2014年10月23日

い・け・ま・せ・ん!!!

忙しいのに、さらにつまらないことばかり起こる。

倉敷で借りている駐車場だが、自分が借りている隣のスペースが1台空いているのだが、そこに野良猫の餌を置く人がいる。

その近くには2年近く前から黒猫4匹と黒白もよう2匹がいたのだが、野良猫の運命というのか誰かに引き取られたのかわからないが、今は1匹か2匹かに減少している。

別に、猫好きとしては、いまさら野良猫の是非について白黒つける気はサラサラないのだが、困ったことに餌付けしている人がいる。一度見た時は女性だった。一人だけなのかどうかはわからないのだが、近くに「ここで猫に餌をやるな!」という看板があちこちに立てられている。

そして、私の隣の駐車場スペースに回ってきた。ハンカチ落としゲームそのものだ。キャットフードルーレット。

しかも黒猫で、夜間はよく見えないし、時々うろうろしているわけだ。

で、フード残留現場の画像を不動産会社に送ると、数日後に路面に紙が貼られていた。

ikemasen


危険!!

猫が轢かれます!

駐車場内にネコの餌を置いては

い・け・ま・せ・ん!!!


縦書きだ!

ネコは自宅で飼いなさい!

それに、よく食べ残しが残っている。口に合わないのかもしれない。

ネコはエジプト出身で、長い間ネズミ退治のために生きてきたのだが、私の経験では、最も欣喜雀躍の大好物は、アジの干物だと思われる。食後約1日の間、うっとり上機嫌になる。日本までのネコ族の長い旅の結末がアジの干物との出会いだったわけだ。岡山名物ままかりを干物にして奮発したらどうだろうか。小骨が多いが。  
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2014年10月22日

iPhone6好調とソニータイマー起動

iPhone6が日本国内で好調に販売されているということにより、中国からの輸入額が増加し、貿易赤字拡大の方向となり、GDP引下げ要因になり、アベノミクスの目指している「成長と増税のバランス」が崩れることになりそうだという。もっとも原油価格が値崩れしているのでバランスするのかもしれないが。

かつて経済学者ロストウは、発展途上国の経済が上昇軌道に乗るためには、飛行機の離陸と同じように、強い助走が必要という説を組みたてた。経済が離陸(テイクオフ)という表現を使うのも、元は彼の理論によるのだろう。

一方、日本が置かれている状況は、荷物が重すぎて不時着してしまった飛行機に譬えられる。再離陸するためには、重荷を捨てることと、再度、滑走路を走りなおすことである。重荷を捨てるというのは、各種規制の廃止とか既得権者のしがらみからの脱却を意味し、滑走路を走りなおすというのは、経済特区とか優遇税制とかそういう方向だ。

で実際には、重荷は捨ててないし、特区や優遇税制も、まだ机の上に置かれた脚本の状態。まだ誰もページを開いていないし、開かなくても想像できる内容だ。アベノミクスは始まってすらいない、株価が期待で上がっただけ、という人もいる。


ところで、一転してソニーのこと。1年半ほど前にソニー製のXPERIAにしたのだが、主に出先で充電とかPCとの接続に使う部分のキャップがそれを止めるバンドが切れるという形ではずれ、内部が露出してしまった。ソニー製品は1年のメーカー保証期間を過ぎると自動的に壊れるというリアリティのある都市伝説(『ソニータイマー』があるのは知っていて、過去に2回大損害したのだが、まさかスマホにまでタイマーを仕込むとは思っていなかった。細部にこだわらないのだよね。玩具感覚。

sony


キャップがないという状態を直すかどうか考慮するも、下着を着ないで外出して、体内が見えてしまうというような気分なので、キャリアの営業所に持っていくことにする。

と、そのキャリアの保証があるので、「1.本体を新品に交換する。2.部品の修理をする。」という二択だそうだ。コストは、1の場合は3,240円。2の場合は、0円から10,800円だが、明らかに部品代が必要だし、他にも故障個所があれば修理費が加算されるということ。どうもソニー製を買ったこと自体が・・ということらしい。ただ、新品にすると、データ移動が必要なこととアプリは取り直しということ。結局、面倒でも2を選ぶ人はいないだろう。

そして交換されるだろうスマホの寿命が尽きる時がソニー製品とのお別れになるのかと思うのだが、世界中の人がそう思う時、ソニーは電機メーカーとしての役割を終え、「伝説の会社」になるのだろうと思うのだが、そういえば、ソニー生命とソニー銀行にはかなりお世話になっていることを思い出す。
  

2014年10月21日

晴天の迷いクジラ(窪美澄著)

若い作家のことだから、もっと軽快で読後10歳位若返ったような爽快な気持ちになるのかと思って読み始めると、真逆であった。

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主人公は約3人で48歳の野乃花、24歳の由人、16歳の正子。年齢を調べ直して書いてみたのだが、本書の中で感じる年齢はそれぞれ2割増ぐらいだ。それぞれが、あまりに重すぎる家庭の重みを引きずっている。この3人以外にも、ほとんどの登場人物は犯罪的だ。

そして互いに面識のない3人とも、ついに人生の行き詰まりに到達。それぞれが行きどまり感のある旅に出る。それが、西日本のどこかの湾に紛れ込んだ迷いクジラを見に行くニセ家族の旅になる。行き詰ってしまって体力が尽きかけている迷いクジラの運命と重なる。

映画化が決まっているかのようにストーリーはドラマティックに場面が変わっていくのだが、読む方には、あまり新聞などには登場しない「事件の背後には幼少時代のゆがんだ家庭環境が影響を与えている」といった雰囲気が漂い、それが3人分、別々にこれでもかこれでもかと書きつづられる。

そして、人生の終わりを意識した3人の運命は・・

私は3人にもクジラにもコインの裏が出ることを予想したのだが、クジラは突然元気になって、湾を出ていなくなってしまう。映画化するには、そこのところの合理性を何か付け加えなければならないだろう。

そして、人間の方は・・
  
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2014年10月20日

津村節子氏による、「吉村昭氏と芥川賞の関係」

駒場の日本近代文学館にまで「芥川賞直木賞特別展」を見に行ったのは、作家津村節子氏が「波」に連載中のショートエッセイ「時のなごり(37回)」を読んだことによる。津村氏は芥川賞受賞作家であり、亡夫である作家吉村昭氏は、芥川賞の候補に4回なって、もらえなかったことで有名である。

もっとも、6回候補になった人もいるし、そうなると候補者も選考者も「まあ、一応・・」ということになってしまうのかもしれない。落選のつど選考者の方は落選させた理由をこじつけるのであろうが、そのこじつけが次回の手枷足枷となり、どんどん合格ハードルが高くなってしまう。

津村氏の方からだが、芥川賞を受賞したあと、先輩から「今後3年間ぐらい芥川賞作家という肩書がつくよ」と言われたそうで、実際、いまだに「芥川賞作家」と記されることがあるそうだ。文庫のカバー裏には、芥川賞の他に、女流文学賞、芸術選奨文部大臣賞、日本芸術院会員なども書かれても、とにかく芥川賞だそうだ。

亡夫吉村昭氏は、4回候補になり受賞できなかったのだが、城山三郎氏との対談の中で、受賞していたら、それまでの路線の作品を書いていただろうし、「戦艦武蔵」のような調べて書く記録文学は書かなかっただろう、と語ったそうで、受賞しなかったからこそ彼が一流になったと書かれている。

そして、津村氏がこのエッセイの最後にまとめた以下のオチをどう読むか、なかなか難しい。

吉村は四回も候補になりながら、受賞しなかった。受賞もしていないのに、次々に作品を発表し、亡くなったあとも、現在生きて書いている私よりも遥かに売れ続け、何十版も版を重ねて毎日のように文庫が各出版社から届き、写真の前の飾り棚や食器棚にまで積み上げられていくのに憮然とする。

 *憮然=ぶぜん。一.失望してぼんやりするさま。二.あやしみ驚くさま。(広辞苑)

さっそく書店にいって、津村節子作品を文庫本の棚で、「ここからここまで」というように大人買いしようと思ったところだ。「自作に自信あり」という表明と受け取る。
  
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2014年10月19日

芥川賞直木賞原稿コレクション展

駒場にある日本近代文学館で開催中の『芥川賞直木賞原稿コレクション展』へ。

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本館が所蔵する原稿を中心とした展示で、芥川賞受賞作そのものの原稿であったり、受賞の喜びを作家本人が小文にまとめたものなど。そして、賞の裏話。

今では、芥川賞が純文学の新人で、直木賞は大衆文学の中堅に授与されているが、どうも第一回(1935年)の時は、そうではなく、芥川賞も直木賞も新進作家のための表彰制度で、その中で直木賞については「大衆小説」という一項があったようだ。となると芥川賞は大衆小説の新人に出しても良かったはずだ。

ただ、その1年前の企画段階では、芥川賞は純文学の新人、直木賞は大衆文学の新人を対象と菊池寛は考えていたそうで、なんらかの理由で、若干変わったのだろう。

そして、問題の川端と太宰のこと。第一回の時、太宰や高見順などは、候補になるが落選している。太宰は選考委員である川端を恨んだが、どうも川端は太宰を推薦したものの、選考会議を欠席している。何か嫌なことがあったのだろう。そして、第三回の時に、再び候補になり、太宰は川端に恥ずかしげもなく、受賞を懇願する。

しかし、川端は「一回候補になって受賞できなかった人は対象外」という特殊ルールを作り、門前払いしてしまう。実際は、5回も6回も候補になる作家は、その後たくさんいるのだが、かわいそうなのが高見順。第三回でも候補になる予定だったが太宰用ルールが作られたため、巻き添え。ノーチャンスとなる。川端はその後も長く選考委員会に君臨するわけだから、よく考えると現代日本文学に裏側から大きな影響を与えていたことになる。文壇の門番。

そしてさまざまな原稿を読むと、それぞれ受賞者は、字が大きいということに気付く。そんなに達筆の作家は少ない感じだ。作家は原稿をたくさん抱えるので、小さな字で大急ぎで書くのだろうと想像していたが、そんなことはないようだ。(新人賞応募作は、読みやすいようにゆっくり大きな字で清書するというだけのことだろうか、そうであれば字が下手だ)

