2015年04月18日

ビッグマウスに勝つも・・

4月12日に東京武道館で行われた職団戦のこと。日本武道館じゃない。日本武道館は大学入学式で忙しいらしい。前日には東大の卒業式で、先輩から「東大を出ても社会に出れば無価値だ」という意味のスピーチがあったらしい。横道にはみ出した。

前回は個人的にもチーム的にも2連敗したにもかかわらず、幸運にも下のクラスへの陥落は免れる。「あなたが勝たなければ」とプレッシャー・メールも届く。ロイヤルゼリー入り栄養剤「即攻元気(明治)」を持ちこむと、「バ○ア○ラ」の方がいいんじゃないの、と言われる。

で一回戦の相手のうち一人は、ビッグマウスだった。有名アマチュアの名前を出したり、チームの構成員の何人かが東大卒だとか、わけわからないことを言う。前回降級したが、いつもすぐに昇級するとか・・

対戦する味方の選手も東大卒なのだが、苦笑である。東大の学歴は無価値だ。

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個人的には、いつにないペースで「即攻元気」で有利になるが、どうも寄せきれず、混迷。ついに形勢逆転で受けがなく、詰ますことにするが、相手の王が詰まないのはわかっていて、間違いやすい筋で王手をいくつかかけると、ついに詰み筋に入った。最初は、▲8一飛と打つ。実は、後手が詰みを免れる筋は1種類しかない。

例えば、すぐに△7四玉は▲9二角 △8三香 ▲同飛成 △同金 ▲7五香以下。△8二桂合は、▲同桂成 △9四玉に▲9五歩以下清算して詰み。唯一詰まないのは、△8二香合 ▲同桂成に取らずに△7四玉と逃げる手。

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実戦は△8二香合 ▲同桂成 を△同金と取ったため、▲8二同飛成、△同玉、▲8三香、△同玉に▲7四銀と打つ。実戦は△同玉だったので、▲9二角、△6四玉、▲5五金まで。後手最善は△7二玉だが、▲7三銀成、△同玉、▲7四香、△同玉、▲7五香 △8三玉、▲7二角以下即詰となる。チームも4勝1敗。2回戦へ。

二局目は、序盤の作戦失敗で、指す手がなく相手の浮飛車が左右にスイング。わざと一手損して、技巧的に千日手に誘導。同一局面3回目に相手が手を変え、無理攻めにくるも、駒得有利になるが、またも決め切れずに泥水に沈みそうになるも罠を張ってトン死勝ち。チームも好調で3回戦へ。

三局目。バシバシ大駒交換の末、気が付くと銀損。しかし猛烈に攻めると、銀を捨てて受けてくれたので、有利に。寄せにくい場面だったので、トン死狙いにいき、大成功。本日3勝だが、ここでチームは力尽きる。アルファベット3画のクラスに上がるのはお預けとなる。


さて、4月4日出題作の解答。

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▲1五銀 △1七玉 ▲4七飛 △1六玉 ▲1七歩 △同と ▲4六飛 △2五飛 ▲1六銀 △同と ▲4五飛まで11手詰。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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邪魔駒をさがすと、いい。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ、正誤判断。
  
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2015年04月17日

横浜の味?東京の味?

本場の味を違うところで食べると?と書いてみて、ちょっと主題が違うような気がしてきた。

倉敷某所にあるフードコートに、横浜の味と東京の味と称する店がある。

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まず、「横浜中華 チャーハン達人」。

注目すべきは、「横浜中華」。「横浜中華街」ではない。つまり現実には存在しない場所だ。そこの「チャーハン達人」。まあ、チャーハン食べに中華街に行く人はあまりいないと思う。そして、横浜では黒い皿なんか使わない。中華じゃない。

チャーハンにスープをかけたりもしない。世界のどこにも存在しない料理。

「達人の味」ではなく「アルバイトの味」といったところだ。自分で作った方が・・

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そして、同じ場所にある東京下町の味である、ラーメン。ちょっと東京風じゃない。だしが複雑すぎる。何種類もの味が重なるスープだ。自然界にない物質が入っているかどうかはわからないが、舌になじめない感じがある。そして表面がギトギトである。

東京に本店があるようで、ホームページを見ると、同じように見えるがスープは透明感があるが、倉敷の方はギトギトだ。

まあ、インドカレーとかジャワカレーとかいうネーミング食品と同じような感じがする。  
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2015年04月16日

よく見ると崖のそば

おとといの夕方、羽田空港は大雨が降っていた。岡山便に乗ろうとしていたら、こういう日に限ってボーディングブリッジが足りなくなったのか、機体までバスで移動になる。バスからタラップまでの間にちょっとだけ濡れた。

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が、濡れたのがちょっとだけだったことに感謝するべきだろう。

岡山空港周辺は低い雲が垂れ込め、まったく見えない状況で左右に揺れながら着地。着地の寸前に地面が見えた。霧というべきだろう。特に中国地方では春に多い現象だ。

つまり、岡山空港ではもともと視界がないため、自動着陸装置が使われたのだろう。着陸時間は午後7時20分。

隣の広島空港では、その45分後にアシアナ航空のA320が低空飛行の結果、着陸失敗。着陸後機体は180度回転し、コース外に飛び出す。

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上空からの写真を見ると、ほんのもう少しで崖から落ちただろう。不幸中の幸い。落ちてしまったら大惨事になっただろう。だいたい見当がつくが。

最大の原因は、「空港の場所が悪い」ということだろう。広島、岡山両空港とも霧になったり乱気流になったりして、上下左右に大きく揺れる。今回は、視界がないと思って東側から侵入しようとしたが、行ってみたら見えなかったということだろう。それで無理やり降りようとした、ということ。

そういえば、インチョンを経由して北京に行こうかと思っていたが、作戦変更予定。  
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2015年04月15日

フロイトとアドラーの心理学(和田秀樹)

tradアドラー心理学の人気が沸騰している。そのあたりをよく考えていると、そもそもアドラー心理学というのは、心理学なのかということになっていく。というか現代的にはフロイトを基準に考える癖がついているわけだ。

そして、この二人の他に忘れてはいけないのがユング。どうもジャンケンのような3すくみ状態と考えてもいいのかもしれない。深層心理という分野の中でも「幼児期の性的抑圧」にこだわるフロイト、アドラーのこだわりは劣等コンプレックス。そしてユングは無意識下の意識の根源として民族の記憶である民話などをさがす。

で、今、アドラーが人気なのが、精神病の治癒という観点からのようだ。現代社会に流れる鬱の精神、あるいは適応障害といった病名。これが、フロイト的な方法だと治らないということらしい。潜在意識を探ったり、トラウマになっている事象を無理に思い出させたりして、それを乗り越えさそうという治療法は、ほとんど失敗に終わっている。むしろ、忘れかけていた患者の記憶の中に再び姿を現わしたり、逆効果なのだ。

つまり、フロイト理論は、精神分析の学問的な到達点ではあるが、病気を治すという観点でいえば、うまくいかないわけだ。

言い換えれば、学問か治療かということになるのだろう。
  
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2015年04月14日

オーケストラ!(2009年フランス映画)

ボリショイ管弦楽団の元指揮者が、ふとしたことでパリでコンサートを開くことになる。

30年前、ブレジネフ時代に楽団には多数のロマとユダヤ系市民がいたのだが、KGBが手先になり彼らを、そして指揮者を破滅に追い込んでいった。そして、おちぶれた指揮者は清掃員として勤務していたのだが、パリからボリショイ楽団への出演養成のFAXを見つけ、本物になりすますことにする。そして、散り散りになっていた、過去のメンバーを集め、自分をクビにした元KGBをマネージャーに仕立てて、パリに向かう。

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演目は、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲。有名すぎる曲であり、ソリストを誰にするか。指揮者が選んだ美貌の女性バイオリニストは自分の出生の秘密を知らないという不幸を抱えていた。

これで、映画としてのテーマは、昔の仲間が集まって、リハもなしに本番演奏するという所謂「昔スイッチ」と、「出生の秘密」という方向に向かう。あえて追加すると「なりすまし発覚のおそれ」ということになるが、発覚してしまうと映画が完成しないので、あくまでもつけたしだ。

さらに、ロシアの石油王やマフィア、現代の共産党とかが付合せになる。

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で、誰しも、ソリストの父親が指揮者ではないかと深読みするのだが、そうではなく、そこにもまたチャイコフスキーが関係する。そして強制収容所。

フランス映画ではあるもののロシア人に好感をもっているようなそうではないような微妙な味がある。

よく考えると、30年経って、皆が集まって、ボロボロ状態から復活というのは日本映画「少年メリケンサック」と同じだ、というより我々になじみのある言葉で言えば「同窓会」ということかもしれない。

