世界最大クラスのスマートフォン・タブレットなどの携帯機器の見本市「MWC (Mobile World Congress) 2013」で富士通が披露した次世代の”杖”のプロトタイプが海外サイトで取り上げられていました。

スマフォ・タブレットの見本市に杖?と思われるのでしょうがこの杖はただの杖ではなく、いわばスマートステッキ

目的地までのルートをワイヤレスでダウンロードすると、その後杖が道案内をしてくれるのです。

MWCでのレビュー映像がYOUTUBEで公開されていたのでご覧ください。




▼杖の楕円状のグリップ部分にディスプレイキャプチャ
via youtube


この杖は主に老人の方をサポートするもの。グリップ内部にはWi-FiやBluetooth、3GやGPS、心拍数モニターなどの機能が盛り込まれているといいます。

使用法としては、ルートのデータを無線を介してダウンロードすると、その情報に合わせて手元のディスプレイに緑色の矢印が表示されます。ルートを外れてしまった場合は矢印が紅くなるとともにバイブレーションで警告し、その後再び緑色の矢印で誘導を再開します。

杖の位置はパソコン上などで追跡することが出来るため、万が一使用者が迷子になってしまった場合でもすぐに発見することが出来ます。また杖は使用者の心拍数も検知しているため、位置情報とともに健康面の監視も可能という、使用者とその家族の安心を守るシステムとなっています。

これに対し動画のコメント欄より海外の反応を見ると、
・ これは凄いと思います。

・ とても奇妙な。しかしクールだ!

・ で・・・これは盲目の人々が使用することができるのですか?

・ もう老いることは怖くない

・ 私は日本の高齢者とアメリカの高齢者の間には大きな違いがあると思う。

・ 素晴らしい

・ 私には必要がない、そう望んでいる
等々の反応がありました。

長寿大国日本ではとくに活躍しそうな杖ですね。


と、ここからは私の個人的な意見。
確かにこれは素晴らしいアイディアなのですが、LEDディスプレイだとどうしても視線を手元に送らねばならず、とくにナビを見る機会が多い入り組んだ道などでは前方不注意になりそうだと感じました。

そこで先日当ブログでも紹介した「Blind Maps」の機能も組み合わせたらもっと便利になるのではないかと思いました。

「Blind Maps」は視覚に障がいのある方の外出をサポートするデバイスで、ディスプレイからは小さなボタンが点字のように出るようになっており、そのボタンの連なりがスネークゲームのように動いて使用者を誘導します。

▼プロモーションムービー

Blind Maps: Concept for a Braille Interface - Navigation System for the iPhone from Andrew Spitz on Vimeo.


詳しくは以前の記事も参照してください。
http://blog.livedoor.jp/otataho/archives/24850751.html

富士通さんの杖のディスプレイに、この「Blind Maps」のギミックを組み合わせれば、視線を下げることなく指の感覚だけでルートを認知出来るようになるので視界を確保出来て安全かなと。またディスプレイから飛び出す小さなボタンを光らせれば、視覚的にもLEDディスプレイと変わらないサポートが可能になります。

以上、小学生並みの感想でした。



[ via YouTube/TheVerge , technabob.com , theverge.com ]