷したSが、犯人と格闘したと証言したが、認められず2007年4月20日に逮捕されている。Sは最高裁まで無罪を主張したが、結局懲役10年を言い渡される。裁判期間中の拘置所収監期間もほとんどが服役期間に算入されるので、今年中に出所する予定だったのではないだろうか。

気がかりは、事件3で逮捕された際、トンネル殺人の容疑をかけられ詰問されたようだが、一貫して罪は認めず、物証も見つからなかったため立件できなかった。ということは、果たして自首ハガキを証拠として逮捕するのは、簡単ではないように思うが、出所を前に焦っているのかもしれない。しかし、なぜだろう。出たくないということなのだろうか。

追加情報として、Sは脳梗塞を患っているということが明らかになっている。最近DVDで観た「油断大敵」という作品の中で、持病を持つ常習空巣犯が入院が必要になるとわざと捕まって、服役中に無料で警察病院の治療を受けるという筋書きになっていた。Sがまもなく出所時期が近くなったということは、もしかしたら・・という胸騒ぎがしてきた。

ところで、黒羽刑務所は将棋職団戦の強豪チームで、以前対戦したことがあるが、その目つきが尋常ではない鋭さを放っているわけだ。職員じゃなくオツトメ中の方も混ざっているのではないかという感じだ。反則でもしようものなら、その場で手荒にやられそうな感じなのはただの錯覚なのだろうか。  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2017年10月15日

鉄道博物館資料?展

汐留の旧新橋停車場鉄道歴史展示室で開催中の「鉄道博物館資料展」に立ち寄った。資料というのならば、例えば本四架橋を三本も作った政治家からの圧力を受けた運輸省役人の苦悩のメモとか、田畑の中に存在する中国地方方面の新幹線駅の謎とか「我田引鉄特集」とかやってほしいのだが、時節柄、今年は無理なのだろう。

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実際に展示されていたのは、ほとんどが、今は見ないオレンジカードの展示だ。

資料展というのがオレンジカード展ということだと、資料=オレンジカードということになる。

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ところで、オレンジカードより後に登場したイオカードは消滅したのだが、オレンジカードはほとんどの駅の券売機で今でも使えるそうだ。また5,000円、10,000円のカードは換金できるようだ。

ということで、かなり以前に様々なカードの横流し品を秘匿していた時の在庫品を探し直したところ、オレンジカードがでてきたのだが、詳しくは未調査なので、その件は後日。
  

2017年10月14日

タウンニュース紙、現れる

今や東証上場(証券コード2481)の数少ない新聞社であるタウンニュース紙記者Xさんが、月一回で運営している将棋教室の9月の例会に現れた。どこで情報を仕入れたのだろうか。というか、今まで気づかなかったのか。

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これも藤井四段のおかげなのだろうか。実際、彼の活躍以降、月ごとに参加者は増大し、取材時には34人もの小学生の方と10人ほどの付き添いの大人の方がきていて、熱気で火事になりそうな状況だった。火事場状態なので、取材にもあまり対応できずに、Xさんは付き添いの親の方々と話をしたり、プライバシー無視でこどもの写真を写したり(この掲載紙面にボカシを入れたのはわたし)。

宣伝されるのは良いことなのだろうが、これ以上参加者が増加しても対応できない限界状態の近付いているような感じ。といって、これ以上手を広げると入門者対応の枠を超えて、民業圧迫となるというジレンマもあるし・・

講義の内容も、超初心者が増えてきて、回を追うごとに内容が簡単になっているという逆進型に陥っていて、「盤や駒の選び方」とか・・

今後、藤井四段がどんどん弱くなって、普通の棋士と同じ位の棋力に戻ってくれると一段落するのだが、・・・

ところで、取材から1ヵ月が経ち、きょうの午後が、その鉄火場なのだ。


さて、9月30日出題作の解答。

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わざわざ捨てた飛車で逆王手を食らうというのは、わざわざ切り捨てた党員が新党を作って反撃した構図ともいえる。実際にはその反撃の飛車を取り戻して詰めてしまうのだから、立憲民主党員を再び取り戻して政権打倒する(偽装分裂)ということかもしれない。

動く将棋盤は、こちら

今週の問題。

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攻め駒7枚に対し、受け方は1枚。初手の王手は11通りで、3手目の王手は12通り。

似たような図を出題したような記憶があるのだが、探しきれなかった。

判ったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見を書いていただければ正誤判定します。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(6)しょうぎ

2017年10月13日

強度偽装

製鉄業を本業とするK社が、アルミや銅製品を供給している運輸関連の会社に、スペックアウト品の検査記録を改ざんして、合格品として10年もの間出荷していたということ。

まず、謝罪記者会見に社長ではなく副社長がでてきたことが異例だ。社長が登場しない理由は不明だ。被害者であるJR東海は社長が怒りの会見をしているのにだ。と思っていたら謝罪会見ではなく、経産省にお詫びに行った。そして後日謝罪会見をするらしい。


次に、そもそも10年間も不合格品を作ってきたことが真因の一つだ。たとえば、一回だけの不正なら、まあありそうな話だが、その場合は、次は工程管理をしっかりして絶対に合格品を作ろうということになるのだが、データ改竄を続けたということは、正常品を作る気持ちがなかったということだろう。

おそらく製造目標値がユーザー規格ギリギリで余裕がなかったのかもしれない。つまり、K社は2016年も赤字だし2017年3月期も赤字予想だった。余裕がないわけだ。

しかも売り先が自動車は、トヨタ、SUBARU、マツダ。さらに、新幹線の車体や、認証が遅れている国産飛行機MRJだそうだ。さらに三菱自動車と日産、H2Aロケットが被害者の会に加わった。事故は絶対起こらないだろうと確証があったのだろうか。また偽装も絶体ばれないだろうと確証があったのだろうか。

エアバッグのタカタの時は、自動車会社が安全部品を外注していいのだろうかという思いもあったが、そもそも金属の板は自動車会社が内製するものではない。

さらに、いくつかの中小企業の実態の報告書を読んでいるのだが、その中で、自動車部品メーカーについて業態が書かれていたのだが、部品の原料の金属(たとえばアルミとか)は、板を仕入れてきて、それを切ったり延ばしたりして小さなネジやナットを作るということになっている。そして、どこの会社の作ったアルミなのかは問題にしていないということのようだ。というのも強度の偽装なんて考えてもいなかったからなのだろう。ということは、前述の大メーカーの被害者の会ではなく中小メーカーにも影響はあり、その多くはエンジンなどの重要部品の中に組み込まれてしまっているということなのだ。


次に、最終検査のことだが、安全サイドから見ると、途中の工程で何があっても最終検査が最後の砦ということだが、製造サイドでみると最終段階で発見されるのは最悪で、それまでかかった製造コストがすべて無駄になるので、どうしてもアウトにしたくないという気持ちになってしまうようだ。それというのも、赤字と黒字を往復しているような業績というところも関係あるだろう。


ところで、関連はあるのだろうが、私もメンタルヘルスマネジメント1種(&2種・3種)なので、社員のメンタルヘルス教育でお手伝いしましょうかと、内々営業を始めたところなのだが、この会社の関係者の方の話では「当社は、そういう後向きの研修は行っていません」とのことのようだ。ある意味「メンタルヘルス不調者はサヨナラ、穴埋めの新人はいくらでも採用できるからね」ということなのだろうが、かなりの勘違いなのだろう。

確かに某広告会社のような大企業なら、そうなのだろうが、中小企業法では資本金3億円超を大企業というのだが、連結売上高1700億円で赤字と黒字の間を彷徨うような状況の会社を大企業とはあまり言わない。売上なら1兆円くらいが大企業の基準ではないだろうか。


ところで、K社出身のある国会議員がいることは、あまり知られていない。詳しくは、googleなどで「安倍晋三 製鋼所」と入力して、検索すると書かれている。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(2)企業抗争