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また、日本近代文学館の感想だが、学生の時に行ってから久しぶりなのだが、大きく劣化しているように思えてならない。国内にある数ある文学館の中でも、かなり下位に所属すると言わざるを得ない。川端康成ルームというのがあるのだが、ノーベル賞の賞金を寄付したのだろうか。大江ルームはない。次の受賞候補者は大金持ちなのだから、賞金に上乗せして建物自体を再構築してほしいな。安藤忠雄設計の直島の地中美術館みたいに、地下3階建て、地上1階は日本人ノーベル賞受賞者の胸像を並べるとか。

文学館の近くには東大教養学部があり、さらに有名中学・高校などがある。道行く中高生の何人かはすれ違う時に、お辞儀をしていく。大学教授と勘違いされているのだろう。まあ、口を開かなければ知性的に見えるのかもしれない。さすがに大学生の方は無礼者ばかりだ。まったく知性は感じられない。独我集団。
  

2014年10月18日

免状届く

新しい免状を申請し、待つこと一ヶ月半でやっと到着。だいぶ以前から申請のチャンスを待っていたのだが、やっと「会長」「名人」「竜王」に永世名人が並んだ。

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しかし、うかうかしていると竜王戦だし、失冠してしまえば、もう二度と並ばないかもしれないし、谷川会長だって順位戦B1組から陥落した場合、「会長職に専念する」と思われているが、逆に「棋士に専念するために会長辞任」と言いだすかもしれない。

そして、森内竜王だが、名人位を取られたから免状の申請者が増えている、と憤慨するかもしれないし、さらに竜王位を失うだろうと思われているから免状申請者が増えているのではないかと気付くのかもしれない。


さて、10月4日出題作の解答。

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▲1二飛 △3一玉 ▲2三桂 △2一玉 ▲1一桂成 △3一玉 ▲2二飛成 △同玉 ▲1二角成 △3二玉 ▲2一馬まで11手詰。

2手目△2一玉は、▲3三桂 △3一玉 ▲1一飛成 △3二玉 ▲6五角以下。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

1018m


嫌われそうな、合駒選択になっていく。紙と鉛筆で、ケース別の展開図を書いた方が解きやすいかもしれない。身の回りをすべてOA化してしまい、紙も鉛筆も存在しない方は、脳のあちこちのメモリーを活用して、記憶の中で解くのかもしれない。もちろんソフト解きならコンマ秒速なのだが。

わかった、と思われた方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ、正誤判断。  
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2014年10月17日

北海道ラーメン道場×2

ついこの前に新千歳空港内にある「北海道ラーメン道場」函館「あじさい」に行って、全10店を制覇するなど考えていないと書いたばかりなのだが、なんと1日に2店に行くことになった。

なんで、そうなったかというと、新千歳にお昼前について、それから出発するまで、あまり時間がなかったこと。じゃあ、ラーメンでも、ということ。そして昨日から北海道に行っていた人物Aと目的地で合流し、仕事が終わって空港に戻れば、あまり余裕時間がない。さらにA氏は昨夜は魚介類を食い散らしたらしく、ホッケの一夜干しなんか眼中にないわけだ。しかも、「北海道と言えば・・・ラーメンでしょ」と言いだす。

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で、昼ラーメンの方は、江別に本店のある「らぁめん銀波露」。北海道とんこつ味噌。道産食材にこだわり、麺の材料の小麦粉や豚肉、ねぎは北海道産。麺は角が残るほどのしっかりで、豚肉もうまい。スープはあくまでもこってり。味については申し分ないが、本当のところ、量は半分でいいのだが、非常に立派なスープであり、残す気にはならない(丁寧に作られたものを食べ残すのは主義じゃない)。


そして、夜ラーメンは、札幌ラーメンの「白樺山荘」。みそチャーシューを注文。豚肉ばかり食べている。体型だけじゃなく体臭まで豚に近づいていく。

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まあ、想像通りの味で、縮れ麺使用。個人的にはストレート麺の方が食べやすい。どうも世間的には、ラーメンの味は複雑化の一途を辿り、スープのだしは2種類3種類と合わせるし、チャーシューだって、炙ったり炒めたり。白樺山荘の味はかなり素朴で、逆にその味から僅かに加えられる様々な材料をじっくりと推理しながら食べるのもいいかもしれない。

ちなみに、ラーメンとは違う話だが「白樺山荘」という一般名詞だが、白樺林の中にある山荘という意味なのか、白樺材を使った山荘という意味なのかはっきりしない。

白樺林の中に白樺材を作って建てられた山荘のことをリアル白樺山荘と読んでみたい。

ところで全10店中、6店である。以前、全国に散らばるオリジナル天守閣12をいつのまに全制覇したことを考えれば、一か所に残る4店があるというのは楽勝なのだろうが、どうもそういう気にならない。お城とラーメンとは別物だ。しかし全部終わらないとランキングはつけられない。

あとで思い出すと当日は朝食は岡山空港だったし、三食空港メシ。国籍を失って空港に住んでいるようなものだ。翌日の朝食も岡山空港売店で買ったパンとヨーグルトだったし・・

記憶の中に浮かんできたのだが、前に一日二回ラーメン食べたことがあった。3.11。都内から歩いて横浜に帰る途中、深夜に、一か所だけ開いていた食べ物屋がラーメン店。歩き疲れた状態で、しかたなくラーメンダブルヘッダー。そんなシチュエーションではなんでも美味く感じるはずなのだが、まずかった。
  
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2014年10月16日

カササギ捜査中

カササギという鳥は小型のカラスという感じなのだが、欧州では絵画や音楽の世界にも登場するポピュラーな鳥だが、日本にはほとんどいない。

佐賀県に行った時に地元の人から、「佐賀には何もないけど、・・・ カチガラスがいます」と教えてもらった。伊万里焼や呼子のイカの味に詳しくない人なのだろう。

このカチガラスというのが朝鮮半島由来で、秀吉の晩年の最大の失敗と言われる朝鮮侵攻の時、陶工とともに愛玩用にカササギを連れてきたそうだ。後に、陶工の方は希望者は本国に帰還させ、カササギは空に放した。しかし、もともとカラスなので、海を渡って釜山港に帰ったりせず、カチガラスという名前を付けてもらったわけだ。

そして、突如1992年、室蘭から苫小牧、そして千歳の方に現れたわけだ。ボツボツ繁殖して増えている。地元では目撃情報を集めているようだ。熊の出没調査みたいな感じだ。

で、本来どこからきたのかは不明だそうだ。半島から風に流され飛来したのか、佐賀からきたのか、誰かが放したのか。繁殖しているところを見ると、オスとメスがいたのだが、現在調査中ということだそうだ。日韓の研究者が共同研究しているそうだ。本来、別の共同研究が必要なのだが。

ところで朝鮮半島では誰でも知っているという「カササギの恩返し」という伝承話がある。登場人物は、少女A、カササギ親子、青大将夫婦。都合5名。

青大将夫がカササギのこどものいる巣を襲っているところに少女Aが通りかかる。カササギ親が大騒ぎしているのに加勢して、青大将夫に石をぶつけ、殺害。

その後、少女Aは青大将妻に襲われる。かたき討ちだ。体に巻きつかれ窒息寸前となる。唯一、山の上の鐘を鳴らせば助けてやると言われるが、そのすべはない。しかし、鐘は鳴り響き、助かった少女Aが山頂で発見したのは、カササギ親が恩返しとして鐘に体当たりして絶命した姿だった。

やはり本邦物よりも、恐い。
  
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2014年10月15日

ウトナイ湖で渡り鳥を眺める

ラムサール条約というのがあって、渡り鳥が中継地にしている湿地帯や湖などの自然環境を保護しようという国際条約だ。外資系エネルギー会社では社内の昇格テストでは、環境保護に関する問題群の中で必ず出題される条約だ。もちろん問題も解答も英語になるが。


それで、千歳の南、苫小牧の北に位置する「ウトナイ湖」に寄ってみた。というか湖畔を通るし、時間は大余りだし。

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まず、北海道のイメージとは異なり、あまり雄大じゃない。小さい湖だ。あちこちに鳥の群れが固まっているが、どうも種類ごとになっているようだ。

そして、湖畔から数メートルのところには大きな鯉か鮒かが泳いでいる。もちろん、保護区なので、つかみ取り禁止だ。リスやキツネがいても鉄砲は禁止だ。道に迷った観光客もいるし。魚がそんなところにいるのは、湖の中央にいると、鳥のエサになるからだろう。だから水辺にいた方が安心という逆転の発想なのだろう。一方、湖の中央にもエサとしての魚がいないと、渡り鳥の栄養補給基地にならない。

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渡り鳥がどういう目的でここに集まるかといえば、たとえばアリューシャンから宮城県まで避寒に渡ろうという鳥は、一旦、北海道まできて、休養をとる。そして栄養補給。それから最終目的地に向かうわけだ。つまり高速道路のサービスエリア(SA)である。

それと、日本国内の鳥は、ここに繁殖のために来るそうだ。結婚式場というかLホテルというか(いや、ホテルを繁殖のために利用する人はいないか)。

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それが、数百種類の鳥たちが自分たちに都合のいい時に、やってくるので大混雑になる。近くに上陸していたのがコハクチョウ。オオハクチョウはもう少し後のようだ。コハクチョウの中に一羽の色違いがいた。よく観察すると、形も異なる。どういうことなのだろうか。オスとメスの差なのだろうか。大きくなったら白くなるのだろうか。そういう舞台演劇があったような気がする。舞台裏で大急ぎで着替えるパターンだ。

あるいは、仲間からはぐれてしまい、ハクチョウの仲間に入れてもらったのだろうか。どこかわからない未知の場所に行くわけだ。

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ところで、湖に気を取られているうちに、何かウグイス色の柔らかい塊を踏んでしまった。ムギュッという感じ。どうも、動物由来の有機物のような感じだ。色が微妙だ。外国人が「ハナクソ色だから食えない」といっている抹茶味のキットカットとそっくりだ。25度もあった北海道へ行くのに、降雪で足を滑らさないようにと用心して裏がギザギザの靴だったので、さらに具合が悪い。芝の上を歩いたり、歩道の縁石で擦ったりしたが、靴底の深い溝の中には残留物が残る。

