第1局 白番。どう打つ? 
  ●髙橋晃大 Takahashi Akihiro
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

私は図で長考。白e1→黒d1→白f1→黒g1→白g4→黒h5と引っ張られた時に凌げるのかどうかを慎重に読みました。その後白b1→黒b3→白a3→黒b4→白b2…でなんとかなりそうだと判断して18はe1へ。高橋三段も21g1は危険と判断してg4へ。28は黒g6を防ぐ好手。このあたりで少し白優勢を感じました。38はh2が第一感でしたが黒a3で白b1を消されると困ると思いg6へ。終盤は優勢を感じつつも少しでもミスをすると逆転される気配を感じたので時間を目一杯使って慎重に打ちました。46以降は双方最善です。対局後に「あっくんに勝ちましたね」と言われて初めて髙橋三段は拓さんのブログによくでてくる天才小学生だということに気づきました。勝てて良かったです…。  



  第2局 白番。唯一勝てる手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○麻生大祐 Asou Daisuke  

13は長野七段のブログの最近の投稿で「めっちゃ2石あるし誰も打たんやろと思ったが打たれて困った。」というコメントと共に紹介されている進行で、最近よく使わせてもらっています。長野七段のブログは本当に勉強になりますね。私は19で長考。第一感は黒h5ですが白d7の後の展開に自信が持てませんでした。g6に黒石があると将来的に黒がe8に打った時に斜めが返ってしまいます。黒h5はその状況をほぼ確定させる手。それならば右辺はむしろ白に打ってもらって黒e8の時に斜めが返らないようにした方があとあと打ちやすいような気がして実戦の19~21を選びました。大きな黒壁ができますが白もその壊し方が難しい。以下難しい中盤が続いて図。ここは白a5→黒b3→白b7→黒a4→白e8→黒a8→白a7→黒f1→白c1…という流れ(ほぼ一本道です)で白+2形勢。そして46が実質的な敗着。ここはなんと白e8!→黒a8→白c2なら黒の応手が非常に難しく逆転のチャンスがありました。46で左辺を全部黒に与えることになっては白の敗勢です。49は好手(最善)。次白b1なら黒b2!です。  



  第3局 白番。最善手は? 
  ●山本 隆 Yamamoto Takashi
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

12はその場で思いついた手です。以下は両者未知の展開。28でウイング攻撃してかろうじて粘っていますが33で黒a1→白b1→黒a2…で厳しそうです。e7は有難く感じました。ところが私の34も悪手。ここはf8がベターでした。そして図で私の打ったh3が実質的な敗着。ここはg6が良く黒b7なら白h6→黒h7→白g7で逆転模様です。40g6に対する黒の唯一の勝ち手はg7! しかし以降も非常に難しくこれなら十分白にチャンスがありました。53は黒b1→白a3…で駄目だと思っていたので実戦b7は有難く感じました。しかしこれは私の大局観が間違っていたようでb7は最善。山本1級は強いですね。   



  第4局 黒番。どう打つ? 
  ●中村和樹 Nakamura Kazuki
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

序盤から私が猛烈に引っ張ります。図で中村二段は黒a7。これでほぼ白は偶数理論で勝ちが決まったように思います。図ではa7を温存して黒b2と打つべきで、これならまだ黒は粘っていました。  



  第5局 黒番。最善手順(数手)は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○山川高志 Yamakawa Takashi  

再び長野流13を使用。互角の展開へ。42は悪手。ここはb7でやや白優勢。図は私の勝勢だったのですが…。図で私の打ったg7が大悪手の敗着。局後山川七段は「ここで黒d1→白g1→黒h6→白h2→黒b2で白の敗勢でしょう」とコメント。なんと全くその通り。この簡明な決め手が私は全く見えていなかったのです。なんとも情けない逆転負けでした。   



  第6局 黒番。どう打つ? 
  ●高橋 快 Takahashi Kai
  ○村上 健 Murakami Takeshi  

序盤は白が失敗して苦戦。25は黒e1→白b1→黒d7と打たれるのが嫌でした。本譜g6は緩手。敵の急所は味方の急所で26が好手です。これで白は盛り返したものの、黒b2のX打ちが常に脅威となっておりかなり難しい形です。図の正解は黒a6→白a7→黒a2→白h3→黒b2! これが実にうまい展開で黒はどう進んでもa8→b7の連打を得て勝ち。図で打たれたa2が痛恨の敗着となりました。  

 

  第7局 白番。寄せの手筋は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○三屋伸明 Mitsuya Nobuaki  

この試合は完敗でした。中盤以降全くチャンスなし。図では白a7が好手で最後にb列を取ることができます。 結果は4勝3敗でした。もうすぐ新幹線が東京に着きます。