村上健のオセロ日記

趣味のオセロやフランス語に関する記事を投稿しています。私(村上)のメールアドレスは「私の姓のローマ字書き+アットマーク+dx.catv.ne.jp」です。


  第1局 白番。最善手は? 
  ●大郷 卓 Ohsato Suguru
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

10はその場で思いついた手。あまり良くなかったようで以下黒優勢。しかし25~27と上辺を取って行った構想があまり良くなく互角の形勢に…。33は黒g2を消して疑問。これで白b1が打ち易くなりました。敗着は41。今この交換を入れるメリットはほとんどありません。41g7→白b1→黒a5!(最善進行)ならば引き分け形勢でした。以下は白優勢。図は黒がg2に打った場面。ここでうっかり白h1に取ると黒a3!で一気に形勢不明になってしまいます。従って実戦白a3が正解。以下双方最善で進み3隅が残る珍しい終局図になりました。 



  第2局 白番。どう打つ? 
  ●玉木恭太郎 Tamaki Kyoutarou
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

黒は19までノータイム。大きなプレッシャーを感じました。23はf5に埋めるのが良かったようです。29は白g5→黒h5を誘っていますが次に白e8で白優勢。29は黒e2→白f2→黒g3…と進めれば互角だったようです。以下白優勢。図で私は白e2。これで黒h5を悪手化し(斜めが返る)、次黒b3なら白e8→黒f8→白g8…で簡明な白の勝勢になります。35はそれを拒否した手ですが、白b3で手を渡されて黒の敗勢。やはり29が実質的な敗着と思われます。 



  第3局 白番。唯一の勝ち手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○龍見有希子 Tatsumi Yukiko  

22は疑問手。ここは白b6が良かったようです。私も龍見六段も22b6なら黒c8→白a3→黒g8で黒打てると読んでいたのですが、以下白b7→黒h6→白e8!→黒f8→白g5がうまい手順で白優勢でした。実戦22以降は互角の接戦。38がうまいX打ち。私はここに打たせれば黒b8からa1で左辺を確定させて黒優勢と考えていました。しかしこの形勢判断は間違っていました。図では白g1!が最善。以下双方に色々と選択肢があって難しいのですが、ここに打てばとりあえず白+4形勢でした(黒f1には白c1と取ってしまいます)。50となった局面が難しく長考しました。第一感は黒h8→白g8→黒h6。しかしこれだと次に白f1と当てられ、その先を色々読んでも勝てません。しかしこれは私の読みが甘く白f1→黒g1→白g2→黒h2! あるいは白f1→黒h2→白g2→黒g1!でどちらも黒勝ち。私はいずれの変化も4手目で隅を取る展開だけ数えていました。実戦51でも勝てることが読めたのは幸いでした。以降は双方最善。 



  第4局 白番。唯一勝てる構想は? 
  ●高見澤大樹 Takamizawa Daiki
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

実はこの対戦の直前にお腹が空いてきました。私はお腹が空くと頭が回らなくなるタイプ。困ったことになったと思いましたがもう対局開始時間が迫っています。高見澤初段との最近の対戦が大差勝ちだったこともあり「なんとかなるだろう。この対戦が終わってからおやつを食べよう」と考えてしまいました。しかしこれは甘い考えでした。黒の着手は序盤から正確で白大苦戦。31と打たれたあたりでは相当に危険な形勢です。32はd4の黒石を消して白e1→f2の連打を作る粘りの手。対するc8が疑問手。ここは普通にh3やh5で優勢を維持していました。「相手の着手によって打てるようになった所に打つ」好手を逃し、「相手の壁を破る」悪手c8によって形勢は急接近。そして39は形勢逆転の悪手。ここは黒b2→白a1(この手を打たないと黒a2と打たれて損)の交換を入れ、b1に黒の余裕手を確保してからb7に打つのが最善でした。しかし実戦の展開も厳しく図。ここは「白h7→黒g7→白f2…で将来的に白g8→h8の連打に期待する」「白g8→黒g7→白f2…で将来的に白h7→h8の連打に期待する」「→白f2→黒g7→白h8→黒h7→白g8…で白が足りることを期待する」と主に三つの構想があり迷いました。5分ほどあった残り時間をほとんど投入して白g8。以下双方最善で49まで進み白50! これが白g8の時からの読み筋で唯一勝てる手。黒はa7に打てない(打つと白h7→h8の連打)ために右上の3個空きに手を付けざるを得ません。黒57で左上を連打してもやはり黒は足りません。これは難しい終盤をうまく打てた会心の一局でした。 



  第5局 黒番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○高梨悠介 Takanashi Yusuke  

13~15はその場で思いついた手です。序盤はやや不利ぐらいだと思っていました。27はf2→白f1→黒g2も考えました。この方が良かったようです。図で私の第一感は黒d8→白e8→黒f8→白g8→黒g7→白h8→黒h7→白h5→黒d1。これで上辺で手を稼げば打てるような気がしましたが白に下辺と右辺を与えるのも大きく自信が持てません。局後の検討では最後黒d1の次に白c5!で黒e1を消されてやはり黒不利との結論になりました。実質的な敗着は29c1。ここは黒g1→白e1→黒d1→白g2→黒c1…の方が戦えました。この手順も考えたのですが…。30以降は高梨世界チャンピオンの鉄壁の寄せでチャンスなし。参りました。 



  第6局 白番。最善手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○菅原美紗 Sugawara Misa  

序盤は良い勝負。黒27が疑問手でここはe2に打つべきでした。以下常に少しずつ苦しいと感じていました。白の敗着は図で打たれたa8。確かにここに打てば白はa8、a7、c8と左下を3手打てるのですが、黒にもg7→h8の連打を与えます。図の正解は右下の黒連打を防ぐ白b2。以下黒h8→白g7→黒a1(a4の方が2石差だけ得ですが、この展開なら私はa1に打つつもりでした)→白a8→黒a2→白a7→黒a4→白c8で白の4石勝ち。図では白の残り時間がほとんどなく、局後菅原二段は図でa8とうってしまったことを後悔していました。結果的に黒の勝ちになりましたが、一局を通じて白はどの手もじっくりと考えて熟慮の末に選択し、非常に強いと感じました。  

