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鉄や銅や銀などを用い、本物そっくり動くよう仕上げた生き物の模型を、自在置物という。現在確認されている中で最古の自在置物は、1713年明珍宗察が手がけた龍である。
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そのため自在置物は、少なくとも江戸時代中期には作られはじめたと考えられるが、ほとんど記録がなく詳しいことは全く分かっていない。



お宝
龍の自在置物


まるで生きてるかのごとく様々なポーズをとらせることが出来る。手足の関節はもちろんのこと、爪の先も曲げることが出来る。驚いたことに口の開閉も可能で舌までも動く。

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顎の裏に刻まれた銘には清春とある。幕末に活躍した甲冑師に明珍清春なる人物がおり、大英博物館にはこの作者によるそっくりな龍が収蔵されている。

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しかし実は明珍清春ではない。明治時代に活躍した清春の号をもった別の人物の手によるものである。板尾新次郎という人物で、独学でこの技法を習得したらしく、明治26年のシカゴ万博には屈伸自在鷹置物を作り評判を呼んだという。

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気になる鑑定額は・・・

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鑑定額1000万円

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