2017年10月12日

オアフ島B・C級グルメ(5)

そしてついに帰国前夜。離日中に、開戦から終戦まで終わってほしかった大問題は何も進んでいない。

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思い出したように宿泊先の屋上に上がると夜景が美しい。右側がロイヤルハワイアンセンターで左側がDFSのはず。

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最後の朝食は、前夜買っておいた「スパム・ムスビ」。日本でも紹介されているが、さらに発展していて、卵焼きやフリカケ、海苔巻きと、スパムに頼らぬ発展を遂げている。もしかして、沖縄→ハワイ→東京という進化なのだろうか。ガラパゴス仲間。

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ダニエル・K・イノウエ空港で国内向けのお土産のチョコクッキーをまとめ買いしたものの、よく考えたら「Big Island Candies」ブランドだった。Big Islandとはオアフ島ではなくハワイ島なのだから、困ったな・・  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)あじ

2017年10月11日

オアフ島B・C級グルメ(4)

あっという間にホノルルの滞在期間が終わりそうになる。ワイキキ横丁なる場所ができたようなので、行ってみる。まず驚いたのが、一部のエリアがラーメン街になっている。さらにその中の一軒が「バリオ」という店で、虎ノ門仲通りの「バリ男」と同じイメージだ。その数十m近くの会社にいたことがあった。10年近く前に、脱サラ男数人が共同で必死に働いていて、いつ潰れるかと思っていたが、拡大したわけだ。オメデトウ、今のうちは。

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しかも今、ホノルルはラーメンブームで、日本的なラーメン店が大増殖中なのだ。ところが、日本出発前に最後に食べたのがラーメンだったので、天麩羅店に入る。日本橋 金子半之助。よく知らないが、天麩羅定食に卵の天ぷらが付いていた。

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ご飯にかけて混ぜて食べるといいとなっている。天ぷら食べたの1年ぶりかな。硬いごはんが欠点だが、卵かけにすると欠点が美点に変化する。流行りそうな言葉で言うと、アウフヘーべンということか。

これで、日本語が上手ではない日本人ガイドの方ともお別れになる。若い時にハワイに来たそうだが、そろそろ米国永住権を取得しないと、トランプ政権から国外追放されるかもしれないと心配しているそうだ。日本に帰っても親切な友人もいないので、上野公園直行だそうだ。

  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)あじ

2017年10月10日

オアフ島B・C級グルメ(3)

ワイキキにはABCマートが多い。日本のコンビニよりも守備範囲が広い感じで、食べ物も少しあって、その一つがスイカ。日本よりも安くて甘い。どういうことになっているのかよくわからない。まさかハワイ産じゃないと思うが(スイカじゃないのかもしれない)。

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パパイヤもやはり地産地消なのだろう。もっと熟した感じがある。

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そして、文明の匂いがするのが、日本でも大流行のアサイー・ボウル。アサイーには味がないので、様々な味や色がつけられる。ヴィンテージ・コーヒーという有名カフェで冷えたブルーベリーのスムージーをベースとしたアサイー・ボウルを食べているのは、すべて日本人。ガイドブックにあるのとまったく同じだ。

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ノースショアのマツモト・シェーブアイスの店には行ったのだが、長蛇の列と、「カキ氷と同じ」という声もあるテーブルから聞こえたので退散。

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バター餅。広島で有名と売店では言っていたが、奇妙な食べ物だ。帰国後調べているのだが、広島県にはそういう話はないようだ。一つの仮説だが、札幌市の一部に広島という市街地がある。もともと広島県から開拓に出た方々が住んでいたのだが、バター餅の素材からして北海道の広島が発祥ではないだろうか。ただ、北海道の人がさらにハワイに移住するというのがしっくりこない。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)あじ

2017年10月09日

オアフ島B・C級グルメ(2)

まず、ホノルルのチーズバーガーの店で食べたチーズバーガーから。

オアフ島で最も安いチーズバーガーと紹介されて行ったのだが、12ドル位だったかな。チーズバーガーといえばイメージはマクドナルドの最も安いメニュー。以前は100円だったような気がする。他のチェーンでも同様のメニューはあるだろうが、とても1300円とは思わないし、物価が高いなあと思ったが看板メニューを断るわけにはいかない。

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ところがテーブルに登場したのは、ワンディッシュ料理とはいうものの、お値段相当の豪快料理。これがどうしてチーズバーガーなのだろう。

パンは薄いトーストの△切り2枚(つまりサンドイッチパンを二つに切ってフライパンで油で焼いたもの。残りはあらびきビーフを2個以上の卵と一緒に焼いたもので、チーズはポテトと一緒に炒めていて、量が多いのでゆっくり食べていると、チーズが溶岩のように固まってきてディッシュの上がすべて一体化していく。

実際、今回もっとも意表をつかれた食事だったが、もっとも美味だったということかな。

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次は、ノースショアのジョバンニというバスの店で食べたガーリックシュリンプ。エビが9尾でご飯が2スクープ。かなりのガーリック味だ。

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エビを食べると気を付けていても指が汚れ、Tシャツに染みができる。予想通りの結果になる。味は良いけれど。要するにノースショアの一般人の食べものは、すべてB級グルメなのだ。(山の上には超超超超リッチマンの別荘がある。プレスリーの別荘とか)

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そして、アヒポケ。マグロのブツ切りとネギのミジン切りをゴマ油で混ぜ合わせたもの。ハワイの地料理(地産地消というべきか)。予想料理の料理だが、ここでハプニング。日本人観光客がやってきて、「日本から持ってきたワサビです。是非試してください。」とチューブ入りのわさびを強引に絞ってくれたわけだ。

色が黒いといっても地元民ではないのだが、断るわけにもいかず、「ゴマ油 ミート ワサビ イン ハワイ」ということとなってしまった。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)あじ

2017年10月08日

オアフ島B・C級グルメ(1)

来島初日にチェックインしてすぐにアラモアナで貧乏になってしまったので、20ドル以上の食事ができなくなる。ハワイにいる間にミサイル戦争が始まると帰れなくなり、手持ちのクレジットカードの限度額の中で食いつながなければならない。

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ということで、紹介するのはタナカ・オブ・トーキョーとかではなく、まずエッグスシングスのパンケーキ。日本にも出店があるが、本店はいたってシンプル。木造だろうか。海の家よりは立派というレベルだ。

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パンケークにはパイナップルの角切り入り。5枚の上に大盛りのクリーム。ただ、これはコメダ珈琲店のシロノアールと同じじゃないかと思う。あれでも大きさに驚いたが、こちらの方が約2倍だ。

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それと朝食と言えば、フレンチトーストだが。これも普通の感覚の3倍だ。これでは、日本に帰った時には5kgは太っているだろう。健康のため成田から歩いて帰るしかない。

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そして、ロイヤルハワイアンセンターのフードコートで食べたのが、ステーキ。レストランでは300gというのが並なので、もっとB級を追求。かなり硬い肉で、靴を食べているような感じだが、使い捨てのプラスティックのナイフがやたら切れることに驚く。靴を噛んでいると旨味がしみ出してきた。ハワイ産の牛肉は草を食べているそうで、そのせいかもしれない。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)あじ

2017年10月07日

詰将棋連盟ハワイ支部訪問ではない

オアフ島のことを1週間書いていて、来週はB級グルメについて書こうかと思っているのだが、その間に土曜があっていつも詰将棋を出題している。全日本詰将棋連盟ハワイ支部訪問記とか書ければいいが、どこにあるのか知らない。

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ということでハワイ諸島8島にちなんで、8色詰を作ってみる。まったくの速攻製作なので、並べ詰み風。本当は8手詰にしたいのだが、なかなかアイデアが浮かばない。

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島の並びと駒の並びが異なるのだが、島の位置を変えるか駒の位置を変えるかだ。