結果は5勝1敗。同勝数者が4人おり、ポイントが一番低かった私は4位になりました。入賞は逃したものの、高梨チャンピオンに負けただけの5勝はかなりの好成績で嬉しかったです。


  第1局 白番。最善手は? 
  ●大森敬太 Ohmori Keita
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

序盤から互角の良い勝負。図で私は白f1→黒e1→白f2→黒g4→白h5…と進めたのですが疑問。33が当然の好手で白が打ちにくくなってしまいました。図では白h5!が好手。e5の黒石を白くしているのがうまく、黒g4(双方の好所)ならそこで白f1。黒はe1に割り込めません。この展開なら白が打ち易かったようです。以下白苦戦。50まででなんとか偶数理論が利く形になったかと思ったのですが、大森六段のg7!(最善手)が絶好手。以下双方最善で黒の快勝となりました。51~55は参考になる寄せ手順です。 



  第2局 白番。最善手は? 
  ●大清水崇典 Ohshimizu Tadanori
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

直前に打たれた黒b6が悪手でした。図で白b7!が絶好手。こうなるとブラックラインは簡単には切れず、白はa7やc8やb5に余裕手が豊富で黒一気に敗勢に…。以前PlayOKで大地選手とブリッツを打っていた時によくこんな感じのX打ちで負かされたものです。その敗戦が生きました。



  第3局 白番。最善手は? 
  ●松本大志 Matsumoto Hiroshi
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

序盤から白優勢を感じましたが松本六段の粘りが的確でなかなか勝負を決めることができず終盤へ。図の最善は白g7! 以下黒h7なら白a7。黒c7なら白a4(ブラックラインをキープ)でいずれも白の勝勢。しかし私は全くg7が見えずに図でa7。これで一気に差が詰ってしまいました(白+4形勢)。49ではa5を恐れていました。以下白a6→黒a8→白b8→黒g7…となると黒はブラックラインを確保した上に左上がハイパー偶数(白a1→黒パス→白a2→黒b2)になります。これでは白が足りないかもしれないと思っていたのですがこの展開は白+4でした。51となった局面も難しく白が勝てるのは一箇所のみ。読者の皆さんもぜひ52の最善を考えてみて下さい。幸い私は最善を打って勝つことができました。



  第4局 白番。最善手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○中島哲也 Nakajima Tetsuya  

序盤から互角の戦い。35は好手。図で打たれたb7が悪手で以下黒勝勢。図では白e2が最善。この手は黒d1と打たれて白が勝てないと中島八段は判断したそうですが、実は次に白h2と右辺を取られるとむしろ黒の方が打ちずらく、白+4形勢でした。図で白e2となった時の黒はd1ではなくh6が最善でこれなら黒+4形勢だそうです。しかし以下の黒の打ち方も難しく、図で白e2ならば全くこれからの勝負でした。 



  第5局 白番。最善手は? 
  ●亀田陵太 Kameda Ryohta
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

図ではc1が最善でした。黒b1なら上辺に悪形を作らせて満足。黒e6は白e1で白有利。黒d6には白f4!が色々な斜めを通す好手で、これなら互角でした。実戦は図で白f4と打ったのですが、これが疑問手で以下白苦戦。亀田六段の的確な攻めの前にあえなく大敗となりました。 



  第6局 黒番。最善手は? 
  ●宮崎裕司 Miyazaki Yuji
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

20はd6かe6で白優勢。実戦の展開は辺を取りまくる私好みの展開。一般的には左上のような形を作ってしまうと黒a1→b2の連打を与える可能性が高くて白良くないのですが、私はまだ良い勝負だろうと思っていました。しかし私の感覚は間違っていたようで図で黒b7!なら黒勝勢でした。ところが宮崎七段は図で黒b8! これでも黒が勝てそうに見えますが、48~54とほぼ一本道で逆に白の勝勢に…。  

私の結果は4勝2敗で16位でした。優勝は麻布OBの長野五段。これは本当に嬉しかったです。長野五段とは5試合目で隣の席になりました。大池五段との準決勝は序盤で長野五段がとんでもない返し忘れをしてしまい、斜めが沢山返って大池五段の勝勢に。「ああ、これはもう逆転は不可能だ。残念」と思って亀田六段との対戦に集中し、終わってから隣をみるとなんと長野五段の逆転勝ち! その試合は長野五段のブログに載っているのでぜひ並べてみて下さい。オセロで優勢の試合を勝ち切るのがいかに難しいかが分かります。

今まで麻布オセロ部員で世界選手権に出場したのは青木和音六段(1998年ミラノ大会)と山川高志七段(2013年ストックホルム大会)の二人。二人とも第3位に入賞しています。長野五段にはぜひ麻布オセロ部OB初の世界チャンピオンになって欲しいです。水戸での活躍を期待しています。

翌日はグランドオセロ(10×10のオセロ)名人戦。優勝者は水戸の世界大会に出られるので気合が入りましたが残念ながら準決勝で後藤宏九段に完敗。3位で五段位をいただきました。これも楽しい大会でした。

明日は品川シーサイドオープンに出場します。楽しみです。 

麻布学園オセロ部の夏合宿は8月11日~15日に行われます。先日の全日本選手権の会場で栗田七段に「今年の夏合宿に参加するのでよろしくお願いします」と言われました。栗田七段は今年東大に入学し、オセロサークルGOROに入部したようです。全日本で優勝した長野五段にも「金欠気味で夏合宿は行かないつもりでしたが、優勝賞金を貰ったので参加します」と言われました。あとは末國九段、上倉六段、佐野六段も参加するようです。

強豪選手が次々と参加表明してくれて非常に嬉しいです。この調子だと麻布の合宿史上最高レベルの激戦合宿となることは間違いないでしょう。 合宿にはオセロに熱意を持つ方のゲスト参加を歓迎しています。詳しくはこの記事をご覧ください。

punitaさんコメントをありがとうございます。素晴らしい感覚ですね!


