2021年09月24日

めまいの正体(神崎仁著)

7月に、突然にめまいに襲われ、2日間立ち上がれず(立ち上がることはできるのだが、激しくめまいに襲われる)、めまいが収まってから耳鼻科に行くが、結局はっきりしたことはわからなかった。再発率が高いとも言われるのだが、文春新書の『めまいの正体』を読んでみる。著者は慶應の耳鼻科の先生。

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実は、この本は読みにくい。内容が難しいということもあるが、そもそも「めまい」の原因は沢山ある。その前に「めまいって何だ?」ということ。人間が平衡感覚を持っているのは三半規管だが、これが構造が難しい。方向の違うカタツムリ状の管が4つあってそれぞれに性質の違う液や耳石と言われる石があって、しかも視覚情報と合わさって大脳に情報が伝わり、瞬時にして小脳から足などの筋肉に指令が出て気付かぬうちに体のバランス調整が行われる。この仕組みのどこかに狂いが生じるとめまいが起こるのだが、それとは別にストレス性のめまいが起きたり、脳の中に問題がある場合もある。

それで、その原因別に説明が書かれるが、自分のめまいの原因がわからないのだから読めば読むほど不安になる。聞きなれない病名がたくさん出てくる。

しかも「耳鼻科医は外科医であるので、手術が好きだが、手術をしても治らないことがある」ということらしい。

さらに例えば歩く時のバランスのとり方も千差万別で、頭を動かす人もいれば手でバランスを取る人もいるし、そもそもガニ股的に足でバランスとる人もいるわけで。平衡が感知できないから起こるめまいもあれば、平衡を取り戻すための神経や脳や筋肉の不調で起きるめまいもある。吃音と同じように心因性のものもある。


実は、7月にめまい、8月に軽度の帯状疱疹とトラブルが続いたのだが、めまいも帯状疱疹も知人の中に同じ時期に罹っていた人が何人もいた。何となくコロナワクチンのせいではないかと疑っている。
  
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2021年09月23日

種まく旅人〜みのりの茶(2012年 映画)

『種まく旅人シリーズ』の第一作。大分県臼杵市の茶栽培の農家で後継者がいなくなりそうになったところから話は始まる。

題材は農業なのだが、都会と田舎問題、有機栽培の問題、農業の難しさ問題、日本の農政問題などの社会問題が詰め込まれている。現実はうまくいかないことだらけだ。

そして、事なかれ主義の農水省の役人たち。

実際は農業者のところを中小企業と書き換えてもいい。行き詰まり状態の日本。ただし、この映画をみても解決には遠いだろう。

ダブル主演は変な農水省役人を演じる陣内孝則と病気で倒れた祖父に代わって茶の無農薬・有機栽培にチャレンジする孫娘を演じる田中麗奈。田中麗奈の方は、映画の主題である日本の農業の問題に立ち向かう正統的ヒロインであるが、陣内孝則はキャリア官僚(大分に飛ばされてはいるが)であると同時に、変装して茶畑にあらわれて害虫退治に苦闘する。スーパーマンとかバットマンのような方式だ。つまり喜劇性が高い役だ。

注:害虫退治=栽培上、無農薬でいけるかどうかは害虫との闘いとなる。茶の場合、葉そのものが売り物なので虫に食われると大失敗になる。

注=映画では紹介されないが、台湾で近年、日本の企業が茶葉の生産を増やしているのだが、東海岸には高い山脈が南北に連なっていて、高地が多く、高地では害虫が少ないということで増産しているそうだ。日本の有機農業には手強い相手である。

そして、故人となった祖母が残したノートに書かれていた茶葉の煎り方に従って、ついに有機栽培茶は成功したわけだ。

これに味をしめたのか、このあと同じ監督(塩屋俊)により復活農業シリーズは第三作まで進んでいる。

ところで大分県の臼杵市だが、造船所がある。進水式のパーティに行ったことがある。フグ料理で有名な山田屋でご馳走になった。小室哲哉の元妻のKEIKOの実家である。もっと美人と言われる姉君と母君のうち、母君の方とは一言二言だけ。余計なことを聞いて怒らせたら最後だ。何しろ料理は・・。
  
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2021年09月22日

『奈良』(直木孝次郎著)

奈良県の古代史の本。奈良県には都があった。無論、奈良時代の平城京(奈良市)もそうだが、その前に飛鳥時代にも、さらにその前にも都が県内を転々としていて、どうも豪族が争って戦国時代のような生き残りゲームのすえ、勝ち残ったグループが政権を握ったということらしい。

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奈良盆地の南側にある三輪山のあたりが最初だったのではないかとのこと。

古代史に詳しいなら、細かく書けるのだが、あまり詳しくない。ともかく統一国家としての日本ができた時の首都は奈良県内にあった、といえるようだ。

観光案内にもなる本なのだが、行くときは慎重にプランを練らないといけないだろう。
  
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2021年09月21日

翼よ!あれが巴里の灯だ(1957年 映画)

初めて無着陸で太平洋横断(NY→パリ)を成功させたリンドバーグの自著『翼よ!あれが巴里の灯だ』の映画化作品。

米国の冒険家の偉いところは、このビッグチャレンジを資金集めから始めたこと。銀行家を説得し、飛行機の設計から組立てまで行う工場を見つけること。さらに装備品一式を決める。そして最後は単身で翼一枚エンジン一個でプロペラ機の操縦席に座る。

出発前夜もなかなか眠れず、予定では40時間だった飛行を始める。コースが北に寄り、氷山の近くでは翼やプロペラに着氷が始まったり、居眠りしている間に旋回飛行で墜落寸前で急上昇するも方向を失う。目印なし。

ウトウトしている間に彼の脳内には、飛行機乗りになった後の彼のチャレンジ人生が回顧されていき、彼の人間性が表現されていく。

ついに、パリ上空に到達しても深夜で空港が見えない。眠いし。

主演はジェームズ・ステュアート。彼にとってはこの映画に出演するのが長年の夢だったが、その時、49歳。実際のリンドバーグは、偉業達成時は25歳。この一点で本映画は米国では酷評されることになった。一説では本映画撮影前に自動車事故で亡くなったジェームズ・ディーンが主演の予定だったともいえる。享年24歳。

ところで、題名の「翼よ!あれが巴里の灯だ」だが、原題は『The Spirit of St.Louis』。単に飛行機の名前だ。原作の抄訳本の時に翻訳者の佐藤亮一氏が改題した。以降、日本では「巴里」になった。抄訳本はこどもの頃に読んだ覚えがある。

本人が書いたといっても実話なのでハラハラする。リンドバーグの直前にも次々にチャレンジャーが文字通り粉砕されているのだが、失敗した挑戦者たちには物語すら残らない。
  
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2021年09月20日

山を売ったこと

先祖代々が農地の他に持っていた山(正確には山の東側斜面)を相続していたのだが、一月半ほど前に宅地や旧家と一緒に売却した。先祖には悪いけど四代ほど前に果物栽培をするために山を購入したようだが、結局、そういう時期は来ないままだった。

山なので、下の方が土砂崩れ防止のための保安林に指定され、開発は事実上困難(固定資産税はゼロだが)。上の方が利用可能なのだが、よく新幹線の車窓から見る郊外の山で、上の方に太陽光発電パネルが並んでいるのは、そういった事情だ。

今回の一括売却先は、ごく普通の日本人の方で何の問題もないのだが、不動産屋の方に聞いたところ、山が最近動いているということらしい。

原因は大きく二つ。

一つは、前述の太陽光発電のための場所として。

二つ目は、中国人の方、あるいはその知人。

ということだそうだ。もちろん中国人で太陽光発電をする人もいる。

不動産屋の方の話では、二つ目の中国関係だが、土地を買い込んで中国領にしようということではなく、中国国内にお金を置いておくのは、いざという時に大破綻なので、海外資産という形にしたいということの意味だそうだ。イザとなれば日本に逃げてきて山の中に家を建てればいいということのようだ。

そして、不動産屋が絶対に反対したいというのが、一つ目の太陽光パネル用。山の上の方の森林が、水や土の流出を防止しているのであるので、そこが剝き出しの地面になると、山の上の方から流れてくる泥水が山の下に溜まってしまうそうで、山全体が崩れそうになっているそうだ。

しかも、昨今は動物被害もある。
  
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2021年09月19日

私製ワクチンパスポート進む

ワクチンパスポートの議論が政府内で進められているようだが、結局、接種記録がマイナンバーと連動していないと、かなり杜撰なものしか作れないと思われる。さらに、パスポートの有効期間を何か月にするのかが決まれば、3回目接種の後のパスポートの期間延長(あるいは取り直し)という難題が待っている。接種日情報を入力するのだろうか。