ヒントを書くまでもないだろうか。

わかったと思われた方はコメント欄に、最終手と総手数とご意見をいただければ、正誤判定します。


なお、9月23日出題作の解答。

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はさみ打ちの図だが、片側を9筋の壁にすればよかったかも。

動く将棋盤は、こちら
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(4)しょうぎ

2017年10月06日

ノースショアに向かう

ハワイの海岸といえばワイキキとかハナウマ湾が有名だが、冬になって大波がやってくる頃になるとサーファーが集まってくるのが北側の海岸で、一帯としてノースショアと言われる。昨年は20m以上の波だったそうだ。

で、北に向かう前に東側の山脈の裏側にある「ヌアヌ・パリ展望台」へ。絶景地であり以前は日本人ツアーが最初に行く場所だったそうだ。飛行機が着陸して、ホテルのチェックイン時刻までのツナギとして利用されたそうだ。今は中国人が多く行くそうだ。

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で、歴史の勉強だが、ハワイ諸島の西端のハワイ島出身のカメハメハ王はハワイ島を皮切りに次々と各島を征服し、1795年にはオアフ島ワイキキ海岸に上陸したそうだ。

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そして、カメハメハ軍とオアフ軍の戦いの末、この絶壁の上にオアフ軍は追い込まれてしまった。そして虐殺が始まる。といっても崖からの突き落とし。400名が殺され、ハワイは統一されることになる。

崖の上の説明書きには丁寧に絵図が書かれている。突き落とす方は長い槍を持ち、落とされる方は無抵抗になっている。この戦いの日は強風が強く、突き落とされたオアフ軍兵士は木の葉のように風で吹き戻されたりしていたようだ。では、運よく崖の上まで吹き戻された場合、どうなるのだろうか。もちろん崖下に落ちるまで何度も突き落とされたに違いないだろう。

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強風情報を知らずに、一瞬で帽子を飛ばされた中国人風女性がいたが、そういう場合に限って風の影響なく眼下のゴルフ場へのナイスアプローチになっていた。このあたり、野生の鶏が沢山いて、観光ガイドになついているような感じだ。強風に乗って飛んできたのだろうか。


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そして、ノースショア。残念ながら大波なし。最高3mといったところだ。海亀が見られることになっていた。法律で3m以内に近づいてはいけないのだが、日本人女性が泳いでいる亀に触ろうともがいた。サメに食われればいいだろう。連れの男性が手伝うふりをして亀を助けていた。海亀をみたければハワイ島の黒砂海岸に行った方がいい。ずっと大きな亀が何頭もいた。

この左側に見えるのが、サーフポイントとして有名なバンザイ・パイプライン。大波が巻いてパイプラインのようになり、そのパイプの中を横向きに滑るのがサーファーの夢らしい。「バンザイ」の語源はもちろん日本語で、二説ある。一つは戦争中のできごとに起因するということと、もう一つは波が崩れてサーファーが落ちる時、バンザイポーズになることからと言われるが、どちらも正しい。

直接的にはバンザイポーズになるからということだが、そのポーズをバンザイというのは太平洋戦争で日本の兵士や民間人が突撃を行う時の叫び声に由来している。有名なのはサイパン島玉砕の時。日本兵は3万人が戦死し、民間人は1万人が島の北側の崖から飛び降りた。バンザイ・クリフと名付けられている。それから特攻隊はバンザイ・アタックと言われる。つまり、米国人は今でも日本人のことを「あぶない人間」と心の中では思っているのだろう。

そして波のない海岸にいてもしょうがないので、ハレイワタウンで雑貨品を探し、ホノルルに戻る。

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途中、ドールの農場兼工場に寄ったが、簡単には見学できないことがわかる。そんなにパイナップルに執心してないので、次に進む。


そして来週はB級、C級グルメの紹介もっともその多くは日本でも知られているものばかりで恐縮してしまうけど。
  
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2017年10月05日

ホノルルダウンタウン方面

ダウンタウンと言えば下町ということだが、ホノルルでは官公庁がある。もっとも東京でも都庁は新宿で下町っぽい。ホノルルの場合、州政府があるし市役所もある。官公庁は州ごとにあるから相当数の役人がいるのだが、あまり街を歩く人は少ない。通勤はマイカーだが、駐車場だけのビルが何棟もあるそうだ。一応、日本のクールビズみたいな半そでシャツ、ノーネクタイというのが一般的のようだ。中にはネクタイの人もたまにいる。外に出なければエアコンで快適なわけだ。雨期ではあったが、日本よりも気候的には格段に快適な街だ。

日本と違って8時間勤務の中には食事時間が含まれ、そのかわりランチ休憩が30分なので、レストランに行く暇はないそうだ。(日本の労働基準法だと、7時間半勤務した場合は45分間の休憩時間が必要になるので米国方式は違反となる)

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そして州庁舎の前に立つのは、カメハメハ大王。ハワイ島出身でハワイ統一を果たした。統一の最後は、オアフ島になり、オアフ島の統治者を追い詰めて悲劇的な最期を強要した。具体的には、明日発表。

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街中には、倉庫や自動車修理工場が並び、それらの壁面に巨大な壁画を描くのが流行っていて、日本からその壁画を見るためにホノルルに行く人がいるようだ。日本人の感覚で言うと、とにかく巨大過ぎる壁画である。

日本には画家がたくさんいるが、こういう巨大作品を書くエネルギーのある元気のある人はいないだろう。小池党首についてその政治思想の軽薄さについて多くの疑問の声が上がっているが、おそらく沈滞した日本に最も必要なものは「前を向いて元気に進む力」なのだろうから、必要な資質は「経験」や「政治思想」ではなく、「元気」ということなのだろう。

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そして、通称「HITACHI」と呼ばれる大樹のある公園が近くにある。樹木の種類はすぐに忘れてしまった。

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テレビCMに出ているのは最も古い1本だが、同じくらい大きな木も何本も並んでいる。要は、暖かいので木の成長も早いということだろう。
  
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2017年10月04日

ワイキキ海岸に行くには

日本からの出発前に気付いていたのだが、ビーチには簡単には行けないことになっているはず。プライベートビーチだったり、砂がなかって補充してなかったり。

色々と調べると、シェラトンより西側にある陸軍博物館の裏の海岸が公園になっているようだ。

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ということで陸軍博物館の前を通ると、既に閉館時刻を過ぎて中には入れないが、日本軍と米国陸軍のタンクが並んでいる。日本軍の戦車は小さいが、日本が負けたのはタンク車のせいだろうか。やはり、今でも真珠湾攻撃の記憶はこうして残しておくのだろう。

今回は時間が取れず、アリゾナ関係は行かないのでミリタリー・テーマはここまで。

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目的地の公園では思いがけず、非日本人の方が多いようだ。市街地に日本人が溢れている感覚とは少し違う。日本人はあまり海に行かないのか、あるいは日本人が少ない場所にその他の人が行くのだろうか。

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海岸から望むダイヤモンドヘッドは美しい。遠くから見る方がいいというものも色々ある。
  
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2017年10月03日

ダイヤモンドヘッド方面へ

ホノルルと言えば、街のどこからでもダイヤモンドヘッドが見える。江戸の町から富士が見えたのと同じ理屈だが、ダイヤモンドヘッドは街からすぐだ。10Kmはないだろう。元々、ハワイ諸島は東西に8つの島が並んでいるのだが、すべて火山島だ。といっても悪性の皮膚病のように、次々と伝染したということじゃない。地球の奥の方からマグマが出てくる場所は同じだそうだ。そして、地表のプレートが移動してハワイは毎年数cmずつ日本の方向に移動している。だからマグマが数十万年ごとに噴出した時には海底から島を作って噴き出すわけだ。現在はハワイ島のキラウェー火山が噴出口になっている。

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ということで、だいぶ前にできた火山がダイヤモンドヘッドで、その後、火口は残っているがかなり崩れた場所もある。今回は山に登ろうと思っていたのだが、ちょうどその日の12時から道路工事ということで、ワイキキを出たのが12時なので、火口内までしかいけなかった。ワイキキトロリーのグリーンラインで乗降自由券を使う。

