村上健のオセロ日記

趣味のオセロやフランス語に関する記事を投稿しています。私(村上)のメールアドレスは「私の姓のローマ字書き+アットマーク+dx.catv.ne.jp」です。

先日ご紹介したねとらぼアンサーのインタビュー記事はヤフーニュースやその他のニュースまとめサイトにも転載され多くの方に読んで頂いたようです。好意的なコメントを多数寄せて頂きました。心より感謝しています。

実は20年前に対戦した時、その直後に似たようなインタビューを受けることになるだろうと予想し、その時に対戦を通じて考えたことを話そうと思っていました。しかし6連敗という結果に失望したのか、対戦後はマスコミの取材がほとんどありませんでした。対戦の前や最中にかなり多くの取材を受けたのとは対照的です。

そのまま20年が過ぎ、将棋と囲碁のトップ選手が相次いでAIに敗れたことで「そういえば以前オセロの対戦もあったな」と思い出してもらえたようです。今回インタビューしてくれたねとらぼの記者の方(2名)は非常に綿密な下調べをして取材に臨んだようで、次から次へと核心を突く質問が飛び出しました。そのお陰でインタビューは長時間に及び、記事も充実したものになったと思います(一般の方のコメントには「長過ぎる!」というものも多くありましたが…)。

1997年は私のオセラーとしての全盛期で、誰と打っても負ける気がしないぐらいでした。長谷川会長に「読みの村上」とニックネームをつけていただいたように「徹底的に読む」のが私のスタイル。その私が2時間という長い持ち時間をフルに使って考えに考えてもロジステロには全く歯が立ちません。コンピューターが人間の遙か先を行っていることを実感した次第です。

この、ある種異常な体験を通じて得た自分なりの哲学を、今回ネットの記事を通じて多くの方に伝えることができて本当に嬉しく思っています。

昨日はスーパーリーグに参加しました。強豪18名が参加。


  第1局 黒番。唯一勝てる手は? 
  ●大森敬太 Ohmori Keita
  ○村上 健 Murakami Takeshi
   Black lost on time at move 55.

中盤白優勢ながら40が悪手。ここは白a6→黒a7→白h4→黒h1→白g1→黒a4→白f6!という流れで白+10。これを逃して以下は混戦。図で打たれた黒a7!が絶妙手で唯一の勝ち手。51も好手(最善)。黒は勝利を目前にしていましたが55で痛恨の斜め返し忘れ! 品川スーパーリーグ独特のルールとして不正着手(返し忘れ等)をした時に持ち時間が2分引かれます。残り時間が僅かだった黒はこの瞬間に時間切れ負けが確定しました。  




  第2局 黒番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○岡本一樹 Okamoto Kazuki

30~34は巧妙な打ち回し。それに幻惑された35(図でg8)が敗着。図では黒a5が最善でした。以下白a4なら黒b3→白a2→黒b7!で白を上方に追い出して戦えます。  




  第3局 黒番。どう打つ? 
  ●菱山裕一 Hishiyama Yuuichi
  ○村上 健 Murakami Takeshi

37は好手。これがあるので36はa1→黒g1→白b2→黒h7→白a6と打つべきでした。以下難解な終盤戦に。図は黒が敗着(h8)を打った局面。ここでは黒b7あるいは黒e8なら以下双方最善で黒2石勝ちだそうです。しかし双方の変化が多すぎてまず最善では進まないでしょう。図で黒h8→白f7となった局面は黒が勝てないことを見切って消去法で別の手を打つべきだったのでしょうが、これも至難の技。オセロの終盤は人知を超えていますね。白46以降は双方最善。しかし同価値の分岐が多数あります。  




  第4局 黒番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○亀田陵太 Kameda Ryouta

非常に難解な局面が続きます。図では黒a6!→白a1→黒b7!が最善。以下白f2→黒g2で簡明です。実戦47b1はこの簡明策が見えず緩手。以下難しい局面が続きますが幸い間違えずに寄せることができました(48以降双方最善)。  




  第5局 黒番。最善手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○髙橋晃大 Takahashi Akihiro

局後に髙橋五段が「29はg1が嫌でした」とコメント。確かに29g1→白??→黒g2ならまだ黒も戦えました。30以降は黒にチャンスなし。強い!   