たまに、旧友と会う事はあるが、「昔スイッチがオンになること」はいままでなかったのだが、今後あるのだろうか。(スポーツ系はポックリなりそうだし、頭脳系もボケが入るし、無理かな)
  

2015年04月13日

14金

先週(4月3日)、「うぉ〜た〜葉一郎になる」の中で、WATERMANの万年筆を買って、Mysterious Blueのインクを使うという話を書いたのだが、調べているうちに、使用終了にしようと思っていた古いSHEAFFER の万年筆がオークションで8,500円で売られていることを知って驚く。40年経って買ったペンの80%の価格が付いている。14金のペン先だからだろうか。

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で、ネット上で調べてみると、1970年代に売られていたSHEAFFER PFM 3というモデル(PFM=Pen for Men)かSHEAFFER Imperial 330のどちらかだろうということになった。

ということで、現役復帰決定。

インクは、人気のペリカンのブラックを詰め込む。そして、さっそく・・

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ペリカンの黒インクとなれば、次々と原稿を書くしかないではないか。以前、電通の地下売店で買った、電通マン専用の原稿用紙に、さらさらと書き始めてみた。

この分では、そのうち、ペリカンの万年筆もらえるかもしれない。


ところで、話は変わるが、後藤さんと湯川さんの事件の時、後藤さんは太宰治の「走れメロス」を読んでいたのだろうと思った。歴史上、そういうことは一度も実現しなかったのだろうとも思っていた。  

2015年04月12日

若冲と蕪村

サントリー美術館で開催中の「若冲と蕪村」(〜5月10日)展へ。

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生誕300年記念である。それも両者ともである。つまり同い年。1716年(正徳6年)。

実は、この二人は交遊があったのかなかったのかはっきりしないようだ。二人に共通の知人というのは数多くいるし、同じスポンサーの仕事を受けていたりするので、相手のことを知らなかったことはないだろうが、それ以上は研究家に任せるしかない。

しかも、最初から画家の道を歩いた若冲とは異なり、蕪村は江戸で俳句作りに勤しんでいた。そしてきっかけは蕪村の方が先で、師匠の死により旅に出ることになる。芭蕉のように。そして京都に転居してからは、中国風の豪快な絵画を手掛けるようになる。俳句は美しいほどの写実主義だが、絵画も人よりも風景に豪快さが見える。

そして、本展は、思っていたよりもずっと大量の作品が出品されている。現物にあたると、今まで美術全集などで見ていた作品が、意外に大きかったり、逆に小さかったりするもので新たに発見を得るのだが、そういうことが多く、日本画の可能性について色々と思うところができた。

そして、これから行こうと思っている人たちには、申し訳ない情報だが・・・

大変、混雑している。  

2015年04月11日

介錯人は

にわかに応援していた熊坂学五段について、とうとう強制引退ということが将棋連盟から発表された。10年前に、最下級C2リーグで3回降級点を取り、フリークラスへ編入。10年間に規定の成績を取らなかったからだが、10年目の今年度に奮起したものの規定の17勝に2勝届かなかった。現在進行形の竜王戦トーナメントで破れた時点で、すべての棋戦からグッバイになる。

そして、その最後の対戦相手、つまり引退が決まっている人に止めを刺す役目、つまり介錯人は誰かということだが、その前に原因となった10年前のC2リーグだが、なんと5名の棋士がフリークラスに落ちていた。そのうち二人(前田八段と小阪七段は10年ルールの前に60歳定年の方が先に来て引退されている)。残る三名(熊坂、大島、安西)が10年満期を務めたわけだが、大島七段は3月中に最終対局を終了。

4月以降に対局がずれ込んだのが安西六段と熊坂五段。しかし、安西六段の延命は、僅か1日だけ。4月1日に石井健太郎四段の介錯を受ける。そして、熊坂五段の介錯人にも石井健太郎四段が登場する可能性が十分あるようだ。

実際、引退決定しているわけなので(トーナメントを全勝した場合はどうなるかよくわからないが、それではゾンビー棋士になってしまう)、負けてあげても大勢には変りはないのだろうが、八百長やるわけにはいかない。二人目なら、感性も麻痺してしまって、案外「ごっつぁん」と思っているかもだ。

しかし、彼は、今泉氏のプロ入会試験で負けてしまい、プロの人数を一人増やしてしまうという失態を犯し、全棋士の一人当たり平均年収を1%程度減らしてしまったことにより、仲間の白い視線を浴び続けているだろうし、何としてもお勤めを全うしなければならないだろう。

人斬りケンちゃん。

こうして、ほとんどのプロ棋士は棋士としての最後の一局が黒星になるという仕組みなのだが、例外はあるのだろうか、といえば少なくても一人は白星で終わっている。

中原誠永世名人。2008年8月12日。木村一基八段戦で勝ったあと脳梗塞を起こし、その後引退。介錯人がいないわけだ。ただ、引退した彼も、そろそろ最後の仕事として、重要なスピーチの用意をはじめているのかもしれない。


さて、3月28日出題作の解答。

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最後の2手は、△1一玉 ▲2三桂でもOK。

2二に2回も捨駒が現れる。後手方は初手以外は王将が動く手である。

動く将棋盤は、こちら



今週の問題。

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軽い手筋と言いたいが、手筋としてはみたことはないかも。一桁。

わかった、と思われた方は、コメント欄に最終手と総手数を記していただければ、正誤判断。  
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2015年04月10日

一本足打法

4月になると、さっそくセブンイレブンの棚に「冷やし中華」が並んだ。

ちょっとネーミングが読みにくい。

ツルッとのど越し!彩り冷やし中華(税込460円)。

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実は、「彩り」というのが読めなかった。「さいり?」。数時間後に思いつく。「いろどり」だ。しかしふつうは使わない。冷やし中華が何色かの具によって飾られるのは、当たり前だからだ。むしろ、「ツルッとのど越し」というのが不思議だ。うどんじゃないのに、冷やし中華ののど越しにこだわる人って知らない。

つまり、商品の欠点ではないが、食べる時に、冷えて固まった麺の塊に、まずスープをかけて、前もって箸で麺をほぐすわけだ。そして後で各種の具をトッピングする。この固まった麺をほぐすために、麺の表面に何らかに加工が施されている。このため、のど越しがツルッとしてしまう。

してしまうものを、意図的に作ったかのような商品名を付けたに違いない。まあ、あまりこだわらないが。

そして、なぜ、4月になるとセブンは冷麺を売り始めるのだろう。あれば年中売れると思うわけだ。さらに、他のチェーンもセブンに追従する。ちょっと価格は低くしてだが。

たぶん、半年間、店頭から姿を消すと、次に登場するときには、前の価格を覚えていないからだろう。460円というのは、やや高いが、すごく高いわけじゃない。他社よりも高くても美味ければ売れるということだろう。

実際、昼食はコンビニに頼っているのだが、5点満点でいうと、セブン5、ファミマ4、ローソンとサークルK は2といったところだ。ローソンは在庫が少なすぎる。


そして、牛肉おろしぶっかけうどん。こちらも460円。

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セブン&アイホールディングスの決算は好調だが、セブンイレブンだけが利益を出している一本足打法経営と言われているのだが、どうなるのだろう。確かに私もスーパーはイオンに行くけど。イオンこそ、格安品ばかり並べずに少しは普通のものを増やせばいいのにと思うわけだ。

ローソンとファミマは電子マネーとポイントカードが別で、二枚必要ということで、大失敗しているのだろう。急ぎのときには困るよね。  
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2015年04月09日

流れている5月16日説

20年前、1995年5月16日に山梨県の教団本部に潜んでいた教祖が逮捕され、その後、死刑判決が確定している。同事件全体で死刑判決は13人に及んでいる。「弁護士一家」「松本」「地下鉄」が三大事件とされ、そのすべてに教祖は関連しているといわれる。

そして判決が確定したのが2006年であり、すでに長い期間が経過している。確定がもっと後の死刑囚に対する執行が行われている状況で、実際には法務省というか時の政府の意志に任された状態と考える状況である。

そして浮上したのが、5月16日説。地方選も終わり、土曜日の午前ということであれば、社会的混乱も少ないということなのだろうか。もちろん、日本は法治国家なので、いきなり首相の一言で事が進むわけではなく、事前の手続きには約半年必要とされている。もし5月というなら、すでに最終段階ということだ。

今まで行われてこなかった理由としては、3点が挙げられている。

 1.心神喪失状態の疑い

 2.共犯者の逃亡

 3.執行後の社会的混乱

1については、刑事訴訟法479条で、法務大臣は刑の執行停止を命じる必要があるが、実際には執行停止にはなっていない。詐病と認定しているのか、あるいは、いずれにしても執行停止にしなくても執行しなければ同じことと考えているからかは不明だ。詐病状態を続けると、本当に病気になるのかどうかは専門的知識はないから何とも言えないが、そこをクリアする必要はあるだろう。ただし、トップが逃げ切って配下のものが執行されるということはあるのだろうか?実際そういうことは過去にもあったから。