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最初に降りたのは、ワイキキ水族館。動物園の方は、情報的に期待すべきものが少なそうなので今回はパス。水族館の入場料からいって大型施設を予想したら、小さな建物が一つだ。どうも奇妙な生物が多い。アンモナイトかな。
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イソギンチャクやタツノオトシゴといった風変わりな生物が多い。

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それで、さっそくトロリーは山を登っていく。が、登頂するわけではないのに、そんなに良い写真は撮れない。さっそく戻って軽食を取ってから、ワイキキ海岸に行こうと思いたつ。
  
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2017年10月02日

ホノルルへ

成田空港からオアフ島に向かう。機内で映画「追憶」を観て、ひと眠りするとダニエル・K・イノウエ空港へ到着。少し前まではホノルル国際空港と言われていたが、ジョン・F・ケネディ空港のようにハワイ州が他の49州と同様の権利を名実ともに得るために努力した偉人だ。日本には鬼太郎空港はあるが人名入りの空港は無いように思える。駅の名前にはあるかな。

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なお、ANAのB-787型機を見れば、「サバ機」である。この瞬間には世界に一機しかないサバ柄の塗装である。787はANAがローンチ企業になって、ボーイングと共同開発をして、その当初契約の2号機である(1号機は既に通常塗装に戻っている)。この2号機には前に搭乗したことがあった。日本登場後、羽田=岡山路線を飛んでいて、国内線なのに外航仕様だと、だまされたことがあった(最初、国内路線で練習していたようだ)。

そして、このサバ柄だが、このブログが陽の目を見る頃に、通常塗装に塗り替えられることになっている。希少生物の絶滅みたいなものか。

さて、昨年はハワイ島に行ったので順序が逆かもしれないが、もっと都会の方にということでオアフ島へ。空港の場所は、いわゆる真珠湾とか米国太平洋軍の本拠地のそば。市街地までは20Kmはないかな。心配なミサイル防衛体制は3段階で、日本海や横須賀基地のイージス艦からのSM3、失敗した場合20分後に到達するハワイにはカウアイ島にあるイージス・アショア。最後の守りはPAC3であり、日本よりだいぶ安全だ。ハワイにいる間に戦争が始まり、数日で終わってくれないかと思ったがそういうことにはならなかった。一応、ミサイル乱発で飛行機が飛べなくなって、日本に帰れなくなったことを考えて、カードは多めにもっていった。

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ということで、空港からワイキキ地区までは、タクシーでもバスでもなくスピーディシャトルという相乗りタクシーのような車に乗ったが、乗客は8人で各所を回るのだが、どうも7番目に回された理由がよくわからない。少なくてもチップは不要だ。

宿泊先にバッグを置き、ワイキキトロリーピンクラインで、直ちにアラモアナショッピングセンターに行く。JCBカードを見せればトロリー代はタダになる。

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驚くことに、瀬戸内海の直島でみたことがある形のカボチャのモニュメントがあった。草間彌生作だ。説明が書かれたプレートを読んでも、芸術の意味はほぼ分からない。奇妙なのは、高さ6フィート、重さ1200ポンドと書かれていたこと。高さときたら幅の情報も必要だろう。あまり重さの情報を知りたい人はいないような気がする。

で、アラモアナで今回の買物予算の80%を失ってしまう。したがって、食事はB級、C級に決定してしまった。
  
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2017年10月01日

成田空港でラーメンを

成田空港は本来、東アジアのハブ空港になってもおかしくないが、絶対的に狭いし、あまり言う人がいないが内陸にあるので航空燃料の輸送費が高く、不都合が多い。とはいっても東日本の日本人からすれば、どうしても成田、羽田を使わないわけにはいかないが、結構、空港内での食事に苦労する。空港まで来るのに時間がかかって空腹になるのに、飛行機に乗れば中途半端な機内食。その次の食事あたりまでを熟慮して選ぶのだが、混み過ぎていたり高すぎたりということになる。

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今回は、「海外ではしばらく食べるチャンスはないだろう」と誤解してしまい、たまたま人気ラーメン店に列がないことから、「とみ田」へ。千葉県松戸市にあるラーメンチェーンである。ラーメンよりつけ麺の方がお勧めのようだったが、白いTシャツに白の綿ジャケットだったので、つけ麺を回避しラーメンにした(別のテーブルでつけ麺を注文した客には紙エプロンが渡されたことを後で確認。接客マニュアルに欠陥がある)。

確かに、長い行列ができるほどの味なのだが、若干気になったのは、店側は、秘伝のダシに大きなこだわりを持っていると自負していることが店内の掲示物などでわかるのだが、むしろ麺のコシとか太さ、舌ざわりのわずかなザラザラ感といった新鮮さが好ましいように感じた。(麺はだいたいが他社に製造を委託するのだが、OEMでいくかODMでいくかが大きな分れ道になる。自社製麺ならそこも訴求すべきだろう)。

そして、秘伝のスープを飲み干してから2時間ほどで、危険がいっぱいの国から、ミサイル防衛三段階の国に出発。
  
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2017年09月30日

「加藤一二三」という男、ありけり。

7月にNHKのEテレで放送された時に見逃し、9月の再放送を見る。引退までの約半年を取材したもので、冒頭の方で昨年12月24日の藤井聡太四段のデビュー戦の場面がある。29連勝の最初の1勝目だ。クリスマスイヴの夜にクリスチャンの加藤一二三九段に黒星をプレゼントした一局だ。

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長く将棋を観ている者としては、この番組で紹介された「変人ぶり」の内容にそう違和感は感じないのだが、「ネコ事件」とか「待った事件」を隠蔽したのはどうかな、と思わないでもない。将来、現総理大臣の回顧番組をNHKが制作する際に、「モリカケ」問題を失念するようなものだろうか。

ところで、この対局の最初の数手が映されたのだが、気になったことがある。加藤九段のお得意の指し方である「駒ちょんちょん」を藤井四段がマネをしているように見えた。

個人的に教えている将棋教室で、初心者に最初に教えるのが「駒ちょんちょん」をしないことなのだが、そのうち「待った事件」を起こさなければいいな、と感じた。

加藤九段は100歳になったら、過去の自分の棋譜を並べて回想してみたいと語っていたのだが、むしろ100歳以上の参加する百王戦とか新設したらどうだろう。名前にちなみ123歳まで頑張ってもいいかもしれない。


さて、9月16日出題作の解答。

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さして好手もなく、ダラダラと続き、とってつけたような収束。

動く将棋盤は、こちら(スマホ対応していません)。


今週の問題。

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嫌われ者の双玉問題。

ヒントは、「ミサイルにはミサイル」です。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見を記していただければ、正誤判定いたします。
  
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2017年09月29日

集団反日幻想の謎を解く

平昌冬季五輪のHPの世界地図から日本列島が消し去られた事件だが、事実としては、よく言われるように

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1. 日本列島が消されてしまった
2. サハリンが消されてしまった
3. 朝鮮半島が実際よりも拡大されている
4.ニュージーランドも消されている

という表面的現象が起きている。基本的に幼稚園児的としか思えない。

日頃から、日本が嫌いなのだろうから、1の単純な動機はわかるが、2はサハリンも日本の一部だと思っていた人物が犯行に及んだのだろう。そして3は、まったく笑ってしまうのだが、実は3については、もっと精神医学的に根が深い問題がありそうなのだ。

ところで、この地図、韓国も日本も地図の右端の方に位置するのだが、例えば日本で一般的な世界地図を思い出していただければ、日本が地図の真ん中に位置していて、右端は米国で、左端の方が欧州だ。

ということもあり、太平洋の島嶼国家は日本問題より先に島を書く場所が存在していない。4のニュージーランドも消えているし、改訂図でも復活できなかった。自動的に失格だろうか。南洋の島からは冬季五輪に来るはずないと思い込んだのだろうか。