  第6局 白番。唯一勝てる手は? 
  ●中野 譲 Nakano Jou
  ○村上 健 Murakami Takeshi

序盤から優勢を感じましたが中野六段の粘りが的確でなかなか勝勢を確立することができません。局後に中野六段が「42はg3が良かったと思います」とコメント。確かにその通りで実戦42以下白は徐々に形勢を損じます。そして図。ここは白g3→黒h8→白b7が唯一の勝ち筋(白+2)なのですが、実戦との違いを読むのは容易なことではありません。この終盤は私の能力を超えていました。  




  第7局 白番。最善手順(白→黒→白の三手)は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○中島哲也 Nakajima Tetsuya
   Black lost on time at move 60.

黒は下辺の形が悪く非常に厳しい形勢。ただ37となってまだ粘れていると感じました。終盤は超難解。図の正解は白g2!→黒h1→白a1。これが黒g2の粘りを事前に封じてb6~g1の斜めライン白通しをキープする簡明な勝ち手順。白g2に対して黒g7なら白a4です。しかし双方残り時間が非常に少なくこんな筋はお互い全く見えませんでした。図以降白が微妙な石損を重ねて黒55! これで黒勝ちになったと思ったのですが実は以下白h1→黒g2→白a2で第2行を取るのが大きくやはり白勝ちでした。しかしこの手順は負けだと判断した中島八段は56白g2! 黒の時間切れ負けを狙った手です。私の残り時間は10秒を切っていました。全盛期ならば返し切れていたと思いますが、今は加齢のために指の脂が減り動きも遅くなっています。残念ながら最終手で時間切れ。もっと終盤に時間を残しておかないといけませんね。

結果は3勝4敗(順位不明)でした。持ち時間30分で7試合。たっぷりとオセロを楽しむことができました。

先日長谷川武さんから「オセロの打ち方」(長谷川五郎著・講談社)を麻布学園に寄贈して頂きました。もう長いあいだ絶版になっている貴重品です。私の家にあるものは繰り返し読んだためにボロボロで中央から二つに切れかかっています。まだ誰も開いていない新本を手にして、16歳の時に初めて書店でこの本を開いた時の興奮を思い出しました。貴重な本を寄贈頂き、誠にありがとうございました。

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今回のフランス遠征にかかった費用の概算です。高校生二人はツインの部屋に泊まったためシングルを利用した大人よりもかなり宿泊費が安くなっています。またフランスの博物館や美術館は18歳未満入場無料のところが多く、観光にかかる費用も安めです。しかし食費等の物価は高めでユーロも高いので食費やお土産代はどうしても高くなります。

高校生(18歳未満)
航空運賃(東京・パリ往復) 147000円
宿泊費(ツイン7泊) 40409円
食費 28000円(概算)
鉄道、バス、タクシー 12000円
観光代(セーヌ川クルーズ、エッフェル搭、カタコンブ、等) 4000円
パリオープン参加費 660円 
合計 232069円
 
大人
航空運賃(東京・パリ往復) 147000円
宿泊費(シングル7泊) 80819円
食費 35000円(概算)
鉄道、バス、タクシー 12000円
観光代(セーヌ川クルーズ、エッフェル搭、カタコンブ、等) 14000円
パリオープン参加費 1320円 
合計 290139円

2年後にまた同じような遠征を計画しています。多くの方の参加を期待しています。

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P1070567

今日の朝日新聞に載っていました。

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今は廃刊になっていますがかつて朝日新聞社は年に4回在日外国人向けの英文誌Japan Quartaryを発行していました。その編集長を務めていたのが竹信航介四段のお父様です。竹信君が麻布で学んでいた縁で1999年に記事の執筆を頼まれました。オセロに関することを自由に書いて良い、ということだったので私とオセロの出会い、オセロのルールや大会のこと、私が初めて世界チャンピオンになった1996年の世界選手権大会、そして1997年に行われたロジステロとの対決のことを中心に9ページの原稿を書きました。翌年発行された雑誌の表紙が下です。写真をクリックすると私の記事が表示されます。