  決勝第3局 白番。最善手は? 
  ●山川高志 Yamakawa Takashi
  ○Jeroen Everts(スウェーデン)  

直前に打たれた黒h2が好手。ここで白h3は黒a1→b1の連打が生じて負け。Everts選手は図で白f1と打ちました。以下双方最善で黒が2石勝ち山川七段の優勝。

図の正解はなんと白g1! この手は私には全く見えていませんでした。以下黒f1→白h3で綺麗に偶数理論に入ります。白g1でe3を白くしたので白h3と打っても左上の黒連打が生じません。また実戦と違って白は上辺にも少し石を確保しています(b1、c1、d1の3石)。白g1は実にうまい手だと思います。

フランスオセロ連盟HPの記事を読んでいて興味深い局面を見つけました。今年5月にデンマークで開催されたコペンハーゲンオープンの決勝第3局です。

  
  決勝第3局 白番。最善手は? 
  ●山川高志 Yamakawa Takashi
  ○Jeroen Everts(スウェーデン)  

1勝1敗で迎えた3局目。ここで正しく打てばスウェーデンのEverts選手が優勝ですが…
 


  第1局 白番。最善手順は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○菱山裕一 Hishiyama Yuichi  

序盤からやや黒が苦しい戦いとなりました。44は黒の選択肢を狭める好手。これ以外の場所に打つと黒g7で粘られます。49が敗着。ここは黒h1→白a7→黒f1と打ち、黒g2でg列を抜く手を残しておけばまだ互角の形勢でした。 図でc4やd3の黒石を返すと、黒b3や黒c2で斜めの石を沢山取らせて勝てません。従って図の最善は菱山三段が打った白c1→黒b1→白b2。これで次に黒がどちらに打っても白は最後の手止まりで石を稼ぎ必勝。参考になる寄せ手順です。



  第2局 黒番。最善手は? 
  ●岩倉広明 Iwakura Hiroaki
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

序盤から互角の良い勝負が続きます。図で打たれた黒d2が疑問手。一見次に「コの字の中に埋める」好手黒e2を残して良い手に見えるのですが、次に白f1と打たれてみると黒e2は白e1で再び黒番。白からはその後c1→黒??→白c2と上辺方面で手を稼ぐことができます。 図の正解は黒c2。これなら白f1には黒a4があり、黒e2→白e1の後にもd2に黒が打つ可能性が残ります。黒c2→白d2なら黒a4→白a7→黒e1…で黒優勢。はやり黒a4が生じるのが正解黒c2の一番の長所のように感じます。実戦はいつまでたっても黒が左上方面に打てず敗勢に。一路の違いがこれほど大きいとは…。 勝敗には影響がありませんが45も石損。実戦の展開で黒は右辺か下辺かどちらか一方しか取れなくなりました。45g7なら以下白g8(最善手)→黒h8→白h7→黒h1→白g1…となって黒は右辺と下辺の両方を取ることができます。  



  第3局 黒番。最善手は? 
  ●谷田邦彦 Tanida Kunihiko
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

図は局面の岐路。私は「黒d1と打たれると困るな」と思っていました。次に白b1なら黒a6→白a7→黒c1→白e1→黒b2。これで白はb6に打てず右方面の黒壁を破らざるを得ません。黒d1に対して白f1なら黒e1→白c1→黒e7。これなら実戦と違って白f7の好手がありません(縦も返る)。図で打たれた黒e7が悪手で以下は白優勢。 39で谷田七段は長考。ここで右方面の白壁を破るようでは勝ち目なし。かといって黒g2→白h1→黒b2には白g1→f1の連打があります。「白必勝に違いない」と私は考えていたのですが…。打たれたのは黒h2! これが黒の執念の粘りで困りました。初手黒g2と違ってf3に黒石が載っているために白g1→f1の連打がありません。長考の末私は白h3。以下実戦の進行で左辺と下辺を取られてしまうのは分かっていたのですが他に上手い手も見当たりません。相手に2辺与えても白も上辺と右辺を取れるので偶数理論で多分白に残ると思いました。しかし最後に残る右下方面の打ち方は黒に主導権があります。何かうまい寄せ手順があったら負けなのでドキドキしましたが、結局黒には特にうまい手もなく偶数理論で白の勝ちとなりました。  



  第4局 白番。勝負を決める3手(白→黒→白)は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○上倉大亮 Kamikura Daisuke  

17はe2とg3を見合いにする好手。しかし24が好手でc2に白の余裕手が残り黒はかなり厳しい状況です。以下ぎりぎりの粘りで図へ。 図で私は「白h8なら黒h4→白g8→黒g2があるので黒凌いでいる」と考えていました。上倉六段も同じ読みだったようで図でb5へ。しかしこれが黒の壁を破る悪手でした。図の正解は白h8→黒h4→白g2!! 最後の白g2が絶妙手で以下黒h1なら白g8、黒g8なら白h1。いずれも白勝勢です。 43はd5の白を黒に戻す最善手。ここを黒にしておかないと白h8→黒h4→白g8の時の黒g2→h1連打が成立しません。44では白a6が嫌でした。以下黒b4→白h8→黒h4かg8→白g8かh4→黒a5→白a4→黒a3→白a2…とほぼ一本道ですが、黒はここでb7かb8に打って左辺のウイングを攻めるしかありません。これなら偶数理論で白に残りそうです(最善で白+2)。 46で私は白g8を恐れていました(白-2形勢)。実戦46が敗着。47に対する白g2が好手(黒h1なら白g8→h8の連打)で上倉六段は最後まで追い込みます。しかし左下のハイパー偶数が災いして白が足りない形になっていました。これは激戦でした。  



  第5局 黒番。寄せの構想は? 
  ●亀田陵太 Kameda Ryota
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