2については教祖についてはクリアされたと思われる。逃亡者はいなくなった。今の状態で教祖が証言することはできないだろうし、その必要はない。逃亡者の一人は、教祖以外のものへの執行を遅らせるために出頭したといっている。

3については大問題だ。大きくわけると後継団体による復讐と殉教。そして布教活動の活発化だ。決定的な対策はないだろう。あえていえば後継団体の信者が増えれば増えるほど執行できなくなる。むしろ5月16日説を流し、それに対して団体側が準備する前、2日とか9日とかの可能性すらあるのではないかとも感じている。

それと、おひとりさまの旅になるのか、同伴者との旅になるのか、これも難しい問題で、逃亡共犯者の裁判はまだ長く続くのだろうから、当面のお供は12名のうち、2、3人になるのかもしれない。


*困ったことに、5月16日は、「旅の日」となっている。326年前のこの日、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出た。俳諧師であり幕府の隠密だった芭蕉は、伊達藩の捜査という重要な任務を遂行するため、ぶらり俳諧の旅を隠れ蓑にした。
  
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2015年04月08日

声を失ったシンガー

つんく♂氏が声帯摘出を公表。古くは、ベートーベンが聴覚を失ったり、印象派の総帥であるモネが視力を奪われたり、才能を持つ人は、それを失う時、大きな喪失感を味わうのだろうと想像するに難くない。(聴覚のない作曲家を自称する人もいたが)

ところで、よく考えてみると、現代の科学の力をもってすれば、彼が頭の中で考えた声をすぐに発声することは難しいだろうが、作曲した曲を、彼の声で人工音声で復元することは、そう難しいことではないように思う。彼の声を復元するための音源は、過去のCDや出演番組のビデオなどから豊富に手に入るだろうし。

視覚や聴覚の喪失ならば、かなり無理だろうが、声なら可能だと思う。さらに口パクと組み合わせれば、同じレベルになるではないだろうか。

本人は乗り気にはならないだろうが、人類の進歩のため、トライしてほしいな。  

2015年04月07日

徳島空港タッチ&ゴー

4月5日11:00頃に起きた重大インシデント。画像をみると、かなり危ない。

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副操縦士が前方車両に気付き、機長が再離陸を決断というか決行したのだが、普通は自動着陸を選んでいたはずだから、緊急事態である。たまたま、車両との距離があったのは、ただの偶然だ。踏み潰していたかもしれない。そして、主翼下の後輪でタッチしてすぐ離陸したが、車両の上を通過した時は、50メートルぐらい上を通過している。

着陸してから気付いていたら、速度が落ちていて、すぐには上がれなかっただろう。つまり衝突。

映像的には、車両の方も後の機体に気付いていないようだし、すごい音が聞こえたはずなのになんだろう。

早い話が、工事業者の方もダイヤの確認とかしないのだろうか。徳島空港にはANAとJALとで12便(つまり離発着で24回)が13時間の間に滑走路を使用している。30分に一回程度だ。

運航時間表を見ると、JAL455便が着陸するのが10:55だが5分後の11:00にはANA便が離陸することになっている。つまり、地上工事をしてはいけない時間帯である。JAL455が到着する前は10:10に着陸と45分間隔、そしてその前は1時間間隔がある。

もちろん管制官の指示によるのだろうが、相当なピンボケ人間なのだろう。


ところで、似たような事例を体験したことがある。某国の首都の空港なのだが、バスが乗客を飛行機に乗せるため滑走路を走ろうとした時に、急にハンドルが切られた、立っている人が全員床に倒れるということになった。転ばなかったのは、バスだけ。そして、1秒後、その横、数十メートルのところを猛スピードでジャンボジェット機が通り過ぎたわけだ。
  
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2015年04月06日

大阪ではよくある話、でもないようなあるような

浪速のエリカ様といわれる上西小百合議員の国会病欠問題とか、不倫旅行とか恐喝秘書とか、大阪ではよくある話じゃないか、と思っていた。大阪で1日ブラブラしていると、かならず殴り合いのケンカを見るし、市長だって同穴じゃないないか・・

というように思っていたのだが、橋本氏同席の記者会見の全文を読んでみると、意外なことがたくさんわかった。登場人物は大勢いるし、全然、違う事件があるみたいな感じまでする。

まず、問題の診断書だが、ウイルス性腸炎と書かれているコピーが出回っているが、本人は、ウイルス性か過敏性かわからないが腸炎で3日間の静養といわれて診断書の入った封書は封印されていたので、見ていない。自分が見ていないものが公開されている、ということだそうだ。

また、当日、はしごをしたのは、政界に影響力のある医者の先生と一緒で断れず、その先生の患者さんが出演するショーパブ(金魚)にいかなければいけなかった。さらにビタミン注射を打たれて、少しは元気になったものの、ほとんど飲み食いしていないとのこと。(患者がゲイのショーに出るというのは、そういう手術をする先生ということ)

それで、本会議の日に大阪に戻って、自宅で療養し、14日は休んで15日は秘書の実家に行ったり、衆院選の時にお世話になった知人に会っていたとのこと。

後日の関テレの取材の時には、どこの局かもいわずに5人が5台のカメラをもって集まってきて、心斎橋の上で通行人や上西氏まで負傷する事態なので、秘書が荒っぽく言ったそうだ。

さらに、橋本情報だと、関テレのクルーの中に、小選挙区での対立候補の自民党T議員の関係者が含まれていて、維新の党に対するイメージダウンをマスコミを利用して行っているということだそうだ。

さらに余計な話だが、この秘書は独身であるわけだから(不倫)という言い方も変だし、旅行というのはこの秘書が知人女性と行っていたということで、人違い、という誤報道だったようだ。

橋本談では、後日の話はともかく、13日の会議に出られなくなった12日の行動が大問題ということだそうだ。ただ、本会議を欠席する議員はもともといる、とも言っている。


ところで、「エリカ様」というのは沢尻エリカに由来するのだろうが、どうも容貌が少し似ている上、行動も少し似ている、ということだそうだ。本家エリカ様は「別に・・」発言や、妙な男との関係などから、その数倍の真偽不明のバッシングを受けたものの、最近は、「普通に」女優をやっているようだし、よく考えれば、単に統一地方選挙の中の醜い誹謗バトルだと思えば、やはり大阪的ということに過ぎないのかもしれない。  
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2015年04月05日

「GREAT APES 森にすむ人々」(前川貴行写真展)

ma六本木の富士フィルムフォトサロンスペース2で開催中(〜4/9)の「GREAT APES 森にすむ人々」(前川貴行写真展)。

野生動物写真家の前川さんの作品は、公式HPで見ることができるが、拡大された写真のプリントを見ると、それらの奇跡的な瞬間を共有することができる。

動物にもそれなりに表情はあるが、なかでも類人猿の仲間の表情は豊かだ。人類に近いということもあるだろうが、顔だけでなく体全体で感情を表現するのは人間以上なのかもしれない。

4種の類人猿(チンパンジー、オランウータン、ゴリラ、ボノボ)の生息地に潜入し、単に遠くから望遠レンズで撮影したとは思えないほど何の警戒もない彼らの素顔を撮影。

作品の美しさに驚くだけでなく、どうやって撮影したのかと感心を超え驚愕してしまう。

HPでみると、結構、危ない動物(虎、ホッキョクグマ、ヒグマ)なども手がけているようで、さすがに望遠レンズ使用ということだが、秘境の撮影となれば危ないのは肉食動物だけではなく密猟者や海賊、忍び寄る毒蛇やワニなどさまざまだ。くれぐれも気を付けてもらいたいところだ。


わたしも、先日、新しい望遠レンズを購入したばかりなのだが、当面は動物園などの檻や空堀の中の動物でも狙うかなと思うが、某所で立入り禁止の柵の中にカメラを持った右腕を精一杯伸ばしてアングルとろうとしたところ、アラームが鳴り響き、慌てて逃げ出すという失態を犯してしまったのだ。
  

2015年04月04日

幻の城

何冊か詰将棋本を購入。勉強のため。

まず、『幻の城』(三輪勝昭氏)。途中からは曲詰集になっている。初型が持駒なしの図が非常に多い。曲詰は持駒ゼロルールだったかなと思って調べてもそうではないようだ。

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時間の関係で、ソフトで解いてから解説を読んで、難しいところは、さらにPCで解析。10題ずつ解いてから、もう一度、解いた手筋を自力で思い出すことにする。それでも約100題を2週間ほどかかる。

大変不思議なのは、解説者は数名の方が分担しているのだが、ほとんどの解説者が作者に対して批判的な意見をならべている。かつて読んだ色々なジャンルの本でも、解説者が著者に冷淡というのは記憶にない。原稿料が超超格安だったのだろうか。