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あきらめて、待ち合わせ場所のホテルに行き、カーペットの上を歩きまわっているうちに、すっかり靴底クリーニング完了。
  
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2014年10月14日

四つ目信号

北海道の新千歳空港の近くで車の助手席に乗っていたら、妙な信号を発見。倉敷にも変な信号があるが、それはそのうち安全撮影ができたら紹介するとして、北海道名物の四連信号だ。

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左から、ミドリ、オレンジ、レッド、矢印ということだそうだ。降雪と関係があるのだろうか。最近はLED信号が普及してきたが、理論的には一つ玉にして色を変える方法もあるのだろうが、色認識が不得意の方は、それでは困るので3連信号以下にはならないのだろうが、それでも4連の意味はわからない。

ところで信号といえば、数十年前の上海にあった信号だが、交差点中央にタワーがあって、そこにいる係員が交通量を見ながら色を変えていた。日本ではミドリ→オレンジ→レッド→ミドリの順なのだが、レッド→オレンジ→レッドと変わった時は、仰天した。ランダムに変わる方が、緊張感があって安全なのかもしれない。
  
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2014年10月13日

東京五輪を契機とした観光立国化アンケート

経済広報センターの社会公聴会員になっている関係で、よくアンケートに協力する。この組織は日本経団連につながっているというか、経団連ビルに入っているし、まあ何かの役に立っているのかもしれないし、そうではないのかもしれない。

今回は、「東京オリンピック・パラリンピックを契機とした観光立国に関する」アンケート。全国1816人が参加。

gorin1


まず、「東京五輪開催に期待すること」というテーマで6つまで選べる条件で、

1位: 58% 交通網等の都市インフラ整備
2位: 55% 景気や企業業績向上の経済効果
3位: 52% 日本を文化を世界にアピール
4位: 42% 外国人旅行者が増加する
5位: 35% 雇用が拡大
5位: 35% 国際交流が活発化

スポーツの祭典なのに、それに関しての期待は薄い。日本人選手の活躍(31%)、スポーツ設備の整備(26%)、世界のトップアスリートを見ることができる(18%)、会場で観戦できる(14%)。

どうも、スタジアムはガラガラの感じがする。競技場を立てなおす必要がないのかもしれないが、それでは景気が良くならないのだろうか。


次に、「考えられる課題・問題」では、4つまでの回答で

1位: 60% 税金型が大量投入される
2位: 41% 原材料費や人件費の高騰
3位: 35% 東京とそれ以外との格差拡大
4位: 33% 他に解決すべき政治課題への対応の遅れ

かなり、冷めた目で見ている人も多いことがわかる。まあ、一度やっているからね。


次に、東京五輪で最もアピールしたい日本の魅力(6つまで選択)

1位: 72% 日本人のマナーや気配り
2位: 68% 日本の食文化、おいしい食べ物
3位: 55% 治安の良さ
4位: 50% 洗練された日本のサービス
これでは、誰かのスピーチと同じだ。落とした財布が必ず戻ってくることを保証した女性もいたし。しかし、日本人がこういうことを考えているということ自体、外国人には不思議でならないだろう。ちなみに、神社仏閣温泉などの日本文化(34%)、自然景観(31%)、工芸品(17%)、伝統芸能(17%)、サブカルチャー(13%)、ショッピング(6%)。

モノよりココロということだよね。


その他のアンケートは、以上の結果から推測の通りなので割愛。
  
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2014年10月12日

ディスカバー、ディスカバー・ジャパン

discov1東京ステーションギャラリーで開催中の『ディスカバー、ディスカバー・ジャパン』へ。

この長いタイトルの意味だが、1970年代になって始まった「ディスカバー・ジャパン」について、再び見直してみようという企画である。といっても、当時のムーブメントについて、肯定的に再評価しようという強い意志は感じられない。あくまでも判断は「各自自由に」ということ。

もともと「ディスカバー・ジャパン」は国鉄によって、「実用」に重点を置いた経営から「観光」に傾斜していく過程で必要だった「広告」と言ってしまえばそれまでなのだが、突然にそういうことが起きたわけじゃない。

一つのキーワードは「モーレツからビューティフル」にという価値観の転換期にあったということ。「美しい日本の私」というコピーがあった。それを後押ししていたのが、日本ゼロックスによる「人間と文明」という意見広告だった。世界各国の親日家を中心とした論客が、日本あるいは日本人あるいは日本文化の持っている固有の特質を強調。新聞紙面で連載していた。

そして、国鉄による大キャンペーンが始まったのだが、なかなかポスターの画面が決まらないのについに突入。そのため、次々に必要となる新しいポスターは、結構素朴なものになり、それが功を奏して、都会に絞ったキャンペーンになり、都会人に対して、「ローカルには美しい日本がたくさんある」という誤解とも言うべき空前の旅行ブームが起きる。

discov2


もっとも、都会自体が人間無視の生産性重視のゴミの街になっていたから、それでも旅に出れば、それだけでも酸素濃度の高い空気が吸えたのだから、旅に出ると健康な気分になるというのは、はずれていたわけではないだろう。

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さらに「美しい日本の私」とか「ディスカバー・ジャパン」に便乗したのが、雑誌「アンアン」。元々、あの男性用「平凡パンチ」の女性版として試験的に年1冊とか発行して様子を探っていたのだが「平凡パンチ女性版」では売れるはずもなかったのだが、ついに旅行ブームに便乗(いや、同乗か)し、当時は女性向け旅行雑誌的な編集で増刷していった。

一方、「美しい日本」なんて、すべて「作り物」で、現実の日本はもっと汚く、楽しくないではないか、という考え方の人もあらわれる。反ディスカバリー主義と言われたそうで、そういう現実感のある写真を撮り続ける人たちもあらわれる。

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ただ、カメラというのは現実を現実のように写すというのが、実は苦手で、どうしても写真家の個性が作品に現れてしまうものだ。

案外、この展覧会、東京駅という鉄道の起点で行われているのに、「本当に美しい日本を探しに旅に出ることでいいのだろうか、醒めた目でみるように」といっているように感じる。


東京五輪にしても、開催賛成派が圧倒的に多いのだが、その実、その動機は結構「景気や交通関係のインフラ整備や雇用」といった副次効果に期待している人ばかりだという調査もあるようだし。

discov0


そして、今回の展覧会のぶあついガイドブックを購入。お目当ては、「人間と文明」の連載を読むことだが、新聞記事を縮小して、それを掲載しているため、おそろしく文字が小さい。それを何らかの方法で読む根気があるかどうか、怪しい。
  

2014年10月11日

「執念」と書く人

kagawa将棋フリーペーパー「駒doc.」の2014年春号について。

人気コーナーの「この手だれの手?」に登場するのが女流王将の香川愛生さん。うかうかしているうちに、清水さんを相手にした防衛戦が始まり、一局目を失う。三番勝負なので、次の10月14日の第二局を落とすと、ただのワンノブ女性棋士となってしまう。

ちょうど、香川王将が色紙を書く手を披露している写真があったが、書いている文字が「執」と読める。次の字も「念」のように思われるのだが、女流ながら「執念」とはただごとではない。色紙なのだから好きなことを書けばいいし、女流王将を十期守った元棋士なんか「気軽に一局」なんてお気軽に扇子に書いている。

「執念」という言葉を手近にある広辞苑第四版(6500円)で調べると、「思い込んで動かない一念」となっている。さらに「執念深い」という形容詞になると、「いつまでもしつこく忘れない」と、ややネガティブな感じになる。無言電話とか・・

また、「執」という漢字を手近にある新明解漢和第四版(5000円)で調べると、物事をしっかりつかんでとり行うという本意の他、古くは「罪人を召し取る」という意味だったことがわかる。

つまり、動作的には、手元にないものを、「手に入れ」そして「手放さず」、失った場合は「いつまでも忘れない」ということになる。いかにも女性的なコトバだったのだ。


一方、挑戦者の清水六段だが、こちらこそ女流王将通算九期である。あと1勝で最多タイ記録になる。歴史のある三大タイトル(名人、王位、王将)のうち、名人と王位では最多記録を持っているのだが、ついに王将位も最多タイ目前である。これも「執念」だろう。

そして、記録で並ばれるかもしれない元女王の名前をここに書くと悪いことが起きそうな予感があるのだが、彼女にとっても別の意味で必要なのは同じ単語だろうし、一時休養中の若い僭女王に必要なものもまた、同じ単語なのだろう。


さて、9月27日出題作の解答。

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▲3三角 △同玉 ▲2五飛 △3二玉 ▲3三角成 △同玉 ▲2三飛成 まで7手詰。4手目に、△4三玉あるいは△4五歩には▲2三飛成、3二玉に△4一玉は▲4二馬で歩が余る。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。4手目のやや長い玉型の変化手順が解けないと正解に到達しないが、正解はそれより僅かに長い。

1011m


わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断。
  
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2014年10月10日

黒トリュフのクリームパスタソース

黒トリュフソースのことを書くなら、その香りのことを書かなければ話にならないが、ちょっと難しい。ただ、C国製の松茸ご飯とは異なり、相当強烈にトリュフの香りが立ち上る。レトルトパックなので、袋を破るまで、ソースがイカスミのようにまっ黒ではないかと思ったのだが、そんなことはなかった。ソースの量も妥当だ。

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で、味を伝える能力がないので、このレトルトパックだが、ただの白い袋に「世界チャンピオンMPMマルコパスタ」と書かれている。製造者はベル食品工業(大阪市鶴見区)となっている。

なんとなく高級な味と似つかないパック。ちょっと調べてみたくなる。

その前に、このパックを手に入れた経緯だが、さかのぼると、クルマの車検の話になる。横浜ナンバーの車を倉敷で走らせているのだが、数か月前に嫌な車検の時期になった。何も壊れてもないし壊してもないのに、既定の期間が来ると車検を通すか車を買うことになる。国家的陰謀で、車検を受けて次の2年間はクルマを買わない決意をすると、あれこれと懲罰的に高額出費が待ち構えている。とはいっても何の故障もないのに、あれがどうとかこれがどうとかあれこれ業者が見積りを持ってくる。