黒は意表を突く5。中盤は白優勢と感じたのですが亀田六段の粘りがすごく終盤形勢不明に。そして白がf8に当てて図。 図では黒g2!→白a8→黒b2!が最善。以下白a1→黒a2→白h1→黒h2→白b7→黒a4→白パス→黒g8→白h8→黒h7→白g7→黒a7とほぼ一本道で黒の6石勝ちになります。しかし白f8と当てられたら普通は下辺を取ります。ましてや黒の残り時間はあと少し!  そして49が痛恨の敗着。次白h7なら黒b2で勝てますが、実戦のように先に白b2と打たれると黒はどうしようもありません。49では黒a4→白b7→黒b2→白a1→黒a2→白h1→黒g2→白パス→黒h7…で黒引き分け勝ちの形勢でした。 



  第6局 白番。最善手は? 
  ●佐谷 哲 Satani Tetsu
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

序盤からずっと白やや優勢と感じていました。図の最善手は実戦の白a3。以下黒b2→白a5→黒h5がほぼ必然で、そこで白a2が好手(といってもこの手では白b1や白h7!でも勝てます)。これで白はh8を確保し、黒は上辺と左辺を取れるものの案外石が増えません。52でうっかりh8に打つと黒b7で逆転。  

全勝者はおらず5勝1敗が私と清信六段の二人。ポイントが高かった私の優勝となりました。大会優勝は前回がいつだったか思い出せないぐらい久しぶりで非常に嬉しかったです。強豪若手新鋭選手を沢山破ったのも価値がありますね。この調子で来週の全日本選手権も頑張ります。

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 ビギナー部門最終戦。左…中村倫太朗1級 右…中村圭一郎1級(二人とも麻布オセロ部員)

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 ビギナー部門優勝の中村圭一郎1級

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           (写真撮影…中島さんの妻さん)

4月半ばから1か月ほど口の痛みがありました。主治医によれば「腫瘍は外側の殻を残して中をくり抜くように摘出した。その殻が今少しずつ小さくなっており、それが周囲の神経に影響を与えているのかもしれない」とのことです。手術前の痛み(腫瘍発覚のきっかけになった強い痛み)を10とすれば7~8ぐらいの痛みで多少ましではありますが、物を食べたり話したりすると強烈に痛み、しばらくは何もできないほどです。そのような痛みに苦しめられたり、スピーカーを使わないと授業もできない制約があったりして苦労しつつも、職場復帰以来なんとか一日も休まずにここまで仕事を続けることができました。授業も先週で終わり、今はホッと一息ついています。

一週間ほど前から再び口の痛みが出ていますが、今回は手術前の痛みを10とすると2~3ぐらいで、そのまま食べ続けたり話し続けたりできるレベルです。腫瘍の殻が更に縮小すれば、もうこの痛みに悩まされることもなくなるかもしれません。ともあれ、この口の痛みと喉の麻痺を除けば体調は極めて良好で、今は手術前とほとんど変わらない生活を過ごしています。本当に有難いことです。

声は相変わらず出ませんが、オセロ部の保護者会であるお母様から「私の父も手術後に同じような麻痺になりましたが、1年ぐらいたった頃に自然に治って普通に話せるようになりました」というお話を伺いました。ネットで調べても1年以上経ってから治るケースがたまに出てきます。私も気長に回復を待つつもりです。

麻布学園オセロ部ログにも書いてありますが、夏合宿を8月11日(木)~8月15日(月)に行います。オセロに熱意のある方のゲスト参加を歓迎します。詳しくはこの記事をご覧ください。

先日オセロ部の保護者会に参加し約20人の保護者と昼食を頂きました。私は合宿を除いてクラブ活動にはほとんど参加していないので、この日のお母様方の話から生徒の日頃の様子が分かりました。「息子は朝学校に行くとまず部室に行って弁当をそこに置き、教室に戻っても10分休みの度に部室に行き、昼は勿論部室でお弁当を食べ、放課後も部室で過ごすそうです」「先輩がとても優しくて部室の居心地が良いようです。学校に自分の居場所を見つけられて良かったです」「オセロが面白くてしょうがないようで、家でもず~とパソコンでオセロの研究をしています」等のお話を多くの保護者から聞きました。

数年前まで「オセロ部? そんな部があるんですか」というのが一般的な保護者の反応でしたが、名人戦等での部員の活躍もあって部員数が増え、今では自分の息子がオセロ部に入ったことを他の保護者に言うと「あのオセロ部に入っているんですか。すごいですね」という反応が返ってくる、というようなお話もありました。皆さん自分の息子が熱中できる趣味と良き仲間を得て楽しく学校に通っているのが嬉しいようで、顧問としても大変嬉しく思いました。

会では亡くなった長谷川五郎さん(日本オセロ連盟会長)の話も少ししました。長谷川さんの葬儀には数年前の朝日小学生新聞の記事が置かれていたようです(写真…Othello Graphより転載)。写真が小さくて分かりずらいですが、中央は長野君と榎本君の対戦風景、左が部室の様子です。麻布学園オセロ部で生徒達が日々切磋琢磨し、数多くの大会で活躍していることを、長谷川さんはきっと喜んでいるに違いありません。

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新学期当初は少なかった中1の部員も少しずつ増え、今では5人ほどいるようです。私が担任をしているクラスの生徒が多いのは、何度かクラスでオセロの話をしたからかもしれません。今麻布は期末試験の最中で、明日が試験最終日です。私は午後のりんかいチャレンジカップに参加予定です。テスト勉強から解放された生徒達もきっと沢山参加することでしょう。楽しみです。 


追記…7年前にこのブログでも上記の朝日小学生新聞を取り上げていたことを思い出しました。この投稿なら大きめの写真が載っているので、記事の内容を読むことができます。

フランス語講座を受講している高校生が見つけてくれた動画(オランジーナのCM5編)です。有名な俳優や芸人が登場し、どれも非常に面白いです。ぜひ御覧下さい。



Leçon un

Comment allez-vous? お元気ですか?

