2005年09月05日

将棋団体戦の相手は、話題のチーム

fdf563b6.jpg先週の初めに、「今度の日曜の団体戦のメンバーが欠けたから、出てくれないか」という電話があった。前に勤めていた会社の人からで、実は週末は西日本をブラブラしているつもりだったが、「正式に、OBの参加がOKになったから」と口説かれ、土曜21時着のフライトで帰ってくる。正直、へとへとだ。

会場の東京体育館の近くへ行くと、若い(とは言い切れない)女性が大量にウロウロ。「チケットありますか」と手製の看板を持っている。”SMAP”が国立でコンサートらしい。疲れていて、からかう元気もない。そして、指定された自分のチームの場所に行くと、「おおたさん、2番目の席に座ってください!」と幹事が指示。そうか・・・

5人で1チームなので、3人が勝てばいいのだが、経験的には2番目が一番強い。1番目は、相手が強いのではないかとの思惑があったり、幹事が座っていたりして、それほどではない。2番目に座れ!ということは・・たぶん、捨て駒なのだろう。相手の最強と当てて、他の4人で3勝するつもりなのか・・まあ、いいか・・

そして対戦相手のチーム名を見ると、「JPU」って。聞かない名前の会社だなあ。パソコン系かな??

そして、この大会のスポンサーは、日本将棋連盟と朝日新聞だ。開会式で、米長会長が、「今回から、総理大臣杯を出すことになりましたが、選挙で投票してもらいたいというわけではありませんから」と、時期的にあぶないジョークを飛ばす。次に、朝日新聞は部長さんが、「最近の不祥事をおわびします」といたって低姿勢だ(最近のどの不祥事のことなのか、明らかにしてもらえるともっとよかったのだが)。

そして、私の相手は、ずいぶんやせている。体脂肪率は10%くらいかな。今は、あまり見ないが、1枚のシャツで2枚重ねに見える袖口が二重になったユニクロのシャツを着ている。甘く見られている。私は、一応、クールビズ。

さらに、相手から、「途中、盤面を撮影していいですか?」と奇妙なことを言われる。すでにデジカメを机の上においている。どうせ、有利になった場面を、ブログかホームページかで自慢するのだろう。やれやれだ。「どうぞどうぞ」と

fdf563b6.jpgそして、戦局は、相手の得意形の中飛車に進み、どんどん押し込まれるが、これは、私の得意なパターンでもあるのだ。モスクワ攻防戦のようなもので、どんどん相手の駒が前に進んでくると、連携がわるくなり、自壊するはずだ。クラウゼヴィッツの戦争論に書いてある。そして、予定通り、一気に押し返していったのだが、今度は、私の銀将が中盤で宙に浮き、捕獲される寸前になる。そして、そろそろ相手がカメラを取り出す頃だと思っていたら、そのとおりになった。

「△6四歩打」と、こちらの銀を捕獲した(と勘違いした)瞬間に、一枚写す。もう勝ったつもりなのだろう。しかし、実はこれは、巨大な罠だったわけだ。その後、▲4四歩、△同銀、▲4五銀!、△3三銀、▲2四歩、△同歩、▲5三歩成、△同金、▲5四銀左、△5二金引、▲4四歩!ということになる。この段階で、相手は、「あーっ」「だめだ」とか声が聞こえていた。以下この1枚の銀は相手の、角、金、銀と交換になる。つまり角、金得。最後は一応、秒読みになるまで待って、詰めて勝ったのだが、そこで用意のセリフを使うことにする。

fdf563b6.jpg「私も一枚、写していいですか」
バッグの中からデジカメを取り出し、終了図を何枚か写す。さらに追い討ちの一言。
「同じメーカーのカメラですね」
私の方が、グレードが上なのだ・・

二回戦は、地域的独占企業の方とで、こちらも途中で「いたいっ」とか「そうか・・」とか聞こえてくるのだが、最近、私の相手は、よく悲鳴をあげるのだ。しかし、チーム戦の悲しいところで、2勝0敗でもきょうの仕事は、終わり。さらに、単なるOBの助っ人立場なので次の出場はいつのことやらなのだ。

そして、帰ってから、「JPUって何の会社なのだろう?」と検索してみた。驚愕!!。正式名称は、こうだ。「日本郵政公社労働組合」。旧全逓ということだ。「総理大臣杯のジョーク」に笑いがなかったはずなのだ。

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厳しい残暑の中、翌日に職団戦(職域団体対抗将棋大会)を控えて密かに将棋道場で練習を行なった。 何しろ昨年の職団戦以来、まともに将棋を指していない。 駒を持つ手もおぼつかない程である。 練習5番指して3勝2敗。居飛車中心に幅広い戦法を試した。 実戦感覚で一番...
雨上がりの東京体育館(其の壱)【中原透】at 2005年09月11日 12:07
この記事へのコメント
将棋の事はサッパリ分りませんが、笑ってしまいました。

つか、対戦相手の郵政公社の方が、その後立ち直れたかどうか心配です(ウソ)
Posted by こぢろう at 2005年09月04日 21:40
>「私も一枚、写していいですか」

笑ったなあこれ。


後手は△3五歩と桂頭狙って
攻めに出るべきでしたか。
もう位とられすぎですけど
Posted by bun at 2005年09月04日 22:24