ということで、韓国で使われる世界地図というのも調べてみると、やはり韓国や日本が右端にあるようだ。しかも、日本と韓国が並ぶ場合、韓国の方が日本より大きいように修正しているようだ。地図の美容整形だ。

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では、なぜ、母国が端にある地図を使うのかというと、たぶん端の方はゆがむので日本と韓国大きさの差がはっきりしないからなのだろう。

ところで、日本だって面積小国で資源も少ないのだが、「土地も資源もないのだから、なんとか頑張ろうじゃないか」と思うのだが、そもそも韓国にはそういう発想がないのだろう。「私は悲しい被害者です」といっても事実助ける人間はいない。

たぶん、歴史の中に「成功体験」がなく、世界の中でどうやって生き残るかの自信がないのだろう。
  
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2017年09月28日

先制攻撃しにくい背景

米国の世論が北朝鮮への武力行使に関して妙な二分を示しているように感じる。

まず、ギャラップの調査では、武力行使については賛成が58%、反対が39%。

ワシントンポストとABCの合同調査では、先制攻撃については、賛成が23%、反対が67%となっていて、米国が先制攻撃をした場合、東アジア全体が危険になると考えている人が69%となるそうだ。つまり先制攻撃に反対する人は、「先制攻撃をすると東アジア全体が戦場になるから反対」と思っていることになる。

逆にいえば、米国または日韓が先に攻撃されたら、武力行使は必須となるということだろう。

一方、共和党支持者の多くは、すぐに実行すべし、という意見が多く、この問題では大統領は支持されていないし、民主党支持者はこういう状況に強気で押し込んだ大統領を支持しない、ということのようで、結局、誰も大統領を信じていないことになる。とはいえ、開戦してしまったら、大統領の資質がどうあれ、当面は勝つまで続けるということにしかならない。

ということで、どちらかというと挑発しているのは米国なのかもしれないし、日本でも先日、あるマスコミの方と話したところ、「今やるしかない」と思っている日本人は多いのではないかと、分析が一致した。


そして個人的には、米国が先制攻撃しにくいのは、背景に中国と北朝鮮の間の軍事同盟の存在があるのだろうと推測している。

1961年に二国間で結ばれた「中朝友好協力相互援助条約」は第二条で、「一方の国が他国から武力攻撃を受けて、それによって戦争に陥った場合は、直ちに全力で軍事上の援助を行う」と参戦の条件を定めている(原文は、ハングル、中国語)。

つまり、北朝鮮が攻撃された場合は味方をするが、北朝鮮が自分から攻撃を始めて戦争が始まった場合は援助しなくてもいいとも読めるわけだ。

次に、本条約の有効期限だが、10年ごとの自動延長で、期限満了の1年前が条約終了の通告期限になっている。具体的には3回目の10年が、現在進行中で、2020年9月9日までにどちらかが通告すると、2021年9月9日には条約は効力を失う。ただ、自動延長しないとの通告を行った時点で、その後の有効期間は実質的無効状態となることがある(例:日ソ不可侵条約)。

(参考:東京五輪の閉会式は2020年8月9日である)

この自動延長の期間10年というのが、長いのか短いのか判断は難しいのだが、極東のもう一つの大きな軍事同盟である日米安保条約は、現在は自動延長になっているのだが、僅か一年前の相手側への通知で、いつでも契約解消が可能になっている。核兵器の自国での開発期間が最速1年といわれているのと、一致している。
  
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2017年09月27日

追憶(2017年 映画)

同名(邦訳)の映画が70年代にあり、たぶん数十年後に誤って観てしまう人もいるだろうと思うが、今年公開された日本映画の方で、追憶というコトバが意味するのは、「殺人」。約20年前、少年3人が巻き込まれた殺人事件があった。成り行きでヤクザ者を刺したのは、少年たちだった。身代わりとなった女性をめぐる物語が別途一つあり、少年3人は「秘密」を胸に、その後別々な人生を送る。

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そして、三人のうち一人(A)はあろうことか刑事になる。残る二人はそれぞれ中小企業の社長になるが、一人(B)は社業傾き、もう一人(C)を探し出し、金策を頼む。

Aが偶然Cに出会った翌日、BはCから何度目かの借財をする。その後、Bは殺され、捜査線上に、Cが浮かび、さらにAが浮かんでくる。

これからは、ミステリーではよくあるパターンだが、Aは捜査からはずされ、むしろ容疑者カテゴリーに入るのだが、北陸地方の海岸の町で単騎捜査を始めることになる。

ということで、海辺を走る刑事といえば船越英一郎ということになるが、彼は別の場所を走っているので本作には登場しない。高倉健の後継者と呼ばれる岡田准一(A)が犯人を捕まえるつもりで捜査を進めるのだが、逆に同僚の刑事から追いかけられることになり、刑事同士の第三の殺人事件が発生する前に、唐突に真犯人(と思われる容疑者)が判明する。唐突感があるのは、真犯人の布石がまったくないことだが、本作がミステリーではない、という監督の主張なのだろうか。

なお、Aのダメ母役を演じるのが、りりィだが、本作が遺作となった。もともとシンガーソングライターでもあるが、亡くなる数年前になり次々に女優として出演を続けていた。もっと美しい役が最後に回ってくれば良かったのにと残念に思う。

本来、すばらしい大作なのだが、どうもそういう主旨のことが書けないうちにページが尽きてしまいそうなので、あきらめて別の角度で考えると、ずっと昔に重大な罪を犯しても結局捕まらなかったというカテゴリーの人は、きっとこの映画を観て感動し、「もう過去のことは忘れよう」と決意し、明るい気持ちで再び人生を歩き始めるのだろう。

しかし、各種映画サイトのコメント欄を読んでも、そういう衝撃的コメントはどこにも見つけることができないわけなのだ。
  
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2017年09月26日

急に選挙とは・・

選挙となって、今回は住所のある場所の選挙区が変わることになっている。1票の格差解消のため今までの選挙区の一部が隣の選挙区に編入された。

内心、つまらなくなったと思ったのは、今までの選挙区は、いわば小物議員だった反面、誰が勝つかわからないところもあったのだが、編入された選挙区は、江田憲司氏の地盤で、最初から勝つに決まっている。

で、負けるに違いないと思われている自民党のF議員(副大臣)が、脱党して希望の党に移籍してしまった。おそらく都内で立候補するのだろう。ということで、さらに無風化してしまった。

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たまたま、散歩して隣の区に足を踏み入れたのだが、F氏の自由民主党の時の色褪せたポスターが残っていた。どうするのだろう。党名だけ張り替えるのだろうか。

ところで、その無風候補者の江田氏だが、黒塗りのワゴン車で、この地区の自治会長氏の自宅へ現れた。選挙区が変わったのであいさつに来たのだろうか。あるいは、何かを頼みに・・といってもその方のご一家は、毎日、お線香の匂いが立ち上っている宗教に所属しているのだが。
  
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2017年09月25日

書けない漢字

来月受験するある試験が、筆記問題だけなので、いくつかの予備校の有料、無料講義に行っているのだが、ある予備校で『重要漢字演習』という問題をもらってきて、書いてみたところ、50題のうち、15題間違えた。その中のいくつかは、正しいと思って書いたら、×だった。〇の中にも正解に辿り着くために1分以上考えたものもある。たぶん任意の50題でもこうなのだから、完全なノーミスは期待すべきもない。たぶん誤字1字でマイナス1点だろうから、気が重い。

では、その15題。

1. てったい
2. しじょうしんとうせんりゃく
3. こきゃくしこう
4. がいぶろうえい
5. みりょくてき
6. しんちょくかんり
7. せいさんけいかくじゅんしゅ
8. まかなう
9. はんざつか
10.えつらんしゃ
11.ひんぱんにこうしん
12.しにせ
13.かいり
14.ぜんぞうてき
15.たいぐう


今から練習しても、忘れそうなので、直前に覚えることにしておくが、直前に覚えるべきことが、既に多すぎるのだけど。
  
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2017年09月24日

芝浦ブランド知っています?