Voici la phrase d’aujourd'hui. これが今日のフレーズです。

J’aimerais qu’on sorte ensemble. 一緒に外出したいです(直訳)。

Transmettre clairement ses sentiments à quelqu'un, 誰かに自分の考えを明確に伝える、 

c’est sans doute quelque chose que les Japonais devront désormais savoir faire. これは今や日本人が学ばなければいけないことに違いありません。

J’aimerais qu’on sorte ensemble. 一緒に外出したいです。

Passons à la pratique. 実例を見てみましょう。

 

Alors, vous l’avez bien retenu? しっかり覚えましたか?

Que va-t-il se passer entre eux? 彼らの間に何が起こるでしょうか?

En fait, on s’en fiche un peu, non? まあ、どうでもいいですけどね。

Au revoir! それではまた!

 

Leçon deux

Comment allez-vous? お元気ですか?

Voici la phrase d’aujourd’hui. これが今日のフレーズです。

Je ne suis pas un Martien! 私は火星人ではありません!

Vous demandez peut être quand est-ce que cette phrase pourra bien vous servir. このフレーズがどんな時に役に立つのかと思うかもしれません。

Mais mieux vaut prévenir que guérir. しかし治療するより予防する方がいいです(直訳)。

Tout le français que vous pourrez retenir vous sera utile. 覚えたフランス語は全て役に立ちます。

Je ne suis pas un Martien! 私は火星人ではありません。

Passons à la pratique. 実例を見てみましょう。

 

Alors, vous l’avez bien retenu? しっかり覚えましたか?

Est-ce que cette phrase pourra vous servir un jour? いつの日かこのフレーズがあなたの役に立つのでしょうか?

En fait, on s’en fiche un peu, non? まあ、どうでもいいですけどね。

Au revoir! それではまた!

 

Leçon trois

Comment allez-vous? お元気ですか?       

Voici la phrase d’aujourd’hui. これが今日のフレーズです。

Vous avez un bout d’algue collé sur les dents. あなたは歯に海藻がついている。

Ça collent vraiment aux dents, les algues. 海藻は本当に歯にくっつきます。

C’est inévitable, ça, les algues. これは避けようがありません、これは、海藻は。

Quand vous en avez sur les dents, あなたの歯にそれがついている時は

ça vous gâcherait les plus beaux discours du monde. それは世界で最も美しいスピーチも台無しにします。

Rien de ???? que les algues, n’est ce pas? 海藻ほど???な物はないですよね。

Passons à la pratique. 実例を見てみましょう。


Mademoiselle Kimura. 木村先生。 
 

Alors, vous l’avez bien retenu? しっかり覚えましたか?

Ils sont d’une telle fraîcheur que c’en est presque énervant. 彼らはあまりにも初々しくて、ちょっとイライラしてきます。

En fait, on s’en fiche un peu, non? まあ、どうでもいいですけどね。

Au revoir! それではまた!

 

Leçon quatre

Comment allez-vous? お元気ですか?       

Voici la phrase d’aujourd’hui. これが今日のフレーズです。

Marions-nous! 結婚しましょう!

Plusieurs autres phrases de niveau avancé vont être employées. 他にもよりハイレベルな表現がいくつか使われます。

Ecoutez-les attentivement plusieurs fois pour bien les retenir. しっかり記憶するためにそれらを注意深く聞いて下さい。

Marions-nous! 結婚しましょう!

Passons à la pratique. 実例を見てみましょう。

 

Comme vous dites direct. あなたはなんてはっきりと言うんだ。

Je viens d’avoir le coup de foudre. たった今雷の一撃を受けました(→ 一目惚れした)。

Je suis du genre à tomber instantanément amoureux. 私は一瞬で恋に落ちるタイプなんです。

Marions-nous! 結婚しましょう!

 

C’est d’un niveau avancé. これはハイレベルです。

C’est difficile, n’est-ce pas? 難しいですよね?

Que vous les retenez ou non, あなたがそれら(の表現)を覚えても覚えなくても、

en fait, on s’en fiche un peu, non? まあ、どうでもいいですよね。

Au revoir! それではまた!

 

Leçon cinq

Comment allez-vous? お元気ですか?       

Voici la phrase d’aujourd’hui. これが今日のフレーズです。

Quand un hito aide un autre hito, あるヒトが別のヒトを支えるとき、

il devient enfin un hito, c’est-à-dire un humain. 彼はようやくヒト(つまり人)になる。

Ces mots sont magnifiques.

C’est une véritable Zayu-no-mei.

Passons à la pratique. 実例を見てみましょう。

 

D’accord. 分かりました。

D’accord.  D’accord.  D’accord. 分かりました。分かりました。分かりました。

Tako. タコです。

D’accord. 分かりました。

Tako. タコです。

Tako. タコです。

 

Quelle belle citation. なんという美しい引用文でしょうか。

??????????????????? ma vie. 私の人生を??????????

Au revoir! それではまた! 

 日本オセロ連盟会長の長谷川五郎さんが亡くなりました。私の人生最大の趣味であるオセロを発明した方です。私がオセロの世界にのめり込むきっかけになったのも長谷川さんの著作でした。

 「オセロの打ち方」(長谷川五郎著:講談社)を買ったのは1982年、私が高校2年生の正月です。新聞のチラシに「日本オセロ連盟の有段者に挑戦!」というイベントの広告を見つけた私は、勇んで八王子大丸のおもちゃ売り場に出かけました。そこで挑戦したのが下之園広蔵二段(当時)。高校のクラスメートの中では一番強かった私は勝つ気満々で打ち始めたのですが、あっさりと大敗。「やはり自己流では駄目だ。きちんと本を買って勉強しよう」と思った私が帰りに寄った本屋で見つけたのがこの本でした。

 412ページもある分厚いこの本に私は夢中になりました。全日本選手権、名人戦、世界選手権で打たれた様々な試合に会長が詳細な解説をつけています。その解説の面白いこと! 一例として第2回世界選手権大会(ニューヨーク)予選リーグの丸岡vsヘイバーグ戦と、第3回世界選手権大会(ローマ)決勝第1局の井上vsサーフ戦を描いたページの一部をご紹介します。


 
達人ほど相手の力を知るという。土俵際まで追い込んでも相手がしぶといとみるや、不用意な寄りを避け、腰を落として相手の崩れを待つ。この辺の呼吸は、まさしく日本3000万人のオセロファンの代表者。全日本王者のものである。こんなところで手を渡されるとはチェス名人も思ってなかったらしい。最後の時間を全部投入して長考に入った。

 「達人が後ろから電光のような一太刀を浴びせた。切られた人はヒヤリと感じただけで気づかず歩いていく。家に帰ってから、水を飲んだら真っ二つに体が割れて死んでしまった」という話があるが、37は音もなく一瞬のうちに相手に致命傷を与えた手!

