昨日は神奈川オープン(クリックすると結果を見ることができます)に参加しました。無差別部門が39名、一般部門はまだ結果は発表されていないようですがこれも多数が参加。午前の講習会も25人ほどの参加者がいたそうです。新しい方がどんどん大会に参加しているようで嬉しいことですね。


  第1局 黒番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○大池芳徳 Oh-ike Yoshinori

序盤は互角の戦いで図。ここで私は黒a6→白a5→黒b6としたのですがこれが疑問。図の正解は黒g4。以下白f1→黒g3!→白c1→黒c7…で黒も戦えました。局後の大池六段の「左上の5個空きができて白優勢を感じました」というコメントの通り、図以降は差は大きくないものの黒が勝てない流れになってしまいました。  




  第2局 黒番。e8とg7のどちらが良いでしょう? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○和泉貴士 Izumi Takashi

黒が少し苦しい中盤。36は好手。黒がa3に取ると斜めも返ります。私は37で大長考。色々考えて結局黒3→白a7→黒c7としました。局後和泉四段が「37は単にc7が良いのでは?」とコメント。確かにその通りで37c7→白d7→黒f1…で引き分け形勢のようです。以下苦しいながらも粘って図。ここで私の打った黒g7が敗勢を決定的にしました。白h8→黒e8の交換が入ると白からa2→a1の左上連打を狙われて全然足りません。図では黒e8→白h8→黒g7として白a2→a1の連打筋を予防するのが正解。それならまだ白+6形勢でした。
 


  第3局 黒番。どう打つ? 
  ●七瀬悠真 Nanase Yuuma
  ○村上 健 Murakami Takeshi

序盤から難しい形になりお互い長考の連続。私が辺を取って引っ張ります。33は疑問。既にg2にX打ちしている黒が更にX打ちをしたので白のリードを感じました。そして図で打たれた黒h2が実質的な敗着。ここは黒g1→白h1としてh2の余裕手に望みをかけるべきでした。実戦は40(黒d8なら白f8→g8の連打)、42(黒d8なら白g8→黒??→白b2。黒g8なら実戦の展開)と連続好手で白の勝勢になりました。



  第4局 白番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○長尾広人 Nagao Hiroto

髙橋晃大五段愛用の定石から互角の戦い。図で白はノータイムでa6と左辺を助けたのですが、これが疑問でした。ここは白b2!→黒a1→白d8あるいはe8と進めれば互角。実戦は左辺にウイングを作らされた上に31と窪みに埋める好手で手を渡され白が形勢を損ねました。以下差は小さいものの黒がリードを保っています。53は好手で、白f1なら黒h6→白g7→黒h8の時に白はg8に割り込めません。従って54は非常に辛い手ながら必然手です。  



  第5局 黒番。最善手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○門馬直翔 Monma Naoto

門馬初段は中島八段のオセロ教室で学ぶ小学3年生。オセロ歴僅か1年とは思えない強さを感じました。どの手も非常にしっかりと考え、常にこちらが一番打たれたくない手、あるいは2番目に打たれたくない手を打ってきます。常に優勢を感じていたものの、決め手を与えない白の的確な打ち回しに苦しめられました。図では黒b1と打って左辺と上辺を与える代わりに偶数理論と右辺と下辺を取る構想がいいのか、それとも黒a8→白b2として左辺と下辺を取って相手に偶数理論と上辺と右辺を与える構想がいいのか迷いました。そしてどちらも数えきることができないなか後者を選択。これが石損の悪手でした。正解はやはり黒b1→白a1→黒b2→白g1→黒h7→白g7→黒h1→白パス→黒a8→白パス→黒g8→白h8で黒の12石勝ち。さて実戦は53で最後の小考。「黒に残っている」という直感はあったものの数える時間がなかったので局後6石勝ちを確認してホッとしました。最近天才キッズが次々と誕生していますね。オセロ界の未来は明るいと感じます。  



  第6局 黒番。どう打つ? 
  ●大森敬太 Ohmori Keita
  ○村上 健 Murakami Takeshi

序盤から私が引っ張る形になりました。図で黒はe2。これは相手の打ちたい場所に先着する当然の一手に見えますが、次の白g5!が好手でやや疑問でした。白が好調に種石を切って黒がかなり勝ちにくい形になっています。図でゼブラ先生が勧めるのはなんと黒f2! これは二人とも全く見えていませんでした。ぜひPutで進めて検証してみて下さい。黒は一手で大きな壁を作ってしまいますが白のその後が打ちにくい形になっています。これは人間の盲点になる手ですね。さて実戦は38までどんどん種石を切り、白には42以降いつでもh5→黒h4→白a7!とするノックアウトパンチがあります。この筋はずっと見えていましたがそれを繰り出すタイミングを逸しました。47と打たれてからではもうこの筋は成立しません。黒b2の時にb7を含めて縦が返り、白がa8に打てるようになるのがこの筋のポイントだからです。この簡明な決め手順を逃して私は迷走します。石損を重ねて最後は僅か+4。これは逆転負けの可能性もかなりあり、残っていてホッとしました。

私の結果は4勝2敗の10位でした。最近の大会成績は2勝4敗→3勝3敗→4勝2敗と少しずつ上向いています。次の大会(
りんかいチャレンジカップ)では5勝以上して上位争いに食い込むことを目標に頑張ります!