最近久しぶりに読み返してとても懐かしい気持ちになりました。特に世界選手権の準決勝・対エドミード戦やロジステロ戦のことは日本語でもほとんど書いていません。この記事にはかなり詳しく書いていて、オセロやAIのことに興味がある方には面白い内容になっていると思います。ぜひ御一読下さい。

画像の説明文

最近読んだ本です。まずTerry HayesのJe sus pilgrim。900ページ以上ある分厚い本ですがもう夢中になって読みました。父親を目の前で斬首刑に処せられたサウジアラビアの少年。長じて同盟国アメリカへのテロを計画します。それを阻止しようとするアメリカの情報部員。交互に語られる二人の人生が波乱に富み全く飽きさせません。これは私が今までに読んだ本のなかで10本指に入る面白さでした。またいずれ読み返すつもりです。

今はBarry EilserのLivia Loneを読んでいます。Eislerの作品はJohn Rainシリーズを数冊読みました。これはそのシリーズではなくシアトルの警官Livia Loneが主人公。性犯罪者の摘発に情熱を燃やすLoneの過去と現在が並行的に語られます。タイの少数民族の娘だったLoneが経済的に困窮した両親に売られ、妹と共にコンテナに入れられアメリカに向かう船上へ。まだ40ページしか読んでいませんがこれも引き込まれる小説です。

フランス語の読書ももうすぐ2万ページになります。

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     タイトル、作者 ページ数
1 Le petit prince, Antoine de Saint-Exupéry  11
2 Anges et démons, Dan Brown 620
3 Chasses à l'homme, Christophe Guillaumot 439
4 Déluge, Henry Bauchau  170
5 Le symbole perdu, Dan Brown 595
6 La shute de John R.,  Barry Eisler  309
7 Une traque impitoyable,  Barry Eisler  351
8 Carte blanche, Jeffery Deaver et Perrine Chambon 451
9 Masque de Troie, David Gibbins et Paul Benita 215
10 Anges et démons, Dan Brown  620
11 Les Noëls blancs, Christian Signol 76
12 Oscar et la dame rose,  Eric-Emmanuel Schmitt  100
13 L'énigme des blancs-manteaux, Jean-François Parot 420
14 Une peine d'exception, Patricia Cornwell 360
15 Forteresse digitale, Dan Brown 155
16 Bobby Fischer et Sherlock Holmes, Michel Alencon (Jacques Ovion) 78
17 Le Dévouement du suspect X, Keigo Higashino  315
18 Et après..., Guillaume Musso 357
19 L’appel de l’ange, Guillaume Musso  382
20 Une vraie Parisienne, Gilles Martin-Chauffier 119
21 La mémoire dans la peau, Robert Ludlum  466
22 Inferno, Dan Brown 380
23 Da Vinci code, Dan Brown  741
24 Collèges de France, Mara Goyet 32
25 Maigret et l’homme du banc, Georges Simenon  191
26 Les Noëls blancs, Christian Signol 370
27 Sous haute protection, David Baldacci 474
28 Inferno, Dan Brown 610
29 Délivrance, Jussi Adler Olsen  733
30 Miséricorde, Jussi Adler Olsen  526
31 La ferme africaine, Karen Blixen 506
32 Deception point, Dan Brown 698
33 Le manipulator, Frederic Forsyth 482
34 Le negociator, Freceric Forsyth 631
35 L'amant, Marguerite Duras 137
36 Dossier 64, Jussi Adler Olsen 672
37 Nymphéas noir, Michel Bussi 492
38 L'espion anglais, Daniel Silva 512
39 Tragédie à l'Everest, Jon Krakauer 307
40 7 ans après, Guillaume Musso 497
41 Je reviens te chercher, Guillaume Musso 498
42 Demain, Guillaume Musso 535
43 Le masque de Troie, David Gibbins 463
44 Le complot Romanov, Steve Berry 534
45 Le Sentier de la gloire, Jeffrey Archer 502
46 Autoportrait d'un faussaire, Guy Ribes 200
47 Je suis pilgrim, Terry Hayes 906
48 Livia Lone, Barry Eisler 74
  
