まっちの黄金伝説 in ソロモン

青年海外協力隊2017年度1次隊太田です。教師としてソロモンに来ました。日本の子どもたちに少しでも世界のことに興味を持ってほしいと思いここに来ました。2年間一生懸命頑張ります!

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東日本大震災から7年。


そのとき私は関東の方で水球の合宿をしていた。


体育館の窓ガラスもほとんど割れ、プールの水がすべて外に飛び出るほど大きな揺れだった。
断水、停電、続く余震、ネットも使えないし、帰りたくても帰れない。

救援物資なんて見たのも初めてだ。

各地では盗難が相次いでいる。

テレビをつけると津波の被害でたくさんの人が亡くなっていた。


この世の終わりだと思った・・・

どれだけ頑張ってても、死んでしまっては意味がない。
自暴自棄に陥ったこともあった。


しかし、あのころがあったからこそ、今の私がある。

震災のボランティアに行ったら、世界を周ってボランティアをしている団体ピースボートの人たちに出会った。

その人たちの影響を受け、ピースボートに乗り世界一周をした。

乗船者の中に青年海外協力隊に参加していた人に出会い、その人の影響で応募した。

そして現在、ソロモンで災害教育を行っている。


私の赴任しているソロモンのチョイセル・タロ島では海抜の低さから、津波の危険性も考えて、世界初のある計画が行われている。

「全島民移住計画」

1000人近くいる人の大規模な移住計画。

ここに来たのも偶然ではなく必然だと思う。
この講演を通じて彼らが何か感じてくれたらと思う。

全員が私たち日本のために一分間の黙祷をしてくれた。
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涙がこみ上げてきた。
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ビデオを見せたら、全員が息をのんで見ていた。
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私の話を静かに聞いてくれた。
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少しでも彼らの心に響いていれば、私がここに来た意味があるといえるだろう。


“わたしは無駄にこの世に生まれてきたのではない。
また人間として生まれてきたからには無駄にこの世を過ごしたくない。”

                                                            相田みつを


頑張ろう日本、頑張ろうソロモン。


読んでくれてありがとう。

私の学校は様々な問題を抱えている。

「水不足問題」「電気問題」「図書館問題」「ネット問題」「ワニ問題」

 

そして最近話題にあがっているのが

「不登校問題」である

 

ある生徒が学校をやめたいと言ってきた。

理由はホームシックである。

 

無理もない。慣れない環境の中、一人で生活しなければいけないのだから。

 

 

子どもたちが少しでも学校が楽しい、学校にいたいと思ってもらうために取り組んでいることがある。

 

その名もチョイセルナイト!

 

土曜日の夜、子どもたちにとって、寮生活で唯一息抜きができる時間だ

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 任意参加だがほぼ全員が参加している。

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内容はダンスパーティー、映画鑑賞、面白企画etc..

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用意は大変だが子どもたちの笑顔をみるために頑張れる。

私も全力で盛り上げられる。

本当に彼らのことが好きなのだと実感する。

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うれしかったのは不登校の子どもたちも参加していたこと。

次の週から学校に来たこと。

 

少しでもこの学校が居場所と感じてもらえるように今日も騒ぎます。




楽しんで学べる「教育」よりも、気がついたら学んでいるような
「娯楽」を与えたい。

 

- ウォルト・ディズニー -

 

読んでくれてありがとう。

私は食べることが大好きだ。

だが食に関してあまり善い行いをしてこなかった。

ダイエットのため太りたくないという一心で飲み会に行っても大量に残したり、吐き出すことさえあった。

 

日本の中学校では食育として給食を導入しているところが増えてきており、将来的にも指導しなければいけない。

何気に口に出している「いただきます」。もう一度その意味を考えたい。

そこで私はここでしかできないことをしてみたいと思い、鶏を育てて食べることに挑戦した。

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名前はチキ♂、ココ♂、ラコ♀。

 

どんなものを食べさせると大きくなるだろう。

どんなものを食べさせると卵を産むだろう

 

期待を膨らませながら3羽の鶏を育てることとなった。育ててみると意外と大変。

くさいし、夜中に鳴きだすし、食事中は喧嘩するし、夜中には野犬に襲われるし、、、

 

こうして毎日世話していると愛着がわいてきた。

最初は怖がられていたが、次第になついてくるようになった。

 

そしていよいよチキ♂を食べることになった。

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殺すときの悲鳴、生温かい感触。頭がおかしくなりそうだった。

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さばいていると当たり前のことに目をそむけたことがわかる。
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一本一本羽を抜いていくのは大変。
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体の中は内臓でいっぱい。
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肛門の処理は大変。
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手羽先は1羽に2つしかない。

 

大切に育ててきたものを自分の手で殺して調理するのは心苦しかった。
正直なぜ名前を付けてしまったのかと後悔した。

しかしチキ♂のためにも最後まで目をそむけてはいけないと思う。

 

いただきますを言ったときこんなに長く手を合わせたことがないくらいいろいろなことを考えた。
そしていざ食べたとき涙がこみ上げてきた。

いつも食べているものと比べると食品添加物が入ってないせいか無駄なものが入ってない感じがおいしかった。


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ここで学んだのは、

「生きるとは殺すこと。生きるとは食べること。」

この経験で、いただきますを言うとき、いろんな人の顔を思い浮かべながら本当に感謝して食べるようになった。

 

 

このようなことは考えなくても正直生きていける。
しかし、目をそむけて生きてはいきたくない。
だからこれからは必要な分を必要な量だけ残さず食べる。

チキ♂を食べてそう誓った。

 

 

この経験は一生忘れないだろう。

日本に帰っても、経験したことを生徒に伝えたい。

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