一方、先週後半になって次々にワクチン接種済の優待情報が届いている。

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まず、以前、ツアーに参加した後、送られ続けているHK旅行社のツアーのチラシ。

ワクチン2回接種済またはPCR検査陰性の方限定ツアーということで、添乗員とバス乗務員とも接種2回完了者が同行ということになっている。観光地ではトラベルイヤホン使用ということで添乗員が大声を出すことはないそうだ。

接種済のシールや、公的機関の証明書が必要となっている。


次は、某ゴルフ場からのハガキ。

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二大特典として、プレー代が3000円安くなる。指定の土日祝は平日料金になるという大安売りだ。

こちらは、はがきに自分で接種日を記入の上、当日提出すればいい。証明書はいらないようだ。ウソ発見器を使うのだろうか。たぶんスコアカードに平然とウソの数字を書き込むようなタイプの人にはこのはがきは送られないのだろう。
  
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2021年09月18日

ふるさと納税対局権にNOが

関西将棋連盟の移転先となった高槻市がふるさと納税の返礼品として設定した将棋対局権が総務省に認められなかった。具体的には渡辺明名人と関西将棋会館の特別対局室で対局する権利を300万円で購入した人物がいるそうだが、返礼品が高槻市ではなく大阪市での対局ということでNOとなった。まだ、将棋会館の建物は完成していないわけだ。

ということは、

1.高槻市はこういう収入を目当てに将棋会館を誘致したのだろうか。

2.大阪市が同様の企画を作れば、認められるのだろうか。通天閣とか、風情の残る道場だって対局場に選べるだろう。

3.渡辺名人に払う対局料(原価)はいくらだったのだろうか。30%?講演料よりは割がいいのかな。名人のイスに留まれるのもあと数年と思っているのだろうか。


さて、9月4日出題作の解答。

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今週の問題

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わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(2)しょうぎ

2021年09月17日

文芸誌「文学界」のこと

どうして「文学界」のことを書くのかというと、数日前に読んだ山本周五郎「青べか物語」に遠因がある。読後、作家の経歴を見ていると、晩年(1963年)に『虚空遍歴』という小説を書いている。主人公は中藤沖也となっていて、中原中也がモデル。来年の読書リストに加えているのだが、山本周五郎は中原中也と太宰治をリスペクトしていたそうだ。

思えば、全く違うタイプであるし、中也も太宰も20代後半から有名であったが、山本周五郎の有名になったのは、それこそ50代60代だ。しかも生没を調べると、
山本周五郎(1903-1967)、中原中也(1907-1937)、太宰治(1909-1948)
つまり、早く生まれて遅くなくなったことになる。

次は、中原中也のことだが、そもそも詩人には発表の機会が少ない。彼のホームグラウンドは『文學界』だったのだが、『文學界』の中興の祖というのが小林秀雄で、彼が中也のためにページを用意していたようで、それで『文學界』の方に指を延ばしてみたわけだ。


まず、明治時代にも同名の文芸誌があり、樋口一葉も寄稿しているのだが、これは現在にはつながっていない。


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現代につながるのは、昭和8年に文化公論社が創刊した『文學界』で川端康成他小説家と小林秀雄が参画していた。ところが5冊出して資金難に陥り、次は文圃堂書店が引き継ぐが4冊出してまたしても資金がなくなり、廃刊が決定的になった。そこで雄弁をふるったのが小林秀雄で、作家はノーギャラということが決まる。その後、文芸春秋社という力強いスポンサーが現れる。

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ここで登場したのがアーティストの青山二郎。多彩な活動の中で、おそらくもっとも薄利と思われる『文學界』の表紙デザインを始めた。第一作こそ大慌て感がある白地に文字のみだが、「學」という字の配置を一段上げている。これより長きにわたり文字列の形が定まった。

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その後の表紙は、さらに凝りに凝って、どちらかというと表紙に負けないように作品のレベルが上がったともいわれる。中原中也の詩が毎回連載されたのはこの頃で『在りし日の歌』も青山二郎の装填である。中也没後のことだったが。

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なお、現在の『文學界』だが「學」の文字は継続しているが、山型配置は採用されていない。

画像は中原中也記念館(山口市)に行った折りに入手できた小冊子「文學界」と中原中也による。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)書評

2021年09月16日

いまさら帯状疱疹だった

3週間ほど前、腰のまわりに湿疹状の赤いかぶれのようなものができた。男性の場合、ベルトや下着のゴムなどの影響で腰の周りに湿疹が発生することがあり、過去に別の医院でもらった塗り薬があった。最初の1週間はオイラックスとステロイドを混ぜ込んだ軟膏を使い、患部が落ち着いたら炎症を抑える薬に切り替える。

ただ、患部は左側で腰から下で僅かに臀部にかかる部分で、前述のベルトにもゴムにも直接は触れない部分。わずかに自己診断に疑念もあった。ただ、塗り薬のせいか、痒みも少なくなり、3センチ四方にかたまっていたブツブツも少しずつ治ってきていたのだが、治るにつれ体の内部に痛みが走り始めた。

ある明け方、痛くて目を覚ましたのでベッドの中でスマホで調べてみると、患部の状態が帯状疱疹と同じように見える。治りかけると痛みが出てきて長い時は1年も痛さが続き、神経を切って治療するとかとんでもないことが書かれている。さらに臀部に帯状疱疹ができた場合、尿道や肛門にも影響が出て、大惨事になることがあるとも書かれていた。

数日後に医者に行くと、最初に、数年前、足の指の上にできたイボが完治したかどうかを確認された。当時「水虫かもしれない」と言ったら「ここに水虫はできません」と怒られたことを思い出した。その後、本題にうつり、「いまさらですが、あれこれあれこれ・・」と説明したのだが、「いまさら見ても、たぶん帯状疱疹だったのだろう、としか言えないね」とまた怒られる。痛み止めを中心に3種の薬、28日分を処方される。3日で痛みは半減したが、飲むのをやめて再度痛くなると、今度は神経をちょん切られるかもしれないので、もう少し飲み続けることにする。
  
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2021年09月15日

アフタースクール(2008年 映画)

主演が大泉洋、監督兼脚本が内田けんじ。探偵が登場するとなると大泉洋が活躍する「探偵はBARにいる」を連想するが、本作では探偵に使われる役になる。

アフタースクールとは中学校の同級生4人が20数年経って様々な人生をたどって、母校の教師になったりサラリーマンになったり、ヤクザの愛人になったり、探偵になったりする。

実は、そのうち一人は偽物の同級生。

妻が妊娠中に浮気をする夫という、食えないストーリーかと思わせるのだが、それでは米国の50年前の映画のマネじゃないかと思っていると、ヤクザやブラック企業が登場して、姿を隠した夫を追いかけ始める。ニセ同級生の探偵は、追いかけていながら、自分は逃げようとするし、それらの大きな構造は、さらに大きな罠の中に組み込まれている。

しかし、個人的にはその大きな構造が見えないまま、なんとなく解釈してしまうのだが、あとで「ネタバレ感想文」を読んで、ああそうか、と思いながら、そんな複雑なストーリーはとても頭には入らないな。と書きながら、冒頭にあった「新しい靴を買った」話はどこにつながるのだろうかと、「ネタバレ感想文」をもう一回読み込まないといけない。
  
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2021年09月14日

米国に住む王女

御成婚間近だというのに、石つぶてを投げ続ける輩が多いのだが、何を考えているのだろう。そのために披露宴もなしだろう。もっとも新郎新婦ともキリスト教の大学OBなので、神式の結婚式を行うのはおかしなものだ。

さらに、結婚後のNYでの生活について、新郎のサラリーを推測し、NYの高い生活費から困窮生活が予想されるなどと平然とTVでしゃべる人たちがいるが、本当の困窮に苦しんで四畳半に住んでいる国民だっているのだから、なんと無神経なのだろう。

そして、決定的におかしいのは、家庭の収入の全部を男が稼ぎ、女は自宅で幽閉生活すべきだという生活スタイルを前提に家庭の経済が推計されていること。それってタリバン生活のわけだ。

視点を変えて新婦の立場を考えれば、王政のない米国の国民の中には王女がいないわけだ。彼女がただ一人の米国在住の王女になるのかな、と調べてみたが、スウェーデンのマデレーン王女もNYに在住している。夫は米国人だ。また王位継承順位を持っている。

いずれにしても大変に貴重な身分のわけだ。30年間の公務の退職金にあたる一時金を受け取らないということは、自分で稼げばいいだけで、自動車、腕時計、宝飾品、バッグなどの何種類かのブランドの広告塔になれば、軽く1本になるだろう。もっと堅く稼ぐなら、今でも博物館の学芸員なのだし、NYは世界屈指の博物館や美術館がキラ星のように存在する。さらに、最後の手段は「日本皇室の内幕」シリーズを出版すること。