 黒3-3の局面から29を予想した読者ははたして何人いただろうか? 29が打たれた瞬間、会場には静かなザワメキが起こった。日本ならば音なしのザワメキだろうが、そこは表情豊かな満員の外国人の観戦者達だ。意外な手にただただ驚いているのだ。特別弱い人ならいざしらず、最強かつ不敗の日本チャンピオンがオセロでタブーとされる壁作り多石(6石)返しを平然と打ったからである。井上「29は返しすぎかもしれないが、白Xと打たれる前に、黒Cとすべりたかった」。実は、黒は、もはやなりふり構っていられなかったのである。

 利喰い千両という。買った株が値上がりし、今売れば利益が出ることがわかっていても、もう少し上がるだろうとぐずぐずしているうちに値下がりし、結局利益どころか損してしまう経験は誰しも持っている。どんな優勢な局面でも、決めるチャンスを再三見逃しているとそのうちにおかしくなってしまうもの。

 図3-4で黒が気合をこめて打った47こそは死中に活を求めた井上七段の乾坤一擲の勝負手であった。黒45と虎穴に入り、黒47と虎児を得たのだ。「黒47となっては逆転! 白の勝ちはないはず」と信じている井上氏の着手は自信に満ちていた。以心伝心、黒47はサーフ選手の動揺を誘った。ことの重大さに気がついたように彼は顔色を変えた。動揺は思考を空転させた。そして長考の末、凡手48を打った。その瞬間、勝利の女神はサーフ氏を睨み、井上氏に微笑んでしまったのである。49となってはなにごともなく虎児は持ち去られてしまった。親虎がちゃんとわきについていたのに…。
 

 今読み返してもワクワクしてきます。どんなに良い素材を使っても料理人の腕が悪ければ料理は平凡な味になってしまうものですが、世界選手権という最高の舞台で打たれた激闘譜を間近に観戦し、最高の筆力を持った長谷川さんが料理したからこそ今でも色褪せない観戦記が書けたのでしょう。この本が出版されてから35年。私は未だにこれ以上のオセロの観戦記を読んだことがありません。

 長谷川さんの観戦記を読み、「自分もいつかこのような大舞台でオセロを打ち、世界チャンピオンになりたい!」と思いました。高校と大学でオセロ部を作り、就職した麻布学園にもオセロ部ができました。オセロの友人(為則英司九段)に紹介してもらった女性と結婚し、結婚式には長谷川さんにも出席していただきました。オセロ大会の後で夕食を御馳走になったことも何度もあります。いつも私のオセロに対する情熱を認め、励ましてくれました。

 私にとって長谷川さんは人生の恩人と言っても過言でない方です。そして恐らく同じ気持ちの方が他にも沢山いると思います。オセロという奇跡のゲーム(簡単なルール、短時間で終了、スリル満点の複雑な試合展開、黒白同勝率…)を考案し、世界中の人に普及し、83歳で亡くなるまで元気に会長職を務めた長谷川さんは、最高に充実した幸せな人生を過ごしたと思います。長い間お疲れ様でした。そしてどうもありがとうございました。
 

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今学期も土曜日の3、4時間目にフランス語の授業を担当しています。生徒が見つけたフランス語関係の様々な動画を麻布フランス語に載せて、授業で使ったり生徒に復習してもらっています。今週生徒が見つけてきた動画に秀逸なCMがあったので御紹介します。

古いフランス映画を観てフランス語学習を思い立った青年。寸暇を惜しんで様々なフレーズを練習します。勉強の甲斐あってフランス旅行では現地で友達もでき大いに楽しむのですが、いざ一番使いたかったフレーズを使おうとした時に…。最後に表示される英語のうたい文句もまた面白いですね。実によくできたCMだと思います。

動画の下のスクリプトは私が作っていますが、今回は難しくて聞き取れない部分がかなりあります。スクリプトで間違えている部分もありそうな気がします。でもとりあえず一度観てみて下さい。思わずニヤリとすること請け合いです。



“Tu es magnifique ce soir.  Mon amie.”  Fin  “Je t’aime.  Je t’aime.  Je t’aime.”  “Un.  Deux.”  “Lait?”  “Où les gars ????????????”  “Cent quatre-vingt trois.  Cent quatre-vingt quatre.”  “C’est moi que tu parles?  C’est moi que tu parles?”  “Merci.”  “C’est bon?”  “C’est le meilleur.” “????”  “Mar????”  “C’est vrai.  Très bien.  Si tu parles...”  “...est d’une blonde super...”  “Attend.  Attend.  Attend.”  “Tu es magnifique ce soir.” 
“Ha, ha, ha.”  Language can prepare you for any situation.  Almost any.

 「今夜の君は最高だ。愛する人よ」終「君を愛している。君を愛している。君を愛している」「1、2」「牛乳飲むかい?」「男達が????」「183、184」「俺に話しかけているのか? この俺に話しかけているのか?」「ありがとう」「それ美味しいかい?」「最高さ」「?????」「???」「本当だ。よろしい。もし君が話せば…」「?????」「待って、待って、待って」「今夜の君は最高だ」「ハハハ」言葉を話せればあなたはどんな状況でも安心だ。ほとんどどんな状況でも。   

ハリーポッターシリーズの作者J. K. Rowlingの日々を追ったドキュメンタリー番組です。一番下にオリジナル(英語版)を載せておきます。

 

Novembre 2006 dans une chambre d’hotel à Édimbourg.  J. K. Rowling travaille en secret sur les dérniers chapitres de Harry Potter et les Reliques de la Mort.