さて、3月21日出題作の解答。

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▲1八馬 △同玉 ▲1九金 △同玉 ▲4五桂 △2九玉 ▲2八馬まで7手詰。

自分の駒(桂)が逃げるという、倒錯型問題。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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新型エレベーター。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ、正誤判断。

  
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2015年04月03日

岡山&鳥取アンテナショップ

かなり遅ればせながら、岡山県が東京の新橋にアンテナショップを出店と聞いて、探してみると、新橋駅銀座口の交差点のはす向かいに地味なカラーのショップを発見。

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よくみると、岡山だけではなく鳥取と共同である。あまり自信がないから隣の県を巻き込んだのだろう。といっても岡山と鳥取では、南北の関係。

実は、年末のあいさつツアーに岡山から東京に向かう際、手土産に苦労していた。なにしろ、岡山の手土産といえば、重い物が多い。

きびだんご、むらすずめ、大手まんじゅう。無難のところは「きびだんご」だ。もっとも、桃太郎=大和朝廷、鬼=半島勢力、猿、雉、犬=地方豪族、きびだんご=成功報酬=領地
と真のキャスティングに置き換えると、そう心安らぐものでもない。

そして、きびだんごを持ち歩くと、何しろ重い。わたしは桃太郎じゃない。となると、東京できびだんごを調達できる店がいい。

以前も、「三越本店」にはきびだんごが置いてあったのだが、なにしろ注意点があり、『売り切れることがあります』とのことだ。それでは、話にならないだろう。アンテナショップがあれば、きびだんごが売り切れたとしても代替品は多数あるので、問題なし。

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店内を見るだけでは、他県のスパイのように思われそうで、とりあえず三品購入『星のトマト』『海燻牡蠣』『焙り甘えび』。実は、『星のトマト』は思いの他、珍味である。お酒を飲みながらテレビを観ることが可能だ。ポテトチップとかスナック系だと不健康だ。

ただし、言い方を考えれば、『冷やしトマト』を乾燥させたもの、ということができる。
  
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2015年04月02日

うぉ〜た〜葉一郎になる

長く使っていた(というか使っていなかったというか)万年筆が、そろそろ引退ということになり、とりあえずペン先も14金からステンレスに換えてみた(金から鉄へ)。早い話が輸入万年筆の場合、金だと高い。結構、書くのが速いので固くかつ滑らかというのがいいのだが。

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ということで、私らしくパーカーやモンブランやペリカンやパイロットじゃなく、「WATERMAN」。フランス製だ。インク漏れのリスクは高いかもしれない。メトロポリタンDXという名称が与えられている。表面に床柱の杉のような模様がある。

選んだインクは、英語名でMysterious Blue。書いた時は、ブルーブラックだが、時間がたつと、やや茶色に変色するそうだ。だからミステリアスブルー。なんだか欠陥品じゃないかと思ったりするが、気に入らなければインクを変えればいい。

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で、せっかくなので、文字を書いてみる。

WATERMANにちなんで、うぉ〜た〜葉一郎

いい名前だ・・・  

2015年04月01日

紙の月(角田光代著)

kaminotuki宮沢りえ主演で映画化までされた小説。実は、角田光代の小説は、文体が合わないせいか、読むのに少し疲れることが多い。何度かにわけて少しずつ読み進んでいった。

銀行に勤める女性行員(契約社員)が、横領を繰り返し約1億円を夫以外の男につぎ込む筋なのだが、あらかじめこの主人公(梨花)がタイに高飛びしたところから始まり、その後で元に戻って犯行をはじめたところに戻るので、ある意味、精緻に犯行の手口を書いても、到達点を想像してハラハラする必要はない。

それにしても、偽造証券の作り方など、かなり細かい描写があって、書類の偽造とかしたことがなるのではないかと思われるのだが、角田光代の描写というのは、ずいぶん細かいところがあると思えば、おおまかな部分もあり、そのあたりが読んでいてペースがつかめない一因なのかもしれない。

ある意味、横領の手口の裏側で浪費の描写があるのだが、なんとなく、横領すればするほど、おカネを浪費するという描写は、自分が湯水のように浪費しているようで、ちょっとワクワクしてしまうのだが、私も病気なのだろうか。

そう思えば、この小説の読み方というのも、『犯罪小説』というカテゴリーで考えるだけでもなく、『際限のない浪費』という人間の欲望を描いたものだ、と言うことさえできることに気が付く。いや、作者は違うことを書きたかったに違いないだろう。  
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2015年03月31日

常時2人制

ジャーマンウィングス機墜落のその後だが、操縦席に常時2人制の動きが広がっている。
というのも、CNNによれば、以前から米国とアイルランドでは以前から実施されていたからで、特に新しい試みではないからだ。

 ロンドン(CNNMoney) フランス南東部のアルプス山中に墜落したドイツ格安航空ジャーマンウィングスの親会社であるルフトハンザ航空は29日までに、操縦室内に常時2人がいることを定める新たな制度を導入すると発表した。

 ジャーマンウィングス機の事故は、機長を締め出し、操縦室に1人で閉じこもった副操縦士が故意に墜落させたのが原因との見方が強まっている。

 これを受け、世界の航空業界では操縦室内の「常時2人制」を新たに取り入れる動きが加速。操縦士の1人が席を離れた場合、別の乗務員らが代わりに操縦室に入るシステムなどを想定している。

 米国とアイルランドの航空会社は以前からこの制度を導入している。

 カナダ当局は航空会社に同制度の採用を指示。ドイツの全航空会社も導入の方針を示し、英国の民間航空行政当局は航空会社に関連規定の見直しを要請した。欧州航空安全局は27日、ジャーマンウィングス機の事故を踏まえ、全ての航空会社が常時2人制に同調するよう勧告した。

 同制度の即時導入を発表した航空会社は、イージージェット、ヴァージンアトランティック、エミレーツやエア・カナダなど。ブリティッシュ・エアウェイズはコメントの求めに応じていない。


たとえば、いまだに行方のわからないマレーシア航空機についてもコックピット内で何が起きたのかいまだにわからない。少し思うのは、マレーシア機で何があったか、結論が出ていれば今回の事件は防げたかもしれない。

日本でも、古くはN社のK機長の逆噴射事件というのがあったし、もともと私生活の問題以前に機長の業務上のストレスは過大で、報道されないもののコックピット内で心臓発作を起こすことは世界中で起きていた時期がある。

たとえば、日本国内で羽田から飛ぶ飛行機と羽田に向かう飛行機はコースが異なっているが、太平洋を超えて成田からシアトルとかになると、燃費上の問題で行きも帰りも同じ航路になる。もちろん飛行高度は異なっているわけだが、2機が遠くから高速で近づくと、いかにも正面衝突しそうに感じるわけだ。

そのため、ニアミスしそうになると、2機が自動的に上下に離れていくシステムが導入され、「絶対にぶつからない」という確信が機長のストレスを激減させた。

さらにジャンボ(B747)の初期のモデルは、航空機関士が同乗していた(つまり機長、副操縦士、機関士)のだが、エンジンの制御の自動化が進んだ結果、航空機関士が不要になり、日本でも2009年に3人乗務がなくなった。

過去から航空機の事故と言うのは、同じような時期に同じような事故が増えてきて、その後対策を立てて切りぬけるということが多かった。コックピット内の問題と言うのも、同時多発テロの問題が底辺にあって、LCC増加によって機長や操縦士の身分が変化(普通の職業化)していることの複合的な結果ではないかと思っている。

*ところでLCCのことを「格安航空会社」と翻訳することが多いが、単に「ローコストキャリア」であって、「ベリーローコストキャリア」ではないので、そこに何か翻訳上の悪意を感じる。
  
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2015年03月30日

古墳の発掘(森浩一著)

kofun古墳というと東日本ではあまりなじみがない。地方豪族の墓地といっても大きなものでも20メートル程度のもので、中学生の郷土研究などで訪れて、穴に潜る程度だが、西日本では巨大古墳が多数ある。古代日本の王の墓ということで、多くは天皇陵や地方の支配者の墓であったと思われるが、まったく奇妙なことに、誰の墓なのかよくわからないことが多いし、よく間違っていることが指摘される。

しかし、どこの国の古代王朝の墓であっても、その後間違えられるということはあまりないし、ということは、墓がつくられてからあと、その墓の主を敬うということが、中断されていた時期があるということだろう。

そして、1990年頃に起きた土地バブルの頃は、特に奈良、京都、大阪では『古墳つぶし』が盛大に行われていたらしい。本書は古墳の発掘という書名でありながら、発掘という名称のもと、土建会社と地方政治が癒着して、御用学者が発掘という美名のもとに、二束三文で取引された古墳(つまり墓地)を、いかに短期間で調査したふりをして、土を良質な壁土として売り、石室の石は庭石に転用し、削り取って整地した丘陵地を住宅街に仕立て直して巨万の富を得ていた人たちがいる、というストーリーを明らかにした抗議の書だった、ということになる。