一時金を今受け取ると、後々も皇室行事に参加しなければならず、そのために日頃の行動まで制約されるのは困ると思われたのではないだろうか。

新郎は、法律事務所に勤めるよりも、妻のマネージャーになり法律問題相談先として法律事務所を使った方がいいのかもしれない。
  
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2021年09月13日

各候補者、見えない経済政策

奇妙な制度で自民党総裁を選ぶ総裁選挙戦が始まっている。総裁と幹事長とセットで立候補した方がいいのではないかと思うが、不安なのは経済政策。政治的案件は、そもそもなるようにしかならないことが多い。外交にしても貧乏になった日本に発言権は小さい。

原発だって、妥当な代替電源がなければやめるにやめられない。国際的には×がついているのは、石炭、石油、ガス。どれ一つマイナスは難しい。

ただし、通貨量とか金利とか税制とか規制とか貿易協定とか、国内の経済問題は失敗するともっと貧乏国となり、他国から侵略される前に自滅する。

新自由主義からの脱却といっている候補者がいるが、日本のどこが新自由主義なのかよくわからない。消費不振、生産地の海外移転、雇用の流動化。何が原因で何が結果なのかよくわからないが、国内で自己完結している会社は小企業だけ。中規模以上の会社は海外で生産し海外で販売し、海外子会社との連結決算で利益を見せて配当しているが、本当は海外市場や海外の生産者に還元したいと思っている。

訴える政策は口当たりのいいコトバを羅列するが、首相になった時に、チーフエコノミストを誰にするかを、明確にしてほしい。学者はそれぞれ違うことを言うのだから、違う系統の学説を両論実行はできない。矛盾だらけの政策になり、効果は相殺されてしまう。

もっとも、普通の学者なら「ハンコ」とか「キャッシュレス」とか枝葉末節には目もくれないだろうと思うが。

気軽に所得倍増計画を打ち出した候補者がいるが10年間でGDP(あるいは一人当たりGDP)を2倍にするためには年率7.5%成長が必要だ。もしかしたら100年後のことなのだろうか?


それと、それぞれの野党もお抱え経済学者を明らかにしてもらいたい。投票の選択肢に加えられないではないか。
  
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2021年09月12日

青べか物語(山本周五郎著)

昭和36年(1961年)に出版された短編小説集。31の短編からなる。その中のある一篇を読みたいので購入(山本周五郎作品を読んだことはなかった)。後で調べたら青空文庫で無料で読めるので、知っていたら文庫本13ページ分だけ読んでいたかもしれない。

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主人公の「私」は、売れない新進作家で東京に住むのに飽き、根戸川下流の浦粕という漁業と石灰工場の町に逃げ出している。貧しく素朴であり、また狡猾でもある地元の人たちとの交流を、溶け込んだり、傍観者的だったり、被害者的だったり、さまざまな立場になり書き綴っていく。題名の「青べか」は引っ越し直後に無理やり売りつけられたボロい川舟の俗称で、要するに現代で言えば20年落ちの原付バイクのようなものだ。主人公の私は、遠くへ行くときはこの舟を出して、釣りをしたり読書をしたり離れた場所から貧乏な町を観察したりする。

実際、新活字で文字が大きくなり、350ページ程度なのだが、読み進むのにかなり時間が必要だった。戦前の貧しい町の話って、要するに貧乏で不公平という社会だったわけで、それを書く「私」も売れなくて東京脱出した作家という貧乏人。悲しい話がたくさん続くので、元気がモリモリ湧いてきたりはできないわけだ。

そして、「私」は1年ほど我慢したが、何もかもそのまま置き去りにして、歩いて町を去るのだが、歩いて駅に向かったのだろうかとか色々と推測したのだが、後で調べるとわかったが、「私」が潜んでいた浦粕は実際には浦安だそうだ。ディズニーランドの北側にある東西線の浦安駅周辺だ。江戸川をはさんで東京都だ。もちろん当時は東西線も京葉線も存在しない。川岸を上って橋を渡ったのだろう。


本作は小説なので、作家の私小説ではないものの、かなりは実話をもとにしているそうだ。実際に住んでいたのは1928年、作者25歳の時だそうで、そのあと作家として苦心惨憺(直木賞を辞退したのがいけなかったのかもしれないが)。売れ出したのは50代になって。「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」で一流作家として認められた後、31年前の経験をメモや記憶を頼りに本作が書かれている。

新潮文庫には作家の作品が50冊ほど揃っているのだが、代表作をいくつか読んでみようかとも思うが、今年はやめておく。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)書評

2021年09月11日

将棋八段と、・・・・・

コロナ解説者群の一員に定着した感の北村義浩教授だが、将棋アマ八段ということだそうで、かなり驚いた。どれぐらい強いのか知る由はないのだが、普段の話し方を思い起こすと、質問に対して回答するときに、毎回5秒程度考慮しているように見えるのは、対局でいえば、頭に浮かんだ手を指す前に数秒は確認するということと同じだったのだろう。

八段免状をどのように獲得するのかは人それぞれだろうが、日本将棋連盟のHP に2017年の七段と八段の合計6名の昇段者の授与式の画像があった。6名の代表でのスピーチも氏が代表されたようだ。

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また、将棋の普及を担当するアマチュアのために「日本将棋連盟 普及指導員」という資格がある。試験があり、将棋連盟の看板で将棋講師ができるわけで、モグリで教えている元奨励会員と一線が引かれている。同姓同名の方がいらっしゃることが確認できた。これ以上の情報はご迷惑になるので書かないが、少し前に資格を取得された時には、現在の事態は想像だにされなかったはず。といってもテレビで大失言をしてしまって現職を失っても、将棋講師として減収を埋め合わせできるなどとは決して思わない方がいいと助言したい。(将棋の助言はご法度で過去に殺人事件まで起きているのだが、これは大丈夫だろう。)


さて、8月28日出題作の解答。

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広い意味では「玉は下段に追え」だ。


今週の問題。

0911m


題材にちなんで『ソーシャル・ディスタンス』。

6手目に玉型非限定あり。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。
  
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2021年09月10日

旅行の時期

旅行情報比較検索サイト運営(他の事業も好調だが)のatta(アッタ)社が9月1日から2日に行った『自由に国内旅行に出かけられると思う時期』のアンケート調査が9月7日に発表された。アンケート数は1054で、特徴的なのは対象者は20歳から59歳。60歳以上は対象外。ボケが始まっているからかな。

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解答には年齢や男女の特徴的な差はないそうだ。大きく二つの山があるようだ。
一番多い時期は、なんと「2024年以降」。22%だ。もう一つの山は2022年7〜9月をピークにした山。おおむね1年後といったところだ。

ただ、この設問は、言い換えれば『いつコロナが終息するか』ということなのだろうが、かなり先とみている人が多い。

確かに、『曲がりなりにも終息した』と考えている人は日本に一人しかいないが、60歳以上だからカウントされない。あるいは日本語を使いこなせていないだけだろうか。

おそらく、既に報じられている、ワクチンの抗体値の減少(=ブースター接種)、新たな変異株の出現を織り込んでいるのだろう。
  
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2021年09月09日

アトミック・ブロンド(2017年 映画)

女性諜報員ロレーン・ブロートン(演:シャーリーズ・セロン)が半分以上の時間、スクリーンに現れて、その半分以上の時間を格闘やカーチェースや水中に潜ったり、アクションに費やす。

つまり、シャーリーズ・セロンのための映画に他ならない。ジェームズ・ボンドと違うのは女と男の差は別にすると、007は、どの映画でも一旦ピンチに陥る。縛られたりレーザー光線やワニの池とか・・セロンはあまり危機には陥らない。そして必要以上に銃器を使ってむやみに人を殺す。

舞台は1989年のベルリン。ベルリンの壁が崩壊する直前だ。ブロートンは英国諜報部(MI6)に属するが、ベルリンでMI6の男が殺される。しかもソ連(2年後に崩壊するが)諜報部(KGB)が追いかけているのが殺された男が持っていたスパイリスト。ところがKGBのスパイが機密をソ連ではなく闇ルートで高く売りぬこうとしていた。つまり、もうすぐ体制が変わる前に、各国とも諜報活動を消しゴムで消したいわけだ。

そして、CIAも含めて謀略や二重スパイ、三重スパイといった複雑な構造になっていき、ボンドガールのようなフランスの諜報部員が登場し、ブロートンとベッドで秘密の関係になる。しかも少しあとで殺される。

実は、スパイ映画では主人公は殺されそうになっても不死身なのだが、それなりにハラハラするが、本作では、そういった心配をしなくてもいい。冒頭で、ベルリンでの殺人ファイトの後の審問会であることが明かされていて、その中の回想としてストーリーが進んでいく。

しかし、審問会が終了して幕が下りるわけではなく、彼女とKGBとの銃撃戦が始まるわけだ。結果はKGBの殲滅。そしてCIAの職員と一緒にアメリカに向かうわけだ。

一体、何者?