Je me suis fait une note très utile.  Nécessitra un plan solid.  Je ne sais plus quand j’ai écrit ça.  Mais j’avais raison.

Il lui a fallu dix-sept ans pour écrire les sept volumes de la série.  C’est une grande saga où se mêlent les désarrois de l’enfance, le danger, et l’aventure.  Mais c’est bien plus qu’un simple conte pour enfants.  Derrière la sorcellerie et la magie se cache une fable profondément morale sur le bien et le mal, l’amour et la haine, la vie et la mort.

Je m’appelle James Runcie.  Je suis écrivain et réalisateur, et je vous découvrirai le secret du succès de J. K. Rowling.  Comment a-t-elle réussi un tel tour de force?  Où a-t-elle puisé son inspiration?

 

2006年11月、エジンバラのホテルの部屋の中。J.K.ロウリングが秘密裏に「ハリーポッター・死の秘宝」の最後の数章を書いている。

とても役に立つメモをしていたわ。「しっかりした計画が必要」。いつこのメモを書いたかもう覚えていない。でもこの言葉は正しかったわね。

彼女がハリーポッターシリーズ7巻を書くのに17年かかった。これは少年期の心の混乱、危険、そして冒険が入り混じった一大年代記だ。しかしそれは単純な子供向けのお話ではない。妖術と魔法の背後に、善と悪、愛と憎しみ、命と死についての深い道徳的な物語が隠されている。

私の名前はジェイムズ・ランシー。私は作家であり映画監督でもある。私がJ.K.ロウリングの成功の秘密を皆さんに御覧に入れよう。彼女はどのようにしてこの力技を成し遂げたのか? 彼女はどこに創作のインスピーレーションを得たのか?



 英語版 

昨日は全日本選手権大会・東京ブロック予選に参加しました。4月に入ってからほとんどオセロをしておらず、唯一打った公式戦(関東社会人選手権のタイトルマッチ三番勝負)では高梨世界チャンピオンに良いところなく2連敗。今年はかなり厳しいと思っていました。参加者は26名。上位4名が代表権を獲得します。


  第1局 黒番。最善手は? 
  ●佐々木康介 Sasaki Kousuke
  ○村上 健 Murakami Takeshi

終盤までやや白不利と感じていました。図で打たれた黒g7が敗着。確かにここに打てば黒は右下で手止まりを打てます。それに対して図で黒c8(正着)と打つと以下白b8→黒b7→白h8となり、次の黒g7→白h7の損害が大きく黒は足りないように思えます。ところが白h7で返された石を最後の黒f1!→白g1で巧みに取り返して黒の引き分け勝ち。この筋は二人とも全く見えていませんでした。   



  第2局 黒番。黒が唯一勝てる手は? 
  ●石崎 光 Ishizaki Hikaru
  ○村上 健 Murakami Takeshi

図で黒が唯一勝てる手はなんとa5! 以下白a3→黒h1で黒快勝。黒a5に対して白g2なら黒h1でa3とg1が見合いになりやはり黒の快勝です。言われてみれば納得の好手ですが、対戦中はお互いに全く気がついていませんでした。図で打たれた黒h1で白にチャンスが訪れたのですが…。次の白a3が敗着。ここは白a5→黒a3→白b2…で白の2石勝ちでした。  



  第3局 白番。最善手は? 
  ●腰野和彦 Koshino Kazuhiko
  ○村上 健 Murakami Takeshi

序盤17が悪手。ここは黒f2→白h3→黒c6…で互角でした。18以降は白優勢。図は黒が最後の希望を託して黒h7と打った場面。ここは平凡に白h8が正解。図でうっかり白a2に打つと黒a6!と打たれ、ホワイトライン(a1~h8の斜めライン)が黒一色になって大逆転です。  



  第4局 白番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○高見澤大樹 Takamizawa Daiki

高見澤初段は麻布オセロ部の2年生。メキメキと力をつけている有望選手です。図では白e7→黒f7→白d3→黒e3→白e2…が一般的でこれなら互角でした。図で打たれたe3がかなりの悪手で、以下白は打てば打つほど苦しくなってしまいました。  



  第5局 白番。最善手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○山形尚寛 Yamagata Naohiro

山形初段は麻布オセロ部のOB。しばらくオセロから離れていたのですが今日は久しぶりに大会に来てくれました。嬉しいです。図で白h8は2辺を確定させる美味しい手に見えますが、黒g7と打たれるとホワイトラインに黒石が載ってしまい黒a1を与えてチャンスなし。右下は保留して白a7!が好手。こう打たれて「負けたか」と思ったのですが、以下実戦の進行(双方最善)で辛うじて2石勝ち。黒a8に対して白がh8に打たざるを得ない(打たないと黒に打たれる)のが辛いところです。  



  第6局 黒番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○菱山裕一 Hishiyama Yuichi

黒は序盤からやや苦しい展開。図は勝負所で、ここで黒h6ならまだ難しい勝負でした。図で私の打った黒g7が実質的な敗着。以下実戦の手順がほぼ必然ですが、黒b2に対する白h2が好手。これでホワイトラインを切られ、左上を白a1→黒a2→白a3と味よく固められては勝ち目がありません。

予選6試合が終了して私は4勝2敗。既に無差別代表が確定しているのは上倉六段(5連勝で勝ち抜け)と石崎五段(5勝1敗)の二人。4勝2敗はなんと8人もいます。規定によりポイント上位の4名がプレーオフを打つことになりました。予選3位(北島七段)と6位(岩倉五段)、予選4位(私)と5位(岩田五段)でプレーオフを打ち、それぞれの勝者が残る2つの代表枠を獲得することになります。  