  合計読了ページ数 19312

私は強度の近視で中学生の時から数年前までずっと眼鏡を掛けていました。しかしかかりつけの眼科医師に「近視が強過ぎて眼鏡の矯正では限界に来ている。コンタクトにした方がいい」と言われてコンタクトに変えました。経済的理由でハードコンタクトにしました(1枚8千円で何年も使えます)。

コンタクトレンズはとても使い心地が良く気に入っていたのですが、1年ほど前から本の小さな字がぼやけて見にくくなってきました。老眼ですね。そこで再び眼科医師に相談して先月遠近両用のコンタクトレンズに変えました。シードというメーカーの「マルチフォーカル・ノア」というハードレンズです。1枚1万5千円でした。

これはとても良いですね! 遠くの見え方は以前よりも少し劣りますが、本の字はどんなに小さいものでもはっきりと見えます。仕事や趣味で本や辞書を長時間見る私にはとても有難いです。老眼で困っている方、ぜひ試してみて下さい。

1時前に会場に着くと既に麻布オセロ部の中1生が5人もいて練習対局の最中。その熱心さに驚きました。 まだ中1なのに急速に強くなっていますね。


  第1局 黒番。どう打つ? 
  ●大坪 快 Outsubo Kai
  ○村上 健 Murakami Takeshi

大坪君は麻布高校の3年生。オセロ部の左右田君と同じクラスになったのがきっかけで今年オセロを始めて急成長。すでに初段を持っています。対戦してその強さの秘密を知りました。一手一手実にしっかりと読みます。やはりどんな手もパッとは打たずに読みを入れる人は強いですね。10は以前からありそうな気がしていた手。今回初めて実戦で打ってみました。以下互角の戦い。26の第一感は白d8ですが以下黒c7→白f6→黒a6で困ります。実戦白c8以降は読み筋通りに進んで図。ここで私は黒a7を恐れていました。以下白b2のストーナー狙いなら黒g3!→白f6→黒g4…。これは互角でしょう。かといって図で黒a7に対して白a5→黒a2と打てるうちにa5を打っておいても次は再び白番。これも相当厳しそうです。ところが黒は図でg5! これが敗着でしょう。白g4となった局面は再び黒番。そして図と違って白に手が一手(g6かh6かh5)残っています。つまり図での黒g5は白の手がなかった場所(右辺方面)にただで一手を与えてしまった悪手。以下は白の勝勢です。  




  第2局 白番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○腰野和彦 Koshino Kazuhiko

23はパリオープンの対マシアス・ベルク戦で打った手。その時は24f2→黒a5→白c8…と進みました。腰野三段は単に白c8。どちらも良い勝負でしょう。27はg3がベターでした。28以下ほぼ一本道で32まで。ここで悩みました。右下は黒f8、g8、g7のどれもありそうです。結局黒g7を選びましたがゼブラ先生によればこれは悪手。33は黒f8→白g8→黒a6が正解で互角とのこと。難しいです。そして33のX打ちで手を渡された白も難しい。図で白はh8。これは右下の4個空き3個打ちを狙った手ですが悪手。その後黒a6、b7、g1、g2と確定石を増やす手段を黒に与えて逆転の原因になりました。40は右下に手をつけずa3からぼちぼち打って偶数理論に頼るのがベターだったようです。46の正着は白b7で白+4形勢ですが、後の打ち方はむしろ白の方が難しく勝ち切るのは大変です。46となった局面が非常に難しく私は残り時間(1分30秒ほど)の大部分を投入して長考。選んだb3は唯一黒が勝てる手でした。以下も難しく終局時の私の残り時間は僅か5秒。我ながらよく勝ち切れたものです。  




  第3局 白番。避けるべき展開は? 
  ●龍見有希子 Tatsumi Yukiko
  ○村上 健 Murakami Takeshi

26までは2ヶ月前のシーサイドオープンで同じ展開を打ち
龍見六段の快勝に。その時は27c6! これがなかなかの好手で今回もそれで来るだろうと予想していたところ黒はb4! これも好手です。32は相手の注文に乗るようですが白f4も有力。私は38となった局面で白僅かに優勢と感じていました。しかしこれは大局観が誤っていたようです。図から白a5→黒g8!としたのが非常にうまく、白は左辺を黒に渡さざるを得ない形です。そして左辺を渡してしまうと最後に黒h2!→白h1で第2行を取られるのが大きく白は勝てません。なので図では白a5ではなく白a6が正解でした。しかしこれも後が難しく双方最善なら引き分け形勢ですが多分白が負けていたでしょう。黒は勝勢ですが残り時間が非常に少なく57で痛恨の時間切れ!   