現在、『アトミック・ブロンド2』が制作中のようだ。そこで、彼女の出自が明らかになるらしい。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)映画・演劇・Video

2021年09月08日

レガシィ(唯一)

五輪が完全に終わり、レガシィといえば屋根のない国立競技場だろうか。金メダルは各選手のレガシィなのだが、名古屋市長の歯形のついた(はずの)金メダルは新品と交換されたのだから歯形のついた(はずの)金メダルは1個余っているはず。将来、どこかにできるだろう五輪ミュージアムに展示するのに相応しいだろう。何しろ単なるメダルではなくストーリー付きだ。

そして、観客として五輪を応援しようとしていた人々にとっては、何一つ心に残らず本来の観戦日が通り過ぎていってしまったのだが、『余計なお世話感』も感じるが、『記念チケット』の話が沸き上がった。と書くと地面から温泉が噴き出したみたいな表現だが、何ら熱い感動もなく道路のマンホールから漏れ出した水道水のような話だ。

手に入れることになっていた印刷用のPDF入場券がダウンロードできる。有観客の場合もPDFから印刷する予定だったかどうかは今となってはわからないが、とりあえず机の上に置いてみたが、残念ながら、何の感動も沸き上がらない。実際の競技の生写真プレゼントとか手を加え始めると、逆に感情のどつぼにはまりそうだ。

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個人的にはこれが唯一のレガシィとなった。

マクロ的には無観客によるチケット収入赤字問題(950億円?)は残るが、全く使い切れていないGoTo予算はあと2兆円ほど残っているので、その1/20を回せばいいだけだろう。

そして、五輪公式記録映画は河瀬直美監督により『みたことのない映画』になるらしい。本来は、さまざまな『復興』を映像を通して表現する予定だったようだが、どういうことになるのだろう。カンヌ映画祭に合わせて公開するようだが、主題である五輪が泥まみれなのだから、無論のこと金メダルでなくていいと思う。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)スポーツ

2021年09月07日

秋が始まる

連日30度超えの東京オリパラが終わったら、あてつけのように気温が下がり、秋になった。

9月になり、購読している複数の季刊誌の秋号が送られてきた。気温が快適になり毎日睡眠事故寸前。

官邸には秋風が吹き荒れているようだが、株式市場は復活してきた。

コロナ感染者数は首都圏は縮小してきたが、原因は不明。デルタ株は、感染後すぐに症状が出るらしく、従来のように2週間前の行動が問題というのではなく1週間前が問題なのだろうから、さらにわからない。

理由はわからないが、新たな変異ウイルスが感染を拡大する直前に既存ウイルスが下火になるという経験的法則があるようだ。そうではないことを祈りたい。

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7月中旬に暑いところに立っていたため体調を崩していて、庭の芝生の芝刈りがまったくできていなく生え放題になっていたのだが、雨の間隔を縫って電動草刈り機で刈り取る。藪蚊一万匹という感じだ。草の中にセミの抜け殻がたくさん転がっていた。草刈り機ではどうしてもムラが出る。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2021年09月06日

ワクチン接種後のマスク

近くの商業施設(いわゆるスーパー)の入口に大きな看板が出ている。
遠くから写したので画像が粗いのだが、

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ワクチン接種後
マスク着用でのご来店を
お願いいたします。


私の知人でも、2か月ほど前に「2回接種したら、マスクも要らないし、友達と飲み屋に行って、やっと焼き鳥が食べられる」と思っていた人がいて、自分でとどめを刺したくないので、「どうかなあ」と言っておいたのだが、落胆しているに違いない。

2か月前に私が考えていたのは、ワクチンを2回打ったかどうかは、外観ではわからないので、ワクチンパスポートでもできないと店側が対応できないのだから、マスク着用がなくなるわけもないだろうと思っていた。

政府が「マスク解禁」を強く否定しなかったのは、否定するとワクチン接種のペースが落ちるからだったのだろうが、2か月の間にどうなったかというと、1つはワクチンパスポートの検討が始まったこと。もともとは不公平感のある話だったので検討しにくかったのだろう。

一方、マイナス方向の話としては、デルタ株の出没。ワクチン二度打っても感染するがマスクをするとリスクが減るということ。しかも罹患したら他人に感染させるリスクはワクチンをしない人と同じ。

もう一つ、ネガティブな事実は、ワクチンの効果は6〜8か月で薄れてしまうので3回目の接種(ブースター接種)が必要ということ。つまり日本では5月頃から接種が始まったので、11月の終わりから順次、抗体量が足りなくなった人が現れること。

そうなると、11月末までに多くの人が接種しても、その頃には抗体が下がった人が次々に現れて感染しはじめることになり、さらに8か月位、その状態が続くこと。

まだまったくわからないが、来年の夏以降、4回目の接種が必要ともなれば、1年中そういうことが続いてしまうことだ。

そうなるとワクチンパスポートは期限が6〜8か月間有効というように記載されるのだろうか。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2021年09月05日

議員続行かどうか

総理大臣の退陣は、あたかも横浜市民のせい、のように言われていて、市民の一人として当惑してしまう。確かに期日前投票に行ったときに感じたのは、投票所に来る人のほとんどが、怒りが燃え上がったような表情をしていたのだが、やはりカジノとコロナの問題だと思える。ただ、怒りの矛先は現市長に向けられたもので、立候補者はいずれも無関係なわけだ。

カジノ問題は、極論すれば「カジノはギャンブルだからノー」という意見と「金が儲かるならいいではないか」という対極があって、その中に「パチンコと同じだ」とか「本当は儲からないのではないか」という慎重論があるわけだが、今回の選挙の争点は「白紙と言って当選した市長が、当選したらすぐに誘致を始めた」という「ウソツキ」問題のわけだ。このため、自民党候補が「カジノをやらない」と言っても信じてもらえなかった。

コロナについては、ワクチン接種の予約が横浜市の奇妙な申し込みシステムのために、いつまでたっても接続できなかったり、電話が話中だったり、結局あきらめる日々が続いたことに不満が溜まっていた。また不可解な接種の、優先順もある。

つまり投票用紙には現市長の蘭に「×」を書いて出したいわけだ。

では、神奈川2区(西区、中区、港南区)選出の菅議員の2区内の得票率を調べてみると、初選出が1996年で32.3%、2000年は42.3%、2003年49.8%、2005年58.4%、2009年46.5%、2012年57.9%、2014年67.7%、2017年57.1%。

完全に安全とは言いにくい。特に立民党と共産党の統一候補になると、かなり危ない。

市長選の8人の候補を、自民党系(小此木、林、福田)、立民+共産系(山中、太田)、中間系(田中、松沢、坪倉)の3グループに分け、西区・中区・港南区でのシェアを見ると、
41.35%、34.58%、24.11%となる。中間系の1/3が自民党を支持するとほぼイーブンになる。

ところで、小泉議員は隣の横須賀市選出なのだが、不出馬説得による退陣劇の主役級として登場。重要任務としては初出場のようなものだが、総理を退陣説得の上、イスから引きずり落とした後、立候補をするようなことになれば、令和の明智光秀となるわけだ。

総裁選挙だが、党員票と議員票が半々になって合計数で多数決で決めるのだが、そもそも、党員票だけで決めるのが正しいような気がする。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2021年09月04日

名誉会長、退陣

かなり長い肩書だが日本将棋連盟神奈川県支部連合会名誉会長の人物が、本職に専念するために本職を続けないという理由で退陣するようだ。親しい新聞社に皇室の慶事をリークして矛先をかわそうとしたらしいが失敗したようだ。慶事なのに皇室退職金にあたる一時金は辞退ということになった。自分の退職金はどうするのだろう。

この人物、地元組織の多数に名前を置いていて、リストを見たことがあるが、議員退職後はどこかの組織の常勤顧問になるのではないかと心配になる。

ところで、「退陣」という言葉、将棋に負けていて駒が引き下がっていくイメージで、あまりよくない。もっとも「投了」とか「詰み」とかでは残念過ぎるだろうか。


さて、8月21日出題作の解答。

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なお、4手目△1一玉では、以下

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で同手数だが駒余りで詰む。


さて、今週の問題。

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わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ、正誤判定します。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(2)しょうぎ

2021年09月03日

七つの会議(2019年2月・映画)

池井戸潤原作の映画化。監督は数多くの池井戸作を手掛けている福澤克雄。原作は2011年に発表されている。

中堅電機メーカーの内部で起きた品質偽装事件だが、本作が書かれた以降、多くの日本企業が不正を行っていたことが判明し、最近でもエアコンスペックアウト不正が発覚した会社がある。