ところが、何ヵ所か前に勤めていた会社が、クルマの整備や販売をやっていたので、言われることの正当性とか不当性とかよくわかるのだが、あまり理論的にやるとケンカになる。横浜や東京ならケンカになっても良心的な業者はごまんといるが、地方都市ではそうはいかない。結果として業者に数万円のプレゼントをすることになるのだが、そのオツリとしてカタログをもらう。たぶん2500円ぐらい商品が選べるのだろう。

ほしいものは、パスタソース4袋入りしかないので、それをもらうことになる。ようするに、まったくの偶然の出会いである。

champion


そして、さっそく「ベル食品工業」を検索すると、札幌でジンギスカンソースを作っているベル食品と異なる大阪のベル食品工業にたどり着く。驚くことにカレーのルーの会社だった。さらに、250種類もの「ご当地カレー」をご当地になりかわって作っているそうだ。そんなこと公開してもいいのだろうか。

もともと東京にあったのだが、今は大阪だそうだ。社員数は90人強。私の会社の方がたくさんいる。給料はそちらの方が多いだろう。


で、カレーに頼らない経営ということで、最近、業務用のパスタソースを始めたようだ(カレーもほとんど業務用だけど)。だからレトルトパウチに食品の写真のプリントがないわけだ。

ところで、黒トリュフのクリームソースなんてメニューを出すのは、本格的なイタリアンレストランか、ホテルに限られるのではないだろうか、と思うのだが、乾燥パセリの粉末をトッピングすれば、いかにもホテルの自家製のように見えるのかもしれないが、素材の原産地をメニューに書くのは難しいだろう。大阪って書く?  
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2014年10月09日

10年後のわが子のための親の雑誌?

family1高級管理職向けのビジネス雑誌「プレジデント」の中に、関連雑誌として「Family(秋号)」の広告があった。季刊なのだろうか。

第一特集が、東大生調査で判明した「頭のいい子」の必読書ということで、「できる子の家で読まれている本50」。なんだか、エグゼクティブの愛読書というのと同じじゃないのだろうか。「トップ中学合格者がこっそり教える」とか「名門校の図書館貸出ランキング」とか「ズバリ予測!来年の入試で出される小説」とか。

気になるのは、「東大・灘・開成 今の自分をつくった一冊/賢い子が育つ魔法の本棚」というようなフレーズ。人生の目的をまったく勘違いしているように思うが、雑誌を作る方が勘違いしていても、読者も勘違いしているのでちょうどいいのかもしれない。要するに、こどもが読む雑誌じゃないのかな。いや、こどもが読まないと役に立たないのかな。

第二特集は、わが子の意欲を燃やす方法。秋というのは、夏休みボケを吹っ飛ばさないといけない時期だそうだ。暮れゆく夕暮れを眺めて一首などとんでもない。なにしろ、「10年後のわが子のため、さあ親の出番です!」なのだ。10年後に何を期待しているのだろうか。一芸を身につけるには短すぎるのかな。対象が小学4年生くらいとすると10年後は20歳。灘・開成と中学から入って東大へ入っても、早い話が、まだ何も始まっていない、のではないだろうか。


それで、書店で手に取って、記事をチェックしてみようと数軒を回ったのだが、見つからない。どこをさがしていいのかもよくわからない。地方都市だと「プレジデント誌」自体が見つからないのだが。一応「全国の書店にて好評発売中!」となっているのにもかかわらずご注文ダイヤルが記されていてフリーダイヤルで税込980円を支出すればいいのだが、私が読んでも何の効果もないし、ただ単に、おぞましい雑誌をつくるものだと感心するだけなのだろう。
  
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2014年10月08日

ローマ皇帝を覚えるというのは

先週DVDで見た「NINE」という映画で、主役になっていた「脚本に行き詰った映画監督」を演じる男の周りに、色々な女性が登場するのだが、愛人役の女優が、「私は正妻よりも頭がいい」ことを強調するために、「歴代のローマ皇帝の名前を言える」と言うシーンがあった。

この映画のどの部分にもローマ皇帝に関わるシーンもないので、はっきり言えば、全く記憶に残す必要はないのだが、なぜか記憶に残ってしまった。日本でいえば、歴代の天皇の名前とか総理大臣の名前を覚えるようなものなのだろうか。

といっても日本の天皇の名前を言える人は、たぶんいるだろう。126代だそうだ。それに北朝(ほくちょう)の数代。歴史上にアリバイのない代が10代ぐらいか。

一方、ローマ帝国は難しい。なにしろ、当時はそういう定義がなかった。共和制から独裁制に変わった国だ。ある意味、大統領と同じだ。世襲が原則といいながら、そうでもないし、数多くの皇帝が暗殺されたり、戦死したり。ようするに、天皇と異なり、自ら直接政治を行っていたわけだ。つまり、皇帝の名前を覚えるのは、ローマの歴史を知ることになる。それに、途中で東西に分離。西ローマ帝国は早々と消えてしまうが東ローマ帝国は徐々に弱体化し、イスラム教徒によりとどめを刺された。だいたい東ローマ帝国の皇帝のことは割愛されてしまう。

で、東西分離までの間に87代らしい。そして東ローマ帝国が亡くなるまで89代となるが数え間違いかもしれない。天皇の数より多いし、フルネームを覚えなければならない。日本の年号を覚えるという技と同じぐらいの難易度かな。

そして、こんなどうでもいい話を思い出したのは、知人が「ローマ帝国滅亡史(ギボン)」を読んでいて、ローマについての意見を私と交換をしようとするのだが、どうもかみ合わない。というか、私は詳しくない。

カエサルが初代皇帝じゃないことを知っているぐらいだ。カエサルのことを第ゼロ代皇帝というそうだが、それならアマテラス第ゼロ代天皇とかなるのだろうか。平清盛が第ゼロ代鎌倉将軍とか秀吉がゼロ代徳川将軍、信長はマイナス1代将軍とか。

知人は、僧侶の資格があるのに、会社で給料を稼ぎ、寺を親戚に貸し出して儲けているのだが、定年退職が近づいた今日この頃、自分で住職になろうとしているようだ。そのために今さら宗教を勉強しているのだが、妙な方向に行かなければいいのだがと、案じている。休日に托鉢や辻説法をする程度なら安心なのだが・・  
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2014年10月07日

植物の進化を探る(前川文夫著)

shokubutsu先日、高梁成羽美術館で、シダ類の化石を見てから、少し植物進化のことを本で読んでいる。いわゆる品種改良というようなレベルではなく、動物と植物の差というか、一般に、「植物を食べるのが動物だから、植物が先にあった」というのは、大きな間違いらしい。

植物も動物も細胞レベルでは、大した機能の差はないらしい(というか、別に知っていたが)。進化の方向が違うだけで、そこには植物と動物の渾然とした世界がある、ということらしい。

じゃあ、なんで細胞が分れる段階で、植物には脳のようなものが発生せず、いまだかつて、知能を持つ植物が発見されないのは、なぜだとか思ってしまうのだが、現代の技術を使えば、知能を持つ植物だってじきに作れるのではないかと想像してしまう。


何冊か、植物進化の本を読んでみたのだが、いまさら、この年で学界に参入するのは非現実的であることが、よくわかったわけだ。  
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2014年10月06日

ノーベル賞の季節

10月になり、6日から順次、6部門の受賞者が発表される。医学生理学賞、物理学賞、化学賞、文学賞、平和賞、経済学賞。

まず、妙な噂が流れている。「平和賞」を「憲法9条を長く守っている日本国民」に与える、という話。どちらかというとイグ・ノーベル賞じゃないかとも思える。「あまり役に立たないことを研究している人」がもらえる賞だ。バナナの皮の滑りやすさ、とか。もっとも憲法9条は、「日本人をモルモットとした実験」である、と考えれば受賞資格はあるのかもしれない。

ただ、現憲法は、変えようとしても、簡単に変えることはできないルールになっているので、表彰に値するかどうかはよくわからない。長く変えなくてもよかったのは、ひとえに米国のおかげといってもいいのだろうが、米国は大統領個人が平和賞を受賞した。今となっては、なんで戦争好きの大統領が受賞できたのか、意味不明だ。

また、日本国民といっても、個人受賞の場合は、1テーマ当たり最大3人までじゃなかったか。もっとも「EU」が受賞したのだから「日本」とか「社民党」とか団体ならいいのだろう。

ところで、下世話なことを考えるのだが、賞金はどうするのだろう、と思って調べると、平和賞の賞金は800万スウェーデン・クローネ。約1億2000万円強である。日本国民一人当たり、ちょうど1円になる。もっとも憲法を67年間守ったということなら67歳以上の人だけが対象だから、賞金の分け前も十倍位になるのだろう。

それに、誰が授賞式に行くのだろう。日本国民を代表するのは、衆議院議長だろうか。伊吹氏だが・・。作ったマッカーサー氏は、故人なので受賞できない。新橋の新しい道路に名前を冠するだけだ。あるいは、現憲法の主役ともいうべき千代田区千代田一丁目1番の方だろうか。まあ、全国民から希望者を募って、抽選で1名様が代表になるというのかもしれない。

ムンクの美術館に行ってみたいし、オーロラも見たいし、是非、抽選会に応募したいなあと年末の予定表をながめている私だ。  
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2014年10月05日

宗像大社国宝展

munakata宗像大社を支援している企業の関連美術館である出光美術館で開催中(〜10月13日)の『宗像大社国宝展』に行く。国宝は約60点。

宗像大社は福岡県に古代からある神社であるが、その存在を有名にしているのは玄界灘の孤島である沖ノ島の沖津宮だろう。別名、海の正倉院と言われる。

戦後、行われた発掘調査の結果、沖ノ島から80,000点にわたる国宝が発見された。時代は4世紀から9世紀まで。4世紀といえば日本史の空白期間であることから、歴史研究上もきわめて重要な調査と言ってもいいだろう。

では、なぜ孤島である沖ノ島にお宝が眠っていたのか。

実際、4世紀についての史料が乏しいのだから断定的には書けないのだが、日本と朝鮮半島との間に海路による往復が行われていた。その時に、中継点としてこの島が使われていた。そして、その先に対馬がある。