つまり、今残っている古墳というのは、「長期売れ残り物件」ということなのかもしれない。
  
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2015年03月29日

夜の画家たち(テネブリスム)

yorunogakaふくやま美術館で開催していた「夜の画家たち―蝋燭の光とテネブリスム」展に寄る。

一つのキーは、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「煙草を吸う男」1646年作と絵画の歴史の中では相当古い。レンブラントなども、光と影という主題で奇跡的な構図をつくっていた。闇の中に劇的に輝くわずかな光源。

この表現を「テネブリスム(暗闇主義)」と呼ぶそうだ。ゴシック時代に大流行する。

ある意味、我々の住む宇宙は、まったく暗闇主義だ。宇宙のほとんどは暗黒の世界で、ほんの一部に光源が輝いている。

そして、これらの絵画に影響されたのが、近代日本。絵画の世界では、明るい光を求めて、南フランスにいったり鹿児島にいって桜島を描いたりするのに、日本という世界の一角では、暗闇主義が流行っていた。

日本代表は「灯を持つ乙女」1892年山本芳翠。その他、光と影の織りなす夜の世界を描いた作品がみられる。

実は、口でいうのは簡単でも絵を描くとなると大変ではないだろうか。夜に屋外で絵を描こうとするとパレットを使うのも一大事だ。どこに必要な絵具がおかれているのか、よく見えないからだ。キャンバスだって暗いのだから、そもそも全部想像の中で描くのかもしれない。

ところで、夜中の街で歩きながらスマホを見ている人の顔って、テネブリスムのように見えるわけだ。あまり画材にはならないが。  

2015年03月28日

「ならずもの」棋士

電王戦ファイナルの第2局は、棋士(永瀬六段)が、88手目に「角成らず」の王手をかけた後、コンピューターが王手を無視して次の手を指したため、反則負けとなった。

ソフトを作った人間のミス(というか先入観)によるものなので、人間とコンピューターの戦いで人間が勝った、とは言えないわけだが、このあたりの話は難しい。

ソフトは事前に対局棋士に提供されるルールになっているため、永瀬六段は、このバグに気付いていたそうだが、実戦の時に改造されているのではないかと、若干の疑いは持っていたそうだ。

そうなると、バグという重大な秘密の暴露をいつ決行するかということになる。さらに、団体戦のまだ2試合目だ。この先3試合ある。他のソフトに同様にバグがあるかどうかは不明だが、全部バグがあるとなると、企画そのものが破たんする。飛車とか角で成らずの手をかけることなど、かなり簡単だが、それでは将棋とルールが異なるゲームだ。

しかし、個人的には勝たなければならない。とすれば、いつ決行するかということになる。

まず、チャンスがあれば、すぐ決行ということがある。本局でも18手目に8八角成という手があり、そこでチャンスあったが、見送り。たぶん、早すぎると、本局自体が指直しになるという危惧があったのだろう。さらに本人は「セコイ奴」と思われたくないだろう。たぶん、決定的に有利不利が傾かない局面で自然な形で登場させたかったのだろう。なにしろ、バグが修正されていれば失敗に終わるし、後でクレームしても負け犬の遠吠えになる。

そして、中盤に決行できず、ずるずる敗局に近づいた場合には、一発逆転の必殺鬼手を狙っていたかもしれない。もちろん、成功しても失敗しても笑いものになるだろうが。

ところで、角ならずという手を指したことがある。県の中学生大会の1年の時の2局目。1局目で負けたため後がない状況で、例の飛車の斜め下に角を打って、自陣に引いて馬に成るという手で、成り忘れた。指が離れていたので、慌てて駒を裏返すと、「待った」の反則負けとなる。実戦は、その角がやっとのこともう一回敵陣に入って勝ったのだが、その時に反則負けを喫していたら、その後、将棋をやめただろうから、今、詰将棋を作っていたりはしないだろう。しかし、「成らず専門」の詰将棋を量産したかもしれない。


さて、3月14日出題作の解答。

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0328k


駒がさばききれずに残ってしまうが、・・・まあ・・・

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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最初と最後は、すっきりした手だが、途中はごちゃごちゃとなる。わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ、正誤判断。  
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2015年03月27日

ゴルフコンペの賞品

先日のコンペで、豚しゃぶ用の豚肉400gを獲得し、困窮してしまい、鍋、肉野菜炒め、鍋、肉野菜炒めと4日間のメニューが確定してしまった。

その後、某所で蒲鉾の4人分詰め合わせをもらったことに気付かず、さらに駅で蒲鉾を買ってしまい、4日連続蒲鉾定食となる。


そして、先週末のゴルフコンペ。10名参加とやや少人数なのだが、画期的なのは、参加者が各ホールごと打数を紙に書かずにカートに設置された特殊な入力装置から入力すると、コンペ参加全組全員のその時間での成績が成績順に表示されるわけだ。

ranking


各ホール終了後、直ちに入力し、順位を確認し、上の人や下の人との打数差をみて一喜一憂するわけだ。まさにプロゴルファーの世界だ。

最初のホール(10番ホール)ではボギーで+1だったのだが、情けないことに誰一人パーがいなくて、いきなり4人のトップタイとなる。その後、徐々に順位は降格して、10人中7位まで落ちたものの、最終的には5位まで浮上(というか上の人が失速しただけ)。

そして、恐怖の5位賞は、・・・

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広東風「ふかひれスープ」4人前200gが10箱セット。

つまり、40人分だ。学校給食みたいだ・・

さらに、卵を投入しないといかないし、一度に4人分ずつできあがるようだ。

今度こそ、ついに途方に暮れることになる。

soup


といっても始まらないので、一箱作ってみる。なかなか見かけはいいが、フカヒレの量は計算すると1%程度。二人分を一気に食べて、後は捨ててしまおうかと思ったのだが、フカヒレは鍋の底の方に多く残っているようだ。

やはり、途方に暮れてしまった。
  
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2015年03月26日

おカネがどんどん集まるハンコ屋

ちょっと前に、日銀の近くにいったのだが、某ハンコ店で、妙な看板を見た。

こう書いてある。

hanko


日本銀行に
いちばん近い店で
銀行印を作る。
で、
お金がどんどん
集まってくる

もともとハンコは縁起物だから、日銀の近くにあるというのを最大限に活かそうということなのだろうが、最大の問題は、

日銀は、円を放出している、ということだ。だからおカネはどんどん集まらない。

もし集まるなら、ハンコを作るよりも、日銀に定期預金口座を作る方がいいのだろうが、残念ながら個人客には、いくら上等なはんこをもっていても、口座は作ってくれない。

ngin


ところが、一般人が日銀を付き合う方法は、他にあるのだ。それが株式マーケット。実は日本銀行は上場会社なのである。それも、ナスダックである。調べると、値動きはかなり激しいし、だいたい売買株数がいかにも少ない。それに最低取引単位が1000株であり、約5百万円になる。といっても、ある意味、安定企業の代表なのだろう。買わないけど。

ジャスダック上場であれば、外国人が株を買い集めたらどういうことになるのだろうか。  

2015年03月25日

OO7第6作、第7作

BSジャパンの007シリーズ連続放送の第6作。『女王陛下の007』。連続放送で第1作から第4作まで放送したあと、第6作。第5作目はどうなったのだろう。日本人女優がボンドガールになった第5作だが何か理由があるのだろうか、あるいは単に見過ごしたのか。全23作を全部通しで放送するのだろうか。1作だけ抜けるのなら後で借りてくればいいのだろうが・・

で、第6作はボンド役をジョージ・レーゼンビーを演じる。ショーン・コネリー引退かと思うが、次作ではまたコネリー。思うに、第6作は今までのパターンと違って、馬やスキーというような現実的な小道具が中心だ。雪山をスキーで滑ったりボブスレーを操ったり、ショーン・コネリーは不得意なのかもしれない。なにしろ片足スキーまでしなければならない。

さらに、カーチェイスはボンドではなく、ボンドガールが運転するのだからまったく前作のボンドとは別人みたいだ(というか、別人だからだ)。

思うに、敵(スペクター団(実際はKGBをイメージ))との戦いの中で、しこたま撃たれるのだが、弾は当たらない。雪崩に襲われても自分だけ助かる。ボンドが死なないことははっきりしているのだから、007シリーズというのは、筋を楽しむよりも、場面ごとの小技、小ネタを楽しむべきものだろう。

最後に、ボンドは結婚してしまうが、これこそ次回作を観たい観客にとって最大の危機なのだが、相手の女性は撃たれて死んでしまう。妙なもので、たぶんそうなるだろうと推測していたので、全く悲しい気持ちにはならない。