類型化すると、
1. 品質、設計に問題があったケース。悪意はなかったものの品質不良で巨額補償になったエアバッグのような事例。
2. 品質の不正というよりも検査の手抜きを行ったケース。
3. 意図的にコストダウンのため、品質の悪い製品を作った
ということだろうか。最もいけないのが、3だろう。

本作は、この3に該当する。

社長自ら、不正を考え出し、巧妙に責任を部下に追わせていたわけだ。一本のねじの強度を偽装して、航空機や電車のイスに使っていたり。発覚した場合は2000億円の損害と思われていた。

社内のぐーたら社員(演:野村萬斎)が、その秘密を知ることになり、調査を進めることになる。もちろん過去の出演作のように陰陽道を使えば、事件の真相を明らかにするのは簡単だが、本映画では陰陽道、忍術などの技は使わない。

映画は次々に新展開を続け、最後に大爆発する。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)映画・演劇・Video

2021年09月02日

イカフライおかか御飯

最近、ハマっているコンビニ弁当が『イカフライおかか御飯』。すでに3回食べている。こういうフライ乗せ弁当だと、フライにするのは豚肉(つまりトンカツ)でトンカツの下にはキャベツ千切りというのが常道だが、そのようなモノはおそらく人生で100回位は食べているわけで、あまり大きな感動は得られない。簡単に言うと食べる前から味がわかる。

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まあ、イカフライおかか御飯にしても100回食べたら飽きるだろうが、そのうち店頭から消えるはずだ。とはいえ、イカフライの下敷きはおかかなので、これは決まっているような気がする。

「御飯」と「ごはん」の違いだが、単に文字数の問題で10桁か11桁。よくみると10桁までしか商品名はつけられないのかもしれない。

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残念なところは、イカフライだが、レンジで温め直すと固くなる。冷めていても温めないで食べた方がいいだろう。

カロリーだが627キロカロリー。意外と多い。デザートはやめた方がいい。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)あじ

2021年09月01日

「ハムネット」邦訳まもなく刊行

“ハムネット”は“ハムレット”ではないが、シェークスピアに大いに関係がある。彼の男児の名前なのだ。今を遡ること400年前、欧州全体にペストが襲い掛かったパンデミックの中、11歳で亡くなっている。

シェークスピアの妻はアン・ハサウェイという女性。有名なハリウッド女優と同姓同名。小顔で欠点は美人過ぎること。『プラダを着た悪魔』『レ・ミゼラブル』などに出演しキャットウーマンを演じたこともある。40歳になり、顔が魔女的になってきたと思っていたら『Witches』という映画で魔女を演じた。英国人の母親が女優で、娘をアンと名付けた。

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話を400年以上前のアン・ハサウェーに戻すと、26歳の時に18歳のシェークスピアと結婚したが、いわゆる「でき婚」だった。このため、歴史上はオノ・ヨーコ並の悪女と言われているらしい。実際には彼女についての記述はほとんど残ってなく、シェークスピアの遺言状に二番目のベッドを彼女に贈るということが書かれているそうで、これがまた謎を呼んでいる。

実際に、結婚して6か月で生まれた長女とハムネット、ハムネットの双子の妹の3人、そして妻を残して、シェークスピアはストラトフォードからロンドンに行ってしまう。

小説は、シェークスピアのいないシェークスピア家の記録が書かれているわけだ。ハムネットが亡くなった翌年には大きな農園を買って妻と二人の娘に贈っている。そして3年後に人気沸騰させることになった『ハムレット』が上演された。

晩年、シェークスピアはストラトフォードに戻って余生を送り、妻より先に亡くなる。

妻が嫌いだったら、晩年に戻ることはないと思われる一方、妻が嫌いだからロンドンに出て行って芝居を量産して書けた、と変な肯定論もあるそうだ。なお、本著の作者はマギー・オファーレル。フェミニストの闘志の女性だそうだが、本作の中心にあるのは黒死病といわれたパンデミックだそうだ。

なお、調べてみると、黒死病(ペスト)流行中の英国では、劇場が次々に閉鎖になり演劇関係者が苦境に落ちていたそうだ。今も相変わらずだ。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)書評

2021年08月31日

ピースメーカー(1997年 映画)

核兵器争奪戦をテーマとする娯楽映画といっていい。日本では、核兵器を娯楽映画に持ち込むのはなかなか難しく、さらに爆発までさせるのはあまり例がない。アメリカ人は、核兵器爆発の大惨事は心理的障壁がないようで、核爆発映画はいくつもある。

本映画も、かなり冒頭で一発が爆発する。場所はロシアのどこか。旧ソ連時代の核兵器を解体しようと輸送中に、鉄道事故があり、その際、一発の核弾頭が爆発する。輸送中の10発の核弾頭が9発になり、それを盗んだ一味はイランに向かって移動を始める。

そして、アメリカ人の原子力科学者(ニコール・キッドマン)と軍人(ジョージ・クルーニー)が、核兵器の拡散を防ぐために強引な捜査を開始する。

一方、9発の核兵器を奪ったグループにはボスニアの外交官が含まれていた。一味と米軍のロシア国内での戦いのどさくさに一発を奪って逃走する。そして現れたのがニューヨーク。国連ビルでの核爆発を狙う。

その結果、ニューヨークの街中で銃撃戦が起こり、二人が核爆弾にたどり着いたのは爆破5分前。残り1秒で、大爆発ではなく小爆発に被害を抑えることができ、教会の建物が犠牲になった。


古くからあるタイプのストーリーで、犯罪者グループが分裂し、追いかける方は最初の敵を仕留めたものの、次なる敵が現れるということ。007シリーズでは、中の悪い味方同士は、米国と英国。敵はソ連だが、そこにスペクターという犯罪集団が絡んでくるわけだ。

単純ではあるが、案外、女性観客はクルーニーだけをみて、男性観客はキッドマンだけを見るような映画かもしれない。映画から24年経つ。主演の二人とも、もう少し奥の深い映画に出るようになった。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)映画・演劇・Video

2021年08月30日

「明かりははっきりと見えはじめている」の意味

8月25日の記者会見で、総理大臣が「明りははっきりと見え始めています」というフレーズを使い、多くの国民がびっくり!した。大きな問題が潜んでいるような気がして、少し考えてみた。

その前に「明かり」とはマスコミ各社が書いているが「灯り(燈り)」ではないのだろうか。原稿を知りたいのだが、「灯り」というのは具体的な光のことでトンネルの先の光のような意味だが、「明かり」というのは全体が“ぼあっと”明るくなる夜明けのようなイメージである。

たとえば、マスク不要とか、飲み会解禁といった具体的な出口であれば「灯り」。なんとなくコロナの意識の恐怖がなくなっていくのが「明かり」ということだろうか。

私の想像だが、総理大臣に見えてきた希望というか楽観というのは、患者の数の減少とか、ベッドの待ちがなくなるとか、数値的に今よりもましになるということではないだろうか。つまり、総理大臣としての自分の仕事的に改善の兆しが見えている、という意味だろう。30点が50点になると少し明るくなるということか。

もちろん総理大臣の仕事はミクロ的になり過ぎると失敗するのでマクロ的な状況把握は必要なのだが、コロナ問題は通常の経営学や経済学と異なり、ミクロとマクロと切り分けることの難しい問題だ。デルタ株の前には老若男女、財産、収入、思想、宗教の差などにかかわらず、すべての国民が危機に陥っているわけだ。

しかもほとんどの人は総理大臣と同等の知識を持っているわけで、多くの人が思い描いている「コロナ問題解決状態」はほぼ同じなのだろう。今すぐゼロコロナにするには無理が多すぎるわけで、ワクチン、治療薬、治療システム、外出や旅行や飲食には若干のソフトな規制という総合的な形で世界全体でウイルスの弱体化を待つということだろう。

日本をみてもブレークスルー感染のリスクが接種後、半年くらいで高まるため、年明けからブースター(3回目)接種ということは、それから八か月ぐらいは3回目接種が続き、仮に4回目が不要だとしても来年の夏までは、コロナに感染しやすい人が市中にいるわけで、生活上は大きな制限が続くだろう。それより早く明かりが見えるのか、あるいは総理大臣の目は、遠く来年の夏の先まで見通して「あかり」が見えているのだろうか。
  
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2021年08月29日

モデルナワクチン異物混入をめぐる違和感

先週末に報じられたモデルナワクチンからの異物発見の件、違和感がたくさんある。

1. 今回の発端は、埼玉県や複数の大学などから「異物あり」の連絡が8月16日以降に起きていたが、問題化したのは10日ほど経ってからだった。

2. 報道されると、異物が何かの結論も出ていないのに総理大臣が、まっさきに「接種スピードには影響ない」と会見したこと。本来なら、異物の正体を明らかにしたうえ、「健康には影響がない」というならわかるが、早すぎて理解できない。