つまり、この島に着いた時に、日本の神様に「危険な船旅を終えて日本に帰ってこられたことを」感謝するために、お礼の品として献上していたということだ。

じゃあ、対馬は日本じゃなく朝鮮に属するのか?ということになるが、そういうものでもないようだ。対馬は対馬だ。

というわけで、国宝8万点ということは、相当多数の人達がこの島に来ないとおかしいことになる。で、出土品の種類を調べることにより、日本と朝鮮、あるいは中国の力関係の変化がわかるようだ。

しかし、9世紀(日本で言えば平安時代)になり、日本と大陸の間の国交が細くなる。それに伴い、海の正倉院の役目はなくなっていき、大量のお宝は千年の眠りについていたのである。

なお、沖ノ島はいまでも女人禁制であり、男子も毎朝、裸になって海中で禊をすることになっている。体を清めると言ってもボディシャンプーとか禁止だろうし、だいたい、大社の神領なので、年に一度だけの公開日(5月27日)に応募してからでないと島に上陸できない。
  

2014年10月04日

将棋ペン倶楽部2014年秋号

今回(将棋ペン倶楽部2014年秋号)は第26回将棋ペンクラブ大賞の選考会の特集。

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選考の結果から言うと、観戦記部門は、北野新太氏のNHK準々決勝丸山−三浦戦が大賞。優秀賞は湯川恵子氏の女流名人戦第二局の里見−中村戦。

文芸部門は、大賞が天野貴元氏の「オール・イン」。優秀賞が森内俊之氏の「覆す力」。

技術部門は、大賞が森信雄氏の「逃れ将棋」。優秀賞が杉本昌隆氏の「杉本流相振りのセンス」。

その中で、湯川恵子氏の「里見―中村戦」。71手目に▲7五歩という人間には考えられないような手を放った里見さんが、その後も妙手を連発して勝ったのだが、途中何度も声を出して腹を押さえ苦しそうに脇息につかまる状態が連発する。単にその日の体調が悪いということではなかったことは、その後の休場で明らかだ。

解説を読む限り、彼女の内臓になんらかの問題が起きているように思えて、かなり不安な気持ちになる。

そして、技術部門の大賞になった「逃れ将棋」。選考委員の某棋士が、妙な評価をしている。

外国人のファンが増えているので、・・・・(日本語が苦手な人には)解説がほとんど棋譜だけなのは助かるはずです。

紙の質があまりよくない感じですが、400ページ以上ありますから、いい紙使うとけっこう重いですよ。だから安い紙で軽くて持ち歩きやすいのもいいでしょう。


思わぬところに、選考の基準があったようだ。


さて、9月20日出題作の解答。

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初型と詰め上がりの簡素性だけといえばそれだけかもしれない。

動く将棋盤は、こちら


今週の出題。

1004m


詰将棋パラダイス誌6月号に掲載作。正解の筋は、ふあっと焼いたプレーンオムレツみたいな軽さで・・

玉型の変化筋には、手厳しい応手がある。結果評は、予測よりも好評が多かったが、酷評・悪評類をほうむっていただいたご担当の方に感謝!

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数を記していただければ、正誤判断。
  
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2014年10月03日

法相が首に巻くのは・・

国会で松島みどり法相が身に着けていた赤いストールが、ルール違反かどうかが話題になっている。猪木議員の赤いマフラーより細いものだが、ストールとマフラーの違いは何かといってもよくわからない。あえて言うと、ストールの方が多様な形状だ(マフラー方もあるし、布のような形状や帯のような形状もある)。ルール化するなら「ストールはOKだが、そのうち形がマフラー状のものはダメ」となるのだろうか。

「マフラーは防寒着でストールはファッション」と言い切れるものでもなく、猪木議員だって、国会内が寒いから太いマフラーで来たのではなく、どうみてもファッションだ。服に縫い付けていればよかったのかもしれない。


ところで、誰も指摘しないのだが、法相の重要なお仕事として、首に紐を巻きつける役目がある。具体的には、首にロープを巻いてもいい、という文書に署名するのだが。

そういう意味で、なんとなく、この大臣の最大の仕事は、性犯罪の厳罰化ではなく、1995年にすべてが発覚した自称宗教家とその信者たち計13人の執行時期なのではないだろうか。

三大事件である坂本弁護士一家殺害、松本サリン事件、地下鉄サリン事件。死者は28人。

もともと、この事件は殺人事件の裁判なのか宗教裁判なのか。13人の中でも順序はあるのだろうか。13人一括なのかあるいは2グループ以上にわけるのだろうか。

また、逃走中だった3人が捕まったことにより、さらに死刑囚が証言台に立つという異例の事態になったし、その証言もまちまちだ。長期戦が予想される。そういう一切の裁判が終結するまで待つのだろうか。

やはり、法相が首に巻物するのは、やめた方がいいと思う。  
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2014年10月02日

NINE(映画:2009年)

NINE脚本に行き詰った映画監督の周りに、過去に何らかの関係があった何人もの女性が現れて、誘惑したり、ののしったり、自殺未遂したり・・

「イタリア」という豪華なタイトルの映画の制作発表会で、映画監督は、「まだ脚本がないこと」をなんとか隠しきるのだが、クランクインになって主演女優は、脚本がないことに腹をたて、関係者の多くが行き詰まりに気付いてしまう。

さらに愛人AやBや妻や、ファッション雑誌女性編集長や、その他多くの女性が現れて、一晩に三回戦が予定されたりする。


ところで、行き詰った監督をテーマとした映画としては、フェリーニ監督の「8 1/2」が有名で、どうしても比較してしまう。やはり、フェリーニの方が上かなと感じた理由だが、フェリーニの方はイタリア語なのに本作が英語であることからか。イタリア人が全部英語で会話することが、まったく違和感。

で、後で知って驚いたのは、「8 1/2」もロブ・マーシャル監督の「NINE」も同じ映画ということ。

「8 1/2」をミュージカルに書き換えたのが「NINE」の劇場版で、それを再び映画したものが「NINE」ということ。そういえば、登場人物の名前も似ている。

日本語を英語に翻訳して、もう一度日本語に戻すようなものだ。少し感じが変わる。「安倍首相は素晴らしい政治家だ。→エイブ首相は、見事な政治家です。」


少し違うと言えば、フェリーニ版では、「女性遍歴」の結果「脚本に行き詰る」というように、女性遍歴をネガティブな因子にわけていたが、マーシャル版では、女性遍歴の結果脚本が書けないならしかたない。というように描いているように思える。

「8 1/2」では、クラウディア・カルディナーレが出演しているが、「NINE」では、ニコール・キッドマンやペネロペ・クルスが出演しているし、映画監督の母役として年齢不詳のソフィア・ローレンが登場する。

一作目と二作目の間隔から推定すると、40年後の2055年頃には、さらに「9 1/2」という映画に進化するかもしれない。おそらく「脚本に行き詰る監督」というシチュエーションは普遍的にありうるからだ。さらに価値観が変わっているのではないだろうか。そして中国語か。


ところで、伊丹十三監督をモデルにした映画とかあるのかな・・(監督が自分じゃ撮れないし)
  

2014年10月01日

円安で始まる新たな雇用問題

基本的には、「今の瞬間」の雇用問題はかなり逼迫状態だろう。ファストフードのバイト時給だって、首都圏では1000〜1300円あたりまで上昇。地方でも850円位のようだ。

社長やっている関係で、いくつかの営業所で正社員募集しても簡単には集まらない。大局的に言うと、団塊世代の後半(1949年生まれあたり)がいま、65歳の年金生活に入りつつあって、おそらく60歳を過ぎて、社会のどこかで高額給料ではなく低額給料で働き続けていて、やっと所得税を払わないで済むようになってきたからだろう(でも選挙権はあるが)。

その世代の人口は、年間約180万人。一方、今、学校を卒業して就職しようとする世代の人口は年間110万人。必然的に急速に職場に穴が開き始めた。だから、女性の社会進出とか首相が言っているが、アベノミクスには何の関係もなく、ここ2〜3年程度は、基調としては雇用タイトなのである。フリーターが正社員になるには、今しかないわけだ。そして、2〜3年後には、団塊世代の多くが去り、求職と求人は拮抗し、雇用の窓は再び閉ざされるわけだ。


ところが、急に、別の「雇用にとってマイナスの風」が吹き始めてきたように感じている。

地方都市のちょっとした募集に対して、30代の高学歴男女が応募してくるようになった。語学留学して、得意の英語で外資系企業で働いている人たちが、動きだしているようだ。というか急に席を失っているように見える。若い人だけじゃなく、超高給の役員クラスにも肩たたきが始まったようだ。つまり、外資の日本離れ。

つらつら考えるに、過去にもあったのだが円安の時に見られる傾向である。たとえば1ドル=80円なら、1ドル稼ぐのに日本市場では80円もうければよかったのに、1ドル=110円だと110円儲けなければならない。といっても、日本国内の商取引はドルではなく円なのだから、急に2割も3割も利益率を改善できるわけじゃない。とくに売上を増やすのは簡単じゃない。

そうなると、一にリストラということになる。そしてコストダウン。サービス低下になり結局は米国ビジネスをそのままのマニュアルでやろうとして、自滅。そして日本撤退。

そう思うと、国内で見ている限り絶好調だったスターバックスジャパンも、ドル表示にすると、減収減益ということだったのだろうと気付く。そして、米国本社の傘下に入った(入れられた)わけだ。従業員が感じる「訳のわからない不安」というのも、実は「訳はわかっている不安」ということなのだろう。

早く、日本経済を何とかしないと、スカスカになっちゃいます。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(2)TrackBack(0)MBAの意見

2014年09月30日

クモ違い

クモや蚊や、その他の嫌なものがたくさんいるところに行く必要があった。

そして、シマシマの蚊と戦っていたのだが、そこに現れたのが、背中に縦の模様がついているクモ。

れいのセアカゴケグモかと思って撮影。足が速いので、ピントが少しずれる。

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帰ってから、調べると違うらしい。というか毒があるのはメスの方で、オスは地味で毒がないと言われるので、オスかもしれない。確かめるには裏返して腹の色を見ればいいらしいが、そんな危険なことはとてもできない。