007


第7作は、ダイヤモンドは永遠に。「ゴールドフィンガー」では、米国政府が所有する金塊を放射能汚染させ、金価格を釣り上げてもっている金の価値を上昇させようという、凝ったテーマだったが、「ダイヤモンドは永遠に」では、南アの鉱山から少しずつ抜き取ったダイヤモンドの原石を人工衛星に仕掛けたレーザー兵器に仕込んで、世界を脅迫するという筋になる。いずれにしても、かっぱらって金持ちになるというような米国型の映画より上等の線を狙っている。英国人のウィットなのだろう。

で、ショーン・コネリーが復活する。彼はいつもタキシードにネクタイで登場し、それで下水管にもぐったり海に飛び込んだりする。暑いだろうにと同情。さらに裸になるときのために胸毛の手入れも念入りに行う必要がある。

ボンド・ガールのジル・セント・ジョンはシリーズのボンドガール人気投票では常に上位にあるが、ショーン・コネリーと同じように典型的な英国上流階級の顔ではない。

始めからみていると、このシリーズ、英国諜報部が発明する小道具というのは、いつもミクロ的あるいはマニアックな者だが、対峙するスペクター団の方は、核兵器やミサイル、化学兵器やレーザービーム、経済戦争とか当時では机上に上がったばかりという先進的な武器である。そして、多くは実戦配備されることになった。

こうしてみると、「ボンドは死なない。死ぬとシリーズが終わるから。」という認識が、観客側に生まれてしまっているのだろう。最初の数作のような緊迫感が薄らいでいるように思える。もっとも、いなくなっても008シリーズを始めればいいように思うが、そうはなっていない。(ショーン・コネリー84歳。引退ということらしい。)

  

2015年03月24日

あらゆる悩みは“数字”で解決・・?

suujiプレジデント誌3月30日号で秀逸な記事は、「無料の駐車スペースを見つける方法」というセコイ特集記事だが、その裏面には茂木健一郎氏による「あらゆる悩みは“数字”で解決できる」というページがある。

英語ができないという学生には1分間スピーチをしてもらって、今までの人生での英語スピーチ時間と日本語スピーチ時間のトータル時間を比較してもらって、英語の練習時間不足を認識してもらう、とか、出会いがなかなかないという三十代の女性には、親しい男性の人数を聞いては、知人の男性の数が少なすぎるのが原因と断定したりするそうだ。

すべての悩みは数字を積み上げていけば解決できる問題と言うことだそうだ。茂木先生が最近解決した問題がご自分の減量。半年間で10kgの減量に成功したそうだ。すべては毎日体重計に乗って、「太っている」という事実を数字として向き合うことから始まったそうだ(鏡ではなく体重計というのが重要なのだろう)。

ところで、本誌の人気コラムニストの一人である飯島勲氏は「なぜ人は、占い師に気を許すのか」の中で、占い師が相談に来た人をどうやって騙すのか、解説されている。占いに来る人は悩みごとを持っているに決まっていて、自分なりにあれこれ熟考の末、解決方法が見当たらないから来るわけだ。だから、相手の話に乗っていれば、なんとなく場当たり的に解決方法が見えてくるわけだ。

さらに、説得力のある騙しには、数字を用いるといいような気がする。
  
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2015年03月23日

元禄時代(大石慎三郎著)

genroku元禄時代というのは、現代の感覚では町人文化が栄え、比較的豊かな時期であり、しかしながら、いつの間に財政が破たんし、また犬将軍綱吉の登場があり、結局は吉宗が登場し、またも武断政治に戻ったというようなイメージだが、このイメージはまったく実態とは違う。

まず、芭蕉にしろ西鶴にしろ、菱川師宣、尾形光琳にしろ、町人じゃない。武士だったり、画人の家柄だったり。さらに綱吉こそ武断政治というか独裁型将軍であり、吉宗の方が過去からの慣習や自分の意見ではなく、規則を作って統治をしようという方向だった。

むしろ、当時の日本経済を緊縮型政治家(堀田正俊、新井白石、吉宗)と拡大型政治家(柳沢吉保、田沼意次、尾張宗春)が争った結果、結局は緊縮型経済主義者が勝ってしまい、日本の国力は衰退したもののかろうじて鎖国政策に守られていたが、「未来人のようなペリー」が登場し、その反動で幕末から富国強兵を始めてしまい、ブレーキのない機関車が坂の上の雲を突き抜けて、70年前に空中分解したというようなことなのだろう。

では、なぜ柳沢や田沼が長い間「無能政治家」と呼ばれてきたのかということについて、触れられている。

一つは、封建社会の基本ルールを崩して名門じゃないのに偉くなったということ。開明的かつ進歩的な者に対する保守的な門閥主義者に嫌われたわけだ。そして二つ目は、「倹約は美徳」という儒教的固定概念からいうと反道徳的に見えること。

個人的には、政権闘争に負けたことがすべて、と思ってしまう。

そういう意味で「腐敗撲滅運動」と「経済成長率鈍化」が同時に進行している隣国を見ると、吉宗時代を思い出してしまうのだろうが大丈夫だろうか。C国は鎖国はしてないので、経済収縮が始まった時に、反動とばかり、架空の坂の上の雲を目指して走り出されても困る。

もちろん、吉宗が将軍になって7年後に生まれたのがアダム・スミスだし、マルクスもマーシャルもケインズもいないのだからマクロ経済学理論など知る由もない人たちが、単に開明的か浪費家かとか考えているだけなのかもしれないが、吉宗ではなく宗春が将軍になっていたら、たぶん名古屋幕府になっていて、もうすぐ名古屋オリンピックということになったのかもしれないが、経済拡大による人口増に耐えかねて、日本がカリフォルニアに大量人数の移民船を送り、インディアンと戦っていたかもしれないだろう。
  
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2015年03月22日

世田谷に住んだ東宝スタジオゆかりの作家たち

世田谷美術館で「東宝スタジオ展」と併催されている『世田谷に住んだ東宝スタジオゆかりの作家たち』も回る。

東宝スタジオに縁のある人というのは、脚本家や監督や芸術担当の人たちや東宝の社員たちなのだが、何しろもっとも縁が深いのは俳優。特に女優である高峰秀子さん。プロ中のプロで、家から一歩踏み出したらもうスターという人だった。

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多くの有名画家が高峰秀子さんの絵を描いている。宮本三郎画伯、梅原龍三郎画伯といった大御所が大量の肖像画を残している。テレビの特集で梅原画伯が描いた絵画が気に入らないからといって、収録終了後、「もう一枚いきましょう」といって僅か40分でもう一枚描いたという伝説の一枚も展示されている。その多くの絵は、現在は世田谷美術館に寄贈されているようだ。  

2015年03月21日

桂馬蒲鉾

広島県東部に行く機会があって、福山駅ビルの中で見つけたのは、

桂馬の蒲鉾

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といっても将棋の駒を蒲鉾にしたのではなく、蒲鉾を将棋の駒にしたもの。対局が長引いて空腹になったら、自分の桂馬は食べてもいいというルールを思いつく。そういえば倉敷には王将最中もある。王将食ったら試合が続けられないが、試合が終わったら負けた方の王将が食われるとか、疑似カニバリズムゲームが体験できる。

ところで、なぜ、蒲鉾が金将とか竜王ではなく桂馬になったかというと、約百年前の桂馬蒲鉾商店の発祥に起源がある。本店は尾道だそうだ。

初代店主の名は村上桂造氏(海の覇者村上一族と関係があるのかな)。この桂と縁起物の馬を組み合わせたそうだ。そして桂造氏は無比の将棋好き。HPによれば、「桂馬は数ある駒の中でも個性的な動きをする事から、桂馬のように控え目だが存在感のある店でありたい」という気持ちだったそうだ。

個人的には、控え目というよりも、相手の駒台に乗っているのをうっかりして両取りをかけられることがある要注意駒という認識がある。以前、9三に龍がいるのに▲7三角成りと二枚目の大駒まで成って、「これで必勝」と思った瞬間に△8一桂と打たれた記憶がある。

詰将棋で桂といえば、四桂詰とか四段跳びとかむしろ派手な駒である一方、初手は桂捨て、というような可哀想な格言もある。本稿を尊重して出題作用に桂馬関連がないかと倉庫を調べたが、だいたい出題済みのようで、慌てて作ってみたが、桂馬の立場からいうと、この仕事、納得できない!と言われそうだ。

なお、桂馬蒲鉾の裏側を確認したところ、無地だった。銀、桂、香の裏文字は「金の崩し字」なのだが、歩の裏の「と」は何だろうと考えていたのだが、どうも「と」も「金の崩し字」なのだろうと思いはじめた。


さて、3月7日出題作の解答。

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0321k


動く将棋盤はこちら


今週の問題。

keimamondai


わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数を記していただければ、正誤判断。  
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2015年03月20日