芝浦ブランドというのを知ったのは、先日、品川の小さな博物館めぐりをしていた時だ。

品川駅港南口から5分のところに、東京都の食肉加工場と市場がある。ここに小さな食肉に関する博物館がある。実際、小さい。

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もし行くのなら、ビルの正面玄関からではなく、駅に近い方にある車両入り口から入ると、受付でビルの通用門までの道(といってもまっすぐ50メートル程度歩くだけ。歩道を歩くか構内を歩くかの違いだけ)を教えてもらえる。

その50メートルを歩くと、ロースカツの匂いが漂っている。近くにある場内食堂からなのか、まったく本質的に異なる場所からなのだろうか。

エレベーターで上がると、会議室を改造したような博物館があり、撮影は禁止だが、従業者に対する社会的差別に関するコーナーがある。そして、解体方法についての説明があったり、肉の美味しい調理法が説明されたり。

そして、今展開中なのが、「芝浦ブランド」だそうだ。築地がブランドと言い出したからのようだ。基本的に、鮮魚における築地の役目は、たまに調理されたものがあるが、通常は加工しないでそのまま出荷している。むしろ、芝浦の方がずっと加工度が高いわけだ。
  

2017年09月23日

海老原辰夫詰将棋手筋集4

海老原辰夫詰将棋手筋集4が届く。5手詰で100題。

短手数だと、どうしても既視感が生じたり、運が悪いと「同一作あり!」と糾弾されたりすることがある。

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本作、実は前半部で結構苦戦した。なんとなく感覚が合わずに第一感が入らない。

後半になってわかってきたのは、パターンがあること。五手詰は先手の指し手が3手となるが、初手で、敵味方の駒が利いている場所に捨て駒を打って、同〇というように取らせて質駒化する。3手目はその反対側から「王手!」と飛車か角行を打ち、王の逃げ方を間違えると質駒を取って、5手駒余り状態にして、別の場所に敵玉を追って、5手目にとどめを刺す。(念のため、初手と五手目も「王手!」です)

普通はわざわざ質駒を作ったら、その駒を取って再使用するのだが、それでは7手以上になる。取らない質駒というのが老舗の技ということなのだろう。


さて、9月9日出題作の解答。

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掲出図を取り違えたため、謎の5五歩になってしまった。盤上の2六に攻め方の歩を置けば5五歩は有効になる。本図なら不要だった。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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地下トンネルの両側から攻められる独裁者の図。といっても片側は待ち伏せだけだけど。

わかったと思われた方はコメント欄に、最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(5)しょうぎ

2017年09月22日

さんまのペペロンチーノ風

サンマの缶詰でパスタ料理を作ってみた。

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サンマの他の素材は、ニンニクと唐辛子。オリーブオイルを多めにニンニクを炒め、茹でたパスタとサンマの水煮と赤唐辛子と炒め、ゆで汁を段階的に投入し、湧きあがったら完成。

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ミニトマトを2個トッピングして完成。

予測通りの味になる。以上でも以下でもない。サンマ好きでなければ、どうかな。
  
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2017年09月21日

スモールビジネス・マーケティング(岩崎邦彦著)

中小企業白書を読んでいると、廃業する企業の半分ぐらいが黒字のまま、店をたたむような状況になっている。つい数年前は、破綻とか貸しはがしというような理由が多かったのだが、この差はなんだろう。というか、アベノミクスが方向違いの政策になっている可能性がある。

企業の生産性が改善し、収益力が回復した時には、経営者が高齢化して後継者を得られないとか、労働力不足で、せっかく業績が回復しても大手から順に採用をするので、小企業や小型の中小企業には人間がいなくなって、新規事業を始めるわけにもいかない。

今から教育無償化して優秀な人材を育てても、なにしろ人間の数が少ない。

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一方で、中小企業の生産額も従業員数も日本全体の50%以上あるという、まさに中小企業大国なのだが、それが原因で、日本の生産性はかなり低い。

おそらく2018年、2019年あたりは大量の中小企業が廃業するだろう。あまり対応する方法も見当たらない。

というのもおそらく、中小企業、特に小企業が期待される規模というのは、かなり少ないのかもしれない。

本著「スモールビジネス・マーケティング(岩崎邦彦著)」は、残れる中小企業の条件をマーケティングの立場で書かれた名著といわれる。

細かくは読んでもらうとして、キモとなる戦略が、「スモールビジネス・マーケティング」で、ターゲット顧客は「小さな店が好きな人」だそうだ。

大きな店が好きな人がいれば小さな店が好きな人もいる、その少数派が小企業の顧客になるということだそうだ。

そして、品揃え、口コミといった双方向的関係性を保つことが重要ということだそうだ。

  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2017年09月20日

本能寺の変に新事実、まだ決定打にはならないか

なぜ、明智光秀が織田信長を本能寺で殺したのかは、日本史の中でも解けない大きな謎だ。

もっとも、光秀が討たなくても秀吉が信長を暗殺したかもしれないし、誰も暗殺しなくても徳川家康が最後に勝ち残って、教科書は途中1ページ修正だけになったかもしれない。

そして、本能寺の変(1582年6月2日)の19日後、秀吉は光秀を滅ぼしてしまい、光秀の味方が誰もいなくなってしまったので何もわからないまま事件の真相は闇に包まれた。


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最近、本能寺の変の10日後に光秀が、信長に追放された足利義昭の支持者である紀州の豪族土橋重治にあてた書簡が発見された。

文書には懐中用に小さくたたまれた跡が残り、密書だったことがわかる。内容は、「信長を征伐したので、これから足利義昭が京都に戻ってくる。」ということで、だから私の味方になるようにということなのだろう。

この文書が、変の前なら動かぬ証拠だが、変の後では、やや光秀の主張に信憑性が欠けるようにも感じる。紀州の豪族にしても光秀の話の裏が取れるはずもない。


ところで、当時の状況だが、足利義昭は京都を追放された後、毛利家の保護のもとで広島県の鞆に鞆幕府というものを設置していた。

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その場所には2014年に行ったことがあるのだが、海辺の小高い丘の上になっている。

また、天皇家と信長も緊張関係になっていて、信長は安土城に天皇を強引に連れて行こうとしていた。天皇家も信長が消え安土城が消滅することを願っていたのだが、財政困窮で信長の集金力に頼っている身ではいかんともしがたい状況だった。

つまり、信長の周りは、敵だらけだったわけだ。

といっても、天皇も毛利家も義昭でさえ、本能寺の事後、知らんぷりしたわけだ。天皇としては、拉致されそうだった信長がいなくなって一安心。さらに安土城が焼失。毛利家は秀吉との戦いで疲弊して、京都進軍の余力なし。家康は不意を打たれ、這う這うの体で三河に辿り着くも、旧武田領内の反乱や北条勢との戦いに追われ、結局、どさくさで大領地を手にする。望外の大成功をおさめ満足。ホンボシかもしれない義昭も毛利が動かなければ、単騎ではいかんともできない。

要するに、計画に精密さや事前準備、戦後体制のビジョンがなかったのだろう。

むしろ、生き返って平壌京に現れてほしいな。
  
Posted by ota416 at 03:00Comments(0)歴史

2017年09月19日

給食が不味いって

神奈川県大磯町の中学で「給食不味い事件」が発生したようだ。

給食を始めたのが昨年から。見た感じは、どうみても給食ではなく仕出し弁当。さらに薄味ということで、成人病用の弁当のような感じだ。

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アンケートをとった結果、「とにかくまずい」ということのようだ。アンケートする前に判っているだろうに、と言いたい。