  プレーオフ 白番。勝負を決める構想は? 
  ●岩田浩幸 Iwata Hiroyuki
  ○村上 健 Murakami Takeshi

重要なこの一戦は序盤から未知の展開になりました。17は黒a5が嫌でした。以下白a6→黒b6で辺を取らされ打ちにくそうです。ところが岩田五段は黒a2! これが悪手で以下は白優勢に。図で打たれた白d8が絶好手。次に黒c7は白c8、黒e7は白c7→黒e8→白b7…で詰み。従って実戦の黒c8→白b8→黒c7は唯一の粘りですが、以下実戦の進行で黒はいかんともし難い形に…。岩田五段は終番が強く、私は優勢の試合を何度も逆転されたことがあります。この試合が中盤で決まったのは大いなる幸運でした。

結局ぎりぎり4位で無差別級の代表権を得ることができました。非常に嬉しかったです。全日本も頑張ります。

ロバート・ラドラム原作「The Bourne Identity」(邦題…暗殺者)の予告編です。主役はマット・デイモン。この小説(日本語訳)を初めて読んだのは大学生の時でした。あまりの面白さに夢中になり、その後折に触れて読み返しました。正確ではありませんが邦訳で3回、原作(英語)を3回、仏訳を2回は読んだと思います。私が欧米のスリラーにのめり込む一つのきっかけとなった本で、私が最も多くの回数読んだ本でもあります。小説に比べると映画は筋がかなり変わっていて面白さも小説よりは大分落ちますが、これはいかんともしがたいところでしょう。

瀕死の重傷を負い、記憶を失った主人公が担ぎ込まれたのは地中海の小島にある小さなクリニック。飲んだくれの医者に命を救われた彼は少しづつトレーニングをして健康を回復します。しかし記憶は全く失われたまま。彼の過去につながりそうな唯一の手がかりは、彼の腿の裏の皮膚の下に埋め込まれていた小さなフィルムだけでした。そのフィルムに写っていたのはスイスの有名銀行の名前と10桁の暗証番号。完全に体力を回復した彼は、自分が何者であるのか知るためにスイス・チューリヒへと旅立ちます。

導入部の粗筋を書いていてまた読み返したくなってきました。読者の皆さんもぜひ読んで見て下さい。決して後悔させません!



“Il a l’instinct...”  “Vous là.  Arretez-vous.”  “...d’un homme dangereux.”  “Je dois savoir ce qui lui est arrivé.”  “Je pense qu’il a ?????.”  “Mais il n’a plus de mémoire.”  “On sautera vous et moi ?????? pas de problème.”  “Il est entraîné, conditioné, conçu pour se volatiliser.”  “Je vous donne 10,000 dollars si vous me conduisez à Paris.”  “Il m’arrivera rien et je prends l’argent.”  “On est d’accord.”  “Hier il était le meilleur agent du gouvernment.”  “Ce n’est pas d’histoire.  Tout ce que j’ai de mon passé remonte à quinze jours.”  “Ha ha ha.  Amnésique?”  “Oui.”  “Aujourd’hui, il est sa principale cible.”  “Qu’est-ce qu’il y a à Paris?”  “Un nom.  Jason Bourne.”  “Voyons si la police française peut mettre la main dessus.”  “Sa seule chance de survivre...”  “Accroche-toi.”  “...est de découvrir qui il est...”  “Ca répond pas si tu n’es pas là.”  “Monsieur Bourne.”  “Je ne reconnais rien de tout ça.”  “...avant que les autres ne découvre...”  “Trouvez son adresse.”  “Je l’ai.” “Agrandissez.”  “...où il est.”  “Mobilisez tout le monde.  Vous avez tous nos agents sur le coup.  Exécution!”  “Qu’est-ce qu’il y a?  T’as pas ??? tranquille?”  “On partira d’ici.  On n’est plus en sécurité.”  “Il est incontrôlable.  Un décision s’impose d’elle même.”  “D’après le célèbre best-seller.”  “Je ne veux plus savoir qui je suis.”  “Un film Universal Pictures.”  “T’as intérêt à t’éloigner le plus possible.”  “Qu’est-ce que tu vas faire?”  “Le danger...”  “J’ai gardé tout ce qu’ils m’ont enseigné...”  “...a un nom.”  “...tout ce que j’ai pu apprendre.  Tout est à moi.”  “...Bourne.”  “Je vais mettre un terme à tout ça.”  “La memoire dans la peau.”

 

「彼は本能を持っている…」「そこのお前。止まれ」「…危険な男の本能を」「彼に何が起こったのか知る必要がある」「彼は???だと思います」「しかし彼にはもう記憶がない」「あなたも私も???するでしょう、問題なく」「彼は姿を消すように訓練され、条件付けされ、作られている」「もし君が私をパリまで乗せていってくれたら1万ドルあげる」「私に危害を加えない条件でお金をもらうわ」「了解だ」「昨日彼はアメリカ政府の最も優れたエージェントだった」「大した話じゃない。僕は15日前までの過去しか持っていないんだ」「ふふふ、記憶喪失ってわけ?」「その通り」「今日彼はアメリカ政府の主要な標的だ」「パリに何があるの?」「名前だ。ジェイソン・ボーン」「フランス警察が奴を捕まえられるかどうかお手並み拝見だ」「彼が生き残る唯一のチャンス…」「掴まれ」「それは彼が自分の正体を知ることだ…」「あなたがいなければ応答もないでしょう」「ボーンさん」「ここにあるものは何も覚えていない」「…彼の追跡者たちが…」「奴の住所を探せ」「もう分かっています」「拡大しろ」「…彼の居所を知る前に」「全員出動しろ。捜査員を全員投入する。始めろ!」「どうしたの? あなたは???」「ここから出よう。もうここは安全じゃない」「彼はコントロールできない。(彼を抹殺するという)決断は自明だ」「有名なベストセラーが原作」「僕はもう自分が誰であるか知りたくない」「ユニバーサル・ピクチャー製作」「君はできるだけ僕から離れた方がいい」「どうするつもりなの?」「この危険…」「僕は彼らが教えたことを全て覚えている…」「…には名前がある…」「…僕が学んだ全てをね。全て僕のものだ」「…ボーン」「全てに決着をつける」「皮膚の中の記憶」

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