3. 日本でモデルナワクチンの販売(≒流通)を担当する武田の発表では、モデルナが研究機関に検査を依頼した結果が今週前半(8/30〜9/1)に判明するとなっている。やはり総理大臣の発言の順番はおかしい。

ところが、新たな報道で、埼玉で最初の異物を発見したのは6月のことだったことが明かされている。その時のワクチンは武田が回収したということだが、回収した後、どうなったかは闇の中だが、常識的に考えれば、武田からモデルナに直ちに連絡がいき、所定の検査機関に送られ、結果は把握されているはず。

(今回も埼玉県で発見されているというのは、前回の件があったために、慎重に目視検査を行っていたからではないだろうか。)

また、総理大臣が、異物の組成を調べる前に「安全宣言」したのは、前回の異物検査の内容を極秘に知っていたからではないだろうか。

ところが、今回異物が発見されたロット(7月末〜)と6月の埼玉のロットは製造時期が違うわけだ。また、「磁石を近づけたら反応した」と厚労省から非公式発言があったようだが「鉄だから安全だ」と言おうとしているように見えるが、磁石に反応するのはニッケルもある。さらにステンレスはほとんど反応しない。そもそも鉄粉というのは、できたばかりの工場の配管の中に溜まっているもの。本来なら、初期ロットは廃棄すべきものだ。比喩ではなく本当に「くずをつかまされた」のではないかと疑いたくなる。さらに、金属が含まれていると言っても、金属以外が含まれていないとは言い切れないはずだ。

そして、全体として情報開示されない状況は、厚労省が戦前の大本営発表のようなことをしているのだろうか。

考えすぎかもしれないが、通常国会が6月16日閉会したあと、本来は臨時国会を開くべきところ国会が開かれていないのも、この異物のせいではないかとも思えてくる。6月に知っていても国民に開示していなかったのではないだろうか。国会を開催する要件は「1.内閣が必要とするとき」「2.議員の1/4以上から要求があるとき」「3.衆院、参院のいずれかの選挙が行われた後」ということになっている。野党の要求を無視して総選挙のあとまで開かないつもりでは困ってしまう。

日本は、民主主義の国と言われ、その中でも間接民主主義制といわれる。国民は議員を選び、議員は国会を開くということ。中学生でも知っている。ところが、議員を選んでも国会を開かなければ間接民主主義制が完結しない。民主主義を装っているだけで、赤い旗を国旗にしている国×2と同じだ。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2021年08月28日

将棋講師の敵「ねこ将棋」

最近、将棋を覚えたてのこどもに教えていて、気になることがあった。教室で使っているのは普通の駒(木製かプラ製)なので、「王将」「歩兵」のように漢字二字である。その駒を見て、「いつもと違う」という子がいて、私製の「かいておぼえよう」というシートを使うことになった。そのシートは漢字が読めない子のためのもので、二文字駒を読むためのものではないので、違和感があった。しかし、一文字の駒というのは入手が難しい。2万円ぐらいのツゲの駒ではあるが普及駒ではみない。

また、直近ではメールで教室の内容を聞かれたのだが、両親が将棋が分らず、こどもが「ねこ将棋」で遊んでいるという内容で、どのクラスがいいかということ。直感的に上の話と結びついたので、「家に駒があるかどうか」を確認したところ「駒はないし、2文字駒というのがあるのは知らなかった」とのこと。とりあえず、「ピアノなしでピアノ教室に入るようなものだから」といって、さらに大人用のテキストも送ることにした。

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そして、ねこ将棋の実力を調べるためにインストールして30局ほど指してみた。実力は猫並み以下の感じだ。平手では最短で36秒で詰ましたのだが、ハンデを付けることができる。猫より弱い人は二枚落ちができるが、猫より強い人は駒を落とせばいいのだが、六枚落ちというのはなく、「六枚あげる」というハンデになる。さっそく指し始めると、いきなり隙間に飛車を打たれて驚いた。六枚落ちの上、六枚を相手の持ち駒にあげるわけだ。つまり十二枚落ちみたいなものだが、それでも猫に勝てた。

ねこ将棋は1日で卒業した方がいい。


さて、8月14日出題作の解答。

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今週の問題。

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2021年08月27日

男爵

尾見会長が、とうとうIOCバッハ会長の再来日を批判した。詳細内容は割愛するが、会ったこともないし、オリンピックの責任者であってもパラリンピックの責任者じゃないのだから、わざわざ再来日しなくてもいいではないか。オリンピックの時は銀座も歩いたのだから、という内容。

軽い話題からで恐縮だが、厚労省の副大臣で、テレビ映りのいい席にいつも座っている三原じゅん子議員が思わず天を仰いだ姿が映された。驚いたのか、嘆いたのか。

実は7月の初めまで横浜市長選挙の自民党候補者になる話が進んでいて、どこかの段階で白紙になり、それではと登場したのが小此木八郎氏だった。厚労省副大臣が立候補していたら、もっと散々な結果になったのは確実なのだから、「やはり、やめといて良かった」と天を仰いで運命の神に礼を言ったのだろうと思う。

さて、バッハ会長の無神経さだが、ふと思うと、幕末に日本に来たペリー提督と似ているように思えた。最初、日本に着たときは黒い軍艦4隻で大砲を打ちながら東京湾に入ってきて開国を迫り、幕府はなんとか丸め込もうと事を無難に運び、国内で意見をまとめるために1年の猶予を得た。ところがそのあと将軍家茂が急死するや、勝手に約束を早めて半年後に軍艦で日本に向かう。すでに何カ所かに大砲を打つ台場はできていたが、気兼ねして発砲せず、上陸を許し、日米和親条約が締結される。日本側は相撲取りを横浜まで連れていき、相撲ショーを見せたり、ようするに盛大な歓迎会を開く。そしてなかなか帰ってくれなかったわけだ(四か月以上日本にいた)。

そして、今年5月5日にワシントン・ポストがコラムに「ぼったくり男爵」と痛烈に批判したわけだ。開催国に色々と金を使わせて五輪を大きく派手にして、その結果、貴族になるつもりなのだろうか、ということ。

気になっていたのだが、ぼったくり男爵は原語(英語)ではどうなっていたかだが、『Baron Von Ripper-off』となっている。誰が最初に「ぼったくり」と訳したかは不明だが秀逸感がある。ぼったくりの語源だが、1917年に米騒動の時に問題になった金融業の暴利を規制する「暴利取締令」で「暴利」という言葉が「ボッタ」となる。動詞が「ボル」。この「ボル」を強調するために「ひったくる」という動詞と合成したのが「ボッタクル」という動詞になったそうだ。

ところで、バッハ氏はドイツ人。ドイツには貴族制度があるのだろうか、というとないわけだ。第一次大戦のあと、国王は国外に追い出され、貴族制度は廃止になった。しかし、貴族の子孫はいるわけで、彼らは名前と苗字の間にフォン(Von)を入れているわけだ(入れない人もいる)。つまり、そもそもドイツ人にBaron Von ・・・と米紙が名付けたことで、「ニセ貴族」の感じを表している。なお、ドイツ人と戦った米国と隣国オーストリアはVonという名前を付けることを認めていないそうだ。この点でも米国人はバッハ会長をコケにしている。

また五輪の父であるフランス人クーベルタンも男爵だったのだが、フランスではフランス革命の翌年に貴族は廃止になり、法律的には現在でも貴族はいないのだが、実際にはかなり多くの貴族が貴族協会から認定されているそうだ。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)スポーツ

2021年08月26日

埋もれた金印 第二版(藤間生大著 歴史)

本著は、『埋もれた金印(昭和25年)』の続編である。20年後の昭和45年に初版が出ている。『金印』というのは「漢委奴国王印」だが、それにかかわる記述は第一版と同様に多くはない。

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おおざっぱに言うと、日本国の歴史の中で、一世紀を代表するのが、奴国を中心とした北九州の諸国群。二世紀を代表するのが場所が不明な邪馬台国とその周辺で連合を組んでいた諸国軍。そして三世紀を代表するのが大和朝廷ということだ。その200年間のことが、つながらない。二世紀の初めと終わりには日本には大乱があったということが、中国の歴史書から読み取れる

しかし、昭和10年代の軍国主義の時代は、2600年前から天皇が日本国を平和に統治していたことになっていたので、邪馬台国とかヤマト大乱などはなかったことにしなければならなかった。