NIKUコンペで豚になる

メンバーになっている岡山のゴルフクラブで、ハーフのプライベートコンペがあり、上から90%ぐらいの成績をとり、見事に参加賞を獲得。参加賞は特選豚しゃぶ用の豚肉400g。コンペの名称は「NIKUコンペ」。参加費は1000円なので、ややお買い得とも言えるが、何しろ一人じゃ400gは多過ぎる。とりあえず、肉は4分割し、冷凍の上、白菜とか野菜とか買ってきて、「鍋」「野菜炒め」「鍋」「野菜炒め」という4日分の献立ができる。

nabe


ABABということだ。豚肉+白菜豆腐。たれは味噌か醤油。商品に肉をもらって野菜を買いに行くが、野菜をもらって肉を買いに行った方が健康的かもしれない。

結局、4日で食べ切るが、ますます体が豚に近くなってしまう。  
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2015年03月19日

汀亭 遠音近音でランチ

福山の鞆の浦といえば古の時代から天然の港だった。瀬戸内海を行き来する船が悪天候で避難したり、商業港としても有名だ。幕末には坂本竜馬のいろは丸が幕府の船と衝突し、この沖合で沈没して、補償交渉が行われている。

そして、観光地鞆の浦を代表する宿が「遠音近音」。これを「をちこち」と読む。ことばの意味は、遠くの音と近くの音が混じり合って聞こえるという単純な意味もあるが、さらに今の音と過去の音、太古の音などが混じり合う場所という意味だそうだ。中世日本では、このあたりは海賊の跋扈する地だった。海賊に殺された人々の叫びも聞こえたりする。

ホテル代は一室5〜7万円とハイグレードで、全室のベランダに露天風呂が付いている。

ところが、その高級旅館に泊まらずにランチを食べに行くという安上がりな事態になった。


とはいえ一人1枚超ではある。

そしてそこにあったのは、・・・

幻の高級日本酒である『獺祭』。

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はっきりした味で自己主張が強い。今まで飲んだどの日本酒とも違う味だ。

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さらに、魚介類の刺身のツマがワサビの葉。ワサビの味がするからと勧められるがままに味わうが、こちらは予想ほどは辛くない。窓からは対岸の島が望める。画像の一角には小さな船が写っているが、龍馬の「いろは丸」と自称している。もちろんニセモノであり、引き揚げたわけじゃない。
  
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2015年03月18日

400mでも10mでも

つい最近、斧を振り回した。といっても、犯罪とか、テロとかじゃない。もちろんマキ割じゃない。

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進水式。

実は、全長400m、50万トンといった超大型船じゃなく10mもない超小型船。ところが、やることは同じだった。

そのクライマックスは欧米ではシャンパン割なのだが、日本では、綱を切るわけだ。その結果、大型船ならするすると海上にむかって滑り降りていくのだが、超小型船は、大型クレーンで吊るし上げて海面に下ろすことになる。

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この斧で綱を切る人は、普通は女性が行うことになっていて、船の所有会社の社長の孫とか愛人とか登場するのだが、なにしろ恥ずかしいほどの小型船。福山駅への旅費もタクシー代も払えないほど少額なので、自ら斧を振り回してみたが、危険防止のためか、刃が付いていない斧では、なかなか切れないので、何度も台を叩いてしまう。慣れていないわけで、それがこの進水式での3回目の失敗だった。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)TrackBack(0)市民A

2015年03月17日

マラコット深海(コナン・ドイル著 SF)

mrtコナン・ドイルといえばシャーロック・ホームズの生みの親であり推理小説の父と言える作家なのだが、ある時期から出版社からのホームズの新作を待つ圧力に辟易していたようだ。そして、歴史小説や、冒険小説、そしてSFを書き始めたらしい。

どうも、スティーヴンスやジュール・ベルヌのようなジャンルの異なる小説を読んで、「俺でも書ける」と思ったようだ。難しい言葉で言い換えると「触発された」ということだろう。

それらの中の一冊が、「マラコット深海(Maracot Deep)」。大西洋の深海探索船の事故で、海面からのロープが巨大な生物のハサミでちょん切られ、そのまま8000Mの深さに沈み、酸素が欠乏していく。

しかし、そこに現れたのが、アトランティス大陸とともに海底に沈んだ人類の生き残りのいう筋立てになっている。そして、なんとか生還して有名人になるというので、実は彼のSFはすべてこのパターンである。ロンドンからどこかの未知の場所に行って、大立ち回りの末、ロンドンに戻る。やはり、ホームズの方が良かったのではないだろうか。今でも赤川某氏のようにドイルの続編を書いている人もいる。

ところで、酸素濃度が下がってきて(二酸化炭素濃度が上がって)幻覚を見るというのは、現在では医学現象として、『CO2 ナルコーシス』と呼ばれている。あっち側の世界が見えたり、走馬灯が回ったりするのは、血中の二酸化炭素濃度が高まった時の正常反応だそうだ。

そうなると、このSFも、潜水艇に何らかの機器トラブルが起きて二酸化炭素濃度が上がった時に、長大なストーリーの幻覚を見ただけのことだ、と断定してしまうことができるかもしれない。もっともシャーロック・ホームズの数々の活躍だって、「幻覚・妄想小説」ということも・・・赤川さんゴメン。
  
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2015年03月16日

こういうピケティの読み方があるらしい

トマ・ピケティの「21世紀の資本(LE CAPITAL)」については、5,940円という高価本であり、またその内容が大きく報道されていることから、読まなくてもだいたいわかってしまうという奇妙な状況になっている。署名の翻訳は「21世紀の資本」となっているが、原語の書名は、カール・マルクスの「DAS KAPITAL」を意識しているのだろうから、少なくても「21世紀の資本論」の方が良かったのだろう。

そして、本書のキモは

   r>g

歴史的に、いつの時代も、資産の収益率(r)が、所得の伸び(g)を上回っていて、これによって富を持つ人とそうでない人の格差が拡大していく、という理論である。

自分なりに言い換えると、財布に1000万円入れて競馬場に行くのか10万円で行くのかという違いのようにも感じる。

それで、普通の感覚だと、資本主義では不平等が発生するのが不可避的であるので、租税制度や補助金制度などを政府が行って、貧富の差の拡大を補正する必要がある、ということになるのだろうが・・・

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ところが、さすがにプレジデント誌は、思いもよらない切り口でピケティに迫っている。3月16日号だ。「お金に困らない 世界初!ピケティ実践講座」と特集している。

まず、プレジデント誌は、「r>g」を肯定的に捉えている。豊かになるなら、「g」側の人間になってはいけない。「r」側にいなければ(ならなければ)いけない、という論理である。まあ、「r」はけしからないなんて考えること自体が貧乏くさい、ということだろう。

といっても、もともとお金のない人はrの方に行けないじゃないの、と思うのが普通だが、rは、資産と言ってもおカネだけじゃなく、個人の能力も含まれるということ。体力が余っている人でプロスポーツのヒーローになる人は「r」。建設現場で体力を切り売りする人は「g」。頭が良くても、一技術者にとどまる人は「g」で、起業して一山あてるのが「r」ということらしい。

例えば、

稼ぎ方。
 r=不労所得大歓迎
 g=不労所得は後ろめたい

仕事
 r=成果を出すのが目的、売る仕組みを考える
 g=残業代を稼ぐのが目標、熱意と気合で売る

組織
 r=経営者を目指す、行きつけの飲食店を作る
 g=従業員で満足する、飲食店選びはこだわらない

不動産
 r=自宅は貸すことも考えて買う
 g=無理しても夢のマイホーム

収入
 r=「内容や質」で決まる
 g=「時間」で決まる

pik2


ピケティ先生も、世界中の統計を集めて集計していた頃は「g型人間」だったのかもしれないが、本書を世界中で売りまくって、講演旅行を始めたのは、「r型人間」に変貌したからなのだろうか。カール・マルクスは逆に「資本論」を書いて、rからgになってしまったということなのだろうか。
  
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2015年03月15日

東宝スタジオ展(世田谷美術館)

世田谷美術館で開催中の『東宝スタジオ展』(副題:映画=創造の現場)へ。

美術館の近隣(約2Km)にある東宝砧スタジオをテーマにして、東宝というより日本映画の歴史を回顧することになる。

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東宝が生まれたのが1943年。東京宝塚の略だろう。砧スタジオはそれ以前から写真科学研究所(PCL)として1932年から使われている。トーキーの時代からだ。

戦後、多くの映画監督が東宝に入ったり出たりしていった。

そして東宝にとって史上最高の年が1954年だった。二つの大ヒットを生む。

「ゴジラ」と「七人の侍」。ある意味、ゴジラと三船敏郎と言い換えてもいい。まったく別路線でヒットが始まる。東海道新幹線と東北新幹線が同時開業したようなものだ。

美術館の中にはゴジラセットが組み立てられている。今思えば、水爆実験が堂々と行われていた時代で、その水爆実験の結果うまれ生物が地球を破滅させるというのは、おおいに暗喩的表現だったということができる。