ところで、セアカゴケグモは漢字で書くと、背赤後家蜘。後家蜘というのは、かまれると男が死んで妻が残されるからとの俗説があるそうだ。まったくの俗説、蜘蛛に噛まれるのは男だけじゃない。見境なしだ。

オスを食っちゃうからだそうだ。

実は、一般的にクモの巣を観察すると、中央にでかい蜘がいる。これがメス。そして巣の端の方にメスの1/3位の大きさのクモがいる。これがオス。オスは食い物もメスの作った巣にとらえられた小さな犠牲者を失敬する。そして、交尾の時は、こっそりメスに近づき瞬間芸で交尾し、あっという間に逃げ出す。早い話が、元々、交尾とは関係なくオスが近づくとエサにしようとするそうだ。ふつうの種類の蜘のオスは交尾の後、すばやく逃げるのだが、ゴケグモの仲間は、逃げるのは卑怯として、その場でメスの餌となるのだろう。

桜田門外の変でも、襲撃後、逃げたものがほとんどだ。四十七士の例でも、卑怯者が付き物だ。  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)TrackBack(0)市民A

2014年09月29日

スターバックスジャパンの終焉

stbすでに、スタバファンならみんな知っているだろうことだが、日本法人のスターバックスジャパンが米国本社による公開買い付けの後、上場廃止になる。18年前に日本にスタバが誕生した時から中心人物だったサザビーリーグの角田氏も経営から離れるということである。

個人的には株式投資ではずっと投資の柱としてクルマ2台分の原資にもなってくれて、これでお別れとなると、悲しくてしょうがない。NISAの柱に組み込んでいる人も多いだろうが、後始末は大変だろう。

店頭でスタバの社員に聞いてみると、「わけわかんないです」ということだった。

公式発表では、「今後のコンビニコーヒーとの競争が・・」ということだが、スタバはコーヒー+サードスぺイスの時間が売り物なのに対し、コンビニコーヒーのどこにサードプレイスがあるだろうか。単にコジツケの理由だ。

あれこれ読んでも、何ら明らかにならないが、簡単に言うと「隣の芝生は青く見える」ということなのだろう。スタバにとって日本は北米以外への海外進出成功の起点だったのだが、それはスタバ本家のシステムによるものじゃないということがわからないのだろうね。

まず、2年で、衰退を始めるだろう。マック以上に、細かなところに日本主義が潜んでいるのが日本のスタバであり、米国人が差配すると、まずメニューの多様化から始まるのだろうけど、コスト倒れになるだろう。米国メニューの方が日本メニューの2倍位多様だけど、早い話が、もっと高カロリーメニューばかりだ。株主総会で「シュガーレスフラペチーノ」を求める声がわきあがるのが日本。

それに米国法人になると今の円安がすべての努力を無にする可能性がある。1ドル稼ぐのに、80円であったのが110円稼がなければならなくなる。嫌な状況だ。


chokokuroところで、ポストスタバの候補を考えると、同業種では「サンマルク・ホールディングス」がある。カフェでいえば「チョコクロ」と称される「サンマルク・カフェ」。都心部では、スタバはいつも満員なので、次の選択が問題なのだが、おおむね「タリーズ」か「ドトール」か「チョコクロ」になる。その中でもチョコクロは元気だ。なにしろ、チョコクロワッサンという秘密兵器がある。スタバにおけるフラペチーノ的存在だが、フラペチーノを頼む場合、決してコーヒー類を頼むことはないが、チョコクロを頼む場合、コーヒーは必須になる。

とはいえ、サンマルク・ホールディングスに投資するには、一つの問題がある。グループ会社の一つである「鎌倉パスタ」。生パスタがウリなのだが・・・・

生パスタは、美味くないから。  
Posted by ota416 at 00:00Comments(2)TrackBack(0)投資

2014年09月28日

元々死火山と言われていたのに

御嶽山が水蒸気爆発した。硫黄臭はないようなので、まだマグマ爆発ではないようだが、濃度の濃い硫化水素は無臭だから覚えておいた方がいい。

3000メートルを超える火山というのは、それだけで危険なことが起きる(起きた)と考えるべきなのだろう。御嶽山の研究をしたことはないが、WIKIPEDIAなどでは64万年前に巨大噴火があったようだ。その後も数十万年ごとに大爆発。どうも10万年、1万年、9000年、5000年、5200年といった時に中爆発しているようだ。約5000年ごとに2回セットで爆発するようだ。

で、富士山もそうなのだが、火山には登らない方がいい。だいたいご神体になっていることが多いのだから、ふもとから拝むだけにすればいい。

で、マグマ爆発に至るかどうかだが、そうなってもおかしくないような気がする。現在の噴火口が直線的に並んでいることは、地下水脈とマグマが接近していることを感じさせるのだが、常識的にいって、アブナイ。

ところで、最近、火山のことを書いた記憶があり、思い出したら、このコメントだった。

実は、先月、溶岩が吹きあげて3倍の高さになったみたいです。

御嶽山が高さ3倍になったら、大変だ。  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)TrackBack(0)災害

2014年09月27日

B級の壁はコンクリ製でもなかった

9月23日に神宮外苑、東京体育館で開催された将棋職団戦のこと。

まず、最大の問題は、日本でのデング熱発祥の地が近いこと。緑の多い地区なので蚊に刺される可能性は高い。そうなると発病する可能性が高い。体質的に、新しい病気に、すぐ感染する。とりあえずスプレー。最近、持ち歩いている。

で結果は、個人的に2タコの結果、チームも2タコ。ただ、B級からは陥落しないだろう。予想の範囲ではあるが、2局とも、いつになく中盤で優位に立ち、寄せに失敗。ちょっと弱気だった。一局目は試合開始前に対戦相手が「四間飛車を指しこなす・・・」という本を読んでいるので、四間飛車が不得意なのだろうと想定し、四間飛車に誘導。まったく作戦は成功したのに残念。二局目も同じようなパターンで有利だったのだが、無念・・

弱気といえば、実は多忙の折、大会の前から以下のような、きょうの予定稿を書いていた。事実の前に報道ありの朝日新聞記者みたいだ。

shoku


B級の壁、コンクリート製

職団戦もFクラスからリトライして、コツコツとB級までくる。個人的にはAまで行ったことがあるので、「いつか来た道」ではあるが、Bになると、突然に相手が強くなる。Aの常連が何らかの問題で陥落した場合もあるし、対局時計の裏ワザを駆使する相手もいるし、あまり強くなさそうでも終盤が極強の場合もある。要するに、A級とかB級とかは根拠なくその椅子に座る人はいないのだが、こちらの5人は、どうみても「その椅子に座るべきじゃないような」雰囲気が漂う。対局時計の合わせ方も忘れた。

ということで、出直すことになりそうだが、ここから下へ下への道も、実は「いつか戻った道」である。単に幸運と不幸は、周期的にめぐってくるということなのだろう。


まあ、戦う前から負ける予定を立ててはいけないだろうね、と反省。


さて、9月13日出題作の解答。

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下にいる王を、わざわざ上に引っ張り出す。

動く将棋盤は、こちら

今週の問題。

0926m


わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ、正誤判断。


  
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2014年09月26日

牛すじ、といえば

牛すじ、といえば神戸永田ということだそうだ。阪神淡路大震災でもっとも被害が大きかった場所だ。いまは町の守護神として、区役所の近くに大仏クラスの超巨大鉄人28号が現れたのだが、・・・


で、「牛すじ」といっても狭義と広義がある。狭義にしぼればアキレス腱ということになるが、広義では、牛の全身の腱とそれに付随する肉、さらにアバラ付近の肉も類似しているので牛すじの仲間に入れるようだ。

神戸で食べるのは広義の牛すじ。

で、「牛すじ壱成」というお店に行き、『石焼牛すじつけ焼きそば』という、名前のメニューを頼む。あまりメニューを理解していないので、牛すじを石焼にするのか、つけ焼きそばというのもよくわからない、焼きそばはわかるが・・

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で、待つこと10分強でタフそうな料理が現れる。石鍋の中には牛すじの煮込み風と刻みネギが麺の上にのっているが、いわゆる中華風の焼きそばじゃない。一目、きしめんだ。そして、生玉子。ようするにすき焼きのように溶き卵につけて食べるようだ。名古屋風でもあり、関東風でもある。そして、暑いというか熱いというか。汗だらになる。しかもライス付だ。

そして、食べながら喉が渇く。セルフサービスの水を何杯も飲むことになる。名古屋の味噌煮込みうどんのイメージだ。

しかし、京阪神と一言でいうが、京都と神戸では食文化はずいぶん異なる。和菓子と洋菓子、石焼牛すじつけ焼きそばとにしんそば。

普通なら、ここでビールだよね。

普通だし。

(なんとなく、私の行くところどころで事件が・・)  
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2014年09月25日

栽培植物と農耕の起源(中尾佐助著)

saibai1966年に発行された岩波新書。人類の進化の中で人間がどうやって野生植物を食用に改良し、機械農法が始まるまでの間に、どうやって収穫をふやしていったかというテーマで書かれている。かなり面白い本だった。

まず、「根菜農耕文化」「照葉樹林文化」「サバンナ農耕文化」「イネの始まり」「地中海農耕文化」「新大陸の農耕文化」というように農耕文化を分類。たしかに、「イモ、バナナ」、「雑穀、果実」「マメ」「コメ」「ムギ」「トーモロコシ、サツマイモ、ジャガイモ」といったのが、各地の代表的産品だ。よく考えると、現代日本には何でもある。

そして、感心した一つは、「野草と雑草は違う」ということ。ようするに野生の中から種を見つけて育てるのが第一歩。雑草というのは人間の住んでいる場所の近くに自動的に付随してはびこる植物のことだそうだ。

次に、「コメと麦」。両者の文化を接する地域では、かならず「コメ」を食べるようになるとのこと。(ただし、日本ではムギの方が増えているような気がするが特殊な国だから)