本書では、かなり多面的アプローチが行われていて、北九州国家群は石器の生産地であったが鉄器時代になり仕事がなくなり衰退したと書かれている。

また中国側も漢という大帝国の衰退により周辺国への影響力が少なくなり、周辺国のパワーバランスが変化し、邪馬台国の存在が重大になっていたと想像されている。

邪馬台国の記載がある魏志は比較的正確であるとされているのだが、邪馬台国にたどり着く前の旅程はまったく不正確であるが、「よくわからないので適当に書いた」「わざわざ遠くに書いた」と考えればいいのかもしれない。わざわざ遠く書く意味というのは邪馬台国側は「近くに書くと、中国からの派遣軍がやってくる」と思ったかもしれないし、朝鮮半島や楽浪郡の人たちの立場だと「日本を征服しようと中国が考えれば、途中国の我々はひどい目にあるだろう」と考えたかもしれない。

思えば、もっとも重要な国造りの歴史がはっきりしないのだが、いずれわかるのだろうか?
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)歴史

2021年08月25日

ザ・マジック・アワー(2008年 映画)

三谷幸喜監督の四作目。非常に複雑な話を、あまり混乱なくみせるのは才能だろうか。

映画の中に、映画の撮影が二つはめ込まれている。一つは本物の映画撮影で、もう一つはニセ映画撮影。さらに映画の中に映画館が設営され、古いアクション映画を見るシーンもある。主人公は映画の中に登場する。

街の暴力団の親分(演:西田敏行)の愛人(演:深津絵里)に手を出して、コンクリートとともに海に放り込まれそうになった男(演:妻夫木聡)が、伝説の殺し屋「デラ富樫」を親分に紹介するという条件で仮に許される。猶予時間は5日間。

殺し屋を探すのは無理ということで、ヤクザ映画を撮るというフェイクを考え、売れない役者(演:佐藤浩市)をデラ富樫に仕立てる。デラ富樫は親分も役者と誤認したまま、立ち回りを怪演する。しかし、・・

すべてが明るみに出てからも一波乱があって、親分は脱税が発覚。すべてが上手くいったかに思えたところに、役者ではなく本物の殺し屋「デラ富樫」が現れ、ニセものと渡り合うことになる。

喜劇というのは、結局は悪が滅んで終わるはずだが、香川照之が演じる次の親分は悪のまま幕が閉じる。

喜劇以外の何物でもない。三谷監督は喜劇とは思っていないのかもしれないが、こういった現実の中に架空空間を作ってはめ込むというのは、難しいだろうな、と少し感心してしまう。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)映画・演劇・Video

2021年08月24日

年齢詐称疑惑

かつて卒業した市立中学の同級生の男性知人から、「おめでとう!」という内容のメールがきた。おめでとう!と言われるべき案件に向けて苦心惨憺しているのは事実だが、その結果が出るのは数か月先でコロナ状況にもよる。その件じゃないことは確かだ。

お祝いの件は卒業した小学校のこと。実名は避けるが、中学校の学区内には二つの市立小学校があった(今も)。実名を避け、仮名にすると、私は卒業したのは元町小学校で彼の卒業したのは下町小学校。元町小学校からベビーブームの時に分校し、校長の数が学校数まで充足したときに独立している。何かと差別感が残っているらしい。

少子化の現在では、元町小の方が生徒数が少なく、小学校の統合が検討された時に下町小が存続すると思われていたが、OBのクレームにより、両校並立となっているそうだ。

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そして、下町小卒業生の心を傷つけよう(あるいは下町小をつぶそうという陰謀かもしれないが)という意図だろうが『祝 創立150周年』という横幕が元町小の校門の横に登場したらしい。

しかし、同校のOBとして違和感があったので調べてみると、学校ができたのは記憶の通り明治6年秋だった。なにしろ明治5年に学制が整えられ、一番早い小学校から遅れること約1年で創建されたはず。わかりにくいので明治6年を西暦にすると1873年である。その時生まれた人は、今148歳である。秋なのでまだ147歳ということになる。どう計算しても横幕を出すのは早すぎるような気がする。

そもそも、『祝』は、誰が誰を祝しているのだろうか。PTA会長が校長を祝しているのか、在校生が過去の大量の卒業生を祝しているのか、あるいは校長が150年近く前に学制を定めた時の明治政府を祝していたのか(当時は西郷派をめぐって政変が起こる直前だった)。

なんとなく、またも「小学校統合問題が再燃しているのか」と憶測してみる。残存するのは歴史的意義のある元町小なのか現在の児童数が多い下町小なのか。

愚にもつかない解決案として、『建物は下町小学校を使い、校名は元町小学校』とする。と提案してみよう。それなら年齢詐称も許してあげようか。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)歴史

2021年08月23日

豹変!

横浜市長選挙は革新系統一候補が現市長、前国家公安委員長を破って、当選したと報じられている。今、このブログを書いている段階では、開票はほとんど進んでいないので、最終的にどうなるのかわからないので、評価は避けたいが、現市長はカジノにかかわらずイケイケ型で、コロナに対しても、経済活動優先ということで市立学校も休校の気配もなかった。

私も今、市立の中学や、市の外郭団体のカルチャーで将棋を教えているのだが、なんとなく感染リスクを感じながらワクチン接種をすませて、不安を抑えている。奇妙なのは、市の外部講師に過ぎない人間に団体接種を急いでいる一方、市バスの運転員さんたちはまだ打てていないそうだ。何かおかしい感じもある。

そして、投票直前になって「革新候補有力」情報があったあたりで、市から9月のカルチャー中止連絡があった。さらに地元テレビ情報では、既に始まっている市立の小中高は8月末まで休校、さらにクラブ活動は9月12日まで中止と決定されたそうだ。しかし、一度休校すると、元に戻すことが難しいことはわかっている。

つまり、小役人たちが、新市長に言われる前に、自分たちで方向転換してしまったように見える。

それで、投票率の低さ。49.05%はいばったものじゃない。もしかしたら自動車のナンバープレートにもあるが、「横浜ナンバー」を手にいれるため、実際の居住地が市街の人もいるのではないだろうか。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2021年08月22日

「埋もれた金印」(藤岡生大著 歴史)

金印といえば漢委奴国王印と呼ばれる福岡県の志賀島でみつかったものを指す。福岡市の市立美術館で見た時は感動した。

実は、亡父が残した書籍類に中に岩波新書の「埋もれた金印」(藤間生大著)と同じ著者の「埋もれた金印(第二版)」があったのだが、第二版は第一版の改定版であろうと思っていた。ということで第二版の方を少し読んだところで、第一版と第二版はまったく異なる書物で、第一版の続きを第二版で書いたということがわかった。

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となると、読みかけの第二版はしばらく後回しにして第一版(昭和25年)から読み直さなければならない。

その金印についてだが、実は第一版でも金印とか倭国について詳しく書かれているわけではない。中心は邪馬台国であり卑弥呼である。長く続く「邪馬台国はどこにあったのか論争」について、畿内説と北九州説の解説が多くのページを占めている。著者は北九州説である。

邪馬台国と金印の奴国と邪馬台国の関係、邪馬台国と大和朝廷の関係、卑弥呼と神功皇后の関係など、似ているようで似ていない事象をどう捉えればいいのか。

北九州にいくつかの小さな国があったのは間違いないし畿内にも小さな国がたくさんあって1、2世紀には戦いが続いていてシャーマンのような卑弥呼を擁する邪馬台国が中心国家だったのは間違いないものの、どこにあったのかわからない。北九州と畿内を同一国家内にあったとすると、強大な支配力を大和朝廷がもっていたことになる。

また日本の国王たちが使者を中国大陸に送るときには、いつもプレゼントとして奴隷(生口)をたくさん連れていくことから、日本は奴隷制に頼った国というところを起点にして唯物論的に奴隷制の前の時代を推測したりしているが、少し無理があるような気もする。

というように、邪馬台国論争は果てしなく続くのだが本書の題名の金印については、あまり書かれていないのだ。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)歴史

2021年08月21日

王位戦会場変更

王位戦第四局は、8月18−19日に当初は佐賀県の嬉野温泉「和多屋別荘」で行われる予定だったが、14日未明の豪雨で、地下大浴場が浸水した。

水圧にガラスが耐え切れずに割れたそうで、男湯、女湯ともに被害が出ている。露天風呂に入っていたら悲惨な状態になる感じだ。通常は夜11時まで入浴可能ということだが、危険を避けるために午後4時で大浴場を使用禁止にしていたとのこと。別の浴場があるので営業は続行ということだが、王位戦ならびに前夜祭は中止になった。今後の金銭的解決法は少し興味があるが、明かされることはないだろうか。

王位戦は主催が北海道新聞、中日新聞(東京新聞)、西日本新聞(福岡)、神戸新聞、徳島新聞ということで、新聞社の営業地区の巡回になるのだろうが、19歳の棋士を温泉旅館に連れて行ってどうするのだろうという感もある。佐賀県なら吉野ヶ里遺跡があり、その中に卑弥呼が政治を行っていたという館を復元した建物があるが、少し暗いが、落ち着いて将棋が指せる場所ではないだろうか。