また、一室では、戦後から現在までの名作の「予告編」を連続上映していて、実は1時間以上、その予告編を見ていた。そのうち、三船敏郎のあと東宝を支えたのが加山雄三ということがわかってきた。その後継者は、やや不明だ。加山雄三が若大将になってしまったのが東宝の戦略ミスのような気がする。若大将以前はさまざまな役をこなしていたのに、一つの固定概念の中にスターと押し込んでしまったわけだ。

実際、現在の映画は、屋外ロケに出て撮影することが多く、スタジオはテレビドラマの制作に重宝されているようだ。

まあ、監督と役者とスタジオがあれば、なんとか日本も良い映画を作り続けることができるのだろうが、どれが最も重要なのだろう。  

2015年03月14日

柿木将棋9

WIN8のパソコンを持ち歩いていて、柿木将棋を使わずに不便していた。それは柿木9でも、マウス&キーボード対応で、タッチ操作用ではないと紹介されていたからで、1000円で柿木将棋をダウンロードし、さらにBluetooth用のマウスを購入。あまりマウスを使うのはかっこよくないのだが。


kakinoki


ところが色々と操作しているうちに、駒の上を長タッチすると、マウスでクリックするように駒の向きが変わったり裏返しになったりできることがわかる。つまりマウス不要だったようだ。

それに新幹線の中で、パソコンをマウスで使おうとすると、普通車のテーブルでは横がはみ出してしまうので、グリーン車に乗らなければならない。

もっとも、いい詰将棋を作るには、普通車でチマチマするのではなくグリーン車ののびのび空間でなければいけないのかな。


さて、2月18日出題作の解答。

d12


0314k


最終手で決まっているのか、玉型△2二と、で不完全なのか??

動く将棋盤は、こちら



今週の問題。

0314m


合駒の再利用が課題(ヒント出し過ぎ・・)

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数を記していただければ、正誤判断。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(2)TrackBack(0)しょうぎ

2015年03月13日

さつま白波「原酒37度」

白波といえば、芋焼酎の定番だが、臭いのが特徴と思っていた。というより実際に臭かった。これを飲むともう誰も近づかなくなる、という記憶がある。もちろん一升瓶。

以前、福岡に出張の時に、仕事の前夜に中洲で飲んでいて、女将に「芋を飲まない意気地なし」とののしられたことがあるが、しょうがない。酒場ブログを書いているわけじゃないし。

しかし、当時は、確か「薩摩白波」と表示していたような気がするが、今回は「さつま白波」。何か別物なのだろうか。お家騒動とか・・??

siranami


最近、あるところで飲んでいて、「白波の原酒」というのを勧められ、ロックで飲みたかったものの、やはりその後の展開を考え、水割りにしてしまう。

ということで37度原酒を飲み直しということで、結局amazonさんのお世話になる(それと佐川さん)。そして、箱入りだった。


そして、これは、太古時代の一升瓶とは、まったく異なるものだったわけだ。この大差はなんだろう。  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)TrackBack(0)あじ

2015年03月12日

識字率のこと

昔は、文盲率といっていたものが、今は識字率という。言うまでもなく、識字率+文盲率=100%である。「盲」というのが差別用語だからだろう。

国連が発表している世界の識字率では、1位がキューバだそうだ。99.9%。2位タイがエストニアとラトビアで99.8%。99.7%が8か国で、ラトビア、バルバドス、ベラルーシ、グルジア、リトアニア、スロベニア、ウクライナ、アルメニア。どうも国民が海外に逃げ出す国ほど識字率が高い。日本は23位タイということで、米国、北朝、韓国と並んで99.0%。・・・・

要するに、単にデータの遊びみたいなものだ。それでもエジプトの66%というのもあり、明らかに格差はある。

そして、日本の話なのだが、江戸時代後期の識字率のこと。現在の通説では、農村では70%、都市部では90%というのが通説になっている。

何しろ武士(官僚)の比率が高い国で、士農工商のうち、士と商は文字が読め、算盤ができることが必須だった。寺子屋に行く子が都市で80%と推測され、農村でも村単位で教育を行っていた。

そして明治になってからなのだが、小学校に全員が通うことになったはずなのだが、不登校の子もかなりいたらしい。さらに、学校制度そのものが、軍人と科学者のエリートを作るためであり、一般の庶民の教育レベルは、江戸時代以下ではないかという説があるそうだ。明治維新の成果を強調するために、江戸のレベルを低目に捻じ曲げているという説である。

もちろん、江戸時代についても明治時代についても、識字率に関する調査が行われているわけではないので、明治政府の本質を識字率の面から論ずるには、科学的な研究を重ねないといけないだろう。

最近の大学生の中には、「ひらがな」と「カタカナ」の差がわかっていない人がいるそうだし、そういえば私の部下のオジサンも、「句読点の打ち方がわからない」と言っているし、特に、最近は文字が書けなくても、低能を隠ぺいすることが可能な時代なので、いろいろ困る。  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)TrackBack(0)市民A

2015年03月11日

セブンス・コード(2013年映画)

元AKBの前田敦子さんの主演映画。黒沢清監督。60分と短いが、ローマ国際映画祭で最優秀監督賞と最優秀技術貢献賞を受賞。なんだか、世界と日本の評価が全然違うようだ。

で受賞対象にならなかった主演女優の前田敦子さんだが、出るたびに上手くなると言われるようだ。背後にアキモト某氏の影響があるらしいが、日本の有名監督が順番に彼女を使っているような気がする。俳優と監督の出会いというのは重要であるからして、そのうちジャストフィットした監督が見つかるかもしれない。いや、その頃には彼女が見つけるということになるかもしれない。自宅に古今東西のDVDライブラリーを作って勉強(つまり鑑賞)しているそうだ。

7code


この映画が短いのにはわけがあって、元はミュージック・ビデオだったそうで、それにストーリーを詰め込んでいって、結果としてサスペンス&アクションというカテゴリーに分類されることになった。

最初の2/3は、どうみてもラブロマンスと思わせておいて、途中で殺人とか核兵器の起爆装置とか登場してしまう。キルビル風だ。

仕事の謝礼金は円建て払いから、半分ユーロで半分ルーブルに変更になったのだが、半分は成功だが半分は大失敗だ。

舞台はウラジオストックということで、映画でロシアの大地を見たのはカラマーゾフ以来数十年振りかもしれない。

そして、最後のダイナマイトの爆発シーンの後解釈は、観客に一任ということらしいが、彼女が監督に聞いたところ、主演女優だけが生存した可能性が高いそうだ。モスクワを第二の舞台として再び60分物の「2」を撮ってモスクワ映画祭を目指すのもいいかもしれないが、マフィアの話はやめた方がいいかもだ。

セブンス・コードは音楽の世界では四和音を指す。五線上にマルを四つきれいに並べたコードだ。ドミソシとか。

最初に松永というチンピラに会うのが第一音、マフィアに襲われて海岸に放り出されたのが第二音、松永を撃つのが第三音、そしてトラック爆発が第四音かな。  

2015年03月10日

失われた世界(コナン・ドイル著)

lostworldシャーロックホームズの作者として有名なコナン・ドイルが書いた何冊かのSFの一冊。映画にもなったりして結構有名だ。

チャレンジャー教授という変わった学者が、古代生物は地球上でまだ生きているという仮説を立て、その場所をブラジルのアマゾン流域と推測する。その件で、その説に反対する学者と新聞記者がチームを作って、調べに行くわけだ。

そして、実際に数々の恐竜系の生物を発見する。さらにミッシングリンクと言われる類人猿と人間の中間の猿人をみつけ、戦いを起こしてほとんどを銃撃して殺してしまったりする。

その結果、ロンドンに戻って名声を得るわけだ。

小説が発表されたのは、すでにシャーロックホームズが大当たりした後で、なぜ推理小説家がSF作家になろうとしたのかは不明だが、よく言われているのは、「彼は、推理小説を書こうと思っていたのではなく、成り行きで有名になったので、好きなSFでも書いてみようと思ったのだろう」という説だ。

ただ、SFというのは、どうしても実際の科学の進歩についていけないわけで、20世紀の初めの人たちが「夢のような話」と思っていたものの多くが100年かけて現実化してしまったことが多い。太古の生物は本来死に絶えたからこそSFネタになるのだが、先日記載したとおりカブトガニは恐竜より前の世界からの地球上の先行生存者だ。シーラカンスもそうだろう。

しかし、本著が発表された翌年の1913年には、本作を読んだか読まなかったが不明だが、アメリカ人がヨットでアマゾンの源流調べに出航し、念のため「失われた世界」の科学的証拠があるのではないかと、調べまくったそうだ。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)TrackBack(0)書評