それと「治水」のこと。どうも灌漑を正しく行って大河をコントロールすることが重要と思っていたのだが、そうなると地面の塩分がわずかずつ増えていって作物に悪いということになる。大河の地方では、時々、大反乱が、すべてを無に帰すようなことがあり、それが土地の力を回復する輪廻だったわけだ。  
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2014年09月24日

新潮文庫100年

「新潮文庫の100冊」ではないのだ。「新潮文庫創刊100年」だそうだ。

よく、100年!といって実は99年だったりすることがあるが、正真正銘の100年。1914年(大正3年)9月に第一期百冊刊行という新聞広告を大正3年9月18日に、東京朝日新聞に載せている(黒塗りなしだ)。

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売りが、『全譯』。意味は、元の作品を長いからと言ってカットしたり、意訳(翻案方式)したりはしない、ということだそうだ。ただ、直訳を意味しているわけではなく英語、ドイツ語、フランス語などからの二重翻訳(重訳)はあったそうだ。どうも、ドストエフスキーなどをロシア語から直訳できる新鋭翻訳者が増加したことが契機のようだ。

そして、最大のライバル岩波文庫は、1927年のスタートなので、版元が現存している文庫では日本最古だそうだ。創刊が一番早いのは冨山房の袖珍名著文庫(1903年)、立川文明堂の立川文庫がこれに次ぐ。

しかし、新潮文庫第一期はすべて海外文学の翻訳100冊となっていたが、実際は3年間で43冊を発行。


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今回、その中から5冊が復刻された。復刻プロジェクトは壮大なものだったようだが、今回、5冊セット箱入りで14,000円+税ということだそうだ。

第二期は、谷崎、与謝野、芥川などの日本の名著を中心に1928年にスタート。岩波を意識したのかもしれない(19点)。第三期は1933年から。現行の新潮文庫の礎となる内外の文芸各方面で構成される。大戦により1944年に中断(495点)。

そして、現在に続いた第四期。1947年(昭和22年)7月に再開する。第一作は川端康成『雪国』。第四期は今年9月に10000点を超えた。

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この文庫版『雪国』。初版ではないが第97刷を持っている。初版は昭和22年7月16日とある。『国境の長いトンネルを抜けると・・』で始まる川端代表作を一に選んだ理由は、3年間の中断が終わったことを新潮社が高らかに表明しているのだろう、とも思える。


そして現代。創刊100年を期して、ニュースタイルの新潮文庫nexが始まる。ペプシのおまけじゃないらしい。「紐しおり」がないというだけじゃなく、骨董品的作家を仲間はずれにするらしい。

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河野裕『いなくなれ、群青』、ありえないほど純粋なラブストーリーだそうだ。神西亜紀『坂東蛍子、日常に飽き飽き』、ネット上の小説に定価をつけて収録。今回は、計6冊同時発行。思えば100年前の新潮文庫も6冊で始まった。あと100年続くのかな。

一応、がんばれ!  
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2014年09月23日

星間商事株式会社社史編纂室(三浦しをん)

hoshima川田幸代29歳。腐女子。同人誌を武器に、社の秘められた過去に挑む。というテーマの小説であるが、社会派小説ではない。ライトノヴェル的。

大きな会社にはよく社史編纂室(編集室)というセクションがあるのだが、早い話が、もっとも閑職であることが多い。さらにいうと、閑職にいくべき人が先にいて、その人たちを押し込むために作られる部門。

これが多数になると、キャリア開発室というような追い出し部屋になるが、数人の場合は社史を書くことになる。予定の創立○十周年に間に合わなくても特にお咎めなし、というか、永遠に編纂を続けた方がいいのだろう。

そこに配属された4人+X(X=0〜1)が、社史に空白期間があることに気付く。いわゆる「黒塗りの歴史」。

サリメリという日本の南にある新興国に進出する時に、現地の政治的リーダーに日本から女性をプレゼントしてコネクションを作ったという噂を突きとめる。某夫人伝?。某夫人は、その後体調をこわし、日本に帰国し、妹とチェンジ。妹は政変により一族で米国に逃亡し、その後の行方は不明。

私が書くなら、社史はいったん横に置いて、米国に某夫人の妹を探しに行くことにするのだが、その筋では取材が面倒と作者が判断したのか、ストーリーは「裏社史」に向かう。

社の予算で製作する正規の社史と、編纂室ご一同様のポケットマネーで作る裏社史が同時並行状態で完成に向かう。日本書紀と古事記みたいな関係だろう。そこに社内抗争が・・

結局、社史は2冊セットで完成するのだが、なんとなく米国で行方不明にされてしまった妹のことが気がかりだ。作者として責任もってほしいところだ。
  
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2014年09月22日

花飾りも帯もない氷山よ/楽屋(演劇)

hanakazari恐い映画をDVDばかりで観ているのもなんなので、麻布演劇市に行く。ちょうど演劇市200回公演。演劇集団「いたわさ」。

演目は、『花飾りも帯もない氷山よ』と『楽屋』の二本立て。ともに劇作は清水邦夫氏で40年ほど前に初演が立っている。清水氏の作風が、世界に対するプロテストから人間の内面に向かってきた時期の作と言うことらしい。それと、『楽屋』は、日本でもっとも数多く公演された演劇ということ。

まず、『花飾り・・・』。難しいし、恐い。ちょっと酔っ払った40男が迷い込んだ不思議なシチュエーションで、10年前になくしてしまった赤い染みのついたセーターを見つける。同時に見つけたのは男の過去にかかわる人たち。亡霊なのか、あるいは彼の記憶の中に生き続ける幻想なのか。あるいは彼自身が亡霊なのか、あるいはこの劇そのものが、観ている私の脳の中に潜む幻想なのか。

そして、『楽屋』。チェーホフ劇の裏話みたいな劇。楽屋の隅の方に漂う、嫌なにおいのする気体をとりあげた筋立てなのだが、あまり好きになれない。ちょっと道徳観が自分と違うような・・

  

2014年09月21日

神戸文学館で感じた色々なこと

神戸の王子公園の一角にある神戸文学館。道をはさんで横尾忠則美術館がある。どうも、美術館と文学館と動物園とサッカー場が固まっているが、訪れる人は趣味がさまざまなのだから、美術館は美術館だけで神戸の一角にまとめるとか、文学館は図書館の近くにするとかすればいいのだけど、それぞれに成り立ちの理由があるのだからしかたがないかな。

で、訪れる前は、あまり大きな期待はしていなかった。だいたい、あまり神戸文学というものを知らないということもある。林夫美子とか代表の一人らしいが、彼女を結びつけるなら尾道でしょ、ということになるし、横光利一なら上海でしょ、とか。神戸を描くなら、大阪と神戸とを差別化した作家じゃないといけないし、だいたい大都市なのだから、たまたま住居として神戸に住んでいる人もいるし、それって神戸文学じゃないと思う。

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そして、建物。やや狭いが立派だ。大ホールである。どうも関西学院大学のチャペルだったようだ。関西学院の発祥の地らしい。というか敷地はそのままかも。神戸市内最古の木造教会だそうだ(とても木造には見えないが)。

そして、展示を見ているうちに、神戸文学というのは何種類もあることがわかってきた。

まず、前述したように、「神戸に住んでいた作家」。「神戸に移り住んだ作家」。「神戸のことを書いた作家」。というようなことらしい。「住んでいた派」の代表は、村上春樹かな。「移り住んだ派」は「谷崎潤一郎」。「神戸を書いた」のは野坂とか林夫美子。

でも一覧表を見ると、堀辰雄とか正岡子規、横溝正史、北原白秋とか意外な名前が並ぶ。

戦前には分野が違っても、サロン的雰囲気が神戸にあったのだろう。また関東大地震のあと、東京、横浜から神戸に移住した外国人も多かったはずだ。

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後で調べてみると、村上春樹は芦屋の高級じゃない方のエリアにこどもの頃、住んでいて、高校はこの近くの県立神戸高校だったそうだ(その後、早大)。仮に灘高校から東大に入っていたら、ノーベル文学賞候補コースにはいかなかったかもしれないが、本当は国立大学に行っていれば文科省のスウェーデン大使館出向者を中心としたロビー活動ですでにノーベル賞を受賞していたのかもしれない。依然として日本人で私立大学卒業者の受賞者はいない。


神戸の美術館、博物館はあらかた回ったので、これにて終了しようと思っていたのだが、どうも「安藤忠雄設計の建物見学コース」というのがあるらしい。神戸市内に、かなり多いようだ。喫茶店や個人邸もある。ただ、設計した建物の一覧表という感じなので、果たして巡礼の旅が一日で終わるのか一週間かかるのか、市内の地理に不案内なもので皆目見当がつかない。

住宅向けの小さな建物があったら、手に入れてみたいな。(もちろん冗談。犬小屋だけとか。)  

2014年09月20日

脳ビルの事例に「将棋」が

chinou2プレジデント誌の9月1日号では羽生名人が、人間とコンピューターが将棋を指すのは無意味というような意見を述べているのだが、別のページでソニー所属の脳科学者茂木健太郎氏が「近い将来、名人や竜王などのタイトル保持者と対戦して勝つときが来るかもしれない」と予言している。

そして、人工知能の発達がめざましいことの副産物として妙なことを書いている。

まず、ある「ベテランの棋士」が、最近復活を遂げているきっかけが、人工知能と将棋を指すことにより棋力がめきめき上がったということをあげている。

固定観念にとらわれない性質を活かすことで、なまりがちな頭脳を鍛えるよき「トレーナー」になっている、と書いている。

肉体のトレーニングと同じ理屈で、負荷を上手にかけてあげれば、それだけ強くなる。問題は負荷のかけ方らしい。

ボケ防止のための脳トレというのは、すでにあるのだが、もっと積極的に肉体のボディビルに相当する脳ビル(おそらく新語)に取り組もうという「気合」をいまから高めておきたいものだそうだ。

ところで、「ベテラン棋士」って誰なのだろう。私の師匠は好調だけど、単に竜王戦の落ち武者狩りをしているように見えるし。女流棋士かな。もしかして、羽生名人?