  第4局 黒番。どう打つ? 
  ●清信健太 Kiyonobu Kenta
  ○村上 健 Murakami Takeshi

清信六段はこの序盤が好きで以前もこの展開で
大激戦になったことがあります。その時は19b5でしたがこの試合は19c2と変化。私は22で長考。白g1と取る展開も白f5→黒b1と取らせる展開も両方有力です。結局上辺取りを決断。この方が私の棋風に合っています。31はh5を予想していました。ところが黒はf6! これも相手の打ちたい窪みに先着する好手です。37は疑問手。g3で黒優勢でした。そして図で打たれた39が敗着。ここは黒g7→白d7→黒h6!→白h8→黒c7…という展開でg3を余裕手にしてまだまだこれからの戦いでした。図の黒e8(実戦)は白d7と普通に受けられると白c7の手が残る上に黒g7が消えており黒はどうにもうまく行きません。41は黒g7を復活させる手ですが白g8!と受けられてそれまで。そこで黒g7なら白c7です。  




  第5局 黒番。最善手は? 
  ●高梨悠介 Takanashi Yuusuke
  ○村上 健 Murakami Takeshi

この時点で全勝は私と高梨九段のみ。その二人で対戦することになりました。私の高梨九段との通算対戦成績は3勝33敗。私がこんなに圧倒的に負け越している選手は他にいません。まさに天敵ともいえる存在。しかし今日はなんとなく勝てそうな予感がしました。私は気力体力ともに充実して引き分けを一つ挟んで公式戦14連勝中。もちろん高梨九段も勝ちまくってはいますがなんとなく普段より調子が落ちているように感じられたからです。そしてこの予感が現実のものとなりました。序盤22で迷いました。第一感は白c2。しかしそこで黒h4→白h2→黒g3と打たれた時の打ち方が分からずこれは切り捨てました。実戦22~24は次に白c2を狙った手ですが黒からそこに先着する手があります。壁作りながら相当有力な手に見え、黒がc7を選択した時はちょっとホッとしました。31は私が見落としていた好手。しかし幸い白はb6でまだ粘れています。35は白h7を期待した手。対する36が好手でした。予想外の手に高梨九段は長考(図)。私も黒h4を想定して以降の流れを読みます。以下白e8→黒c8→白b8→黒b4…、あるいは白g1→黒b4…のような流れで相当難解だと思っていました。長考の末に黒はa5! これは全く予想していませんでした。左辺方面に色々白の手を与えて損に見えます。どうやら高梨九段に誤算があったようで、やはり37が敗着となりました(正解は黒h4で黒+2形勢)。38以降黒はどう打っても白の偶数理論をブレークすることができません。しかし流石は王者高梨九段。黒g1のタイミングが絶妙でした。ぜひ局面を進めて確かめてみて下さい。実戦のタイミング以前では白g2が必然です。しかし51でg1と打たれると白にはa1と打って左辺と上辺を両方取る選択肢が生じます。そして白が52a1を選ぶと黒g2!で白が偶数理論を失い一気に形勢逆転! やはり最強選手は最後の最後まで決して諦めずに逆転の罠を仕掛けてきます。私もうっかりa1と打つ誘惑に駆られましたが幸い正しく寄せることができました。久しぶりに高梨九段を倒すことができて実に嬉しかったです。  




  第6局 黒番。どう打つ? 
  ●大郷 卓 Ohsato Suguru
  ○村上 健 Murakami Takeshi

最終戦は最近好調の大郷四段。序盤は優勢を感じましたが黒の粘りが的確でなかなか差を広げることができません。一番悩んだのは31となった局面。白h5→黒g6→白h7→黒h3と右辺形を決めてから下辺方面に手をつけるべきか、それとも右辺は放置すべきかいくら考えても分からず時間を消費してしまいました。ゼブラ先生の勧める32は白c7。しかしこれもあとの展開が難解。実戦はいつの間にか白の優勢が霧消して逆に黒がリード。図で黒は黒a2→白a1→黒h1。これが白にb2、b1、e1、g1と上辺4連打を与える敗着になりました。図の正解は黒h2→白g1→黒a2。これなら実戦と違って白の4連打は生じず黒勝ち形勢でした。

