2020年09月24日

ときめきに死す(1984年 映画)

シネノアールというかニューシネマというか、そういう感覚の映画だ。評価は平均3点だが、1点と5点に分かれている。

tokimeki


主演は沢田研二。孤独で、対人関係が築けない工藤を演じる。ナイフ愛好家で、暗殺の実行犯を期待されている。

工藤は、ある目的のため北海道の海の近い町の別荘にやってくる。管理人は故杉浦直樹氏演じる大倉。元は歌舞伎町の医者。実際にストーリーは彼の眼で進められていく。

そして、二人の元にパーティガールの梢ひろみ(演:樋口可南子)が派遣されるが、工藤は女性の体には興味を持たずに来るべき決行の日に備えてトレーニングを続けるが、梢はそんな彼に徐々に親近感を持ち始める。

そして襲撃決行の日、3人を操る黒幕組織が指示したターゲットは新興宗教の教祖である谷川会長。海辺の町に会館を建てるための講演会に訪れた会長の周りは、襲撃者を待ち構えていたかのように警察をはじめ警備陣が固め、事は工藤の思い通りには進まない。逮捕された工藤を乗せたパトカーや谷川会長を乗せて逃げ去る車列の前に、別のクルマが現れ、全車が緊急停止した時に、離れた陸橋からの狙撃者の一撃が会長を捉える。

つまり工藤は、釣りで言えば、生餌だったわけだ。そこで、血が噴き出して上映終了となる。

沢田研二氏は、来年公開のキネマの時代では代役出演で主演に決まっている。久しぶりの映画出演で少し心配する。樋口可南子氏は、やはり名優といっていい。樹木希林亡き後の性格女優の女帝の座を狙ってもいいと思う。