しかし、年をとっても、脳トレとか脳ビルとか追い立てられて、幸せってなんだろうか。そのうち、脳の中から将棋以外の記憶や知識を消去して、老化していく脳の機能を「将棋だけに集約」する方法とか登場するのだろう。


さて、9月6日出題作の解答。

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動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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詰め上がりは、ある幾何学模様になるのだが、その形をどういう数学的名称で定義すればいいのか、中学時代の不勉強のせいで困っている。「四等辺平行四辺形」かな?

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ正誤判断。
  
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2014年09月19日

COME TOGETHER

スコットランドの独立が、失敗した後、もっとも残念なのは、スコットランド承認の第一号を狙っていたロシアかもしれないが、とりあえず大英帝国最後の首相となることを免れたキャメロン首相は、ほっと一瞬の安心感を得たのかもしれない。

演説の中で、スコットランド国民に対して、「COME TOGETHER」と訴えたのだが、それはビートルズの歌詞難解曲の一つでしょ、と言いたかったけど。なんとなく語感的には、「別の国」という感じが漂う。

欧州各地で独立運動が潜んでいることを考えれば、やはり日本にいて、国民の平等感に浸っていればいいのかなと、温泉に浸りながらウトウトしてしまう。COME TOGETHERと呼びかける相手はないのだけど、

まあ、スコッチウイスキーの未来に、万歳!!  
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スコッチ・ウイスキーが安く手に入るかな

スコットランドが独立するかどうかは、まもなく判明するのだが、本当に独立するなら、あと半年でも1年でも後に国民投票をずらす方が確実だっただろう。独立派が功を焦った可能性がある。不満は増大していく可能性があった。

さて、日本でいえば、北海道とか九州、あるいは沖縄県が独立するというような話で、ありそうもない。合併してから300年経っても、民族がちょっと違うとか、格差が拡大とか、やはり英国の光と影というのは内部的には大きいのかなと思ってしまう。

それと、日本の場合、各県や地方が分業化していて、独立するような政治経済状況にはなっていない。(というかスコットランドでもそうではないだろうかとも思うが)

「スコットランドといえば、スコッチウイスキー」というと、ふざけた書き方のようだが、実は、北海油田から産出される原油・ガス、金融業についで3番目の産業がウイスキーというのが本当らしい。ということは、自宅にある輸入品の中では、英国から輸入する額よりもスコットランドからの輸入品の方が多いのかもしれない。毎月、ジョニ黒1本。

そして、北海油田のことだが、実際、新スコットランドがどうやって油田からの利益を吸収しようというのかよくわからない。中東産油国のように、生産量の大部分を国有化して自分の直接利益としてしまうのかもしれないし、法人税収入の形で間接的に取り立てようとしているのかもしれない。

いずれにしても油田の利益に頼りきりになる国は世界にいくつもあるが、ご覧のとおり、ろくでもないことになりがちだ。

金融業は、スコットランドみたいな危ない国には残らないだろう。

そして、ウイスキー。醸造所は逃げられないだろう。問題は、作ったものが円滑に売れるかどうか。

まず、EUに入れるかどうかということ。実際、もっと危ない国もメンバーなのだが、お荷物を増やしたくないだろう。第一、通貨はどうなるのだろう。別通貨とすれば、中央銀行が必要だし、どうせ国債も必要だろう。

また、英国なら世界のほとんどすべての国に外交官を置いているが、スコットランドではそうも言えないし、他国の外交官が来てくれるかどうかもあやしい。もっとも日本の外交官にとって涎が出るのがゴルフ。セントアンドルーズがある。独立した暁には全英オープンが開かれるはずがないので、全スコオープンとかになるのだろう。


つまり、ウイスキーが売れ残る可能性があり、結果として安売りということになるのではないだろうか。逆に、ジョニーウォーカー倒産では困るし、街にあふれる失業者が飲んだくれて逆にウイスキーが不足するのかもしれない。

まあ、別の国に分れると、フォークランド紛争の時のように、英国軍国境突破みたいにやる方法もあるのだが、兵士の中にもスコットランド国民もまざってしまうのでうまくいかないのだろう。

当面、個人的な最大の問題は手持ちのポンドの下落懸念なのだが、ドル高利益で相殺ということだろうか。が、この二つは、関連していないところがあやうい。  
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2014年09月18日

江戸時代(北島正元著・岩波新書)

edojidaiちょっと、おさまりの悪い本である。『江戸時代』という書名というのが、大胆な感じで、一冊で江戸時代を書こうというわけだ。

著者は、江戸時代の政治経済史が専門ということだが、江戸時代というのが戦国時代の次であって明治時代の前である、という大きく異なる二つの時代の中に主に平和主義の3世紀があったのだが、現在感覚でいえば、平和と交換に徳川独裁の封建制を受け入れていた時代ということになる。

本書は昭和33年に書かれたものだが、まえがきで、「江戸の文化が肯定的に評価されているが、実際には封建制の社会であって、単に復古主義で江戸時代を美化するのはNOだ!」というような決意を述べられている。

要するに平和と封建制の交換はいけない、といっているわけだ。

それで、江戸時代を時系列的に、「覇権への道」「大名と牢人」「儒学と武士道」「村と町の生活」「元禄時代」「米将軍とその時代」「田沼時代」「寛政の改革と江戸文化」「天保の改革とその前後」の9章にわけている。

そして、その中で、徳川吉宗のこと。享保の改革。彼についてかなりのページをとっている。実際に徳川が長く続いた中興の祖である。徳川本家といっても実際には紀伊徳川家チームがワンセットで交代したようなものだ。

で、彼の政策の基本の一つが、増税。そして、殖産政策。実用的な西洋科学技術の導入。そして長く続いた低物価の対策として通貨政策に手を付ける。悪貨の増札によって、金づまりを解消する。デフレのストップに成功。

まったくアベノミクスと同じだ。

その後、享保の改革の効果は徐々に薄まっていき、長男家重に家督を譲り、時代は田沼意次に移っていくわけだ。
  
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2014年09月17日

久間十義氏は故渡辺淳一氏の後任なのだろうか

新潮社の月刊書評誌「波」には、自社出版物の紹介だけではなく、10人強の作家の連載がある。だいたい2年位連載して単行本となり、書店に並ぶ。1冊100円位だから、大変にお得だ。ただし、単行本を本屋やamazonで買うのと違い、自分で作家を選べない。

今月で14回目になる「デス・エンジェル」だが、一向に筋書きがつかめないというか先が読めない。というのも、久間氏の作風が、純文学なのか、ドキュメンタリー系なのか、告発物か、あるいは官能系か、あるいは新趣向か。そして連載なので、ページをパラパラ開いて傾向を確認することもできない。

なんとなく、大病院がテーマで、やや不審点の感じられる亡くなり方をされた老婦人という展開になり、医局に潜む秘密に迫るのかと思ったが、その線は後回しになった。女医とか美人患者に近寄り刺された医師とか、なんとなく方向がつかめない。さらに、超巨大な陰謀発覚のようなにおいもするが、この分じゃ、いつ終わりになるのかわからない。

と思っていたら、日経新聞に「禁断のスカルペル」という、女医の不倫をメインテーマとした連載が始まり、続いている。二つの連載を進行させながら、後で始めたものを先に終わらせるのだろうが、そうなると「デス・エンジェル」も不倫方向に転針するのだろうか。

もしかすると、ありのままの医局の世界って、そういうものなのかもしれない。

思えば、日経新聞小説部長との声もあった故渡辺淳一氏も、医師を辞め、小説家になった転機は、ある有名な手術に加わったことからだった。似ているような感じだ。

たぶん、久間氏が後継の小説部長になったのだろう。
  
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2014年09月16日

朝日謝罪、ちょっと違和感の部分

最近は、不動産業として絶好調の朝日新聞社が慰安婦報道(吉田証言)、原発撤退報道(吉田調書)、池上問題をまとめて一度の謝罪で済ました(済んでないが)。また、謝罪会見対象外だが、任天堂社長の架空インタビューも登場。

分類すると、

吉田証言・・調査不足または捏造幇助そして、その後の検証の遅延
吉田調書・・解読力不足
池上問題・・隠蔽
架空インタビュー・・偽装記事

吉田証言については、社内の新左翼的な記者たちが卒業してしまったことで、調査を開始したのだろうか。もはや傷つける人は、「社内には」いない。と思ったのだろうか。

吉田調書を発掘したことは評価できるとして、実際には解読は難しい。「今思えば」というような観点で考える視点も必要だが、先のわからない中で、事態の中にいた人間が取り得る選択肢の中で、それぞれの行動がどうだったか、というように考えることも必要と思う。菅首相の行動も、○とか×とか簡単には言えないような気がする。そして、東電社員がどこにいたかというような部分的な問題を大きく取り上げること自体、筋違いのような感じがある。

池上問題と架空インタビューは、論外。

そして、社長インタビューで気になった言い方というのが、「多くの東電社員が命令違反でその場から逃げ出したかのような印象を・・・」というあたりで、普通なら「東京電力の社員の方々」と言うのではないかと思ったこと。さらに「読者と東電社員のみなさまに・・」というようにお詫びのことをつなげたのだが、そこでも会社の名前位きちんと言えばいいのにと思ってしまう。そもそも、社長が謝罪会見するなんて想定外だったのかな。  
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2014年09月15日

山口淑子氏のことで

イサム・ノグチ氏のことは、今月の初めに彼が生涯の最後の仕事として設計した北海道のモエレ沼公園に行ったことでとりあえず書くことを止めようと思っていたのだが、たちまちの間に元妻だった山口淑子氏が亡くなった。資料を調べ直す気にはならないが、二人とも戦争の時代の中で幼年時に祖国を見いだし切れなかったという共通項で引きあったのだろうか。

米国に生まれ、日本に育つも、いる場所を失い、戦争中は慰問に行った日本人収容所に幽閉されてしまったイサムは、戦後広島では米国人として作品展示拒否にあったり、米国では日系として差別される。淑子も満映出身ということで、戦後は戦犯の疑いをかけられたり、イサムと結婚したものの、マッカーシズムの影響で「アカ」の疑いをかけられ米国には入国できず。

結局、鎌倉の魯山人の居候風の生活になってしまう。

しかし、そういう非日常的で過酷な運命が、二人の個性をそれぞれ輝かせることになったのだろうと思ったりする。
  
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