先日の横浜の市長選でも、二大テーマが「カジノ」と「中学の給食」だった。横浜では、基本が弁当で、給食を希望する場合、「ハマ弁」を注文すると学校に届けられるのだが、苦肉の名案だったはずだが、利用率は3%以下という散々な状態になっている。要するに不味いのだろう。

さらに周辺情報だが、給食業者は東京の業者でかなり手広くデリバリーしているようだ。業者Aに払っている委託料が大磯中の二つの中学760人分で、年間3300万円の委託料を払って、そのうち一部を父兄が月4900円を払っているとされている。

委託料というのは材料費込みなのかどうか不明なのだが、父兄が払っている金額は4900円×760人×10月分位?=3700万円ということで委託料より多い。何かがおかしいのだろう。

この業者Aだが、いずれの利用者も「まずい」と言われているらしい。業者にしても入札で規定の年数の契約をするのだから、後の保証もないのに大型設備投資するわけにもいかないし、固定契約したら、あとは経費を減らして儲けるしかなくなる。


そして、主題の給食の味だが、「ごはんは温かく、おかずが冷たい」ということらしい。冷たいカレーとかシチューとかメニューが不思議だ。別の場所で作っているのだろうか。

実は、工場で加工する食べ物というのは、どうしても旨くない。味が均一になってムラがないというのが食べなのだろう。

しかも、大磯というのは神奈川でも有数の金満地区。こどもの舌も肥えているはず。


実は、岡山の会社にいた時に、近くに飲食店がなかったので、今回の給食のような仕出し弁当を食べることになったのだが、結局、毎日同じものを食べているような錯覚に陥っていき、結局、1ヵ月でコンビニ弁当になった。

といっても、仕出し弁当を美味しそうに食べる人もいるので、全く不思議なのだ。

ところが、最近、コンビニの種類がどんどん少なくなって、結局、3種類になってしまうのかもしれないが、5種類くらい選択肢がないと、ほんとうにお昼が楽しくなくなってしまう。


で、どうすればいいかだが、ふりかけのような「トッピング持込自由」とかアイデアで出ているようだ。

大磯の土地柄、山盛りシラスをご飯にかけて、オカズは全部食べないということになりそうだ。残ったオカズを捨てずに地元名物の高座豚を学校で飼育したらどうなのだろう(豚さんが食べてくれたなのだが)。

PS:さらに給食に異物混入が続いているとも報道されている。そう考えると、まったく異なる(例えば、業者側が解約を期待しているとか)方向の話かもしれない。


  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2017年09月18日

二ホンドウ漢方ミュージアム

品川付近の小さなミュージアム探訪の一環で、高輪口より徒歩3分のところにある二ホンドウ漢方ミュージアムへ行ってみた。

実は、ミュージアムというので、一つの博物館と思っていたが、漢方ミュージアムの中が4つに分かれていて、漢方ギャラリー、漢方スクール、漢方ブティック、薬膳レストランの4つのセクションに分かれている。

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とりあえず、スクールにもブティックにも縁がないし、直前にインド料理を食べて来たのでレストランにも用がないのでギャラリーだけ歩いてみる。漢方薬に使われる数十種類の生薬が展示されていて、効能が解説されていたり、ストレス指数、体脂肪、骨チェックの無料測定コーナーがある。

五十肩に効能があると明示されているものは見当たらなかった。

朝の目覚めが悪いというのもなかった。

失言が多いというのも薬がないようだ。

薬膳レストランは賑わっているようだった。
  

2017年09月17日

千秋文庫へ

都心の博物館で未参の一つが九段にある千秋文庫。秋田の大名である佐竹藩のお宝を家老が預かり、美術館を創って、そこに収めたということになっている。

一方、最近(7月下旬)秋田県を襲った大洪水の際、県知事は宮城県のゴルフ場に行き、救援を待つ県民のことをしばし忘却し、プレー後、宴会に興じ、翌朝遅く帰路につき、対策会議の終了後、県庁に帰着した。佐竹知事は、大名であった佐竹氏の傍流だった。

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その佐竹家の歴史を調べてみると、源氏本流に近い血筋でありながら、1000年にわたって苦闘を続けていた。関東一円で大きくなったり小さくなったりして、やっと常陸の国(茨城)を中心とした大藩になったと思ったら、関ヶ原の戦いに際して挙動不審の点あり、と家康に動かぬ証拠の佐竹=上杉密約文書を突き付けられ、「おそれいりました」ということになり、秋田の小藩に追い出される。もっとも、茨城に入ってきたのは水戸徳川家であるのだから、家康にいっぱい食わされた感が漂う。

仮に密約が本物であれば、上杉家から流出したのだろう。上杉も米沢に追い出される。密約はもう一通あるはずで、佐竹家が秘蔵していたのではないだろうか。

何を密約したかというと、西軍に属していた上杉を攻撃するように家康は佐竹に命じ、自分は関ヶ原に向かったのだ。だから、東西で戦闘が行われるはずだったのに、佐竹と上杉は手を握っていて、本格的な戦争は行わないで戦力温存に努めていた。八百長戦争。要するに関ヶ原で東軍が負けると思っていて、その報を確認してから、佐竹・上杉連合に組みなおして江戸になだれ込もうと思っていたのだろう。残念、作戦失敗

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ところが、千秋文庫で待っていたのは古文書の展示ではなく、雪舟展。

実は、腑に落ちないのは、雪舟の画にしては、筆が詰まっているような感じがするのだ。水墨画は筆の運びが命だが、どうも勢いがない。しばらくしてキャプションを読んでいてわかったのだが、雪舟本人が書いたのではなく、藩のお抱え絵師が、他藩より借り受けた雪舟画を模写したものらしい。

なぜ、そういうコレクションがあるかというと、まず狩野派のことになる。狩野派は全国からの絵師に江戸で門戸を開いていたのだが、狩野派ブランドを守るために絵師に独創性を禁じ、もっぱら模写を教えていたそうだ。流派保存の一般定跡だ。そして、研修が終わり全国に戻った絵師は、狩野派○○と名乗り、全国で模写を続けていた。

ということで、何となく割り切れない気持ちで建物から出る。建物の外観は8階建てだが、展示エリアは2階まで。3階から8階まではどうなっているのだろう。

なお、この美術館の非常口だが、ドアに巨大な鍵がついている。金庫のようにダイヤル式になっていて、例えば右に三回転して7に合わせて、左に二回転で2に合わせて・・・というような仕組みだ。ビル火事になって逃げなければならない時に、この方法ではほぼ助からないだろう。助からなくても、どうせだめならとダイヤルを回すかもしれない。実際には番号設定してなくてダイヤルは使ってなく、引くだけで開くはずの扉が開かなくなってしまうのかもしれない。
  

2017年09月16日

進学校で友達を探す棋士

先日、藤井聡太四段の進学問題に関して、森内九段も中高一貫の進学校を卒業したのだが、周りが受験で疎外感があったのではないだろうか、というようなことを書いたのだが、たまたまA新聞に森内九段が登場して、出身校のサレジオ学院のことを書かれていた。

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その中で、高校生活は楽しかったことと、大学への推薦入学の決まった同級生と遊んでいたと書かれていた。なるほど、そういうことだったのか、と膝を叩くことになった。また修学旅行の日が、ある棋戦の決勝三番勝負の三局目にあたっていて、なんとか旅行に行くために2連勝したとなっていて、後で精査すると、新人王戦のようだ。相手は飯田さん。記事を読んだら悔しさが蘇ってしまうかもしれないが、神奈川県民しか、この記事は読めないはずだ。


さて、9月2日出題作の解答。

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0916kk


終局は金の横滑り。

動く将棋盤はこちら


今週の問題。

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何しろ根気が必要。あちこちに駒の配置が分散しているが、動かない駒は2二歩のみ。
終盤で、非限定や手延ばし手順があるが、大目に・・

判ったと思われた方はコメント欄に、最終手と総手数とご意見をいただければ、正誤判定します。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(6)しょうぎ

