日曜日は流山オープンに参加しました。35人が参加する盛況。


  第1局 白番。どう打つ? 
  ●後藤雅宏 Gotou Masahiro
  ○村上 健 Murakami Takeshi

1~16は何回かオセロクエストで打ったことがあります。17が初めて見る手で未知の局面に(図)。ここは勝負所だと感じて長考。f8にも黒の余裕手があり、ここで下手に動くと一気に詰んでしまう可能性があります。以下お互いに慎重に手を進めて25。これが疑問手だったようです。右下方面に白の手はなく、黒から打ってもあまり得になりません。25はb4かb5で互角でした。しかしせっかく作らせた左上方面の白壁はできれば温存したいと考えるのが当然。このあたりが中盤の難しさですね。25以降は自然な流れで白が優勢になりました。



  第2局 黒番。どう打つ? 
  ●早坂敏江 Hayasaka Toshie
  ○村上 健 Murakami Takeshi

図で黒はe7。これが疑問手でした。次の白c6が味の良い中割りです。黒は図でa6がベター。以下白a4→黒c6…で互角。実戦13以降は白優勢。  



  第3局 黒番。最善手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○奈良颯馬 Nara Souma

22はe2の方が良さそうです。28~30も疑問。ここは白a4と打って白d2→e2と上方を連打する展開を狙われる方が嫌でした。図で打たれた黒g8!が好手で、黒は下辺方面でかなり手得できます。39~41が白を詰める好手順。白c1なら黒b1→白f2→黒b2。白f2なら黒e1→白c1→黒b6→白a6→黒a5。白e1なら実戦の手順で、いずれも黒の簡明な勝勢です。  



  第4局 黒番。どう打つ? 
  ●龍見有希子 Tatsumi Yukiko
  ○村上 健 Murakami Takeshi

図で打たれた黒c2→白e2の交換が疑問。白にはf3の好所が残り黒c6も縦が返る悪手になっています。図では黒c7がベターでした。23以降は白がどんどん打ちやすい形になりました。  



  第5局 黒番。どう打つ? 
  ●長尾広人 Nagao Hiroto
  ○村上 健 Murakami Takeshi

序盤からずっとやや苦しいと感じていました。なんとか粘って互角で終盤に。お互い細かい石損を繰り返すシーソーゲームの末に図。ここで打たれた黒b2→白a1の交換が敗着となりました。図の正解は左上を温存して黒h7→白h6→黒h2。ここで白h3は黒b2→白a1→黒g2でブラックラインとg列を大きく取られて白勝てません。従って白はa1→黒b2→白h1と進めるしかなく、最後黒h3→白g2で黒の引き分け勝ち! 図の局面は3カ所の空きがどれも偶数空きなので黒はどの空きも先着せざるを得ないように見えるのですが、右上の石の残り具合から後々白が左上に先着して白a1→黒b2→白h1と進めなければならないことを長尾六段は見落としていたのでした。私も全く見えていませんでした。b2とc3の石の色が勝敗を分けました。 



  第6局 白番。どう打つ? 
  ●五十部真樹 Isobe Masaki
  ○村上 健 Murakami Takeshi

この試合も序盤から難しい形が続きます。図で私は白h1。もし黒g7なら白b7!が好手で黒アウト(黒g1は白h8→g8の連打)。実戦のように黒g1でも白h8→黒g8→白g7→黒a8→白b7で良し、という読みでした。しかしこの手順はb6~g1の斜めライン黒通しが災いして以下黒a1→白a2→黒b2→白a7で白4石負け。困った私は52で白b2を読みましたがこれも黒g7→白g8→黒a1→白h8→黒a2…で白2石負け。そもそも図では白b7が正解でした。黒a8なら白a7。黒g7なら白g1!で白勝勢です。52b2は勝てないことを読んで私は白h8。黒g8以下の上記手順で足りないことは分かっていましたが他に良い手も浮かびません。俎の上の鯉の気持ちで待っていると五十部二段はb2! これが痛恨の敗着となりました。以下双方最善で終局。非常に幸運な逆転勝利でした。

結果はなんと全勝優勝!! 久しぶりの優勝でとても嬉しかったです。こんどの日曜日はいよいよ全日本選手権大会です。楽しみです。