2011年02月09日

小学生が「まゆ玉」作りに挑戦!

今日の王滝村は晴れ
朝方、雪が5〜10cmほど積もりましたが、日中の日差しで融けています。

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今日、小学校1,2,5年生が、まゆ玉(まゆの形をした団子)作りを行いました。

先生は、王寿会の方々です。



「おかいこ様」という呼び名から分かるように、高価な絹をその身に巻きつけたサナギは人々にとって貴重な収入源でした。

昔は、王滝村でも多くの家で、蚕(かいこ)を飼い繭(まゆ)を作っていて、
年の始めにまゆ玉を作って食べ、一年の豊作や無病息災を願ったのだそうです。

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まずは、手洗いから


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もち米とうるち米を混ぜて


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こねます。


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そして、団子を作ります。


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まゆ玉の形だけでなく、うさぎや鹿、キノコ、お寿司、消防車などいろいろな団子を作りました。


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そして、茹でます。


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黄色い団子は、かぼちゃ入りです。


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団子が浮いてきたらザルでお湯を切ります。

昔は、茹でたお湯も捨てずに、塩を入れて飲んでいたそうです。


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水でさっと冷やしてから


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自然に冷まします。

お兄さん、お姉さんたちは、終始下級生の面倒をます。
えらいですね〜。


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冷めるまでの間、片付けをしながら待ちます。


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力作の数々


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そして、いよいよ飾り付け。

無病息災などを願って、ひとつひとつ丁寧に。


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先生方の心配をよそに、脚立に上って高いところにも飾り付けました。


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完成

今年の木はカエデです。

カエデやモミジは枝振りが良く、匂いがつかないので「団子の木」には適しています。


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王滝の子どもたちは、古来から脈々と受け継がれてきた風習を途絶えさせることなく受け継いでくれることでしょう。

王寿会のみなさん、
ありがとうございました。

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