結果は全勝優勝! 先週の川越順位戦に続いて2週連続です。こんなことは本当に久しぶりで最高に嬉しかったです。連盟レーティングもベスト10に入りました。この位置を維持するのは非常に大変ですが引き続き頑張ろうと思います。

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               第3位の清信六段    優勝の私    準優勝の高梨九段 (龍見六段撮影)

私はブログを書くときにいつも後藤幸信さんが開発した Hamlite を使わせていただいています。とても見やすく使いやすい棋譜表示ソフトです。Hamliteを使ってlivedoorブログで記事を書くときの手順を以下に示しますので、ぜひ参考にして下さい。

①下の赤字の元原稿をワードなどにコピペする。
②&kifu=  の右横に棋譜(f5f6e6f3e2c5…の形式)をコピペする。
③&start_move= の右横に数字を書くと、その数字の1手前の局面が表示される。例えば私のブログのように焦点となる局面を表示させたい時に使用する。40と書けば39手目まで進んだ局面が、55と書けば54手目まで進んだ局面が表示される。ここに何も書かなければ表示されるのは初期盤面となる。
④対戦者名を記入する。気になる場合は記入不要。ただ日本以外の諸外国では対戦者名入りの棋譜表示が標準であり、名前を記入しても問題はないでしょう。ローマ字表記も入れれば海外の選手がアクセスして勉強できるので国際貢献になります。
⑤解説を書く。もちろん忙しいときは棋譜だけでOK。それでも十分ブログ読者の勉強になります。
⑥原稿が書きあがったらブログのマイページにアクセスし「記事を書く」をクリック。記入画面が表示されたらその右上にある「HTMLタグ編集」をクリックする。記入画面が薄黄色になったら先ほど書いた原稿をコピペする。再度「HTMLタグ編集」をクリックし、記入画面が白に戻ったら微調整を加える。「プレビュー」で仕上がりを確認し、OKなら「投稿する」をクリックする。




前文

 

<br /><br /><iframe width="280" height="345" marginwidth="0"  marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no" allowtransparency="true" src="http://reversi-ai.appspot.com/v1.61/hamlite.html?

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  第1局 黒番。最善手は?&nbsp;<br />

  ●小瀬路太郎 Osero Tarou<br />

  ○小瀬路太郎 Osero Tarou <br /><br />

解説

 

&nbsp;<br /><br />

 

 

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  第2局 黒番。最善手は?&nbsp;<br />

  ●小瀬路太郎 Osero Tarou <br />

  ○小瀬路太郎 Osero Tarou <br /><br />

解説

 

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  第3局 黒番。最善手は?&nbsp;<br />

  ●小瀬路太郎 Osero Tarou <br />

  ○小瀬路太郎 Osero Tarou <br /><br />

解説

 

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  第4局 黒番。最善手は?&nbsp;<br />

  ●小瀬路太郎 Osero Tarou <br />

  ○小瀬路太郎 Osero Tarou <br /><br />

解説

 

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  第5局 黒番。最善手は?&nbsp;<br />

  ●小瀬路太郎 Osero Tarou <br />

  ○小瀬路太郎 Osero Tarou <br /><br />

解説

 

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  第6局 黒番。最善手は?&nbsp;<br />

  ●小瀬路太郎 Osero Tarou <br />

  ○小瀬路太郎 Osero Tarou <br /><br />

解説

 

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  第7局 黒番。最善手は?&nbsp;<br />

  ●小瀬路太郎 Osero Tarou <br />

  ○小瀬路太郎 Osero Tarou <br /><br />

解説

 

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昨日配布された図書館通信にオセロの記事が載っていました。有難いことです。

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このブログの右上にあるリンク集を久しぶりに少しいじりました。麻布オセロ部の新しいブログのリンクも載せてあります。以前のブログよりも見やすいような気がします。多くの部員が投稿してくれるとよいですね。

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