2017年09月15日

中華街の壷料理

横浜中華街にある有名店や老舗ではなく中堅店は、なかなか苦戦を強いられているらしい。

本来、普通の商店街の飲食店では、店構えのきれいな店は、固定費が高いため、利益を確保するために変動費を安くして帳尻を合わせなければいけない、と考えて素材を安くしてしまうので、美味くない。つまり、店のみかけと味とは反比例関係にある。

ところが、横浜中華街の鉄則は、豪華な店の方が美味い、なのだ。そしてそれは多くの人から信じられている。(時々、もうかっていると経理部長が持逃げするとか、コックが引き抜かれる、とか異常事態があるらしいが)

店が立派な方が美味い、ということが過度に信じられているため、儲かる店がますます儲かるとということになる。トマ・ピケティの「21世紀の資本」に書かれている通りだ。ピケティ氏は西暦ゼロ年から2000年までの資本の集積を研究して、ベストセラーを書いたが、中華街に来れば、5分で気付いたはずだ。

となると、中堅、弱小店の生きる道は「追随作戦」ではなく「ニッチ戦略」になる。しかもTVで放送されるとなると効果は大きい。

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TBSで紹介された「壷料理」を食べに行ったのは「金香楼」。外からではわかりにくいが、内装はきわめて立派だ。

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3種類の壷料理(牛肉、豚肉、スープ)の中の豚肉を頼んだが、かなりのボリュウムだ。しかも、スープに麻婆豆腐、ライスお替り自由に杏仁豆腐。アイスコーヒー付きで1000円未満。

かなり安い感じがある。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)あじ

2017年09月14日

「新釈 現代文」で真意を探る

この本、知っていますか。「新釈 現代文」。1959年に成城大学教授の高田瑞穂先生が、大学受験生向きに書かれた参考書である。国語三大バイブルの一つとして、当時は受験生だけではなく高校教師の必読本でもあった。実は、私も高校生の頃に、この歴史的参考書を使って偏差値の一時的嵩上げを行い、希望の大学へ入った。もっとも、その後、希望通りの人生にならないので、あまり意味はないのだが。

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そんな古い本を、今更、再購入して読むことになったのにはわけがあって、もうすぐ受けるある試験対策。なにしろマークシートではなく筆記試験で、さらに難問なのだ。与件文を読んで、今後の成り行きを想定し、対処法を考えて、記述する。4科目で、試験時間は計320分。

まず、与件文の意味が取りにくいのだ。日本語の困るところで主語や時制が明示されていなかったり、登場人物の関係が複雑だったり。利点と思える記述がどうも欠点であったり。専用の参考書を読むと、与件文の中に、解答に至る道筋が隠されていて、出題者が期待する解答の糸口はすべて精読するとわかるはず、ということになっている。決して、出題者が期待していない解答を堂々と書いたりしないように、とのことだ。

つまり、ミステリーを読むように読めばいいのだが、苦手だ。読み終わっても犯人が判らないことすらある。ということで、窮鼠ワラをもつかむ、という気持ちで(例が違うかな?)、バイブルにすがってみたわけだ。

しかし数十年前には、ほとんど理解できたはずのこの本だが、今読むとよくわからない。明らかに脳が劣化している。だいたい6割位の正解率だ。問題の解読の段階で6割になると、解答の段階では正答率は4割位に下がってしまうだろう。

さらに、本文の中に、なかなか理解が進まない高校生向けに、慰めのことばが書かれていた。

君たちは、これらの問題を読んで、かなり難しいと感じただろう。しかし、落胆する必要はまったくないのだ。君たちはまだ高校生なのだ。大学に入り勉強すれば、難しい問題でも簡単に理解することができるようになるのだから。


大いに心が傷ついてしまった。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)書評

2017年09月13日

校歌に「蛍の光」を引用したのは誰?

先週だが、千代田区にある法政大学に行く機会があった。いわゆる「MARCH」の「H」だ。偏差値順に文字が並んでいるわけではないのだが、5番目というのが定位置だったのが、最近は「4番に上がった」という説もある。

学生側の椅子に座るのは久しぶりだが、座り心地は快適だが、肘掛けがないのが残念だ。記念に校内の自販機で特製のミネラルウォーターを購入。商品名は「ほうせい水」。「ネーミング感性ゼロ点」だろうか。

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背面を見ると、島根県浜田市で採水と書かれていた。ずいぶん遠いが、実は浜田市の市長は法政大学出身だそうだ(大学に行った目的とほんのわずかに関係がある)。コラボだろうか。共食いだろうか。

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ペットボトルの側面には、校歌が書かれていた。

作詞は佐藤春夫、作曲は近衛秀麿と大御所が並ぶ。卒業生ではない。佐藤は慶応中退、近衛は東大中退。中退だから卒業生でなくてもセーフなのだろう。

佐藤春夫氏の作詞の中に「富士が峯の雪、蛍集めむ門の外濠」と、なんと蛍の光、窓の雪が登場する。しかも、大詩人が創ったにしては、その他の部分には平凡な単語が並んでいるようにも思える。「法政 おお わが母校」という下りは、ちょっと気恥しい。というか、法政の学生が法政の校歌を歌うのだから、母校が法政なのは当たり前なのだが、それを「おお」と感嘆しているのが不思議だ。

そして、最大の謎である「蛍の光」が校歌に登場する謎について。

普通に考えれば、朝、学校に行って校歌を歌うと「ほたるの光」では、ではみなさん、また会う日まで、ということになって、すぐに帰らなければならないのだが、どうも調べると、「蛍の光」は光源を集めたので、これからさあ勉強しようというのが本当の意味らしい。確かに蛍や雪を集めてからサヨナラでは光源の使い途がないわけだ。

となると、佐藤春夫がこの校歌に含めた意味は、「蛍の光をサヨナラソングにするのが常識かもしれないが、常識にとらわれずに本質を見極めるように、という戒めを寓意にしている」と考えられるわけだ。

さらに、法政の学生が校歌で、「法政 おお わが母校」と歌うのも、何か裏には真意が隠されているのだろうか。あるいは、作詞家も作曲家も大学を中退してしまったことを後々まで残念に思っていて、「できれば法政大学の卒業証書がもらいたい」という意味を、関係者以外には気付かれないように控え目に校歌に潜り込ませたのではないだろうか。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)マーケティング

2017年09月12日

「共謀罪」を詠む

新潮社の書評誌「波」の人気連載が「俳句と短歌の待ち合わせ」。当代を代表する俳人の堀本裕樹氏と歌人の穂村弘が同一のお題を詠む。前月は「忖度」だったが、今月は「共謀罪」。段々と詩情から離れていき、作家の困惑が目に見えるようだ。来月のお題は「ミサイル」だろうか。

まず、俳句。

 喰らひ合ふ夜食共謀罪めけり

夜食というのは秋の季語に近いようだ。「夜なべ」となれば秋だ。何人かで夜食をむさぼるように食べる光景が浮かぶ。食べながら計画を練るのでは集中できないので、食事の前に話し合うのが犯行計画で、食後話し合うのが逃亡計画になるのだろうか。末尾の「けり」は通常は過去形(○○だった)を意味するが、俳句のお約束では感嘆のコトバとして使う。


 友だちがひとりもいない僕の目の中に燦めく共謀罪よ

「燦めく」はきらめくと読む(煌くとも書く)。
共謀罪の法律の中には集団・組織・共同・団体・二人以上というように複数形を意味する単語が頻出する。そこまでこだわるのも不思議だ。これに対し、天涯孤独という人もいる。その天涯孤独の「僕」の目から見ると、友だちや恋人や家族との絆を持っている人は、その全員が相対的に有罪じゃないのだろうかと思えるそうだ。友情や愛や幸福への共謀罪。


そういえば某国の委員長の目から見ると、世界中の人が共謀罪のように見えるのかもしれない。平和への共謀罪。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)書評