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さて、8月7日出題作の解答。

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0821kk


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途中から金階段になる。6手目に早詰の変化がある。


今週の問題。序盤を越えれば、あとは簡単かな。

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わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(2)しょうぎ

2021年08月20日

BUSHMILLSに手を出す

アイリッシュ・ウィスキーを飲み始めていて、ジェイムソンを飲んでいたのだが、最初は「癖がある」と思っていたが、そのうち慣れてしまった。

bushmills


それなら、ということで、ブッシュミルズ(BUSHMILLS)に手を出す。というか、少し前に買っていて、ジェイムソンの次に飲もうと思っていたのだが、刺激が欲しいというか・・

ちょっと、表現しにくい味だ。辛いとか甘いとか酸っぱいとか苦いというような単純ではなく、数種類の味が同時にあるような味。慣れるまでどれだけかかるだろう。

村上春樹の『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』の中にアイリッシュ・ウィスキーのことが書かれていて、食前に向くのが、ジェイムソン、タラモアデュー、ブッシュミルズで、食後に向くのは別の3種が書かれている。タラモアデューは、以前専門店に通ったことがあるのだが、ブッシュミルズは手厳しいような感じの味だ。

しかし、村上春樹は、ウィスキーを食前に飲むものと、食後に飲むものと二分したのだが、アイルランドでは食事中に飲むことはないのだろうか。たぶんないのだろう。ウィスキーはパブで飲むもので、パブには料理がないということなのだろう。

リモート飲み会向きなのだろう。最適な肴を考えてみたが想像できない。いかなごのくぎ煮とか食べたいな。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(4)あじ

2021年08月19日

多くて30%?

さまざまな問題を抱えながら膨張している横浜市の市長選挙が22日に投票を迎える。4年前は無風選挙だったが、当選者が選挙前にカジノ白紙といいながら、当選後直ちにカジノ推進を打ち出した。そもそも今回の選挙は、カジノの賛否が争点だったはずだが、様相が変わってきた。「影の横浜市長」といわれる現総理大臣が後押しする前大臣の当落が総理大臣の命運を握っているとも言われ始めた。

hama


カジノ問題は不透明で、カジノ賛成派は二人で反対派が六人。反対派の票は割れそうなので、少数派の現市長が勝つ要素もある。もっともコロナ問題では「何もしない」とも言われている。カジノ反対派も言うことはまったく異なって、「コロナは賭博だからダメ」という候補もいれば「コロナはだめだが『海浜リゾート』や『食のテーマパーク』ならいい」という候補。『不採算で長続きしない』という候補。『カジノは賛成だが横浜には要らない』という忖度候補。

おそらく、東京にカジノがなければ横浜で採算が取れるが東京にカジノができれば横浜には客は来ないだろう。あるいは横浜で客が増えれば東京にもカジノができるだろうから、結局、赤字になるということだろう。

もう一つの問題が市立中学の給食問題。現在給食ではないので、お弁当の内容に所得格差がある。事情により持ってこない生徒、食パン1枚のような生徒。給食といっても最初から校舎内に設計されていないので、「ハマ弁」といって業者に依頼。これが入札によるものなので、業者は設備投資できない。来年も設備が稼働できる保証もない。投資回収年数の計算ができない。したがって、おざなりになる。

飲食店とか廃業が相次ぐのだから、市が独自で給食センターで雇用を充足すればいいとも思えるが、何もしていないのだから何も始まらない。

ということだが、色々と考えるのが嫌なので期日前投票に行った。思ったほど期日前使っている人は少なそうなのだが、投票所に向かっている市民からは、かなり強い怒りの視線が感じられた。

トップが30%ほど集票できればいいと言われているが、25%以下だと再選挙になる。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2021年08月18日

武力奪取の後

アフガニスタンの政府が崩壊した。明治維新の時に討幕軍が無抵抗の東海道を進軍した日本のようだ。

ことの善悪はともかく、市民革命のような民衆の力によったり、選挙による政権交代ではなく武力による政権交代の場合、政権奪取後に武力を持て余すことになる。その結果、外国への攻撃を始めたり、いくつかのグループに分裂して内戦を始めたりする。

明治維新の場合は、武士を全員クビにしたものの、半島や台湾への進出とか西南戦争とかに発展。

中国の場合は古来より政権統一したあとはその勢いで版図を拡大し近隣諸国を飲み込み始める。中華民国成立直後は各地の軍閥が争った。米国は南北戦争ではかなりの相手を殺してしまったので、余剰兵士は多くはなかった。

結局、アフガンは近隣国への攻撃を始めるか、包囲網がしっかりしていれば、内戦を始めるということなのだろうか。

一帯一路のルート上にあるからといって中国が近づく可能性があるが、ソ連、米国の失敗を知っている以上、逃げる時の足は速いだろう。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2021年08月17日

何を考えているのかよくわからないワクチン契約

河野大臣がファイザーの追加ワクチンとノババックス社との新規1億5000万回分の契約を公表した。

このワクチン契約だが昨年の春の段階では、
アストラゼネカ 1億2000万回 
ファイザー   1億2000万回
モデルナ      4000万回
ノババックス  2億5000万回
------------------------------------
合計      5億3000万回 だった。

国民が4回接種できるような数字だが、米国も6社と8億回、英国も6社から3.8億回契約していたとされる。

この段階で気になるのは、アストラゼネカとノババックスは日本国内生産と言われていて、そちらを厚くしていたのだろうと読める。当然のように見えるが、良くない選択だ。結局はファイザーとモデルナに頼むことになる。国産化を目指した2社は血栓問題や出遅れということで、ほぼ戦力にならなかった。海外調達分を多くして、国内製造分を減らすべきだった。国内製造分はなんとかなるだろう。

本来は、ファイザー・モデルナを多くしておくべきだった。その後、ファイザーは2400万回増えた後、5000万回増えて、1億9400万回になり、今回は3回目の接種用に増加。モデルナは1000万人分が増えた上、さらに5000万回増量で1億回に。

アストラゼネカ 1億2000万回 
ファイザー   1億9400万回+α
モデルナ    1億回
ノババックス  1億5000万回
------------------------------------
合計      5億6400万回 

これでも、アストラゼネカの人気がなく、ノババックスの認可が遅れれば、対して余裕がないということになる。

ワクチン価格は一本1000円〜2000円ということで、高いような気もするが、国内で医師が接種すると2000〜3000円の技術料がかかるといわれる。さらに一時間毎に1.5万円の追加支援があるというのだから、些細な金額である。GoToトラベルの総予算3兆円の何パーセントなのだろう。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)市民A

2021年08月16日

幕末に、ツーリズムの波が来ていた

『ニッポンをみた!?幕末・明治の外国人』という冊子(というには大きいが)を読んでいると、幕末から明治に日本で活躍していた写真家や挿絵画家や新聞記者について興味深いことが書かれていた。また、英国他の公使が日本国内を頻繁に旅行したり、退任後に日本についての文化論を書いたりしたことも、ある程度理解できてきた。

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ペリーだって誤解だらけの日本論を書き残している。ペリーは、「日本人が子沢山なのは、パジャマの前がすぐにはだけるようになっているからだ」と自論を書いている。それが真実なら、人口減少問題の決め手は「パジャマ禁止法」ということになる。

話を戻して、当時の日本ブームだが、背景には欧米で始まっていた「ツーリズムブーム」があったそうだ。

もともと英国では、貴族階級では「グランド・ツアー」という観光旅行の一形態があった。そもそも欧州の貴族にとって重要なのはギリシア・ローマの歴史や文化ということで、旅行に行って過去の文物を知ることが教養と考えられていた。百聞は一見に如かず、ということ。

1841年には近代ツーリズムの祖といわれるトーマス・クックが団体旅行を企画した。同年には駅と一体化したホテルが誕生。鉄道網が整備され、米国では大陸横断鉄道が完成。そしてクックは1872年には、日本を含む世界一周団体旅行を催行した。同年には、ジュール・ベルヌの「八十日間世界一周」という観光キャンペーン小説も出版されている。

もちろん明治5年の日本は、あっという間に攘夷論者は(表向きは)一掃され、安全都市宣言をしていた。「お・も・て・な・し」。同年には日光金谷ホテルが開業。ご一行様は、できたての東京〜横浜の鉄道を使い、瀬戸内海の船旅を堪能している。


なお、日本で幕末から明治初期に繰り返されたコレラの流行だが、通説では1858年に長崎に上陸した米艦ミシシッピー号の乗組員が持ち込んだと言われる。
  
Posted by ota416 at 00:00Comments(0)歴史